Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.21 ) |
- 日時: 2006/07/04 21:47:24
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- 「ちょっと待て。…もしあの杖が偽物だったら、」
「今頃全員死亡エンディングまっしぐら」
よかったですねぇ思ったよりいいもんぶん取れてて、と笑うイリア。 正直笑える話ではないけれど、…笑える話ではないのだけれど。
「…あははははははは―――!危機一髪だったねおじさん!」 「おじさん言うなユリウス!こっちは本気で死ぬかと思ったぞコイン空だし!」
「生きててよかったじゃない。ねぇティアナ」 「わ、私にふるな!」 「からかったら可哀想だろセフィー。ねぇティアナ」 「便乗してるじゃないか風華も!…というかっ、臭いぞ!」 「…それを言っちゃあ駄目よ」 「あー眠ィ…つーかだりィ…宿行こうぜ宿。 風呂入ってこの悪臭どうにかしてェ」
…から元気、というか、ずっと張り詰めていた緊張感が一気に抜け落ちたというか。 各々の心に重たいものかのしかかりつつある。 けれど、今はただ全員が生き延びた喜びを、味わっていよう。
「…アンタもよ、霙。おやすみなさい」 「―――……そーさせてもらうわ」
ゆらぁりと蜃気楼のように空気に溶け込んでゆく九尾の狐。 全部消えてしまう前に、照れ隠しじみた声色で叫ぶ。
「…ありがと!」
狐は少しだけ、笑うみたいに喉の奥で唸った。
●終わりです。…長すぎですね(汗) これで初ナダ戦終了です。お次の桜さんお願いしますー
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.22 ) |
- 日時: 2006/07/14 22:08:19
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- 流れていたのでご連絡。
今日桜さんからの書き込みがなかった場合、 飛ばしてお次のsedorikkuさんにお願いします。
ではではー
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.23 ) |
- 日時: 2006/07/15 16:36:08
- 名前: sedorikku
- 参照:
- ドサリと音がした。ハーヴェンそれから、イリアが倒れた。
流石に疲れたかな・・・____?
_____?_____
_____?_____
___あれ?_____
__どこだ?_____
___気持ちいい___
___うう__このまま永遠の___眠りに___いや、5分だけだから___ね?
「朝だぜおじさん!!」 イリアはビクっと飛び上がった。向こうの部屋で、どでかいユリウスの声がする。 「うわっ。止めろ。このクソがきゃ〜〜〜!!!!」 「ああああーーーーーーー」 なんたる騒がしさ。昨日大変だったんだぞ。 「おはよう。起きたね」 さわやかに風華が挨拶した。確か、妙に疲れて体洗ったら寝っちゃったんだっけ? 「イリアの準備が整ったら出発しようか?」 セフィーが武器、防具類を持ち上げながら言った。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.24 ) |
- 日時: 2006/07/15 16:55:45
- 名前: sedorikku
- 参照:
- 「結局ふりだしに戻った」
まったくもって言葉通ーり。朝食のフランスパンを食いちぎる仲間達。 宿屋には、ガヤガヤとテーブルについた大勢の異国の奴ら。 「魔導師の研究所だっけ?」 「はい」 雲雀の問いに、イリアはパンにバターを塗りながら答えた。 「こっから、イーストだっけ?」 「え?あ、はい。東です」 昨夜の激闘で、ずいぶん疲れていたようだが、それでも若さか?多少元気を取り戻している。 ハーヴェンが、スープを飲み終わりあくびをした。 「そう遠くはないんだろ?」 「はい。数日でつくと思いますよ。だいたい杖に頼ろうとしたのが 悪かったんですね。【時】とは、又別だもの」 「・・・じゃ、行く?」 風華が、イスから立ち上がり、宿屋の入り口まで歩いていった。 それからゾロゾロと仲間が立ち上がる。 「あ、ちょっと待ってよ!!!」 ユリウスがズズっとスープを飲み込んで、あわてて立ち上がった。
だいたい戦闘は嫌いだ。霙は当分疲れが溜まってぶーすか文句を言い続けるに決まってら! 「そんじゃ行きますか?」 歩き出した。
んー。終わりです。次お願いします。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.25 ) |
- 日時: 2006/07/22 19:05:17
- 名前: ヒカ
- 一同は目的地に向かい、街を歩いていた。
泊まった町の隣町となるこの町は薄暗い雰囲気をもち、人が居るのか居ないのかさえ判らないような場所だ。 栄えがぴたりと止まったように、店は放り出され、子猫が親猫を捜し歩いている。 「うわあ、ヤだなこういう場所。陰気臭い」 ユリウス歩きながら呟いた。数名頷き、同意を示す。 「さっさと抜けちゃいましょう」 セフィーが首を竦めつつ言う。 また何かに絡まれたらどうしよう面倒だよなとか皆が心の中で思っていることだろう。タチの悪い不良が居そうな祭にふらりと行くような気分。 「此処って宿あるんですかね?…いや、あってもやってないか」 「……え、日が暮れたら野宿?」 「何回目だよこういう行き当たりばったりな旅もどきは」 口々に言い始める一同。ティアナさえもまたかと口にした。 「五月蝿いな、しゃあないでしょ此処抜けるのが一番早い道なんだから!宿の為に倍の時間かけろって言うの!?」 セフィーが声を高くする。え、あ、すいませんと目を逸らしながら答える一同。何か大変だ。 暫く進んでも両側に見える店や家の景色は変わらなかった。シャッターは完全に降り、窓にはカーテン。既に息絶えた犬や猫が数匹。不気味だ、如何にも今から悪者が出てきて戦うハメになりますよ的な雰囲気。 8人の中に会話は無かった。顔を顰めて腐敗しかけている動物を見て足を速める。 しかし夜は来るものだ。辺りは暗くなり始めた。 「どうすんだよ俺ァこんな何が出てくるか解んねぇような場所で寝たかねぇぞ」 「俺も」 ハーヴェンの言葉に雲雀が賛成する。 「それじゃあ寝ずの番をどうz「嫌だね」 イリアがにっこりと笑顔で言ったが最後の一文字を言う前に掻き消された。 「ならどうするんですか。私だって寝たくありませんよなんか呪われたり憑かれたりしそうで」 「え、霙に憑かれてんじゃないn「憑かれてません」 全員深い溜息を吐く。下手に動いても先に何があるかは判らない、戻るのも何時間かかるか。 「とりあえずそこ…でどうだ?」 風華が東の辛うじて草が残った野原(最早野原とは言えない)を指差した。昔は緑が生い茂り子供が戯れていただろうに。 「……妥協しとこう」
火が燃え上がっている。 ハーヴェン、セフィー、ティアナ、雲雀が火の傍で欠伸をしながら辺りを見回し、他の者は適当な布や毛布に包まって寝ている。大体1時間程で見張りは代わることになっていた。 「…さっき銃声聞こえなかったか?」 「……変な事言わないでよ耳鳴り若しくは気のせいだと無理矢理にでも思っておきなさい」 ティアナの言葉にセフィーはノーブレスで返す。ティアナはむっとして黙った。 銃声の音が本当かどうかは判らない。ただ、それも有り得る。 セフィーが溜息を吐いた。その直後、音が聞こえた。
ザリッ
砂を踏むような音。 4人は顔を見合わせそれぞれ身を守るものに触れた。気が早いのではないかと思うが、本当に何があるか解らないのだ。 「私出る」 「私も」 ティアナとセフィーはなるべく音を立てないように音がした方へと走った。 「何だと思う?」 「………前のような奴等?」 「まさか」 小声で話しつつ、近づき、月明かりで道が照らされる。そして音を立てたものも照らされた。 「―――――こども?かしら」 シャッターにもたれかかり、座る小柄な人間らしきもの。ぴくりとも動かなかった為、ゆっくりと近づいて見てみる。 「子供だな」 黒い長い髪が顔を隠している。黒い服を纏い、全身黒ということになる。セフィーはしゃがみ込み、顔を隠す髪を除けた。 と同時に手首をぎゅっと掴まれる。 「…何するのティアナ」 「子供だからと言って油断は出来ないだろう」 「……ああそうね、ごめんなさい。でももう一つ謝っていいかしら、私こういう子供放っておけなくて」 セフィーは苦笑し、ティアナの手首をもう一方の手で握った。ティアナは溜息を吐き、手を離す。 「知らない」 「ええ」 セフィーはもう一度しゃがみ込み、子供の傍に広がっているものを見つめた。 「―――血だわ」
一夜明け、朝日が昇り始めた。陰気臭いこの街を少しでも明るくしてくれたらどんなに嬉しいだろうか。 「…捨て猫捨て犬捨て子は拾っちゃ駄目って教わらなかったのセフィー」 「あらイリア、ごめんなさい教わらなかったの」 結局連れて来た子供は右太腿に銃創があった。ティアナの聴いた銃声は間違いではなかったのかもしれない。 「また変な事に関わっちゃったらどうするのーっ」 「ごめんなさいね」 セフィーは全く悪気の無い顔をしている。イリアは諦めたように溜息をついた。 「…で、この子どうすんだよ」 「何があったか聞いてから捨てるわ、必要無いなら」 にっこりと笑顔で言うが、恐ろしい事を言っている。問いかけたハーヴェンは恐ろしいと心の底で思った。 「助けてくださって有難うございます」 皆の背後で声がし、全員びくりと肩を震わせた。 子供は白い肌に黒い長髪、海底のような青色の瞳だった。整った顔立ちをしている。髪を器用に細く二つに結び始めた。 「ええ、良かったわね死ななくて」 子供は髪を結び終え、微笑んだ。どうやら死という言葉には慣れているらしい。 「何で撃たれたんだよ」 風華が腕組みをしながらぶっきら棒に言った。子供は薄く笑むだけだった。 「それより、貴方達」 子供はにっこりと笑った。 「“運命を守護せし勇士”、でしょう?」 一同はぞっとして子供を見た。 「小娘、何処でそれを?」 ティアナは訝しげに言った。しかし子供は答えなかった。
「―――それから僕、男です」
+ 漸く期限内に。 いきなりの無理矢理な展開な上に読み辛くてごめんなさい;
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.26 ) |
- 日時: 2006/08/02 11:30:38
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- 流れていたのでご連絡。
ヒカさんの投稿が10日間ありませんでしたので、 お次の灯さんにお願いします。
それから桜さんの書き込みが3カ月以上ありませんでしたので、 脱退ということにさせていただきました。 今までありがとうございました。 また気が向きましたら一緒にリレーやりましょうね!
ではではー
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.27 ) |
- 日時: 2006/08/11 18:16:17
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ものっそ流れてたのでご連絡。
明日までに灯さんからの連絡・書き込みが無かった場合、 お次の山元さんにお願いします。
ではではー
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.28 ) |
- 日時: 2006/08/11 18:19:23
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831power/
- 改名しました。元:山元総也です。
了解しました。 もしかしたらかけないかも知れないんでご了承下さい。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.29 ) |
- 日時: 2006/08/22 00:37:14
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ●了解しましたー。
11日間経過しましたので私が書かせていただきます。
犬猫拾うのも困りものだけれど、人間とあっては更に困る。 しかもソレが手負いの状態で意味深な事を言い、 しかもしかも不思議系ショタっ子だとしたなら、 10倍くらいマズい気がしてしまうのですが。
「…はぅあ、危ない道に走っちゃいそうう」 「おいマズい気がしてるのはソッチ方面かよ」
などとキレのいい突っ込みをしてくれた雲雀。 少年の域にいるユリウスなどは白い眼差しで私を見つめてる。 …え、味方誰もいない?可愛い美少年を愛でる私の感性は誰にも理解されてない? 流石にこのまま変人扱いされるのは望まないのでごほんと咳払いをして救急箱をあさる。 警戒心むき出しのティアナを押しとどめて、とりあえずの応急処置。 しばらく消毒するさまを眺めていた少年は笑んだまま、 「巫女なのに治癒は使わないんですね」 と、(こちらからしてみれば)辛辣な言葉を吐いた。 悪気はないんだろうなと思いつつ心の奥底をブッ刺されたようなショックが残る。 しかし少年の微笑みを見つめていると、どうにもこちらまで頬がゆる…… ああいけないいけない。また危ない世界へ逝ってしまうところだった。
「…ええと…君は、どうして私達が勇士だと知ってるの?」 セフィーの優しい問いかけにも、少年はただひたすら沈黙したまま。笑顔を貼り付けたまま。 巫女殿の関係者や―――“ナダ”以外、一般に知ることはない事実。 ばたん、と救急箱を閉じた音が響く。
啼かない鴉のビー玉のような目が、ただ静かに、見下ろしていた。
●終了です。お次のsedorikkuさんお願いしますー
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.30 ) |
- 日時: 2006/08/22 12:00:00
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831power/
- 書けなくて申し訳ありません〜。
実は今部活がかなり忙しい状態でして……9月末まで書けないと思います;それまでにまた来たら飛ばしてください;; 申し訳ありません;;
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