Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.71 ) |
- 日時: 2006/11/21 20:23:33
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- 石元さんの小説をUPしました。
あんな感じで大丈夫でしょうか?
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.72 ) |
- 日時: 2006/11/22 12:34:53
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp/jp/831lover/
- おっけ〜でぇ〜っす!
ありがとうございましたっ!
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.73 ) |
- 日時: 2006/12/01 20:52:02
- 名前: 灯<
>
- ども、灯です。
テストやら何やらで気がついたら時間が無くなっており、ばっちり飛ばされかけてました! 書きますっ! 頑張って書きますからもうちょっと待ってください!
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.74 ) |
- 日時: 2006/12/05 12:28:22
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- 了解です♪がんばってくださいね!
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.75 ) |
- 日時: 2006/12/10 19:07:31
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- 漂流ログを救い隊。
などと妙にヒネってみたり。
明日中に灯さんからの連絡が無かった場合 お次の石元さんにお願いします。
ではでは
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.76 ) |
- 日時: 2006/12/11 11:03:23
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- 了解しました!
明日にでも書こうと思います。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.77 ) |
- 日時: 2006/12/13 18:35:14
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- では、期限がすぎたので書かせていただきます。
○ 召還獣、バハムート。 ティアナはその名を、心の中で、二〜三度繰り返した。そしてぼんやりと、「リオン」のことを考える。 自分達は、「失われた力」を守るために(名目上だけでも)、旅をしている。そして「リオン」が居るであろう“ナダ”は、その「失われた力」を探している。 このまま旅を続けていたら、いつかリオンに会うのだろうか。ティアナはふと考え、感傷に浸ってみる。 刹那。 ティアナは自分でも信じられないほどの速さで、起き上がっていた。 「ティアナ?」 イリアが怪訝そうに眉を顰める。少年のほうは目をまん丸にして、こちらを見つめていた。 「……顔を洗ってくる。」 どうも今日は変だ。頭の中を、リオンの黒髪が去来して見える。顔でも洗って目を覚まさねば。 大股で、川の方まで歩く。冷たい水を顔に当て、改めて水面を見ると。 そこに、黒髪の少年が居た。 「久しぶりだな、ティアナ。」 随分低くなったその声。 ティアナは、何も言えなかった。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.78 ) |
- 日時: 2006/12/14 23:43:17
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ●では書きます。
夜はいつだって冷たい。 昼間忘れていた悪夢を鮮明に思い起こさせる。 例えば、小さな頃の赤黒いトラウマ。 例えば、やりきれない心の痛み。 例えば、
そう、例えば――――…
「…はあ」
夜は嫌いだ、とひとり愚痴って、木々の間からのぞく月を仰ぎ見る。 シンと冷え切った空気。ぽっかりと闇に穿たれた白い弾痕。 眼を瞑れば遠くで吼える獣の遠吠えが聞こえてくる。
「…ねえ少年。あんたこれからどうするの?」 「それこそ聞いてどうするんですか?」 「別に気になっただけだけど」
過去が痛いから、未来に眼を向けようと思っただけだ。 なんて弱音は(元がつくとはいえ)ナダには話せないし、 ついさっきあったばかりの(可愛いとはいえ)少年にはもっと話せない。 少年はふぅむと唸って、顎に手を添える。 芝居がかった仕草にもいい加減慣れてきて、火の方へ視線をやった。
●まだ続きます
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.79 ) |
- 日時: 2006/12/14 23:44:46
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
「…まず安住の地は得られないでしょうねえ。 秘密主義のナダですから、僕は邪魔でしかない。 しばらく逃亡して…成長期を迎えてどかんと変貌したら、 少しは安心してひとところに留まる…こんな感じですかね」
「…案外しっかりしてンのね、未来予想図」 「当然です。生きてきた世界が世界ですから」
サラリとそんな事を言ってのけているが、実際はそうそう簡単ではないのだろう。 ナダ。一般からは遠く離れた活動をする、不透明な組織。 脱走しても次々に情報が漏れないよう追っ手がかかってきて 夜も安心して寝ていられなくなる…。
「ああ、同情なんてごめんですよ? 僕は僕の意志で決めて逃げてるんですから、 大変だとか可哀想だとか言われる筋合いないですから」
「……ああそうかい。強いね」 「おや。あなたは自分の選択を他人の所為にする人ですか」 「いや違…、あー、どうだろ。断言できないかも」
崖っぷちまで追い詰められて、それでも自分の決めたことに対して一切の言い訳をしない。 そこまで出来る勇気がはたして私に宿っているのだろうか。 ううんと唸って眉間に皺をよせる私をくつくつと笑って、少年は、口を開いた。
もしかしたら私をからかうつもりの言葉だったのかもしれない、 もしかしたら私を慰めるつもりの言葉だったのかもしれない、 もしかしたら、何か、もっと、別の。
銀が奔る。 灯した焚き火の明かりを反射して紅く赤くきらめき、一閃。 ソレとは違う赤が、舞 う。 枯れた草に倒れこむ華奢な矮躯、から、どくりどく、りと。 広がる、の、 は 。
「――――…よく喋る口だ」
聞き覚えの無い低い声。
●まだまだ続きます
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.80 ) |
- 日時: 2006/12/14 23:47:45
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
眠っていなかった仲間たちがすぐさま体を起こし、 声がした方向を睨みつける。闇から僅かに見えるのは、肌の白さと瞳の鋭さ。 翻る、同じ色の赤いマント。
「…ティアナ」
ティアナが、いない。 気づいた瞬間思わず呟いた名前に、目の前に現れた男の体が少しだけ反応する。 仲間達が互いに目配せをしあい、ティアナが向かった方へ走り出そうとしたが、 少年を襲ったものと同じ異様な斬撃に妨害される。
「動くな。…生憎受けた命令はそこの男を殺せ、という事だけだが、 お前達を殺す気が全く無いわけではない」
誰かの怒声がきこえた。獣の遠吠えに似た声は沈みきった森によく響く。 刃のひかり。炎の反射。血の。鉄臭い。 (弾丸に穿たれた夜空。薄光りする満月。 誰かが流した命のように、あの日も、) 聞き取れない叫び。逃げろなのか助けてなのか、それすらわからない。 声。こえ。こえこえこえ。
「あ、あああああ…――――!」
夜は―――嫌いだ。 思い出したくも無い封印された過去を、 否が応でも引きずり出すから。
●終わりです。 蛇足として、イリアは幼い頃両親が目の前で殺されたトラウマが蘇ってパニック状態に陥りました。 では続きお願いします。
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