Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.51 ) |
- 日時: 2006/10/03 21:55:56
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ちょこっとご連絡です。
専用ページに『大雑把な全話あらすじ』を載せました。 話を把握できればいいかなと思って作ったのですが、 あまりの大雑把さに眩暈がした方はご連絡ください…!
ではでは
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.52 ) |
- 日時: 2006/10/04 12:02:23
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- どうもありがとうございます!
いえ、把握できました〜♪
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.53 ) |
- 日時: 2006/10/08 22:13:17
- 名前: 灯<
>
- 人物設定が必要らしいのでとりあえず。
名前:ハーヴェン=リディアス 性別:男 年齢:26歳 特徴:隻眼。潰れた右目には縦に傷が走っている。目は薄い青で、瞳孔がやたら細い。髪は元気よく立ってる。色は濃紺。割と短め。いつも簡単な服ばっかり着ている。 性格:無駄口は叩かないが、ツッコミは鋭い。棘のある言葉を使いがち。ネコが大好き。 武器:「属性」を込めたコイン。投げつけると色々発動。(爆発が起こったり、水流が生まれたりする) 生い立ち:元々はマジシャンで、酒場なんかで働いていた。独り身だが、両親は健在。コインを仕込んだのは父親だが、後に自分よりも技術が向上した息子を妬んで、ハーヴェンが16の時右目をナイフで潰し、ハーヴェンは家出した。 ある日猫を助けようとして失敗、マンホールの蓋が開いてたところに落っこちて、こちらの世界に来てしまう。 片目の分、右側は死角。そっちの反応は遅れがち。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.54 ) |
- 日時: 2006/10/08 22:21:22
- 名前: 灯<
>
- そしてイオ。
名前:イオ=リディアス 性別:男 年齢:28歳(結構オッサンやな) 特徴:ニヤリ笑いが常。黒ずくめも常。 武器:ダーツ(属性込) 生い立ち:小さい頃に家族と引き離されて育った。 人間らしい育てられ方をされなかったため、歪んだ性格の持ち主。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.55 ) |
- 日時: 2006/10/08 22:47:33
- 名前: 灯<
>
- ●短いけど書きました。
「知りたいですか?」 少年はにこり、と笑って尋ねる。 「そりゃもう!」 「むしろ教えろ!」 イリアが嘘のように下手に出、雲雀は少年に詰め寄る。 そして、その少年は二人に全く崩れぬ笑顔を向けて。
「じゃ、90万ヒア払ってください♪」
1ヒア≒10円
………
「おいキサマ」
巫女は急にめいっぱいドスを利かせた声で少年に詰め寄り、その胸ぐらを掴んだ。 「キサマ私らの財布事情わかってんのか、あぁ?」
「そりゃ分かりますよ♪ でも、あなたの背後には巫女協会が控えてるわけでしょ? 結構、そっち頼りになりません?」
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.56 ) |
- 日時: 2006/10/08 22:47:49
- 名前: 灯<
>
- ぴたり、とイリアが止まる。
沈黙。
3秒。
「キッサマアアァァァ! たかが雑用係みたいな巫女にそんな大金請求できる訳ねーでしょーが! だいたい魔導書一冊買えるかどうかも怪しいってのに!」 「じゃ、魔導書見つかったらどうする気だったんですか?」 「立ち読む。驚異の記憶力で頭に叩き込む。以上」 セフィーの問いにズバシ、と答えるイリア。 溜息をつくのはハーヴェン。 「ったく、付き合ってられねぇな」 がしがしと頭を掻き、少年の前にしゃがみ込んだ。 「……リディアスに似てますね。兄弟ですか?」 「…………」 ハーヴェンは渋面でそれを受け流し。 「セフィーが助けた分、負けやがれ」 「もう既にその金額は引かせていただきました」 「てめぇ自分がどういう立場かわかってんだろうな」 「そりゃもう十分分かってますよ。だけど僕はさっきそこのお姉さんのナイフを木っ端微塵に 砕きましたよね? あれどうやったか分かります?」 ハーヴェンは黙り込む。 それに満足そうに少年は笑むと、言った。 「僕はですね、モノを粉塵にするのが得意なんですよ」 「…………」 「範囲が及ぶのが狭いってのが難点ですがあなたくらいなら今ここで粉に出来ますよ?」 「…………脅しだな」 「はい、脅しです」 少年の笑いは崩れない。 ハーヴェンの渋面も直らない。
そして、ハーヴェンは呟く。
「………金と労力、どっちを惜しむべきだ?」
二者択一。銭失いは死への急な坂道。
どうする?
●では次お願いします。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.57 ) |
- 日時: 2006/10/10 10:39:19
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- では、書きまーす!
● 「…仕方がない。私が払おう。」 心底がっくりしたような表情で、ティアナがつぶやいた。 アサシン時代、あんなことやこんなことをして稼いだ金だ。 「良いのか?」 ハーヴェンが目を細める。 「使わんからな。金がこんなにあっても。」 さらりと言い切り、ティアナは少年に金を渡す。ひいふうみいと金を数える少年を見ながら、ふと自分の昔の姿を思い出した。 「それでは、教えてもらおうか。“ナダ”の情報を。」 そんなことを露ほども感じさせない態度で、ティアナは少年に尋ねた。 「良いですよ。では、どこから話しましょう…。」 しばし考えてから、少年は話し始めた。 “ナダ”には、気をつけるべき幹部が3人居るのだという。一人はさっきハーヴェンたちを襲ったイオ=リディアス、一人はさきほどイリアたちが会ったというレイニィ、そしてもう一人が、一番恐ろしい幹部だということだ。 「どんな奴なんだ?そいつは。」 少々嫌な予感がしたが、あえてティアナは聞いた。遅かれ早かれ、知ることになるのだから。 「そいつは剣に優れた男なんですが…何より、相手の弱点を突いてくるのが嫌な所なんです。名前は…。」 直後、ティアナは背筋が凍る思いになった。 「リオン。」 それは、ティアナが唯一愛した男の名だった。
● 何か変ですみません……! では次お願いします。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.58 ) |
- 日時: 2006/10/10 10:43:03
- 名前: 石元総音◆OMBM0w5yVFM
- 参照: http://pksp.jp/831lover/
- 一応、リオンのキャラ設定です↓
名前:リオン 年齢:15歳 性別:男 性格:勝つためなら手段をいとわない冷血男だが、愛する者は守り抜く強さももつ。ティアナが昔愛した男で、3年前死んだと思われていた。 容姿:TODのリオンをイメージしていただければ!黒髪、女顔、赤マントと。
もしかしたら後で追加するかもです。
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.59 ) |
- 日時: 2006/10/10 21:16:49
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ●TODのリオン…!(悶)素敵です…!
「リオン」の項目更新しましたー、追加の際はご連絡ください。
「リオン」。
その言葉が口に出た途端、ティアナから一切の熱が消えうせた。 顔は今にも倒れてしまいそうな程青白く、 今まで見たこともない大きな動揺を見せている。 ―――駄目だ。 何が駄目なのか自分でも理解できないけれど、 これ以上この少年に喋らせてはいけないと咄嗟に判断した。
「…今日はここまで!90万ヒアの話を一気に聞いちゃ勿体無い! それに忘れてたけれど怪我人なわけだし、とっとと夢の世界へ旅立ちましょう!」
わざとらしい、と自分でもわかってはいたが、どうやら仲間たちも同じ心配をしていたらしい。 それぞれがわざとらしく理由をつけて寝仕度を始めた。
* *
その夜。交代で火の番と見張りをしていて、今は私の時間。 何故か眠らない少年をちらりと横目で見ながら、 すっかり眠り込んでいる仲間達を見回す。 …いや、違う。眠ったフリをしている仲間達、だ。 私が頼りないとかじゃなくて苦悩があるから眠れないのだろう。 …考えてみればこのパーティ、おたがいの諸事情を詳しく知らないんだった。 当たり前のように連れ添って旅をしていたから全然気がつかなかった。 …誰も、お互いの闇を知らない。だけど信頼は、ある。
●続きます
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Re: オリジナルでリレー小説しています3 ( No.60 ) |
- 日時: 2006/10/10 21:17:17
- 名前: 夜雲
- 参照: http://www.geocities.jp/yoruko930/
- ●続きです
「…不思議なパーティだな、ホント」
呟けば、今頃気づいたんですか、と予想外の人物から返事が返ってくる。 驚いて返事の主―――目の前の少年を凝視すれば、にこりと笑顔を浮かべて 「今頃気づいたんですか」と再度同じ文句を同じ抑揚で繰り返す。
「子供に獣フェチに地雷踏み、目下不明に死の使徒にアサシン、 必要なんだか必要じゃないんだかわからない落ち零れ巫女。 敵対する相手はあの“ナダ”。…こんな珍妙なパーティ、滅多に見られませんよ」
…褒められてるんだかけなされているんだか嗤われてるんだか。 少年の変わらない笑顔からは意図が全く読み取れない。 はあとため息をついて立ち上がり、ばたばたと砂を払って、軽くストレッチをする。 しばらく動かしていなかった腰の骨が心臓に悪い音を鳴らした。
「…ねえ少年、名前は?」 「落ち零れの上にショタコンですか」 「勘ぐり過ぎだ、そこまで性格破綻してねぇよ」
しまった、素が出てしまった。巫女は丁寧な口調が売りだと言うのに。 …口を押さえて目一杯後悔していると、少年はくつくつと笑みを零して、 コロリとときめいてしまいそうな素敵な笑顔で、言った。
「僕の名前は―――高いですよ?」 「死にやがれ、…です」
●終わりです、次sedorikkuさんお願いしますー
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