Re: 異世界大戦記その5 ( No.109 ) |
- 日時: 2010/03/03 20:13:46
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- その頃、完全に忘れ去られている明日菜達の方では………
修治「おいおい…、こいつらはまさか…!!」 明日菜「何なのよ!?いきなり湧いてきちゃって!!」 刹那「こいつらから、霊力の様なものを感じます…。ですが、[死者と生者]の両方とは…」
こちらは、ゴーディラスがコルイングより借り受けた[黒鎌処刑隊]のメンバー数名と改造ヴェルレイド十数体を明日菜達に放ったようだ。
修治「こいつらは、ヴェルレイドっつって…もともとはとある異世界の悪霊―[虚(ホロウ)]って奴等が進化したものさ。」 明日菜「…って事は…修治達の敵でもある訳ね?」 修治「ちなみに、俺らがあいつらと初めて戦ったのは…[どっかの元死神の部下が治めてる真っ白な宮殿の中]だったな…?あん時に偶然出会った、死神達に助けてもらわなきゃヤバかったぜ…。」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.110 ) |
- 日時: 2010/03/05 23:06:45
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- ???「へぇ〜、そうなの。じゃあ僕らなら数分で勝てるかも」
修治「ッ!?この声は・・・・・・・(汗)」
突然後ろからかなり能天気な声が聞こえた途端、修治の顔を手裏剣が掠め、数体のヴェルレイドの頭に刺さり爆発。そして修治の隣に瞬時に移動する。
???「おりょ?思ったよりも弱いね、この程度の攻撃で吹っ飛ぶなんて」 修治「か、カービィ師匠!!!」
刹那「カービィさん!!無事だったんですね!?」 ???「アタシ達もいるよ!!!」
途端、ヴェルレイド軍に無数の魔力球が炸裂し、軍の大半を壊滅させ、修治たちの前にスバル、ギンガ、ティアナ、エリオ、キャロが出現する。
スバル「みんな、大丈夫!?」 ティアナ「怪我はしてないみたいね!?」
修治「スバル!!スバルじゃないか!!それにティアナも!!」
カイ「スバル・・・・?」 カービィ「あ、カイ君は知らないのも無理はないね。彼女らは僕の友達の教え子さん達で結構強いよ?あ、自己紹介は後でお願いね?」
カイ「は、はぁ・・・・・・」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.111 ) |
- 日時: 2010/03/05 23:49:00
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 黒鎌処刑隊A「ば、バカな!?この数を一瞬で[半分以上]も殲滅だと…!!?」
黒鎌処刑隊B「くっ、まさかの援軍か…。だが、こちらとて嘗めてもらっては」
カービィ「あーもう煩いよ?さっさと死んで♪こっちもこの後も[大事な用]が控えてるから。」
カイ「…俺らの出番は…?」 修治「はは… 、この人達が来た時点で…無しじゃね?」 明日菜「でも、思ったより早く合流できそうだからいいじゃない♪ね、刹那さん?」
刹那「ええ…、鏡夜さんに会うまでは…こんな所で死ぬ訳にはいきません!!」
カービィ「さあ、一気に倒しにかかるよ。皆、準備はいい?」
さすがに、実力的・頭数的にも向こうが勝ってしまっていてはヴェルレイド軍の全滅は必至だった。その中の隊長格らしきヴェルレイドは部下達に撤退命令を出す。
黒鎌処刑隊長「くそっ…予想より早く仲間の救出があるとはな…。こうなっては仕方ない…、ここは一時撤退させてもらう。上に報告をしておかなければな…?」
そう言って、残ったヴェルレイド達と共に[ネクロス・グループ]のとは違う形の転移陣を出し、その場を去った。
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.112 ) |
- 日時: 2010/03/06 23:08:14
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- スバル「あ!!待て!!」
カービィ「放って置きなさい、深追いは危険だからね」
逃げた相手を追いかけようとしたスバルを諫めるカービィ。
刹那「それにしても驚きです、あの転送の後どうなったんですか?」 カービィ「うん、あの後僕は偶然近くの森に落ちてスバル達と出会ったんだよ」
エリオ「それにしても驚きました。まさか僕らが待機している間にそういう事が起こっていたなんて」 修治「まあそうだよな。・・・・・所でお前ら、どうやって此処に?」
キャロ「はい、マスターに頼んで此処まで転送してもらったんです」 ギンガ「私達以外にもブライト君達やガノンさん、ミュウツーさん、マルスさん、ロイさん、アイクさん、ピットクン、メタナイトさん、そしてヨッシーさんとクッパさんが此方に、残りのメンバーは現在世界各国で散り散りになって戦っています」 明日菜「成程ね、大体わかったわ。じゃあ早く氷牙達と合流してさっさと行きましょ?」 カービィ「いや、その必要は無いかもね。ねぇ、早く出てきたら?」
そう言ってカービィは後ろを向いて言う、すると茂みの中からはエリーが放った部隊が数体出現する。
RF兵「お手並み拝見させていただきました、我らはエリー隊長の命令であなた方を迎えに来ました」 修治「へぇ、なかなか手っ取り早いじゃねぇか。何か裏でもあんのか?」
RF兵「いえ、此もちゃんとした命令ですので、裏とかそう言うのはありません」 カービィ「なら安心したね、じゃあ僕は後で行くからみんなは先に行っててよ」
刹那「え、何故ですか?」 カービィ「ん?ちょっとヤボ用があってね。大丈夫、すぐに追いつくよ」
RF兵「そうですか・・・・・では念のために地図をお渡ししますので、受け取って下さい」
そう言って兵士はポケットから地図を取り出しカービィに渡す。
カービィ「OK、じゃあ僕は用事を済ませてくるからみんなは先に行っててね」 ティアナ「了解、カービィさんもお気を付けて」
そしてみんなは兵士が用意した高速車両に乗り込み、カービィを後にする。
カービィ「・・・・・さてと、ねぇ、そこにいるのは分かってるよ?出てきたら?」
前を向き、茂みのある方へと声をかけるカービィするとそこから金色の長い髪をした仮面の女性が出現する。
女性「・・・・・よく私を見付けれましたね」 カービィ「まぁね、僕はみんなの中で感知能力が高いから」
そう言って女性を見るカービィ、見たところ年齢的にはなのはと同い年に見えるし豊満な胸もある、しかしカービィが疑問に思うのはそこではななく
カービィ「・・・・ねぇ、君は何で僕の友達(フェイト)と同じような格好をしてるの?」
そう、女性は仮面を除けば髪型といいバリアジャケットといい持ってる武器といい、色はすべて白を主張としているが紛れもなくフェイトと同じ格好をしている。
仮面「・・・・・・ノーコメント、と言います」
カービィの質問に答える訳もなく、女性はバルディッシュに似た武器を構える。
カービィ「やっぱり戦う訳ね・・・・・・」
そう言ってカービィは背負っていた大剣[アロンダイト]を構える。しかしカービィの頭では一抹の不安が過ぎる。
カービィ「(それにしてもどう戦おうか・・・・・僕実は女の子を攻撃することできないし、かといって攻撃を受けるわけにはいかないし・・・・・というか僕打撃に強いけど斬撃に弱いしなぁ・・・・・雷属性の攻撃には粗方耐性とかあるけど炎や氷には弱いし・・・・・・相手は何使うか分からないからなぁ・・・・・どうしよう)」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.117 ) |
- 日時: 2010/03/08 18:24:54
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「…それは[アグニム勢]に操られたフェイトさん本人ですか?それとも、[ゴーディラスが本人のデータをもとにして造った人造人形型のヴェルレイド]…という流れですか?」
ルイギ「アホ、ここでネタばらしたら面白みがねえだろ…。」 忠「…なかなか、話を繋げるのって難しいんですよね…?」
・ ・ ・
一方、ゴーディラス(影の人形)の前線拠点では………
ゴーディラス「まさか、[両部隊の大半が瞬殺]されて残った奴等は一時撤退とは…。[内部の不穏分子及び敵対者の迅速なる排除]をモットーとする[黒鎌処刑隊]の奴等、大して役に立たんな?」 コルイング「…貴様の[黒死凶兵団]の者達も、殆どが瞬殺されてるぞ…。改造にこだわるからこうなる…。」 ベノム『つまりは、お互い様と言う事さ♪』
ゴーディラス「…ふん、まあ奴等の戦力が予想以上のものだという事が判明した…。特に属性魔王神どもが一番の脅威だな…だが、我等はそうそう甘くないぞ?必ず貴様等は我ら[ヴェルレイド軍]に敗北する事となるのだ…クフフフフ〜♪…む?」 コルイング「…どうした?」 ベノム『おっ、何かあのピンク髪の奴の前に現れた金髪の女、斬り甲斐がありそうだぜ〜♪』
ゴーディラス「…まあ、どうせ我等とは違う別の勢力の者だろう…。だが今は、情報をもっと集める必要がある…。」
彼等の眼前のモニターに映るのは、武器を構えた金髪の仮面の女性と対峙するカービィの映像だった。
ゴーディラス「(…クフフ…、我が部隊の兵達にはあらかじめ[カメラの役割をする寄生虫]を何匹か仕込んでいるのだ…。たとえ本体が滅されても近場の草むらに逃げて、周囲の様子を逐一こちらに報告する様に[品種改良]しているからな…?それに、どのみち属性魔王神どもの仲間の身体にも[同種の寄生虫]が何匹か忍び込んでいるからな♪それが、敵の拠点の位置を知らせてくれるのをただ、待つのみ…。それに存在がバレても、即座に消滅する様にしてあるし…。)」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.118 ) |
- 日時: 2010/03/09 17:10:24
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- 女性「いやあああああああああああああ!!!!」
−ガキィン!!−
カービィ「ッ!!」
女性が先に仕掛けたのを合図に、カービィはアロンダイトを構えて何とか防ぐ。
カービィ「ハッ!!」
−ブンッ!!−
女性「甘いです!!」
『Spear torpedo』
カービィの斬激を避け魔法を発動する女性、するとカービィの周りに無数の雷の槍が出現しカービィに向かって放たれる。
カービィ「[ミラー]!!」
寸前、カービィはミラーのコピー能力を使い、鏡による瞬間移動で何とか回避する。
女性「コピー能力・・・・・受けたり吸収した相手の能力を記憶してそのまま使う能力ですか」 カービィ「そういうこと、[ファイア]!![フレア・シュート]!!」
再度コピー能力を発動するカービィ、今度はカービィの前に魔方陣が出現し、女性に向かって無数の火炎弾が放たれる。
『Protection』
しかしそんな攻撃も寸前で出現したプロテクションの前でかき消される。
カービィ「だったら!![メタル]!!」
途端、カービィの全身が鋼鉄のようになり、女性に殴りかかる。
女性「ハッ!!」
しかしその攻撃も女性は寸前で見切り、カービィの腕を掴んで背負い投げの要領で投げ飛ばす。
カービィ「グッ・・・!!まだだ!!」
しかしカービィはそれを逆手に取り、反転して目の前の樹を蹴り、女性に突撃する。
カービィ「ハァァァァァァァァ!!!!」 女性「やあああああああああああああ!!!」
2人は武器を構えて切りかかる、そして2つの武器がぶつかり合い火花が飛び散る。
カービィ「ぐぐぐ・・・・・技も似てる・・・・・君本当に何者?」 女性「ですから・・・・・ノーコメントといってるじゃないですか」
そんなやり取りを交わしながら2人は距離をとる。
カービィ「(・・・・・本当に何者なんだあの子、姿はフェイトに似てるけど魔力の波長や魔力色は全く違うし・・・・・・かと言ってこの波長はクローンや人造人間のでも無い純粋なものの奴だし・・・・・)」 女性「余所見してる暇はありませんよ!!ローチン!!」
『pursuit Torped!!』
カービィが考え事をするほんの一瞬、女性は魔方陣を出現させ魔法を発動、デバイスに電撃の力が宿る。
カービィ「しまっ・・・・・!!!」 女性「襲い!!トローペッド・プラスィート!!!」
−キュガアアアアアアアアアアアアン!!!−
カービィがガードしようとしたその瞬間、女性はそのままデバイスを振りかぶる。瞬間、巨大な刃の如くデバイスから巨大な光の刃が出現し、木々を薙ぎ倒し、地面を抉りながらカービィを襲う。
女性「ふぅ・・・・・」
構えを解除し、女性がデバイスを取り巻いていた電撃を振り払う。そしてその目の前はもはや跡形も無く自然ごとなぎ払われている。
女性「・・・・・どうやら跡形も無く消滅したみたいですね」 カービィ「へぇ、誰が?」
女性「ッ!?」
突然カービィが後ろから声をかけたのに驚き振り向く女性、しかしそれを見逃さずカービィは腹部に鉄拳を叩き込み、女性を吹っ飛ばす。
女性「ぐッ!?・・・・どうやって避けた・・・・!!」 カービィ「僕のコピー能力には地中を掘り進むことが出来る[アニマル]の能力がある、すまないけど使わせてもらったよ」
つまり、カービィは回避不能とその場で判断した瞬間、すかさずアニマルのコピーを発動、ダメージは避けられなかったが何とか回避することができたのである。
カービィ「さて、まだやるなら僕は手加減しないよ?もっとも、あと数十分だけどね・・・・・」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.119 ) |
- 日時: 2010/03/15 17:41:05
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ゴーディラス「クフフフ…、さすが[スマッシュ・ブラザーズ]の最強戦士達…[レジェンド]の一人と呼ばれるだけはある…。だが、奴の能力は発動するのにほんの少し間がある。つまりは…」
・ ・ ・
カービィ「っ!?」 コルイング「…貴様の首、狩らせてもらう…。[任務遂行]の為に…」 ベノム『しゃああ〜!!斬り刻んだるぜぇ〜!!?』
ズドゴォオオッ!!!
突然、転移陣で背後から現われたコルイングの奇襲。さすがのカービィもほんの一瞬隙を突かれてしまうが…
カービィ「ったく…、転移陣での奇襲とは―かなりズルい方法だよね…?」 コルイング「…お互い[掠っただけ]とは…、見事な反応速度だ…。」 ベノム『ちっ、もうちょびっと速けりゃ確実に殺れてたのによぉー!?』
あの一瞬で、カービィはすかさず[ソード]の能力で反撃するも、コルイングの素早さにより互いにかすり傷だけに終わった様だ。
女性「…いきなり現われて…あなた達は、誰…?」
コルイング「…そちらこそ、誰だ…?我ら[ヴェルレイド軍]にも女性ヴェルレイドはいるが…貴様の様な奴は見た事がない…。[他の闇勢力の者]か、それとも…」
カービィ「ちょっと…僕の邪魔するなんて、あんた…覚悟できてる?」 コルイング「…任務を続行…。(この[影の人形(クレードル)]越しでは、本来の実力は充分には出せんな…。しかし、相手の戦闘技能などの情報収集は必要…。それが、今回の任務の内容だからな…。)」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.120 ) |
- 日時: 2010/03/16 09:51:19
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- カービィ「(この感じ・・・恐らく此奴ら、スタジアムに無差別攻撃を仕掛けた奴らの仲間か幹部って所か・・・)」
現在の現状を素早く解析し、かつこれからどう対処するかを考えるカービィ。
カービィ「(現状からしてまずいな・・・先ほどの戦いで体力はかなり削り取られてるし・・・全快なら此奴らを倒すのは容易いけど・・・さてどうしたものか・・・)」 ベノム『余所見してんじゃねぇぞオラァ!!!』
カービィが考え事をしている最中ですら攻撃を仕掛けてくるべノム、しかしカービィは何も見ずにそのまま攻撃を片手で受け止める。
べノム『ぎひぃ!?』 カービィ「(コイツら、見たところ接近戦オンリーか・・・だったら・・・)コラコラ、君も余所見しちゃ駄目だよ?」
べノム『ぎぎぃ・・・・!!しゃらくせぇぇぇぇぇ!!!!』
カービィの簡単な挑発に乗り攻撃を仕掛けてくるべノム、しかしカービィはそんな攻撃を容易く避けていくため、さらに切れたべノムはさらに攻撃を仕掛けてくる。
べノム『避けてばっかりしてんじゃねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!』 カービィ「(やっぱりだ、コイツ見た目道理単純だ・・・!!)じゃあお言葉に甘えて!![スープレックス]!!」
べノムが切れて攻撃してきた途端、すかさずカービィはスープレックスの効果を発動、べノムを掴んで上空へ投げ飛ばす。
べノム『なああああああああああああ!!!???』 コルイング「・・・あの馬鹿が・・・!!」
カービィ「ここからは僕のオリジナルだよ!!」
瞬間、カービィが腕を水平に伸ばすと、体中から光が発せられ、目の前に魔法陣が出現する。
カービィ「必殺!!此が僕の超奥義!!!」 女性「・・・あの人、死にましたね・・・」
カービィ「全力全快!!アストラル・ブレイカぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
−キュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!−
そう叫んでカービィが魔法陣を全力で殴るような仕草をした瞬間、魔法陣から巨大な緋色の魔力光線が発せられ、ベノムを飲み込む。
べノム『ぎぎゃあああああああああああああああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
そして魔力波に飲み込まれたべノムは細胞一つ残さずに消滅した。
カービィ「ふぅ・・・・これなのはちゃんのSRBより威力低いけど相当魔力いるんだよねぇ・・・・」
そう呟くと、今度はコルイングの方を向く。
カービィ「さて、君も来る?そうだったら全力で相手するけど?」
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.121 ) |
- 日時: 2010/03/16 22:47:25
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- コルイング「…何か勘違いをしている様だが、ベノムは我が魂術にて具現化した武器―[大鎌ベノム]…。先ほどのは、それを人形型にして遠隔操作をしていたまで…。」
すると、コルイングの手に自らの影が集約し始め、そこには大鎌の形のベノムがいた。
ベノム『ちっ、不覚を取っちまったぜ…?』 カービィ「っ!?」
コルイング「…という訳で、今度こそ貴様の首を狩る。その後で、そこの女もだ…。」
女性「…やはり私は、逃がさないって訳ね…?」
コルイング「…先に言っておくが、先の[先遣部隊の者達と同じ実力]と思っているのなら…それは間違いだ…。我等は、[ヴェルレイド軍]の中でも…我等の創造主である[暗黒神様]に選ばれし[最上級戦士]の一人―先の[黒鎌処刑隊]を纏める者である…。」 ベノム(大鎌バージョン)『嘗めてっと、首チョンパどころじゃねえ―[バラバラ殺人風]に斬り刻まれる事になるぜ!?…まあ、コルイングは[最上級戦士]の中じゃ[六番目の強さ]だし、この場にいるのだって[本物じゃねえ]し?』
カービィ「…どういう事?」
ガラァアンッ!!ゲシッ!!
余計な事を喋ったベノムを地に落とし、コルイングはその刃を折らんばかりに踏みつけた。
ベノム『いぎゃああああ!!?折れる折れる、余計な事言ってすんませんでしたぁああああ!!!』
カービィ「(…何やってんの、こいつ…?何[武器と漫才]してるの…!?以外と、こいつらってどこか抜けてるのかも… )本物じゃない…という事は、ここにいる君はどこか遠い場所からその偽者の身体を操作してるって事かな?」 コルイング「…これ以上の情報は与えん…!任務を遂行する…!!」 ベノム『…ったく、すぐ俺を踏みつけんだからよ〜?…どうせ斬るなら、女の方が良いなぁ〜♪あの柔かい肉を斬った時の感触が堪らん…』
そして、また同じ目に遭うベノムであった。
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Re: 異世界大戦記その5 ( No.122 ) |
- 日時: 2010/03/20 22:58:24
- 名前: ミクトラン二世バックアップ
- ???『・・・それはそうとカービィよ、これ以上の戦闘は流石に危ない、早めに合流した方が得策だ』
突然、カービィが持っている剣から凛とした男性の声がした。彼の名はアロン、カービィが装備している[真の力を解法すれば星すら消滅、再生させる輪廻の剣]アロンダイトに宿っている[元一人の心優しき魔王]の魂であり、現在はカービィに[あーちゃん]とよばれながらもサポートにまわっている。
カービィ「そんな事言われてもねぇあーちゃん、今の状況で逃げるのは少し難しいかもしれないよ?」 アロン『確かに、しかし世の中には[当たって砕けろ]ということわざがある、だから何事もその意気でやれば何とかなるものだぞ?』
ベノム『ああ?てんめぇ何だよ、あ?さっきからくちゃくちゃと訳の分からん言い方しやがってよぉ!?』 アロン『ふむ、紹介が遅れたな、我が名はアロン。この剣に宿りし者だ』
ベノム『様はただ単に死んでそこら辺にあった鈍剣に宿っただけの老いぼれってか?ひゃっはぁ!!お笑いだぜ!?』 アロン『いや、この剣は嘗てはとある名高い魔王神に作って貰った聖剣であり我は自分の意志でこの剣に魂を宿して居るし我が事実上死んだとされた年齢はまだ4235の時だぞ?その時はまだバリバリ若かったが?』
ベノム『・・・は、ハン!!ま、まぁ俺様も昔は名のある奴が作ったものだしな!!しっかしお前何だか鈍い輝きしてんなぁ!?俺様なんざ様々な奴等の血を吸って真っ赤に輝いてるのによぉ!?』 アロン『?我の刃の素材はとある魔界の最果ての地でのみ採れなかったとされる究極の鉱石である[アルシード鉱石]をふんだんに使ってあるしこの色はダークブルーと呼ばれる色だが?』
ベノム『・・・・・・っけ、っけぇ!!な、何が究極の鉱石だよばぁか!!俺様なんてよぉ、俺様を求めて何人もの血が流れてるんだぜ!?それほど有名なんだよ!!俺様はよぉ!!』 アロン『うむ、確かに昔はそれほど欲の深かった者がおったな、我も昔はそのような者たちが我を求めるあまり戦争を始めたりとかしておったなぁ・・・そういえば1度だけ我が原因で魔界同士の争いが起こってその2つの魔界が消滅してしまったこともあったなぁ・・・それ以来我は魔王クリチェフスコイの手に渡り、その後は純粋な心を持つカービィの元に渡ったが・・・』
ベノム『・・・・・・・・・』
あまりにも天然なアロンに唖然とするベノム。
覇王剣[アロンダイト]・・・かつて、とある魔界の有名な魔王が作り上げた剣。星破壊の剣と呼ばれていた事もあり、間違った力を解法すれば星さえ消滅させる程の威力を持った魔剣。現在はクリチェフスコイの手により力を封印され、カービィの一族が管理している。状況に応じて様々な武器にまるでパズルのように組み替える事も可能で[8つの顔を持つ剣]とも呼ばれている.
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