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異世界大戦記その5
日時: 2009/12/04 23:27:54
名前: 孝(たか)

やってきました第5弾!?

かっ飛ばせ!

葬れ!

血祭りだ!!

古の三邪神。

残るは二体!

さぁ! 開幕だ!!


『スタート!!!』

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Re: 異世界大戦記その5 ( No.48 )
日時: 2010/01/05 23:28:03
名前: 孝(たか)

ライ「よく言うだろ?」

拓也「ん?」

ライ「弱肉強食って」

拓也「本気で食うなよ!?」

カノンノ「まぁまぁ…」

シェリー「モグモグ…モキュモキュ…サクサク…ゴックン。うにゃ〜〜。お腹、いっぱい。」

ポンポンと少々大きくなったお腹を叩くシェリーだった。
Re: 異世界大戦記その5 ( No.49 )
日時: 2010/01/23 23:03:42
名前: ミクトラン2世バックアップ

ヴィヴィオ「・・・・・あれ?」

ふと、ヴィヴィオはミハルを見て首をかしげる。

赤「?どうしたのヴィヴィオちゃん」
ヴィヴィオ「この人・・・・・・デバイスを持ってないよ?」

言われてみれば、氷牙も気絶しているミハルを見るが何処にもデバイスが存在しない、というより最初から持っていないように見える。

氷牙「エリー・・・・この子デバイスを所持してないように見えるんだが・・・・?」
エリー「ああ・・・・・・この子はデバイスを所持していない・・・・・」

凛「?デバイス・・・?」
氷牙「特殊な端末だ。ミッドチルダの人間はそれを使って魔法を使うんだ」

エリー「ああ・・・・そしてこの子はデバイスを所持していない・・・・・持っていたが無くなったんだよ・・・・・」

氷「・・・・・何?」
エリー「こいつはな、スバルたちと同じ時期に入隊したんだ・・・・・・・その間コイツはこの性格と持ち前の運の悪さで先輩達に嫌がらせを受けていたんだよ・・・・・さらにその後だ・・・・・やっと貰ったデバイスをその上司に破壊されたんだよ・・・・・」

氷「!・・・・・何?」
エリー「しかもそれが原因でコイツは本来入る予定だった部隊に入れず、終いには雑用にまで降格してしまった・・・・・・・」

凛「・・・・・最低ですね、そいつ」
エリー「ああ・・・・・・そしてそれから数ヵ月後、私は不憫なコイツを私の部隊[GRAY WOLF]に入隊させて私の側近にした・・・・ちなみにコイツには内緒だが・・・・・コイツ専用のデバイスを私が特注で作らせている。しかし氷牙・・・・・・やはりお前は最高だな。凛の夫で正解だ」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.50 )
日時: 2010/01/24 02:06:42
名前:

氷牙「……なぁ、まさかとは思うが、その上司たぁ」

エリー「…………あぁ、察しの通り、ランスターに関係している。」

氷牙「…………あのちょびヒゲ…性懲りもなく…改心したような口振りはやはり欺くためか……良いだろう…改心しねぇなら…エリー、悪いが、お前の基地に着いたら端末貸せ。」

エリー「何をする気だ?」

ニコニコするエリー。


氷牙「決まっている。二度と職に付けねぇように、家族にも会えないように……この子から奪ったように…全てを…奪い尽くす」


その笑みは悪魔のような笑みだった。
(例えるなら武装錬金のパピヨンみたいな)


エリー「例えば?」

氷牙「まずは管理局での地位を1日置きで降格、下っ端になったら管理局での職を奪い、口座にある給金は全て奥さん名義にして、その家族に二度と会えないようご家族には、そいつは何年も前に殉職したという記憶改竄。本人には自宅の記憶消去、その翌日には戸籍を消去…後は死のうが生きようが知った事か…死者への冒涜、並びに部下への態度改変を改めなかった罪は重い…!!」


仲間を第一とする氷牙にとって、そんな奴らは仲間足り得ない。
故に切り捨てる。

人情こそ仲間の証。
それを心情にしている。

凛はヴィヴィオの耳を塞ぎながら清々しい笑みを浮かべ、エリーも、笑みを絶やさない。


エリー「…ふむ。好きに使え。証拠は残すなよ?」

氷牙「俺を誰だと思っている?」

エリー「……それもそうだな……端末操作では誰も適わん。」

憐れみの目を向ける。


氷牙「……そんな目で俺を見るな…切なくなる……しくしく…」


端末操作に関してはトップクラスだ。

その訳は…

鏡夜が研究に没頭すると、他の仕事が全て氷牙に回ってくるのだ。

只でさえ仕事量が多いのに、二人合わせると三倍の量になる…そんなものを続けていたら…イヤでも上達せざるを得ない。

ヴィヴィオ「氷パパ…いい子いい子…」

それを見かねたヴィヴィオは氷牙の頭を撫でる。


氷牙「うう…ヴィヴィオ〜…お前は虐めにあってないか?」

ヴィヴィオを抱っこしながら聞く。

ヴィヴィオ「うん!大丈夫!たまに、男子が"スカートをメクろうとするだけだから"…」

ピシッと空気が固まった。

氷牙、凛、エリーの笑顔が固まった。


氷牙(…………………そのガキ殺すか)

ボソッと呟く氷牙。

エリー(大人気ないぞ氷牙。コンクリ詰めにして海に沈めねば)

氷牙を宥めつつ、別案をだすエリー。

凛(甘いですよ。ゲヘナの海にゾンビと一緒に埋めて差し上げないと)

笑顔で宣う凛。


ヴィヴィオ「その人ね、中等部の人なの」

「「「…………………」」」

氷牙「決まりだな」
エリー「決まりじゃな」
凛「決まりですね」


(((………殺しはせん、一生苦痛を味会わせてくれる……ククククク)))
Re: 異世界大戦記その5 ( No.51 )
日時: 2010/01/25 17:24:57
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピチュー「ええい!!!あんた等が1番大人気ないわぁ!!!!」

バシンッ!!!バシンッ!!!バシィィィィィィン!!!

凛「あう!」
エリー「ん!」

氷「おぎゃん!?」

3人の大人気ない発言にハリセンで突っ込むピチュー。ちなみに氷牙は4割増しで。

氷「お・・・・・お前・・・・・・それでも弟子かよ・・・・・・」
ピチュー「何言ってるんですかアンタは。僕の師匠は鏡夜さんと詠春様だけで、1番尊敬しているのははやてちゃんだけです。アンタが馬鹿しないように一体何回鏡夜さんに言われてる事か・・・・・いい加減その癖直せ馬鹿」

氷「ば、馬鹿ッ!?お前これでも俺はお前より年上だぞ!?」

ピチュー「それがどうしたんですか。というかそんな事知るか!!!何度も言わせないで下さい、僕が尊敬してるのはあの3人だけです!!アンタが死のうが生きようが知ったことではない!!!というより一回鏡夜さんの説教浴びてきなさいこの大馬鹿が!!!」

氷「い、一度ならず二度までも・・・・・・・(泣)」

等々泣き崩れる氷牙。

ピチュー「貴方が馬鹿だから馬鹿って言ってるんじゃないですか。それとヴィヴィオちゃん、あんまりこんな親馬鹿にそんな事言っちゃいけませんよ?どうせまたそのこをコンクリに詰めてゲヘナにでも沈めてやるとかそういう事考えると思うから。そんな事を言うなら僕や鏡夜さんに言いなさい」

エリー「とかいってお前らも同じ事、いやそれ以上の事考えそうなのだが?」
ピチュー「僕や鏡夜さんをそこの馬鹿と一緒にしないで下さい。ちゃんと相手をわきまえてます。舐めないで下さい、甚振りますよ?たしか昨日鏡夜さんに試作の拷問用の道具借りてますから、それの実験台にしましょうか?」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.52 )
日時: 2010/01/25 18:07:35
名前:

氷牙「あいつは選ばねぇよ!?あいつはおもしろ半分でいじる奴だぞ!?」

凛「そうです!いつもいつも、私達はお兄様の行動に頭を悩ませたんですよ!」

氷牙「いきなり人間界に言ったと思ったら罵りだけで人を自殺に追い込むわ…」

凛「新しい実験機ができたら試運転を兼ねて世界征服するわ…」

氷牙「挙げ句の果てには起きたら何時の間にか解剖されてたりとか……しかも縫合が甘いせいで死にかけるとか……それでもお前は鏡夜を尊敬すんのか!?お前の前世は悪魔か!あぁん!?」

エリー「どうどう…落ち着け氷牙」

氷牙「俺は馬か!?」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.53 )
日時: 2010/01/25 19:04:51
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピチュー「弱い犬ほど良く吼える・・・・・」
氷「何?」

ピチュー「アンタらは判ってない、そう言ってるんですよ。あの人は普段はそういうのをやってるのは知っています、だけど僕は・・・・いやもしかしたら僕以外もいるかも知れません・・・・・・」

そう言いながらピチューはふと、ある出来事を思い出す。かつて、時空のネジレの影響で5歳の時にはやてにあって彼女の人間性に惚れた。そしてたしかにヴォルゲンリッターとともにリンカーコアやクッパ、ガノンドロフやマルク、ミュウツー達と一緒に収集を手伝ってしまい事件を起こしてしまったし後悔もしてる。だけどその後には鏡夜と2人だけで話して・・・・・そこで本当の鏡夜の素顔を見たような気がした・・・・・そして・・・・・・

ピチュー「あの人は氷牙さん以上にちゃんと人間・・・・・いや魔族できてますよ。何ならカレーパンを賭けてもいい。あの人はそういう人だ」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.54 )
日時: 2010/01/25 19:49:21
名前: 忠タロウ+その他の皆様

一方、完全に忘れられている勇輝達は………

V・シザーモン「グギ…ギギ…!!」

黒化した勇輝が次々と放った黒炎閃の効果で、目に見える程の大ダメージを負っているヴェノム・シザーモン。最早、避ける事すら難しい状態と化していた。

絵美里「うぅ〜、こんな時に章悟達は何所に行ったのぉ〜!?」
テンバ「…今の勇輝坊ちゃんは、わてらじゃ簡単には抑えられへん…。黒化が収まるんを待つか、誰か[勇輝坊ちゃんを止められる]奴が来て止めてくれるのを待つか…」

茶々丸「ほぼ他人任せに聞こえますね…、その二択は…。ですが、確かに今の勇輝くんはこの場にいる全員でも、果たして止められるかどうか…」

JS「…確かに、あれはこのまま維持させてると危険ね…?なら、速攻で気絶させればいいんでしょっ!!?」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.55 )
日時: 2010/01/25 20:44:50
名前:

氷牙「はっ…俺はあいつと2200年以上の付き合いだ。アイツの隅々まで知り尽くしているつもりだ。…全てではないがな。(まぁ、神鈴なら全部網羅してそうで怖いがな)」

凛「……ピチューさん。貴方には失望しました。貴方は、私達を…お兄様を悪魔と同列に見ていただなんて…」

エリー「確かに、魔族にとって悪魔とは侮辱じゃからな。どちらかと言えば、魔族は断罪者じゃぞ?お主こそ、鏡夜の表面…一片しか、見えていないのではないか?ピチューよ。」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.56 )
日時: 2010/01/26 20:30:24
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピチュー「・・・・・・たしかに僕はたった1欠けしか見てません・・・・・しかし!!!しかし僕は思います!!絶対あれこそ!!いやあれこそが鏡夜さんの素顔だと!!というか本当は笑顔の似合う優しい人だと思うんですよ!!!」

熱弁しながらガッツポーズをとるピチュー。

氷「・・・・・・・・なぁ、もしかしてコイツ・・・・・サンタとか信じやすいタイプか?」
エリー「ああ・・・・・・・やっぱりコイツ未だに・・・・・・というか絶対その時の顔って・・・・・・」

凛「・・・・・おそらく冗談半分かと・・・・・・お兄様冗談とか好きでしたから・・・・・・」

ピチュー「そんな訳が無い!!!というかそんな訳がありません!!!子供のときに見せてくれたあの笑顔!!!本当に嘘だとは到底思えません!!!僕は信じます!!!絶対あの人はカッコイイ紳士だと!!!」

氷「・・・・・・・なぁ、コイツぶん殴ったほうがいいか?」
エリー「ああ・・・・・・ただし加減しろよ?お前の拳はただでさえ強力な攻撃の一つだからな」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.57 )
日時: 2010/01/27 22:52:35
名前: ミクトラン2世バックアップ

そして、氷牙が何時もより2割増しでピチューを殴り倒して気絶させている頃・・・・・・・


[東京都・四番町]



ここは東京都四番町にあるとあるアパートの1室。ここで現在恐るべき計画が実行されようとしていた。


??「・・・・・う〜〜〜〜む・・・・・」

部屋の中央に置かれたちゃぶ台の横で、赤いマントに帽子と、何処かの悪の組織でも思わせるような格好をしたちょび髭の中年親父が何か考えていた。

???「どうしたんですか総統?」

ふと、そんな男性の横に、これまた小学生にしか見えない見た目をした男性が現れる。

総統「おお吉田君!実はだねぇ、最近わし等って悪の秘密結社とか名乗ってるくせに一度もそれっぽいことしてないと思わんかね?」
吉田「たしかに、これまでだって殆ど悪の組織らしいことしてませんね」

たしかにそうである。怪人を作ってはみたものの全く役に立たず、巨大な戦闘ロボを作っても吉田君のとんでもないミスで戦闘ロボじゃなくて銭湯ロボになってしまうし世界征服を企てようとした悪人を成敗したりと・・・・・全く秘密結社らしくない。

総統「そこでじゃな、どうせならもっと秘密結社らしいことをしようかと思うのじゃよ今から」
吉田「へぇ〜、そうなんですか。で、具体的に何をするんですか?」

総統「そこなんじゃよ。さっきからその事であれこれ考えてるのじゃが・・・・・・全く思いつかんのじゃ」
吉田「まぁたしかに秘密結社らしいことと言われても何だかわかりませんからね」

そして総統はまた考え込む。

???「吉田サン、総統」

ふと、まるでタンクトッパーのような格好をした強面の男が2人によってくる。

総統「何じゃフィリップ?」
フィリップ「総統、テレビ見て下サイ」

フィリップに言われてテレビを見てみる総統と吉田。今テレビではニュースが流れており、男性ニュースキャスターが写っていた。

『ニュースです、現在世界各地で起きているテロ行為にて相手は新たにアジアやアメリカにてモビルスーツをも投入してきた模様。これに対し政府は数年ぶりにコロニーや世界各国にてモビルスーツを製造。武装集団に対抗する意思でいるもよう・・・・・』

総統「ぬぬぬ・・・・世界ではいろんなことがおこっているようじゃな・・・・・」
吉田「総統!!!これですよ!!」

総統「?何がだね吉田君」
吉田「モビルスーツですよモビルスーツ!!現在世界各国でMSが製造されてます!!」

総統「なるほど・・・・・・つまり我々がMSの置かれている基地を襲撃して配備されているMSを奪えば・・・・・・」
吉田「戦力強化に加えて僕ら鷹の爪の名前が全世界に知れます!!!総統が考えていた秘密結社らしい事にもなりますよ!!!」

総統「おおお!!!まさに至れり尽くせり、色々と利益があるわい!!」
吉田「そうと決まれば・・・・・・博士!!!博士ぇ!!!」

????「何だようるせぇな」

吉田に呼ばれ、白衣を着た熊のような姿をした人物が登場する。

総統「レオナルド博士、実は貴方にお願いがあるのじゃが・・・・・」
レオナルド「言わなくてもわかっている。こんなこともあろうかとトラックを強襲用の高速移動車両に改造しておいたぞ!!オラオラオラ」

総統「流石は博士。用意周到ですな・・・・・よし!吉田君、フィリップ、レオナルド博士!!之より我ら鷹の爪団は軍の基地からMSの強奪に取り組みたいと思う!!!」

吉田「ハイ!!総統!!」
総統「何じゃね吉田君」

吉田「おやつは最大何円まで持っていっていいんですか?」
総統「いやいやいや、わし等は遠足行くんじゃ無いんじゃぞ吉田君・・・・・まぁそれはいいとして、では!!これより我ら鷹の爪団はMS強奪作戦を開始したいと思う!!!たぁ~~~カァ~~~~のぉ~〜〜つぅ〜〜〜めぇ〜〜〜〜!!」

『た〜か〜の〜つ〜め〜!!』


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