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異世界大戦記その5
日時: 2009/12/04 23:27:54
名前: 孝(たか)

やってきました第5弾!?

かっ飛ばせ!

葬れ!

血祭りだ!!

古の三邪神。

残るは二体!

さぁ! 開幕だ!!


『スタート!!!』

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Re: 異世界大戦記その5 ( No.1 )
日時: 2009/12/04 23:41:38
名前: 孝(たか)

?「ディスペル!」

ピチュー「ん?ふわぁぁぁぁ〜〜あれ?ボクは・・・ハッ!?」

目を覚ましたピチュー。

ガイス「なに!?」

ルイージ「あ!?あなたは!」

リィンU「ソフィアさん!」

ソフィア「間に合ってよかった。」

ソフィア・エスティード。
フェイト・ラインゴッドの幼馴染兼彼女。

?「休んでな。こっからは…」
小太郎「俺らが相手や!」

一人は犬上小太郎、もう一人は…

ソフィア「トウマさん。お願いしますね」

トウマ「OK牧場!なんてな?」

トーマ改め、トウマ・G・ラインゴッド。
フェイト・ラインゴッドの義兄にしてオリジナルキャラクター。

ガイス「貴様ら!?」

トウマ「そんじゃ行くぜ!?ハアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」

青銀の頭髪が逆立ち、金髪に変わり、瞳の色が翡翠色に変わる。

トウマ超サイヤ人形態。

小太郎「いっくでぇ!!狗神!!」

影のような狗の形をした式がガイスに襲いかかった。
Re: 異世界大戦記その5 ( No.2 )
日時: 2009/12/08 15:13:36
名前: カイナ

一方、こっちはレオ達。インセキモンが事情を説明するのをレオ達は向かい合って座りながら聞いていた。

輝二「……そう言うことだったのか……早とちりで襲い掛かってすみません」
レオ「いや、分かってもらえればいいよ」

インセキモンが説明するとさっきまでベオウルフモンに進化していた少年―輝二はレオに頭を下げ、もう一人の少年―輝一も同じように頭を下げる。それに対してレオは笑いながらそう返した。ちなみにメリオルとエルフィは治療が終わった後幼年期、成熟期デジモン達と遊び、子守をしていた。それからレオが改めて口を開く。

レオ「それで……インセキモンだったか?一体何があったんだ?」
インセキモン「あぁ、えっと……突然変なデジモンが現れたと思ったら僕達に襲い掛かってきて、何とか追い払うのには成功したんだけど……」
レオ「そこで力尽きて倒れ、その後俺達が来たってわけか」

インセキモンの説明を受けるとレオがそう続きを出し、インセキモンはこくりと頷く。それからレオが頭をかいて言った。

レオ「変なねぇ……どんな感じだったんだ?」
インセキモン「そうだね……なんて言うか、暴走みたいな表現が正しいかな?そういえば数体くらい突然進化したんだけど……何か違和感があったような」
輝二「違和感?」
インセキモン「とは言ってもよく分からないんだけどね、ごめん」
レオ「いや、いい……変なデジモンか……この世界で何か起きてる感じが否めないし。何かの手かがりになるかもな」

レオはそう呟くと立ち上がり、輝二達を見ながら言った。

レオ「散歩がてら辺りの様子調べてくる。ああ二人ともまだあまり派手に動くなよ、加減したとはいえ腹に峰打ち叩きこんだし急所は外したが斬ったからな。しばらく普段どおりに戦うのは難しいぞ」

その言葉に輝二と輝一は黙って頷く。確かに輝二は腹辺りに重い違和感があるし輝一は身体中が少しズキズキと痛んでいて力を込めるのも一苦労な有様だ。それからレオはすたすたとどこかに歩き去っていった。
Re: 異世界大戦記その5 ( No.3 )
日時: 2009/12/08 16:46:38
名前:

視点を戻して氷牙達のいる崖…


メガロ「『アトミックブラスター』!!」

両肩にある銃口から、赤い太めの光線が二発同時に発射された。

エリー「ふっそのような光線など…」

六星王「避けて!?」

エリー「ッ!?」

シュンッ!

六星王の叫びに反応してその場から飛び退いた。

ジュワッ!!

アトミックブラスターによって崖の一部が消滅した。

エリー「なっ!?消滅だと!?」

そう、文字通り消滅したのだ。
破壊されるでも、削り取られたのでも、爆発でもない。

何の抵抗もなく分解消滅されたのだ。


エリー「あれを受けるわけには行かないな」

ツゥっと冷や汗をかくエリー。


キメラ「『ヒートバイパー』!!」

四本の腕から熱線が放たれた。


六星王「くっ…はぁっ!」

ヒートバイパーを大きく避け、キメラモンの背後に回ってから蹴り落とそうとする六星王。

しかし…

ドゴッ!

六星王「なっ!?」

キメラモンはびくともしなかった。

六星王「なんなんだこいつ!?普通のキメラモンと違う…まさか…究極体への進化が近いの!?」

ガッ!!

六星王「ぐあっ!?」

一瞬の隙を突かれ、キメラモンの腕の一本にたたき落とされる六星王。


ズドンッ!!

六星王「がっ!あっ!?」
ベキベキベキッ!!


地面に衝突する寸前、キメラモンの足に踏みつぶされ、落下+重力+衝突+踏みつけによる地面への挟み撃ち。

六星王の体のアチコチに皹が入った。

六星王「が…あ…あ…」


メタル「グルァァァァァァァッ!!」

ズガンッ!!

メタルグレイモンが機械爪の振りおろし、聖王を地面に叩きつけ、爪と爪で地面に縫いつけられた。

聖王「クアァァァッ!?」


メガロ「ダブルエッジ!!」

両腕の刃でエリーを斬りつける。

ゴインッ!!

エリー「くっ!か、硬い」
エリーは刃の腹部分を殴って軌道を逸らし、ダブルエッジをかわす。

メガロ「『アトミックブラスター』!」

再びアトミックブラスターを放ってくるメガログラウモン。

エリー「ちぃっ!?」

メガロ「ガアァァァァァァァッ!!」

エリー「なに!?いつのまに上ガッ!?」

メガログラウモンにしては速すぎる動きにエリーはメガログラウモンを見失い、上から尻尾でたたき落とされる。

メガロ「グルァァァァァァァッ!」

ドゴオオォォォォンッ!!

エリー「ぐぷっ!?」

地面に衝突したエリーに、メガログラウモンは落下しながら拳をエリーに叩き込んだ。


スカル「ゴオオォォォォアァァァァァァァッ!」
最初は圧倒していた凛だが、スカルグレイモンに捕まり、顎に挟み噛み砕こうとする。

凛「ぐっ!?うぅぅぅ……!」

なんとかスカルグレイモンの牙を掴んで踏ん張り、顎を閉じさせないようにする。

凛「ぐうぅぅ……」

今にも顎が閉じようとしている。

スカル「グウウゥゥゥ…グァァァァァァァッ!」
一度を口を開き、凛の力が緩めた途端に勢い良く閉じた。

グシャァァァァッ!!

スカル「グガァァァァァァッ!?!!!?」


スカルグレイモンの顎が砕けた。


凛「あ……あぁ…!」

凛は歓喜の声を上げた。

凛「氷牙…様」

そう…氷牙の体力が回復してきたのだ。

ゴゴゴゴゴゴ…

氷牙「……………」

氷牙は辺りを見渡し…傷ついた六星王を……ビキ…踏みつけられたエリーを……ビキ…地面に縫いつけられたヴィヴィオを……ビキッ!…順にみていく。


ブチッ!!


氷牙の箍が外れた。


氷牙「……テメェら……俺の仲間に……なにしてやがんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

ドゴオオォォォォッ!!

氷牙の体内で暴れ狂っていた魔力が放出された。
体内で暴れ狂っていた過剰魔力が抜け、万全の状態へと戻っていく氷牙。

その瞬間……


『グルルル……グルガァァァァァァァッ!!』


涎を撒き散らしながらデジモン達が騒ぎ出した。

そして…

ゴゴゴゴゴゴ…

「キメラモン…」
「スカルグレイモン…」
「メタルグレイモン…」
「メガログラウモン…」

『暗黒進化!!』
キメラモン達が闇のデジコードに包まれた。

「ミレニアモン!」
「ブラック…ウォーーーグレイモン!!」
「カオス…ウォーーーグレイモン!!」
「グルルルァァァァッ!?メギドラモン!!」


暗黒進化により、究極体へと進化を遂げた。
Re: 異世界大戦記その5 ( No.4 )
日時: 2009/12/10 01:28:56
名前: 孝(たか)

ミレニアモン
究極体 合成型 ウィルス種

圧倒的なパワーをもつムゲンドラモンと、様々な強力なデジモンのデータをもつキメラモンが融合した究極の合成型デジモン。倒すことは不可能であると言われているが、今だ解明されていない融合の原因をつきとめることが、その攻略の糸口になるのではないだろうか。

必殺技は、時を圧縮して異次元を作り出し相手を永遠に亜空間に閉じ込めてしまう「タイムアンリミテッド」。

ブラックウォーグレイモン
究極体 竜人型 ウィルス種

“漆黒の竜戦士”として恐れられる、ウィルス種のウォーグレイモン。ウィルスバスターズのウォーグレイモンとは信条も主義も全て正反対であるが、彼なりの“正義”のために存在している。卑怯や卑劣なことを嫌い、同じウィルス種でも低俗なデジモンは仲間だとは思っていない。どういった経緯でウィルス化してしまったのかは謎で、背中に装備している“ブレイブシールド”には勇気の紋章が刻まれていない。

必殺技はウォーグレイモンと同じ『ガイアフォース』だが、この世に存在する“負の念”を一点に集中させて放つ暗黒のガイアフォースである。


カオスウォーグレイモン
究極体 竜人型 ウィルス種

“混沌の竜戦士”として恐れられる、ウィルス種のウォーグレイモンの一体。ウィルスバスターズのウォーグレイモンとは信条も主義も全て正反対。ウィルス種の中でも特に凶暴なデジモンである。背中に装備している“ブレイブシールド”には勇気の紋章が刻まれていない。必殺技は『ダークフォース』混沌の力を一点に集中させて放つ暗黒のガイアフォースである。

メギドラモン
究極体 邪竜型 ウィルス種

竜型デジモンの中では最凶であり、最も邪悪なデジモン。チンロンモン、ゴッドドラモン、ホーリードラモンと並ぶ四大竜デジモンの一柱ではあるが、その性格は他の3体とは似ても似つかぬほど凶悪である。現存しているのかどうかも判らないほどの希少種であり、その存在自体が“デジタルハザード”であるが、そのパワーは何らかの“力”により封印されている。
しかし、そのパワーが覚醒したときにはデジタル世界に対して多大なる被害を及ぼすと言われている。クロンデジゾイド製のボディを持っている。一説によるとメギドラモンとカオスデュークモンは同一の存在であり、その恐怖の波動が見るものによっては暗黒騎士であったり、暗黒竜として写るのではないかとまで言われている。

得意技は「地獄の咆哮」と言われる強力な衝撃波『ヘル・ハウリング』。
必殺技はあらゆる物体をも灰と化してしまう『メギドフレイム』。


BW「ふ…ふはははは…ふははははははははははっ!!!ついに、ついに究極体に進化したぞ!?」

CW「我々は、この時を待ち望んでいた!!」

M(ミレニア)「グルルルルルルルルルルルルルル…」

MG(メギドラ)「ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」


氷牙「………黙れ」

とてつもなく低い声でそう呟いた氷牙に気付いた究極体デジモン達。

BW「ふん!人間如きが、究極体四体を相手に言うじゃな…「お前はもう消えろ」なに!?」

突如背後に現れた氷牙に驚愕するブラックウォーグレイモン。

氷牙「…チェーンバインド」

ユーノ・スクライア、アルフが使用する捕縛魔法。

魔力の鎖を生成し、対象を縛り付けることで拘束するバインド魔法。この鎖の強度、射程、本数は術者の魔力に比例する。
発動や伸長の速度は優れないが、拘束力に長けており、特に動作が遅い複数対象の同時制止に適している。また、威力や精度を高める事で、軟質な対象であれば引き千切る事も可能となる。
実体がないと思われるジュエルシードによる竜巻も縛り付けた(1期第9話)ところから、対象は実体に限らない模様。限界を超えると、本物の鎖が切れるように解ける。


ブラックウォーグレイモンの腕に、肘に、足に、膝に、首に、肩に、胴に巻きついていく。

BW「ふん!こんな鎖で、どうしよ「痛みは一瞬だ」…ガッ!?」

ブンブンブンブンブンブンブン!

氷牙の周りに魔法陣が現れ、チェーンバインドの先端が現れ…すべての鎖を掴んだ氷牙は…

氷牙「デス・ペナルティ!!!!」

容赦なく、勢いよく、無慈悲に、渾身の力で…引いた。

ボグチャアアアアアアッ!!!
BW「グギャアアアアアアアアアアアアアアアッ!?!?!?!?」

腕が、足が、胴が、首が…無残にもバラバラに切断された。

氷牙程の強大な魔力を込められたチェーンバインドの強度は、クロンデジゾイド製のボディを抵抗なく引きちぎるのだった。

ブラックウォーグレイモンはデジコードに包まれる。

氷牙「邪悪なる魂よ…滅せよ!」

デジコードの一部が弾き飛ばされ、再び再生した後に、ブラックウォーグレイモンはデジタマへと戻り、どこかへと飛び去って行った。

憐れ、ブラックウォーグレイモンは咬ませ犬と化した。


氷牙「さぁ…次は誰が地獄へ堕ちる?」

氷牙の冷たい瞳に、究極体デジモン達は何を思うのか?
Re: 異世界大戦記その5 ( No.5 )
日時: 2009/12/10 19:28:31
名前: シロッコ三世

ピチューサイド・・・・


ピチュー「!!あれはB・ウォーグレイモン!!」
ルイージ「うん!消滅しちゃったけど・・・・まちがいなくB・ウォーグレイモンだよ!あとミレニアモンやメギドラモンにカオスウォーグレイモン・・・・・昔見た奴らばっかりだ!!」
先ほどの光景を見て驚く二人。
ガイス「何!?(どういうことだ・・・・こんな事聞いてないぞ・・・・あの野郎、まさか俺らまで巻き込む気か・・・・・?だとしたら冗談じゃねぇぞ・・・・!俺はこんな事のためにグループに入ったわけじゃないぞ!!!)「スキありだな」げ!?ぐえぇ!?」
ガイスが考え事をしてる隙に、リィンフォースがいつの間にか目の前に移動し、ガイスの腹に鉄拳を叩き込み気絶させる。そのころにはもうクロークはピチュー達の手により全滅していた。
リィンフォース「おい、こいつはどうする?」
ピチュー「そうだね・・・・よし、そいつも連れて行こう」
小太郎「はぁ!?正気かいな!!?」
ピチュー「正気だよ、こいつの事気に入ったからね。いいでしょ?ルイージさん、みんな」
ルイージ「うん、ここにほっておくのも悪いしね、僕はいいよ」
Qちゃん「半径10km以内に敵反応及びゲートの反応は無し。どうやらその方は捨て駒のようですね。捕まえておいて損は無いと思われます」
ソフィア「私もOKだと思います」
トーマ「俺もOKだz「お前には聞いてない。五月蝿いから黙って」・・・・はい
ピチュー「決まりだね。じゃあリィンさん、そいつ頼んでも良いですか?」
リィンフォース「かまわん、コレくらいは大丈夫だ」
ピチュー「OK!!じゃあこれからさっき究極体を見かけたあの崖まで移動するよ」
ルイージ「でも大丈夫なのピチュー君?昔倒したとは言え相手は究極体だよ?昔僕らも苦戦した相手だよ。勝てるの?」
Qちゃん「マリオさん1分、ピカチュウさん30秒、ピチューさん50秒」
ソフィア「?それって何を測った奴ですか?」
Qちゃん「皆様が1体の究極体を倒すために使った時間です。しかも無傷で」
ルイージ「!!」
ピチュー「そういうことだよ。じゃあ行こうか!!」
『了解!!』
ルイージ「ああ!!待ってよ〜〜〜〜!」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.6 )
日時: 2009/12/10 21:17:12
名前:

一応昔の話とか言うんでしたら、五分以上掛かった事にした方が現実味があると思いますよ?
てか、マリオみたいな髭おやじより、リンクで答えてほしかった…orz


氷牙「…………ピチュー達か?結構近くに居たみたいだな…」


ふと、デジモン達から視線を逸らす氷牙。

その視線の先にはピチュー達の姿が…と言っても、まだ五キロ程の距離がある。


CW「『ダークフォース』!!!」

巨大な暗黒の火球が氷牙に向けて放たれた。


氷牙「……む?あれは、ノルン?…いや、今は祝福の風(リィンフォース)だったか?どうやら、転生出来たらしいな…流石は鏡夜の技術力だな」


後ろからダークフォースが迫っているにも拘わらず、呟いている氷牙。

CW「シネェェェェ!!」

氷牙「……黙れと言ったはずだが?」

氷牙は迫り来るダークフォースを、片手で受け止める。

CW「な!?俺様のダークフォースが!?」

氷牙「雑魚が…消えろ。ダークフォース・Ω!!」

カオスウォーグレイモンのダークフォースを圧縮し、更に氷牙の魔力を付加させ、黒紫からより深い漆黒に染まったダークフォース…ダークフォース・Ωを、カオスウォーグレイモンに、超スピードで投げ返した。

CW「グア゛ァァァァァァァァァァァァッ!?」

一瞬の内にダークフォース・Ωをぶつけられ、クロンデジゾイドのボディが粉々になると同時に、デジコードに包まれた。

氷牙「闇に落ちし魂を、真なる闇が浄化する…穢れし魂よ…滅せよ!」

デジコードの一部が弾け、再生した後に、カオスウォーグレイモンはデジタマに変換され、何処かへと飛び去っていった。

氷牙「残るは……伝説級のデジモンが二体…か?少しは楽しませてくれよ?こんなものでは、貴様等への怒りが治まらねえからな」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.7 )
日時: 2009/12/10 21:46:14
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「…失礼ですが、雑兵格のヴェルレイドの名前は[クローク]じゃなく[グローグ]です…。」





一方、レオ達の転送地点より数十キロ程離れた森の中………
二つの影が、目の前の光球に映る映像を見ていた。一人は着流し風の白服を纏う不死者型のヴェルレイドで、体型は人間大。もう一人は約3メートル程の体躯を持つ不死者型のヴェルレイドである。

???「ふん、デストレイの奴…負けよったの?まあ、どうせあいつらは奴等の実力を調べる為の、[捨て駒]じゃからのう…。さて、わしらはわしらで別の奴等を仕留めるかのう?ドルゼム…」

人間大の不死者型が、大柄な方の不死者型―ドルゼムに言う。

ドルゼム「…ン…わかった…、ゲンジ…。」

ドルゼムも、人間大の不死者型―ゲンジの言葉に頷く。

ゲンジ「くくく…、しかしゴーディラス殿の技術力はすごいのう?[強制進化]とは、同じ不死者型としてはどうかと思うほど、エグイ事をする…。さて、デストレイは最早役立たずじゃ。助けに行っても、[ネクロム・ナイツ]のあの[鮮血の死神]にその場で一刀両断されて、終(しま)いじゃからな?」





忠「…前々から自分の脳内で構想してた二体のヴェルレイド、[ゲンジ・ゴンドウ]と[ドルゼム・グレド]の紹介を後で[オリキャラ設定]に書きますので…」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.8 )
日時: 2009/12/12 17:12:55
名前: カイナ

レオ「……もしもし?」

一方レオは輝二達から離れてどこかの木の下に座り込むと腕輪の何かの機能を発動させて声をかける。と腕輪から男性の声が聞こえてきた。

ウェルツ「もしもし、レオか?一体どうした?」
レオ「ちょっと聞きたい事がある。異世界について何か変な報告は無いか?」
ウェルツ「……へぇ、ちょっと待ってろ」

レオの問いにウェルツはそう言い、一旦言葉を切ると通信の先でパラパラと何かめくる音が聞こえてくる。そしてその音が止んでから続けた。

ウェルツ「本来干渉しあう事が無いはずの異世界同士が融合したって報告くらいだ。原因は不明だが何か凄い魔力が絡んでる事は間違いない。それよりいきなりどうしてそんな事を?」
レオ「……俺が今その融合世界にいるっつったら?」
ウェルツ「マジか!?何処だ!?」
レオ「分からねえよ。デジモンがいるから多分デジタルワールドだが……もう一個の融合した世界は分からん。だから調べてもらおうと思って連絡したんだ」

ウェルツの言葉にレオがそう呟くような声で言うとウェルツが声を上げる。それにレオがそう返すとウェルツは待ってろと言って何かを調べる。それから再度口を開いた。

ウェルツ「あった。デジタルワールドと融合している世界は幻想界の一つ、魔法世界(ムンドゥス・マギクス)だ」
レオ「ムンドゥス・マギクス……了解、また何かあったら連絡する」
ウェルツ「ああ、良い知らせを待ってるぜ」

そう言うと腕輪の通信機能が切れ、レオは腕を下ろすと呟いた。

レオ「ムンドゥス・マギクス……俺らの世界の漫画の……何かにあったな……チッ、思い出せないんじゃ話にならないか……」

レオはそう言うと立ち上がり、輝二達の元に帰っていった。
Re: 異世界大戦記その5 ( No.10 )
日時: 2009/12/12 22:08:44
名前: ミクトラン2世バックアップ

エリー「・・・・・ぐ・・・・・・」
六SF「ん・・・・・んん・・・・」
聖ヴィ「いっ・・・・たたた・・・・」
ふと、氷牙の後ろで三人が眼を覚ます。
凛「!!皆さん!!」
エリー「り・・・・凛か・・・・」
六SF「いったたたた・・・・・あ〜〜、六星王のボディにここまでヒビ入れるなんて・・・・・」
聖ヴィ「うぅ・・・・まだあちこち痛いよぉ・・・・・」
エリーは額や口から血を流しているがどうやら無事らしく、他の二人はまぁ大丈夫みたいで、三人とも何とか起き上がる。ふと、エリーは究極体ニ体と対峙している氷牙を見る。
エリー「ほぉ・・・・アイツもう起きたみたいだな」
聖ヴィ「!!氷パパ!!よかったぁ〜〜〜〜」
六SF「良くないよヴィヴィオちゃん。ほら」
ふと、何かを見つけたらしい六星王は、氷牙とは逆の方向を指差す。
エリー「ん?・・・・・・あれは・・・・」
その方向を見たエリーは何か黒い物体が3つ、こちらに近づくのが見えた。
六SF「・・・・・そんな・・・・またなの・・・・・?」

タイラントカブテリモン

究極体
昆虫型
ウィルス

・シャインオブビー
・ビーサイクロン

すべての昆虫型デジモンを治める「蟲の王」。暗き森の地中深くにある「アンダーフォレスト」を根城にしており夜しか活動しないと言われている。あらゆる昆虫型デジモンを意のままに操ることができ、自身が戦うことはほとんどない。体の甲殻は高密度のクロンデジゾイドによって構成されており、並みのデジモンでは傷をつけることはできないと思われる。全身から発せられる防御不可能な灼熱の爆発『シャインオブビー』は敵対するもの全てを一瞬にして灰にしてしまう。また、『ビーサイクロン』は配下の蟲達を呼び寄せ、鉄壁の蟲の壁を作り上げる。

ヘラクルカブテリモン

究極体
昆虫型
ワクチン

・ギガブラスター

カブテリモン種とクワガーモン種のデータを併せ持って進化した究極の昆虫型デジモン。巨大な角と鋏を持ち、正反対の性質だった2種のデジモンの欠点を完全に補った形態といえる。体は黄金色に輝き、アトラーカブテリモンが失った飛行能力も復活強化し、超音速でデジタルワールドを駆け巡る。もはやこの究極の進化を果たしたヘラクルカブテリモンにかなう存在は少ないだろう。必殺技は「メガブラスター」の強化版『ギガブラスター』。この技を受け消滅しない者は存在しない。

ホウオウモン

究極体
聖獣型
ワクチン

・スターライトエクスプロージョン

黄金色に輝く4枚の翼を持った聖なるデジモン。全ての鳥型デジモンの長であり、神聖系デジモンを統べるものと言われている。ホーリードラモンが獣型デジモンの究極形態であるのに対し、ホウオウモンは鳥型デジモンの究極形態である。神聖系デジモンの証でもあり、聖なるパワーを引き出す「ホーリーリング」を2つも持つところから、ホウオウモンの持つパワーが計り知れないことが理解できる。必殺技は神々しい4枚の羽を羽ばたかせて黄金色の粒子を降り注ぐ『スターライトエクスプロージョン』。この技を受けると、全ての悪は浄化されるという。

エリー「まさか・・・・あれもか・・・・?」
六SF「最悪だ・・・・・三匹とも究極体・・・・しかもあの二体より強いのが1匹いるよ・・・・・・」
聖ヴィ「そ・・・・・そんな・・・・・流石の私でもあれは・・・・・」
そう呟きながらヴィヴィオはへたり込む。六星王はその隣で呆然としている。
エリー「・・・・・・凛」
凛「・・・・・はい」
しかし、エリーとその隣にいた凛は一歩、前に行く。
六SF「お・・・・お母さん・・・・・?」
エリー「・・・・・あいつ等を倒す」
聖ヴィ「!!?そんな!!!駄目だよ!!!」
六SF「そうだよ!!流石のお母さんと凛さんでも負けちゃうよ!!!」
二人はそう言いながら必死にエリーを止めるが、エリーは二人を手で制する。
エリー「・・・・フォルテ、もしこんな時、お前の父、ピカチュウはどうした?」
六SF「・・・・え?」
エリー「たぶんアイツはこう言うな。『世の中には絶体絶命な展開なんていつも展開する。だけどな、もしそこに守りたい奴がいるなら、例え足が捥げようが腕がはじけ飛ぼうが関係ない・・・・』」
そしてエリーは言葉を途中で切り、二人に母のような、優しい微笑みを見せる。

エリー「『・・・・俺は身を挺してそいつを守るだけ、ただそれだけだぜ?お前ら』・・・・とな。だから私も愛するお前らを守る、それがあの馬鹿・・・・・私が唯一夫と認めた奴との約束だからな」

六SF・聖ヴィ「「・・・・・・・!!」」
その言葉を聴いた二人は呆然と二人を見詰める。そんな二人を後に、エリーと凛は3匹の究極体に向かって走り出す。
エリー「・・・・すまないな凛、こんな私の私情に巻き込んでしまってな」
凛「いえ、そんなことはございませんわ。なんたって貴方とは昔背中を預けたパートナー同士、それは昔も今も同じではないですか」
そして二人はT・カブテリモン、H・カブテリモン、ホウオウモンの前まで来ると、並んでファイティングポーズをとる。

「ラスタぁぁぁぁぁぁぁぁカノン!!!」
「ディバイィィィィィィィィン・バスタぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

どしゅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!

T・カブテリモン「ごぎゃああああああ!!??」
しかしその後ろから鉄色と桃色の光線が飛び出し、T・カブテリモンに直撃する。
エリー「・・・・・は?」
六GF(ガンナーフォーム)「おいおいお母さん、僕らを忘れないでよ」
聖ヴィ「そうだよ、ちょっとかなしいよ」
凛「・・・・貴方達・・・・・!」
突然の攻撃に驚いた二人がが後ろを向くと、そこにはメゾフォルテが乗っている証である側面に鉄の字が書かれたバイザーを装備して後ろのバックパックの右に装備式ガトリング砲、左に巨大な折りたたみ式レールガン、そして両手にハンドガン、両足に三連装ミサイルを装備した緑のアーマーを着た六星王GFとヴィヴィオが攻撃を構えていた。
エリー「お前達・・・・・なんで・・・・・」
六GF「何のことかな?僕らはただ向かってきた敵を攻撃しただけだよ?」
聖ヴィ「安心して、私達は弱いけど、凛さん達の援護位はできるから」
凛「ヴィヴィオちゃん・・・・6つ子ちゃん・・・・・」
それを聞いた二人の目に、涙が浮かぶが、すかさず二人は前を向き、涙を拭く。

エリー「よし!!!では今から虫二匹!!鳥一匹を駆除するぞ!!!全員気合を入れろ!!!!」
凛「みなさん!!!しっかり援護をお願いします!!!」
六GF・聖ヴィ「「了解!!!!!」」
Re: 異世界大戦記その5 ( No.11 )
日時: 2009/12/12 23:54:43
名前:

TK「お、己人間…」

ホウオウ「落ち着け、タイラントカブテリモン……人間…この世界から立ち去れ…」

HK「ここは貴様等の来る場所ではない」

凛「…?どういうことですか?!」

ホウオウ「人間はデジタルワールドを汚す存在…我々の様なワクチン種デジモンを、ウィルス種に変貌させた原因…」

HK「我々は、それを防ぐために、人間を滅ぼす!抵抗しなければ見逃してやろう」

TK「先の技…なかなかに強力な技…しかし、悪意無き技だった…抵抗しなければ、貴様らを見逃す算段だ」

『…………』

氷牙「お前ら…ワクチン種のデジモンに手を挙げるな。ややこしくなる。襲ってきたわけでもないデジモンに攻撃するなんてな…」

凛「氷牙様…先の二体は?」

氷牙「………………ピチュー達に取られた」


一体何があったのか?
心底残念そうな声色で話す氷牙。

きっと獲物を横取りされたのだろう。

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