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[ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜
日時: 2009/12/31 09:49:17
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「ついに第四幕まで、来ました…。」
ルイギ「…で、またも孝からの厳しい指摘があったぞ?…ちゃんとやってくれよな?」

忠「…すんません…。だが、めげずに頑張っていきますよ!!?これでもまだ序盤ですから!!」
テンバ「まだ序盤かい!?…あ、純一坊ちゃん達の方は、まだ他の世界に移動しとらんからな?」
忠「そうゆう訳です。では、第四幕!スタートです!!!」

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Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.1 )
日時: 2009/12/31 19:33:03
名前: ミクトラン2世バックアップ

アンタが2幕連続でほぼゼロムサイドばっかしてるからあんまり進まないのが一つの原因でしょうが!!!




一方純一サイド・・・・・


先ほどの乱入でボロボロになった写真館とメンバーだったが、さほど酷くはなかったので、何とか片付けることができ、とりあえずこの世界について劉備達に聞くのであった。

士「で、とりあえずこの世界について聞きたいんだが?」
そこらじゅう傷だらけだが、たいした怪我でもなかったので、絆創膏が体中に貼られている士。

信玄「よかろう異世界の戦士よ。現在この世界では、鏡から無数の化け物があちこちで出現しておる」
幸村「しかもそれと同じ時期、拙者達が倒した、魔王[織田信長]と呼ばれる人がその部下と共に復活し、全国で暴れまわっておるのだ」

関羽「しかもこちらでは、討伐したはずの黄巾党が暴れまわり、さらには袁術殿の配下になったのだ。魔王[織田信長]と徒党を組んでな」
劉備「ですから私達義勇軍は、他の国の方々と力を合わせて、現在それぞれ全国で黄巾党、織田軍と戦っているんです」

張飛「そして最後にこれなのだ!」
そう言って張飛はポケットから、蝙蝠のエンブレムが入った四角いカードケースを取り出し、テーブルに置く。

士「!!!これはVバックル!!!」
関羽「!知ってるのか?これを」

純一「士さん、これは・・・・?」
士「Vバックル・・・・・俺が旅した[龍騎]の世界にあった変身アイテムだ・・・・・何故この世界に・・・・・・?」

関羽「2ヶ月前の事だ、ちょうどここに付いた時、この近くの山に3つ、このVバックルとやらが落ちたのだ。たしか付いていたのはこれ以外にも龍、牛の絵が描かれていた」
士「ナイトの他に龍騎とゾルダのが・・・・・」

劉備「それ以来、これを所持し、変身することが出来るようになり、化け物達と戦うことができるようになりました」
ユウスケ「それで、他の奴は?」

関羽「ああ、曹操殿の所にはサイ、エイ、鹿、董卓殿の所には蛇とトカゲ(カメレオン)、白鳥、そして孫権殿の所には蟹、鳳凰、虎です」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.2 )
日時: 2009/12/31 19:43:58
名前: ハイパーカイザー

銀河「そんなものがね〜・・・どう思う?」
聖夜「ま、常識から考えて、まずありえんことだ。第一、士が旅した世界にあったものなのだろうこれは。それが、この世界にあるのは正直に言って、あること自体不可思議だ。」
銀河「・・・それにしても、さっきのやつ・・・いったい何だったんだ?・・・あ〜、思い出しただけでむかついてきた。」

銀河は、先ほどツムジに変身の瞬間を狙われたのをまだ根に持っていた。

林華「落ち着きなさいよ。・・・まぁ、たしかに気になるところだけど・・・」
聖夜「転生の器がどうこう言っていたが・・・何のことなんだ?」(・・・だが、おそらく・・・)

そう言って、聖夜はティナの方を見た。

聖夜(・・・おそらくは・・・いや、やめておこう。まだ、推測の段階だ・・・いつかわかる)
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.3 )
日時: 2009/12/31 23:36:41
名前: 忠タロウ+その他の皆様

純一「…つまり、この世界でやる事ができたわけだな…?」
琴子「そだね。…まずはその悪者達を成敗しちゃおー♪」

聖夜「かなり大雑把な解釈だが、まあ…大体は合ってるな。(…それに、仮面ライダー世界の変身用バックルが何故、この世界にあるのか…これも、調べる必要があるな…。)」

ヨミ「調査関連でも、うちにお任せ〜♪僕と同じ、[六大幹部]のスティル兄ちゃんの諜報部隊に聞けば大丈夫。」
イカズチ「ワーオ、確かに[ネクロス・グループ]の情報網なら、その悪党達の拠点ぐらいすぐに判明DA・ZE♪」

聖夜「ほう…すごいな。で、具体的にはどのくらいかかるんだ?」
ヨミ「ん〜…、平均で言えば[約二、三日]ぐらいで分かるよ?スティル兄ちゃんなら即日で。」

純一「…い、いくら何でも早過ぎねえか…!?」
ヨミ「スティル兄ちゃんの実力なら、余裕だよ♪それにあの緑髪、スティル兄ちゃんと同じ[スピードタイプ]だし、きっと[互角以上]で戦えると思うよ。」
純一「…本当か…!?」
ヨミ「あ、信じてない目だね。スティル兄ちゃん本気出したら純一兄ちゃんなら、[あっという間もなく、ぶっ飛ばされる]ね?…さて、本社に連絡連絡♪」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.4 )
日時: 2009/12/31 23:56:28
名前: ハイパーカイザー

銀河「・・・あーゆーやつらって、たいてい裏とつながっているもんだかな〜」
純一「え!?」
銀河「心配すんな。あいつらは信用できる。」
琴子「ど〜してわかるの?」
銀河「ん〜・・・・勘?」

ガクッ!

銀河の答えに二人はずっこけてしまった。

聖夜「・・・とにかく、まずは気になることからかたずけよう。純一、お前さんさっきの戦闘で使っていたカードを出せるか?」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.5 )
日時: 2010/01/06 14:26:56
名前: ミクトラン2世バックアップ

純一「あ、ああ。できるはできるけど・・・・・」

そういって純一はカードを取り出す。しかしカードはさっきまで絵柄が入っていたはずなのに、今度のは絵柄が黒く塗りつぶされ、字しか写っていなかった。

純一「この党利、全く使えなくなってるんだよ」
銀河「そうか・・・・・」


コンコン!


『すまない。劉備殿と信玄殿はご在宅か?』

ふと、後ろの扉が叩かれ、そこから青い髪をした女性が入ってくる。
関羽「夏侯淵殿。どうかしたのですか?」

夏侯淵「はい、実は華琳様より伝言を預かって参りましたのでそれをお伝えに参りました」
信玄「して、その内容は?」

夏侯淵「『これより西の我が軍の地で蜀、呉、魏、董卓の4軍による黄巾党及び織田軍の討伐会議を行うため来られたし』とのことです」
幸村「おお!!では正宗殿もご健在か!?」

夏侯淵「はい、正宗殿もお待ちしておられます」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.6 )
日時: 2010/01/06 20:09:45
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ヨミ「…あの〜、本社に連絡してみたらスティル兄ちゃん[別件でいない]らしくて…だから、必要な情報が集まるの二、三日後になるみたい…。ごめん…

純一「…いや、俺らの為にやってくれてんだから責めたりはしない。だから、泣くな…。」

夏候淵「?…何の話だ?それに、何者なのだそこにいる子供は…?」
ヨミ「僕は[ネクロス・グループ]の六大幹部の一人、[剛力童子]のヨミ様だい!!それに、これでも、半分は魔族だからこの場にいる皆より歳上だもん。」

イカズチ「HEI!そこのクールビューティーは、誰なんだい!?モノノフ・ガールズ!」





一方、[魔装八騎衆]のツムジ隊拠点では………

ツムジ「…あ〜、ダル…。すんげ〜久々にちょこっと本気出したらすんげ〜ダルい。後は[黒き姫騎士]、あんたに一存すっから…よろしく〜。」
セイバー・O「…ホントにこんな奴の下にいていいのか?私は…それに結局、中華饅を食べる事すらできなかった…。」
ツムジ「んじゃ、あんたの後ろのテーブルに置いてる[食いモンの山]は何だ…?」

そう言われてセイバー・オルタは振り返る。そこには、ホカホカできたての中華饅の山が……

セイバー・O「…え?これ、一体…」
ツムジ「…あん時、[変身しようとした奴等を攻撃するついで]に奥に残ってた中華饅を素早く店の外に、移しといたのさ…。あ〜、説明メンドクサくなったから、勝手に食べてて。俺は寝るから…」

しかし、途中で食欲に支配されて夢中で中華饅を頬張るセイバー・オルタの耳には届かなかった。この時、ツムジは最初のセイバー・オルタと同じ感想を心の中で述べていた。

ツムジ「(…こいつを部下にして、ホントによかったんだろうか…?)」
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.7 )
日時: 2010/01/07 15:28:04
名前: カイナ

そして一方ゼロムサイド。ゼロムの様子が変わったためカイ達はハートレスを斬り倒しながらその様子を見据えており、カイがそっとカノンノ達に指示した。

カイ「ここを離れて近くの人達の避難を頼む……あの状態、やばそうだ」
ルキ・ミアハ「「了解」」
カノンノ「無茶はしないでね」

カイが指示するとルキとミアハは頷いてそう言うとその場を離れていき、カノンノだけは心配そうな声でカイに言い、カイは了解と頷く。そしてカノンノも去っていくとカイはふぅっと粗方ハートレスが倒れているのを確認して心中で呟いた。

カイ「(獄龍)」
獄龍[ん?」
カイ「(あの闇……払えるか?)」

そう言って顎でしゃくった先にあるのは強化された事によりレオやピチューとも対等にやりあっている大型ハートレス―グリムリーパー。するとカイの闇の存在―獄龍はカイの心中でふっと笑い、返す。

獄龍[あいつの闇の供給とやらを消し去り、ぶっ壊すならな。俺は元々そんな存在だ。あとはお前で何とかしろ]
カイ「(相変わらず滅茶苦茶な奴だな。まあ聞いた話あいつは人が心の闇、負に負けて生み出された存在……ディセンダーとして放っとくわけにはいかねえわな)」

獄龍の言葉にカイは苦笑を漏らしながら呟き、それから自分の手を眺めてそう続けて呟く。そしてカイは血桜を鞘に収めると右手に己の闇を集中し始めた。

カイ「我は汝、汝は我……我ここに我が闇の心を具現する……闇の龍、汝が牙我が力となり、力を示せ!!禁術・獄龍刀!!!」

その言葉が言い終わると同時にカイの右手に闇の如く漆黒の刃を持つ日本刀が具現し、カイはそれを握り締めると一気にレオとピチューの前に躍り出た。

レオ「っと!?」
カイ「二人は下がって!こういうのは俺の得意分野だ!!」
ピチュー「ふぅん……ま、やってみせてよ」

カイの言葉にピチューはそう言ってさっと下がり、カイはそれを見て期待には応えてみせますと笑ってそう返す。そしてグリムリーパーと数回斬りあって距離を取ると精神を集中した。

カイ「闇の供給場所は分かったな?」
獄龍[充分。後は思いっきりぶっ放せ]
カイ「オッケー」

カイは獄龍の言葉に頷くと獄龍刀を両手で握り締め、ヒュォッと短く息を吐いた。

カイ「いっけっ、獄龍波ぁっ!!!」

そう叫んで刀を振り下ろすと、刀から発された闇の力が龍を具現してグリムリーパーに突進し、その勢いがグリムリーパーに内蔵されていた呪いの金貨を粉々に砕けさせる。その瞬間グリムリーパーの様子が僅かにおかしくなり、カイはそれを見た瞬間、獄龍刀を消してグリムリーパーに右手を向けた。その掌から優しい光が発される。

カイ「闇を恐れるな、今浄化してあげるから」

カイは優しい言葉でそう言い、グリムリーパーをカイの発した光が包み込む。その光が止むとグリムリーパーは光となって消えていった。

カイ「ふぅ」

カイは目を閉じて何かを祈るとグリムリーパーが消えていった空を少し眺めた。
――――――――――――――――――――
カイナ「一応こっちでいうディセンダーは世界樹から生み出された救世主とかじゃなくって人の心の闇―負を払い、浄化したり正す事が出来る能力を持った者って事にしときますね。そうじゃないとミク二ップさんとこのシュウやシャルナ、ナハトやていとさんとこのライナスとか色々面倒になりそうですし」
Re: [ディスガイア・オルタナテ ( No.8 )
日時: 2010/01/08 00:50:24
名前: 孝(たか)

視点は戻って氷牙達。


アルハザード城の裏にある王墓。

四代の間前通路。


因みに、初代の間、二代の間、三代の間、四代の間まである。

ついでに言うと、氷牙は四代の間に入る予定。


ユーノ「氷牙さん。この部屋は?」

氷牙「あ?あぁ…その部屋はまだ何もない。」

フェイト「まだ?」

氷牙「あぁ、そこは俺の墓になる予定の部屋だからな。」

『ええええええええええええええええええ!?!?』

氷牙「うるせぇなぁ。俺はこの世界の住人で、王族だぞ?王墓に入るにきまってるだろ?その内、神音や神鈴の王墓や、その子供とかの墓も出来ていくんだからな…"自動でな"」

『(いつの間にかできてるんかい!?)』



氷牙「この部屋だ。」

歩く事1時間弱。

扉の上に書かれているのは、初代の間。

なのは「あのぉ〜。私達が、お墓に赴いてもよかったんですか?」

氷牙「……この部屋は、お前達にも無関係とは言えない部屋だ」

はやて「どう言う事なん?」

ガチャ…

扉を開け、先に進む氷牙。

氷牙「来ればわかる。」


コツコツコツ…

氷牙「これが…その理由だ」

『!?』

シグナム「な、何故だ?」

ヴィータ「なんで?」

シャマル「こ、これは…!?」

ザフィーラ「いったい?」

リィン「どうなって…」

リィンU「私のもあるですか!?」

アギト「アタシのは流石にないよなぁ〜」

氷牙「お前は生身で誘拐されたんだ」

アギト「マジか!?」

氷牙「あぁ、シグナディア様の為だけに造られた古代融合騎・AGITO。シグナディア様の力を妬んだ者が盗み出し、使用した拒絶反応が膨大な魔力を放出し、その際次元震が起こった事による記憶領域の損傷…ま、まだシグナディア様にお渡しする前で、一度もシグナディア様本人とは対面していない。記憶喪失等ではなく、最初から知識以外は何も記憶していなかった様だな。」

一行が見たもの…それは、見知らぬ筋骨隆々の銅像と、それに連なるように並び立つヴォルケンリッターだった。


氷牙「……御帰りなさいませ。初代氷竜王の血縁者よ。」

その言葉に、一行は驚愕した。


氷牙「ヴォルケンリッター・烈火の将 剣の騎士シグナム。」

シグナム「は、はい。」

氷牙「本名・シグナディア・L(ルナ)・アンヴィレント。初代氷竜王の娘にして、次女・剣の才溢れる剣聖。」

ゴォォォォォォッ…

シグナムに似た銅像が燃えあがり、生身の肉体と化していく。

氷牙「風の癒し手 湖の騎士・シャマル。」

シャマル「え?え?!」

氷牙「本名・シャーマ・R(ロール)・アンヴィレント。初代氷竜王の……"妻"・癒し魔法の才溢れる聖者。」

ポォォォォォォォォ…

シャマルに似た銅像が淡い光に包まれ、生身の肉体と化していく。

氷牙「紅の鉄騎 鉄槌の騎士・ヴィータ。」

ヴィータ「お、おう…」

氷牙「本名・ヴィオレッタ・T(テイル)・アンヴィレント。初代氷竜王の娘にして、三女・剛力の才に恵まれた拳聖。」

ごごごごごごごごご…

一番小さなヴィータ似の銅像にひび割れが起き、中から生身の肉体が露出する。

氷牙「蒼き狼・盾の守護獣・ザフィーラ。」

ザフィーラ「は!」

氷牙「本名・ザフィーラ 種族・ヴァージェスト(最強種の人狼)初代氷竜王の使い魔として召喚された最も信頼を得ていたパートナー。」

ヴィータ似の銅像と同じようにひび割れて肉体が露出していく。

氷牙「夜天の書の管制人格 祝福の風リィンフォース・アイン」

リィン「はい。」

氷牙「本名・ノルン・A(アルテミス)・アンヴィレント。初代氷竜王の娘にして、長女・闇の精霊に選ばれし者。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

リィンフォース似の銅像から闇色のオーラが噴出し、生身の肉体と化していく。

氷牙「最後に…人格型ユニゾンデバイス…いや、防衛プログラムの欠片・リィンフォースU。」

リィンU「え!?は、ハイです!?」

氷牙「本名・ティナ・F(フィリップ)・アンヴィレント。初代氷竜王の娘にして、末女・最も初代氷竜王の力を受け継いだ少女。」

ピシ…ピシピシピシ…

リィンフォースU似の銅像がゆっくりと生身の肉体と化していく。
Re: [ディスガイア・オルタナティブ]〜第四幕〜 ( No.9 )
日時: 2010/01/08 14:05:36
名前: ハイパーカイザー

一方・・・・

勇「・・・ここで間違いないの?ファング。」
ファング『ああ。確かにここからさっきの魔力が出てるぜ。』

勇達は王墓の入り口にいた。

冷奈「・・・それにしても、魔物がこんなところに何のようなのかしら?」
勇「う〜ん・・・宝探しとか?」
冷奈「あのね・・・」

勇の言葉に脱力してしまう冷奈。その後方で誰かが監視しているのにまったく気づいていなかった。

???3「・・・・・・魔力識別断定・・・・ランク、属性魔王神・・・・」
Re: [ディスガイア・オルタナテ ( No.10 )
日時: 2010/01/08 17:27:22
名前:

氷牙「早い話、ヴォルケンリッターは初代氷竜王の血縁者達の魂の欠片にすぎない。」

ユーノ「魂の…欠片?」


氷牙「不思議に思った事はないか?いち、魔導書のプログラムでしかないヴォルケンリッター達に、感情があるのかを」

なのは「それは…その」

氷牙「だが、もしそのプログラムに、魂が宿っていたとしたら?感情があっても、可笑しくはあるまい?」

ユーノ「……確かに、でも、何故プログラムに魂を?」


氷牙「正直な話、俺もお伽話程度の知識と、本能でしかないが…氷竜王一族は、昔は守護竜一族と呼ばれていて、初代氷竜王であるご先祖様が、分岐となって枝分かれした種族だ。」


フェイト「氷竜王一族とはいっても、根本的には、守護竜ってことですか?」

氷牙「そうだ。そして、夜天の魔導書も、研究書とはカモフラージュでしかなく、本来は召喚機なんだ。」

ユーノ「召喚機って……じゃぁまさか!?」

氷牙「そう。初代達は魔導書の中で生き続け、手にした者を…いや、手に入れてしまった者の守護者として存在する事で、後世に…いつかくる滅びから守護する為に……」

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