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異世界大戦記〜その3〜
日時: 2009/08/21 22:21:14
名前: カイナ

カイナ「後一つで過去ログ送りになるのに次がないのは流石にやばいと思ったので真に勝手ながら僕がスレッドを出させてもらいます」

カイ「少し本格的になってきたネクロス・グループとの戦い」
カノンノ「一体この大会はどうなってしまうのか?」

カイナ「それでは、[異世界大戦記〜その3〜]」

カイ・カノンノ「「スタート!!!」」
カイナ「台詞取られた……」

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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.56 )
日時: 2009/09/03 21:06:10
名前: カイナ

レオ「……全員無事だな!?生きてるか!?」
ライ「っく……何とか……」
アルフ「瞬時に氷の壁を展開して防御したけど……防ぎきれなかった……」
勇輝「っつぅ……」

レオが叫ぶとそこらに倒れていたライやアルフ、勇輝達は皆何とか無事と言わんばかりに立ち上がる。しかし全員ふらふらしており、戦うなんて明らかに不可能に見える。

レオ「メリオル、いけるか?」
メリオル「やってみる……大いなる生命の息吹よ、今ここに……リザレクション!」

メリオルが右手の扇子を掲げながらそう言い、光のマナを解放するとその力が近くにいたライやアルフ、エルフィ、四聖獣騎士を癒し始めた。

ライ「ふぅ……でも、まだ痛むな……」
レオ「しばらくは無理か……しょうがない、一旦全員集合してメリオルはリザレクションの範囲を狭めて力を集中。その間来る敵は俺が防ぎきる」
メリオル「了解」
エルフィ「私も手伝う」

レオがそう指示するとライ達は一つの場所に集まり、メリオルとエルフィはそこに癒しの力を集中する。そしてレオは辺りを警戒しつつ今もまだ戦っているネクロス・グループ幹部達の方を一瞥した。

レオ「ネクロス・グループか……ったく、面倒な事になりそうだ……」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.57 )
日時: 2009/09/03 23:18:05
名前: 忠タロウ+その他の皆様

忠「…だから、[スマブラIMPACTOッ!!]とこちらは別モノって孝さん言ってたじゃないですか!?…つかスミヨシの方が、正統後継者です。…双子の兄は…あ、なら彼は[ゾアノイド]三幹部の一人にしましょうか…いや、それだとレガリオとかぶるし…レガリオの代わりに三幹部の[ブレイン]にしちゃおうかな…?」

ルイギ「…スミヨシよりも異常な性格って、やべえんじゃね?つか、ヨミの奴、氷牙みたいに黒い核鉄…いや、[紫核鉄]だよな?そんな機能あったっけ?」

忠「…これじゃ、私の小説掲示版の時みたいにグダグダな展開になりそう…。」





ヨミのその肌は赤銅色に、髪の色が深緑から蛍火に…。その凄まじい変化は目に見えて分かる。

スティル「(ぐぅう…っ、くそぉ…!!封印解除なんてやるんじゃなかったぜ…。全身の筋繊維が悲鳴上げてやがる…!!だが、せめてヨミを…止めなきゃ…!!!)」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.58 )
日時: 2009/09/04 03:40:31
名前: 孝(たか)

少し時を戻って、鏡夜視点。


鏡夜「僕のターン…ドロー」


黒LP4175  手札0
フィールド 真紅眼の究極竜が攻撃表示
一族の結束と王宮のお触れが発動中。
伏せ1枚

鏡夜LP3700 手札3
フィールド 光神龍が攻撃表示、魔神龍が攻撃表示、救世竜が守備表示、ボルトドラゴンが守備表示
龍の楽園が発動中。
伏せ1枚。


鏡夜「(今のところ、状況は不利…何か手は…これは!?)」

ふと、鏡夜は手札を確認して、これならば!と閃いた。


鏡夜「魔法カード・大嵐を発動!」

鏡夜はお返しとばかりに大嵐を発動させる。

鏡夜の場には自分のターン中なら相手に魔法と罠を発動できないディアボロスがいるため、何の気兼ねもなく使える。


黒「く…」

真紅眼の究極竜 攻5000→4200


鏡夜「カードを一枚セットして、永続魔法・這い寄る魔の手を発動!」


這い寄る魔の手 永続魔法 オリカ
効果 発動時に、自分は手札が6枚になるようにドローする。
相手のスタンバイフェイズ時に、ドローした枚数分、自分フィールド上のモンスターを除外する。


鏡夜手札3→2→0→6

鏡夜「(よし!)僕は、墓地から、漆黒の龍と、純白の龍をゲームから除外し、手札から、僕自身!混沌の双剣士を特殊召喚!」


混沌の双剣士 光属性 オリカ
レベル10 魔族 攻2900/守2900
効果 このカードは通常召喚できない。
墓地から、レベル7以上の光属性と闇属性のドラゴン族を一体ずつゲームから除外した時のみ、特殊召喚できる。
このカードは「炎」「風」「闇」属性としても扱う。
このカードは「ドラゴン族」「天使族」としても扱う。
このカードは、フィールド上のドラゴン族モンスターの数だけ、攻撃力が800ポイントアップする。
このカードに装備された「RW」と名のつく装備カード1枚につき、このカードの攻撃力は800ポイントアップする。
このカードは、カード効果では破壊されない。
このカードは、神属性以外との戦闘では破壊されない。


鏡夜「更に、手札から、装備魔法・RWコレクションを、混沌の双剣士に装備!」

混沌の双剣士 攻2900→2900+(800×6)=7700


RWコレクション 装備魔法 オリカ
効果 手札を好きな枚数墓地に送り、墓地に送った枚数分、デッキから「RW」と名のつくカードを除外し、このカードの効果に追加する。
この効果を使用した場合、このカード一枚で追加した効果分装備した事になる。
装備モンスターの攻撃力を400ポイントアップさせる。
このカードがフィールド上に存在する場合、自分はこのカードを装備したモンスターしか攻撃宣言を行えない。


鏡夜「僕はRWコレクションの効果で、手札を三枚墓地に送り、デッキから装備魔法、RW・愛染&凱亜、RW・白刃・ヘイムニル、RW・ヴェルグガオルを除外する。」


RW・白刃・ヘイムニル 装備魔法 オリカ
効果 装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。装備モンスターが破壊され墓地へ送られた時、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。破壊した魔法・罠カードの枚数×300ポイントダメージを相手ライフに与える。
このカードを装備したモンスターが、レベル8以上ならば、相手モンスター全てに、一回ずつ攻撃できる。
その代わり、相手モンスターと戦闘する場合、与えるダメージが半分になる。


RW・ヴェルグガオル 装備魔法 オリカ
効果 装備モンスターの攻撃力を2000ポイントアップさせる。
守備表示モンスターを攻撃した時、このカードが装備されたモンスターの攻撃力が守備表示モンスターの守備力を越えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードを装備したモンスターの攻撃対象となった効果モンスターの効果は無効化される。

2000+2000+700+400+(800×4)=8300+7700
混沌の双剣士 攻7700→16000


黒「攻撃力、16000だと!?」

鏡夜「さらに、RW・愛染&凱亜の効果で、混沌の双剣士は、バトルフェイズ中に、二回攻撃ができる。」

黒「我の場には、攻撃力4200の究極竜のみ…」

鏡夜「混沌の双剣士で、真紅眼の究極竜に攻撃!奥義・剣術乱舞!」

「ギャアアオオオオオオオオオオオオッ!?」


16000−4200=11800÷2=5900

黒「だが、悪あがきをさせてもらおう!デッキから、ガードランをゲームから除外し、戦闘ダメージを0にする!!」

鏡夜「最後まで諦めなかった君に、最高の一撃を!これで最後!混沌の双剣士の攻撃!!秘奥義・邪炎煉獄殺!!!」


混沌黒LP4175→0

究極混沌龍『ぐあああああああああああああああああああ!?』



鏡夜が混沌黒にとどめの一撃を与えたその時。
刹那も決着をつけたようだ。


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

究極混沌龍が攻撃を受け、巨大影虫製造機諸共吹き飛ばした。



鏡夜「ふぅ…終わった。」
刹那「お疲れ様です、鏡夜さん」
鏡夜「刹那も、お疲れ様。」


二人して見つめあい、刹那は頬を赤く染める。
その時…


ゾクッ!?


鏡夜「この感覚は!?……そんな、まさか…違う。氷牙じゃない。別の誰かが?でも、誰が…?」
刹那「??鏡夜さん?」

鏡夜「刹那、急いでみんなと合流しよう!」
刹那「鏡夜さん…はい!」

鏡夜の表情から何かを感じ取った刹那は、鏡夜の案に賛成する。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.59 )
日時: 2009/09/04 21:10:45
名前: ミクトラン二世

ピチュー「鏡夜さん!刹那ッ!!!」
ふと、服や拳に大量の返り血を付けたピチューが向かってくる。
刹那「あ!ピチュー先輩・・・・って何ですか?その血の付いた拳・・・」
ピチュー「それは後、それより装置は!?」
鏡「ああ、それならさっき破壊したけど?」
ピチュー「え・・・?破壊・・・・した・・・?そんな馬鹿な・・・・」
刹那「え・・・・?それはどういう」
そう言おうとした刹那に何かを知らせようとピチューは親指で後ろの入り口を指す。そして指された方向を見て2人は絶句した。

装置は破壊したのにさっきよりも多くの影虫が出現していた。

刹那「そんな・・・・・どうして・・・・」
ピチュー「その装置、ちょっと見せてくれないかな?」
そう言ってピチューは破壊された装置を観察する。
ピチュー「・・・・やっぱり、これはダミーだね。出ていたのは影虫に似た全く別の物だったみたい」
刹那「そ・・・そんな・・・・・」
鏡「やられた・・・・・」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.60 )
日時: 2009/09/04 23:06:01
名前:

え?まだ影虫引っ張るっすか?


ヤバいな〜
鏡夜が合流出来なくなってしまう。

ネクロスがくる前に合流させたいのに…




鏡夜「……ふ、ふふふ…」
刹那「き、鏡夜さん?」

ぶるぶると小刻みに肩を震わせる鏡夜に、戸惑いがちに声をかける刹那。


鏡夜「この僕にあんな事をさせておいて…ダミー?ふふふふ…フハハハハハハハハハハハッ!!!!」


ピチュー「あ、やばい」
刹那「やばいですね。」


鏡夜「フハハハハハハハッ……ぶっ壊す!!!」


切れた。
鏡夜の小さい小さい堪忍袋の緒が意図も簡単に切れた。


もう誰も、鏡夜を止める事は出来ないだろう。

鏡夜「リングウェポン…鬼夜叉(おにやしゃ)。」


鬼夜叉
鬼神の如く一騎当千の戦闘に長けた蛮刀。
ヴェルグガオル程長くはないが、その分太い。
横に薙げば胴体を千切り、縦に振り降ろせば地面諸共真っ二つ。
犬夜叉の鉄砕牙が子供の玩具にみえる程の業物。
使用頻度は極端に少ない。
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.61 )
日時: 2009/09/09 14:09:35
名前: 忠タロウ+その他の皆様

その鏡夜の形相と、使用武器を見て影虫達は本能的に危機を察知し、後ずさる。

鏡夜「ふ〜ん…?君たちみたいな虫でも、一応分かるんだ…。じゃあ、喰らってみる?返事は聞かないけど!!」

ブォンッ!!




一方、中央舞台では三馬鹿はヴィクター化したヨミのエネルギー・ドレインにより戦闘不能となっていた。

ボボ「…く、くそぉお……!!力が…どんどん吸い取られる…」
首領「…………………」
天「あぁああああああああああぁぁぁぁぁぁ…骨になるぅううううううううううううううぅぅぅ…」

X(ヴィクター)ヨミ「…氷牙…、お前を…倒す…!!!複製武器の武装錬金[サウザンズ・フィクション]!!!」

瞬間、右腕を掲げたヨミを中心に周囲に大小数十枚の六角形の金属盤が現れた。

氷牙「…ちっ、まさか核鉄まで使えるうえにヴィクター化か…。」
スティル「…あれほど使うなと言ったのに…、ヨミの奴…後でお仕置きだ…!!(だが、身体がまともに動かないんじゃ無理か…。ざまあないな…)」

スミヨシ「グギギ…キ、キュア・ダーツ…。」

プシュッ!

スミヨシ「………フウウ〜…。何とか身体を動かせる程には回復できたが…今のヨミに近づくのは自殺行為だ、と言いたいが…スティル。お前はどうせ止めに行くのだろう…?」

スティル「…なら、キュア・ダーツを俺にも使ってくれよ…?」
スミヨシ「…ちっ。」
スティル「聞こえたぞ?」
スミヨシ「分かった分かった。」





ディロム「まあ、私は魔力のみをエネルギー源にしてますので…ヨミのエネルギー・ドレインには反応しませんし…。さあ、バトルの続きでもしましょうか?」
DC「勝手に言ってろ。だが、勝つのは俺だ…!!」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.62 )
日時: 2009/09/09 18:01:06
名前: カイナ

レオ「何なんだあの子供……生命力を吸い取っている?……よく分からないが、下手に近づいたら俺もやばいな。さて、どうするか……」

レオは近づいてくるプリムを全て一刀の元片付けながらヨミの方を見て今の状況を分析していた。

ライ「父さん」
レオ「やっと回復したか。とはいえあの子供に近づいたらやばそうだ。勇輝、お前らあいつらの知り合いみたいだが、どういうことか分かるか?」

後ろから声をかけてきたライを見て全員の治癒が済んだ事を確認すると早速レオは勇輝達に尋ねた。
――――――――――――――――――――
カイナ「僕自身ヴィクター化とかよく分かりませんし……説明お願いできます?」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.63 )
日時: 2009/09/09 20:48:13
名前: 忠タロウ+その他の皆様

勇輝「え、ええ…。あの子は六大幹部の一人で、確か…[剛力童子]のヨミです…。」
絵美里「…ん〜でもぉ〜、あれはあたし達も初めてみるかな?」

章悟「…奴等とは俺達が今までに寄って来た異世界に現れて、その世界の悪の勢力と手を組んだりして、俺達と俺達に関わった人達を攻撃してくるんです。…まあ、最終的には奴等が手を組んだ方の悪の勢力を自分等の手で潰したり、俺達と関わった人―特にあそこでノビてるボーボボさんにツルリーナ三世を倒させた後で、現われてきたり…」

修治「今にして思えば、敵なのかどうか分かんねえけど…。ただ、分かってる事と言ったら…」
章悟「奴等は、俺達で止めなきゃならないと言う事です…!!蒼龍閃光斬!!!」

瞬時に蒼龍刃を具現化させ、青い軌跡を残す程の連続斬りを放ち周囲のプリム達を一掃する章悟。

勇輝「…それに、異世界の旅を始めたのは…もともとは僕のお父さん…正義お父さんが異世界の何処かにいるかも…ってだけで…」
章悟「その人は勇輝の父親で、7年前に行方知れずになったんだよな…。デモンベインとの出会いがきっかけで、俺達は[四聖獣騎士]の能力が目覚めた…。」
絵美里「それで、ネクロス・グループやヴェルレイドとか色んな人達と戦って、異世界に渡って色んな人と出会って…」
修治「で、現在に至るとゆう訳っす…。」

レオ「…そ、そうか…。色々と大変だったんだな…?」
勇輝「ええ…まあ…、もう慣れましたけどね…。」





忠「ちなみに、ヴィクター化については[武装錬金]の単行本を買うか、ウィキペディアでチェックして下さい。」
ルイギ「横着してねえで、ちゃんとしろ!?」

忠「はい…。ヴィクター化とは、[武装錬金]世界の錬金術の粋を集めて造られた戦闘兵器の総称で、錬金術研究の成果の一つです。
片手に収まる程の大きさの六角形の金属塊ですが、使用者の闘争本能に呼応し展開、使用者固有の武器[武装錬金]へと形を変えます。
また、使用者の身体の各機能を強化させる事もでき、生存本能に働きかけて驚異の治癒力を発揮させる事もできますが、多用すると使用者の寿命が縮まるなどの弊害(へいがい)も多いんです。」
ルイギ「まあ、それを心臓の代用品にすれば命は助かるが、同時に武装錬金を破壊されれば心臓の代用品はなくなり、使用者は死に至る。尤も、氷牙の心臓代わりになってる黒核鉄は特別製だから、滅多な攻撃じゃ壊せないぜ?」
忠「また、核鉄(かくがね)は複数同時使用する事で同じ特性の武装を複数創造(W(ダブル)武装錬金)したり、治癒力を倍とまではいきませんが高める事が可能です。
核鉄は[武装錬金]世界では全部で100個(シリアルナンバーT(1)〜C(100))とされ、世界中に散ってしまった核鉄の回収・管理の為に[錬金戦団]が組織されました。なお、破壊された核鉄はひびが入り一時使用不可能になりますが、時間が経過すれば自動で修復され使用可能になります。」

ルイギ「ちなみに、もともとの出処である[武装錬金]世界での核鉄の製造工程及び素材は、残念だが分からずじまいだ…。詳しくは単行本全巻を買って読んでくれ。」

チュ「説明だけで、かなり書いちゃった…。」
ルイギ「あと、ヨミの使った紫核鉄はネクロス・グループ独自の技術で精製されたディロムとスミヨシの合作だ。スミヨシの作った高純度の[デーモン・エキス]にディロム特製の核鉄に近しい性質の超合金をたっぷりと浸したもので作ったらしい…。」

忠「…孝さんにバトンタッチ!!お願いします!!!!」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.64 )
日時: 2009/09/09 21:38:51
名前: ミクトラン二世

エリー「!!」

ドンッ!!

ルイギ「うぉ!?」
突然、エリーが血相を変えてルイギを突き飛ばす。その瞬間、さっきまで二人が居た場所に大量の弾丸が地面に当たる。
エリー「ッ!!何者だっ!!」
そう言ってエリーは弾丸が飛んできた方向に顔を向ける。そこにいたのは・・・
???「へぇ・・・流石は[ザ・エレメント・マスター]のエリー・スパークだ・・・」
エリー「!!お前は・・・・!」
そう、そこに居たのは紛れも無く六星王NF(ノーマルフォーム)の姿だった。
エリー「フォルテ達・・・・ではないな。貴様、何者だ」
突然現れた六星王NF(?)にエリーは凄まじい目つきで睨む。
???「これは失礼、私はネクロス・グループの社員、ザンビレオ・ラグストーンと申します。以後お見知りおきを」
そう言ってザンビレオと名乗る人物は紳士のようにお辞儀する。
ザンビレオ「フフフ・・・・それにしても運がいい、ネクロス・グループに入社してすぐにこのライド・アーマーを手に入れ、さらにはターゲットである貴方にも会えた」
エリー「それ、予備用に作った2号機だな、あの子達はどうした?」
ザンビレオ「ああ、あの子達。あんな雑魚が持つより、私が扱った方がこの機体も喜ぶかと・・・」

ドゴンッ!!

エリー「・・・私の質問に答えろ。私はあの子達が無事かどうか聞いている。返事しだいでは唯ではおかないぞ・・・・」
ザンビレオの言葉をさえぎるように、エリーは地面に亀裂を入れ、ドスのきいた口調でザンビレオに話しかける。
ザンビレオ「おお怖い怖い、そんなに怒らなくても大丈夫ですよ。私はこの機体を奪っただけで何もしてませんよ」
エリー「ほぅ、では安心した。だったらその機体ごと貴様をスクラップにできるな・・・・」
そう言ってエリーはレイピアを持って構える。
ザンビレオ「おやおや駄目ですよ。折角のお宝を壊されるのは。それに・・・」
そう言ってザンビレオは背中の隠しアームを展開する。そこでエリーは隠しアームが持っているものを見て驚愕する。
ザンビレオ「私が死ぬとこの子も死にますよ?」
女の子「うぅ・・・・うええええ・・・
そこには女の子が襟首を掴まれて捕らえられていた。
エリー「チィ・・・・外道が・・・!」
ザンビレオ「知ってますよ?貴方の弱点が子供だという事。貴方は子供が巻き込まれないように何時も子供は居ないかと気にしてますからねぇ」
エリー「ぐぅ・・・・・」
ザンビレオ「おっと、動かないでくださいね?動いたらこの子がどうなるか・・・・分かってますよね?」
エリー「ぐ・・・・・・」
Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.65 )
日時: 2009/09/10 03:45:42
名前:

ドゴンッ!!

そんな時、大地が揺れた。

ザン「む?」

ドゴンッ!!

揺れは徐々に激しさを増し…

ズドゴンッ!!

ザンビレオの真下の地面から巨大な剣が大地を裂いて飛び出してきた。


ザシュッ!!


そしてその大剣は少女を掴んでいたザンビレオの腕を切り落とした。


ザン「ぐあああああっ!?」

ブシューーーー!!


ライドアーマーの切り落とされた肩口から茶色のオイルが血の雨のように噴き出す。



スタッ

そこで、ちょうどエリーの真横に、ザンビレオに捕まっていた少女を抱きながら着地した者が居た。

エリー「お、お主は…」
鏡夜「ふぅ〜危なかった。」
凛「お、お兄様!?」
鏡夜「あれ?凛。来てたんだ?」


肩口からオイルを噴き出すザンビレオをガン無視して義妹と会話する者。

最強種の魔王の一人。


鏡夜・D・フラグリアス

影虫共を駆逐し、面倒だからと地下から天井を突き破る荒技で現れた。

ついでとばかりにザンビレオに手傷を与えて。

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