Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.67 ) |
- 日時: 2009/09/10 20:31:11
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「つまりは、モビルスーツの人間大サイズ版…と考えたらどうでしょうか?」
ルイギ「それはどうかと、俺は思うが…?」
・ ・ ・
スティル「…ったく、ザンビレオの奴…勝手な行動を取って…減給どころか退職処分にしかねないね…?まあ、残りの二人ももうすぐここに来るし…。」
ブオォンッ!!!
すると、二つの転移陣から現れる六大幹部の二人。一人はフルフェイスで浅黒い肌を持ち、屈強な体つきをしている男性。もう一人は、白いロングスカートのチャイナ服を纏い、腰まで届く銀髪のロング。エメラルド・グリーンの瞳を持つ20代前半の女性である。
スティル「よお、フェイロンにガルゼム…。遅いご登場で?」 フェイロン「ふん…、貴様こそすでに封印解除してそのざまか?全く、これで六大幹部のリーダーを名乗っているのだから…」 ガルゼム「…それよりも、ヨミの方だ。どうやら、紫核鉄を使ってしまったのか…?」 スティル「…ああ。」
フェイロン「なっ…!?」 ガルゼム「あれは…、他の核鉄以上に闘争本能を高める代わりに半ばバーサク(暴走)状態になり兼ねない代物だぞ!?ただ、武器を創造するだけならまだしも…」
スティル「俺を、助けたかったから…ただ、それだけさ?」 フェイロン「…まあいい。そこまで我々を追い詰める程の、実力者がここに揃っているという事か…。ならば、全て排除する!!社長の描く[理想]の為に…!!!」 ガルゼム「…我等[半人半魔(ハーフガイスト)]や異能者が差別されず、共に暮らせる世界を…!!!…まずはヨミを止める事が先決だが…」
スミヨシ「そうも言ってられんぞ?私はもう、しばらくは戦えん身体だ。それにディロムは研究対象を見つけてそっちに没頭中…。スティルは、御覧の通り…」 フェイロン「となると、動ける者は限られる…か。」
スティル「…社長は?」 フェイロン「…あの御方なら、もうすぐ来る。力を…集めた後でな…?」
スティル「………そっか…。([動植物の生命力を吸い取ってそれを自らの魔力回復に使う]という社長の能力…。[古の三邪神]の一人、[肉体]の要素を司る邪神とはいえ…、そんな能力じゃなけりゃ社長も…あんな事件に引きずられる事もないだろうに…)」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.68 ) |
- 日時: 2009/09/11 01:51:48
- 名前: 孝(たか)
- ……やっちまったぜ☆!!
後で修正しておきます。
ヨミ「フーー!!フーー!!」
暴走して息を荒げるヨミ。 それに伴い、エネルギードレインの威力が増し、ピンクのオーラから、紫のオーラに変わる。
ディロム「……ぐぅ!?な、なぜ!?私からも、エネルギーを!?」
氷牙「お前馬鹿か?あのガキ、ハーフガイストだろ?人間から進化したヴィクターなら生命エネルギーをダイレクトに奪うが…完全な魔族である俺や、半分が魔族である奴が普通のヴィクターと同じになるわけねぇだろうが…俺がヴィクター化した時なんざ、電気エネルギー、爆破エネルギー、生命エネルギー、何でも取り込んだぞ?」
ディロム「ぐ…ぬぉおお…」
CD「…俺は何ともないんだが?」
氷牙「仮面ライダーのスーツは、どうやらブラボーのシルバースキンと同じ効果があったようだな・・・」
ヨミ「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」
氷牙「……チッ! 紫の核鉄。中途半端に再現したせいで暴走兵器になりやがったか…しかも、心臓を食い破られたって事は…あれを破壊しちまったら死ぬな……ガキを殺すのは趣味じゃねぇが、奴一人の為にこの闘技場の一般人を殺させる訳にもいかねぇ…悪いが、その命、諦めてもらうぜ?」
ヨミ「グルルルルルル……ダァアアアアアアアアアアアアアアア!!」
粒子があつまり、大斧(グレートアックス)型の武装錬金と化し、それを振って氷牙に突撃していった。
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.69 ) |
- 日時: 2009/09/11 16:21:27
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ・
・ ・
スティル「ぐぐ…早く止めないと…ヨミが…!!」 スミヨシ「…まあ、核鉄と心臓を分離させる事は出来ん事もないが…?あの紫核鉄に使われてる超合金は、生体金属を主な材料にしている。ただの金属としてではなく、生身の心臓を強化させる為のモノとしてな…。」 スティル「なら…さっさとしろよ…?」
スミヨシ「ヨミがあれでは、逆にこちらが殺られるだけだ。ディロムもあの有様だからな…?」
ディロム「か…身体が、思うように…動かない…!!」 DC「どうやら、形勢逆転みたいだな?…で、あのガキはどうなんだよ…?」 ディロム「…確か、スティルが事前に氷牙達[属性魔王神]の過去の戦闘履歴を調べたところ、アルフィリアスという武装錬金で物質の分解・再構成を可能にしている様ですが…それなら、ヨミの心臓と紫核鉄を分離させられますね…?まあ、我等が敵であるならば…」
スティル「…ちっ、やっぱ俺が…ヨミの奴を止めてやる…!!」 スミヨシ「無理だな。今のお前はかろうじて動けるだけだ…、戦闘は私と同じくできん状態だぞ?」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.70 ) |
- 日時: 2009/09/11 16:24:00
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「…孝さん?投稿小説の[魔王戦記ネギま!?]の本編で使った武装錬金の中に[アルフィリアス]という突剣の武装錬金ありましたよね?あれでアスナさんの時みたく物質の分解・再構成は………」
ルイギ「無理だろ?」 忠「…………………… 」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.71 ) |
- 日時: 2009/09/11 23:32:12
- 名前: カイナ
- メリオル「う……」
エルフィ「何これ?……ふらふらする……」
一方、ヨミのエネルギードレインの効果はレオ達にまで及んでおり、特にさっきまでライやアルフ、四聖獣騎士の全員を一斉に回復させていたメリオルとエルフィは既に膝をつきかけていた。
レオ「体力も魔力も消耗してる、これ以上は危険か……ライ、アルフ。メリオルとエルフィ連れて出来るだけあいつから離れろ。少しはましになるはずだ」 ライ「う、うん……」 アルフ「分かった……けど、父さんも無理しないでね」
レオの指示を聞いたライとアルフはそれぞれエルフィとメリオルに肩を貸して離れるように歩き始める。幸か不幸か影虫達も生命力を吸い取られたのか本能的に危険と判断したのかこの周辺にはいない。
勇輝「レオさん……大丈夫なんですか?」 レオ「……正直きついな。まだ動く分に支障はないが……これ以上長引いたら絶対倒れる」
勇輝の言葉にレオは断言する調子で言い、右手に剣を具現化させ握り締める。そしてそれを構えると続けて言った。
レオ「あいつを止めるしかないな……出来りゃあ殺しは最終手段にしたいけど……」
レオはどこか悲しげにそう呟くとヨミ目掛けて走り出し、勇輝達もその後を追うように続いた。
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.72 ) |
- 日時: 2009/09/13 02:28:19
- 名前: 孝(たか)
- キンッ!ガキンッ!!
ヴィクターヨミの大斧と、氷牙の巨槍が火花を散らしながら弾き合う。
キンッ!!キンキンキンキンッ!!
氷牙「うぉおおおおおりゃああああっ!!!!」
大きく振りかぶって巨槍をヨミに投擲した。
空中にいたヨミは体を捻ってそれを回避。
しかし、ヨミの手から大斧が取り零れた。
すぐさま氷牙に視線を戻すと…
氷牙「せりゃあああああああああああああっ!!!!」
いつの間にかヨミの頭上で足を掲げており、踵落としでヨミを地面に叩きつける。
ヒュンッ!!ドゴォォォォォンッ!!!
ヨミ「ぐあああああああああああああああああああああああ!!」
しかし、それがどうしたと言わんばかりの雄たけびをあげて、氷牙に肉弾戦を仕掛けた。
パシンッ!パシパシッ! バババババッ!!
氷牙は腕を組んでヨミの右拳を足の裏で止め、続いて左拳、右の蹴りの連撃を手で払い、ヨミの蹴り上げを一歩引く事で回避し、ヨミが足を降ろした処にヨミの膝を蹴る。
しかし、ヨミはそれを膝の力だけで押し返し、再び蹴り上げようとした処を、氷牙がヨミの脛を蹴って払い落す。
ヨミは掌に魔力を込めて魔力弾を撃ちだした。
氷牙はよけると同時にバックステップで大きく距離をとった。
因みに、現在氷牙が使用した技術は、十二路譚腿(じゅうにろたんたい)と呼ばれる中国拳法の足技主体の拳法である。
十二路譚腿の達人を相手したものはこう語る。 十二路譚腿、攻守に隙無し、バランス絶妙!と。
十二路譚腿では、腕は防御用ともいえる。
スティル「氷牙…お願いだ…あいつを…ヨミを助け「断る」……せめて最後まで聞くとかしようよ?」
あまりの即答に傷の痛みも忘れて早口に答えるスティル。
氷牙「知るか。まず一つ、貴様らがこの場で何をしたか忘れたわけではあるまい?」
スティル「それは…」
氷牙「二つ、貴様らが影虫、キメラヒューマンなどを送り込んだせいで、一般人に軽傷者15名、重傷者17名、足が千切れた者8名、腕が千切れた者5名、死亡者…35名。…占めて80名の被害者…その内、あのガキが手にかけた者が重傷者17名中の8名に該当する…それを助けろだと?……笑わせるな。確かに、ヴィクターとなった事には同情してやろう。しかしだ。因果応報、自業自得とも言える。」
スティル「!?!?!(馬鹿な!?死亡者だと?!一般人は全て社長の許へ送り届けてから影虫たちを送った筈、それなのに何故!?)」
スティルは混乱していた。 彼らにも目的がある。 その為には、一般人の生存が必要不可欠事項だった。
だというのに、被害が出ていた。
スティル「(誰かが仕掛けた?…だとしても、いったい誰が?!)」
氷牙「……だが、助けてやらんこともない」
スティル「本当か!?」
氷牙「ただし!!」
スティル「…?」
氷牙「……貴様らのボスの事を、洗い浚い吐いてもらうぞ」
フェイロン「貴様…調子に「わかった」っ!?ガルゼム!?」
ガルゼム「いた仕方あるまい、もうヨミを止める事が出来るのは彼…魔王にしてヴィクターWである彼だけだ。」
フェイロン「…くっ」
フェイロンは苦虫を噛み潰したような表情で氷牙を睨みつける。
氷牙「交渉成立……」
そうして、氷牙は三枚のカードを取り出した。
氷牙「召喚!氷牙の従者!エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル!絡繰茶々丸!長瀬楓!」
エヴァ「遅いぞ氷牙!」
茶々丸「お待ちしておりました、氷牙さん」
楓「待っていたでござるよ。氷牙殿!」
真祖の吸血鬼にして、闇の福音・エヴァンジェリン。
その従者にして、氷牙の従者でもあるガイノイド・茶々丸。
その内本編で従者になる甲賀中忍・楓。
この四人が、ヴィクターY…ヨミの暴走を抑える最強の精鋭達だ!!!
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.73 ) |
- 日時: 2009/09/13 13:38:30
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- スミヨシ「…ほう、この娘達がこの状況で貴様が選んだヴィクター化対策用の最強布陣か…。本当にできるのか?」
ガルゼム「…だが、今は仕方がないのだ…。彼等に任せるしかない…!!(それにしても、死亡者が35名とは…うちの者達の誰がやったというのだ…!?おおよそ見当はついてはいるが…ザンビレオの奴だけではなさそうだ…)」
・ ・ ・
ルイギ「…しっかし、今までどこ行ってたんだ?」 鏡夜「影虫を量産してる機械を全部潰しにね?…だけど、最後の奴がダミーでさぁ〜ホント嫌になるよ…。ごめん、君のその顔を今すぐ踏みつぶしていいかな?」 ルイギ「…八つ当たりかい…!?」 テンバ「ほんなら、別の場所にあるんやないか…?あのライド・アーマーに乗っとる奴が知っとるかも知れへんし…」
ザンビレオ「残念ながら、最後の装置の場所は私は知りませんよ?知ってても教える気はないですけど…」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.74 ) |
- 日時: 2009/09/13 15:01:28
- 名前: 孝
- 鏡夜「じゃぁ邪魔だから消えて」
無表情でライドアーマーの背後に周り、ボールが収納されている場所を… ザンビレオ「な…」
鏡夜「君からは血の匂いがする……それも大量に……だから、殺されても文句はないよね?」
氷のような鋭く、冷たい声を発しながら収納領域を貫き、ボールを取り出し……
グシャッ!!
握り潰した。
鏡夜「…………あれ?中身がない?……へぇボールの中でも道具って使えるんだ?新しい発見だね」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.75 ) |
- 日時: 2009/09/14 20:09:09
- 名前: ミクトラン二世
- が、
シュゥゥゥゥゥ・・・・
鏡「な・・・・」
キュボオオオオオオオオオオオンッ!!!!!
なんと、六星王が膨らんだかと思うと、凄まじい爆発が発生し、鏡夜を飲み込む。 ザンビレオ「ははははははッ!!!」 そして後ろから、ザンビレオが何事も無かったかのように出現する。 ザンビレオ「私が貴方みたいな魔王のことを忘れたとでも?こんな事もあろうかと大量のダミーボムを仕掛けさせてもらいましたよ?」 そういうザンビレオの周りには同じ形のダミーがいる。 鏡「・・・君、そんなに死にたいんだね?」 ザンビレオ「バカがッ!私はここで死ぬわけにはいかないのだよ!」 そう言ってザンビレオは握り拳を作り演説する。 ザンビレオ「私はねぇ、この日のためにネクロス・グループの社員として潜入し、逃げ惑う愚民ドモを殺してネクロスに擦り付け、あの餓鬼ドモからこのアーマーを奪ったのだッ!!!そして私はお前等を倒しッ!!!ネクロス・グループを潰してッ!!!今こそ[ラブレンヌ・グループ]の幹部となるのだぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!」
???「・・・・・たったそんだけ?下らない」
途端、ザンビレオの後ろから声がし、直後に猛烈な爆風が発生して、ダミーは消滅し、ザンビレオは吹き飛ばされる。 ザンビレオ「ぐぉ!?」 エリー「・・・・どうやら、貴様に裁きを与えるのは私や鏡夜ではなく・・・・」 鏡「君達みたいだね。六つ子ちゃん。ヴィヴィオ」
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Re: 異世界大戦記〜その3〜 ( No.76 ) |
- 日時: 2009/09/15 02:20:47
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙「行くぞお前ら! エヴァは辛うじて動けるかも知れねぇが、茶々丸と楓はエネルギー・ドレインの影響でできる事が限られている」
エヴァ「私でも少しきついがな…」
楓「では、どうするでござるか?」
氷牙「こうするのさ…パートナーエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、絡繰茶々丸、長瀬楓。我に示せ! 秘められし力!! 契約…発動!!!!」
エヴァと楓と茶々丸が氷牙の背後に仰向けで宙に浮き、胸の前には円形の魔法陣。
三つの魔法陣が重なり、氷牙の目の前に集まる。
そこへ、氷牙は手を差し込み、何かを掴み取る。
氷牙「本来なら、アーマーカード、コスプレカード、スカカードの三種類だが…魔王と仮契約した者の特典…嘗めるなよ?」
氷牙が魔法陣から取り出したカードは、虹色に輝いていた。
エヴァンジェリン レジェンドカード クイーンヴァンパイア
大人の姿となって、真の力に目覚めたヴァンパイアの女王。
茶々丸 レジェンドカード フルメタルマスター
あらゆる機械兵器を呼び出し、己が力とする機械の支配者。
楓 レジェンドカード 忍者マスター
全てを極めた忍者の頂点。
氷牙「我が魔力を糧とし、真なる力を目覚めさせよ!? 契約執行!!!無制限!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!
某金色の戦士の如く魔力を溢れさせる四人。
氷牙「行くぞ!!? 武装錬金!! クロスミラージュ・アナザータイプ!」
「「「アデアット(来たれ)!!」」」
エヴァ「戦乙女の大矛!」 大剣と巨槍が一体化したランサーブレード。
茶々丸「自由なる蒼き翼!」 某自由の名を冠するSFGの装備。
楓「名刀・影紫(カゲムラサキ)!」 某勇者高校生の忍者が使っていた刀?。
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