Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.40 ) |
- 日時: 2011/06/30 00:16:44
- 名前: ヘルマン
- 美海「私のターン。ドロー……コダロスを召喚。効果発動。」
ダイダロスの幼生と思われる海竜を召喚する美海。
コダロスATK1400→1600→2000 ☆4→☆3
美海「私の場の海を墓地に送る事で、相手の場のカードを2枚選択し、そのカードを墓地に送る。剛火と右の伏せカードを選択する。」 焔「させるか!選択されたリバースを発動『和睦の使者』!これで戦闘ダメージは0だ!」
美海「魔法カード『天よりの宝札』を発動互いに手札が6枚になる様にドローする。私は6枚。」 焔「俺は5枚だ。」
美海「魔法カード『二重召喚』を発動。このターン通常召喚を2回まで行える。チューナーモンスター『深海のディーヴァ』を召喚。効果発動。召喚に成功した時、デッキからレベル3以下の海竜族モンスターを特殊召喚出来る。二体目のニードル・ギルマンを攻撃表示で召喚。」
ギルマン×2ATK1700→2100 ☆2→☆3 マーメイドATK1900→2300 ☆3→☆4 コダロスATK1800→2200 ☆3→☆4 ディーヴァATK200→600→1000
焔「フィールドが埋まった…」 美海「レベル3のニードル・ギルマンに、レベル2の深海のディーヴァをチューニング。出でよ。神海竜ギシルノドン」
☆3+☆2=☆5
ギシルノドンATK2300→2700 マーメイドATK2300→1900 コダロスATK2200→1800 ギルマンATK2100→1700
美海「カードを2枚セットして、ターンエンド。」手札2 焔「俺のターン。ドロー!『M・HEROバソール』を召喚!リバースカードオープン!『マスク・チェンジ』!地属性のバソールを変身!エクストラデッキから『M・HEROダイアン』を特殊召喚!」
美海「2枚目を伏せていた…」 焔「ダイアンで、ギシルノドンを攻撃!アースハンマー!!」
美海「させない。罠発動『ポセイドン・ウェーブ』相手モンスター1体の攻撃を無効にする。そして、私の場に魚族・海竜族・水族モンスターが存在する時、その数×800ポイントのダメージを与える」 焔「1体につき800って…4体いるから…3200!?!」
美海「押し寄せて。ポセイドン・ウェーブ!」 焔「ぐあああああああああああ!?」LP4000→800
美海「ポセイドン・ウェーブとギシルノドンは保険。ポセイドン・ウェーブが破壊された時の為にディーヴァとギルマンを素材にギシルノドンを出しておいた。何かしら伏せに対してしてくると思ったけど…兄さんは引きが強くても要所要所の詰めが甘い。」
焔「うぐ!?事実だから言い返せねぇ!だが甘いぜ!速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』を発動!モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスター1体を選択して発動する。このバトルフェイズ中、選択したモンスターはもう1度だけ攻撃する事ができる。その場合、選択したモンスターはダメージステップの間攻撃力が倍になる。」
ダイアンATK2800→5600
美海「罠発動『和睦の使者』モンスターは戦闘では破壊できない。戦闘ダメージも0になる。さっきも言った。詰めが甘い。」 焔「ノオオオオオオオオオオオ!!!!orz」
焔は頭を抱えてムンクの叫びの様な声を上げる。
因みに、ポセイドン・ウェーブや魔法の筒は攻撃無効とダメージが同時に処理されるので、ダブル・アップ・チャンスはタイミングを逃さない。
ダイアンATK5600→2800
焔「うぐぐぐぐぐ……魔法カード『リ・ヴィジョン』を発動!墓地に存在する永続魔法扱いに出来る『V・HERO』を2枚まで選択し、選択したカードを俺の場の魔法・罠ゾーンに表側表示で置く事が出来る。俺はミニマム・レイとインクリースを選択する。カードを2枚伏せて、ターンエンド」手札2
インクリースとミニマム・レイが残骸?の様に場に戻る。
美海「不思議な効果…油断できない…」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.41 ) |
- 日時: 2011/06/30 12:46:16
- 名前: カイナ
- 美海「私のターン、ドロー……フィールド魔法[ウォーター・ワールド]を発動。場の水属性モンスターの攻撃力は500上昇し、守備力が400ダウンする」
その言葉と共にデュエルリングが突如南国風の雰囲気漂う海に変わっていく、なんか海豚まで飛び跳ねていた。
神海竜ギシルノドン 攻撃力:2700→3200 マーメイド・ナイト 攻撃力:1900→2400 コダロス 攻撃力:1800→2300 ニードル・ギルマン 攻撃力:1700→2200
焔「げっ……」 美海「終わり。ギシルノドンでダイアンを攻撃!」
焔が明らかにやばいというような表情を見せると美海は僅かに微笑みながらギシルノドンに攻撃を指示、その瞬間、焔はニヤリと微笑んだ。
焔「リバースカードオープン速攻魔法[ソウル・ドライヴ]! 自分の墓地に存在するモンスターを一体除外し、俺の場のHEROの攻撃力をこのエンドフェイズまでそのモンスターの攻撃力分上昇させる! 俺は剛火を除外し、その攻撃力2200ポイントをダイアンに加える! もっとも、そのエンドフェイズ時に選択したモンスターは破壊されるがな」
ソウル・ドライヴ 速攻魔法(ミク二ップさん作オリカ) 自身の墓地に存在するモンスターを1体除外する。そうした場合、自身のフィールドに存在する[HERO]と名のつくモンスター1体の攻撃力を、このターン中だけ除外したモンスターの元々の攻撃力分アップさせる。ターン終了時、選択したモンスターは破壊される。
M・HERO ダイアン 攻撃力;2800→5000
美海「なっ……」 焔「迎撃しろ、ダイアン! ダイヤモンド・フレイムソード!!」
焔の言葉と共にダイアンの剣に剛火の炎が纏われ、ダイアンはギシルノドンの攻撃をかわすと炎を纏った剣でギシルノドンを斬り倒した。
美海「くっ……」LP4000→2200 焔「ダイアンが相手モンスターを戦闘で破壊した時、デッキからレベル4以下のモンスターを一体特殊召喚する。俺はM・HEROダスク・クロウを守備表示で召喚」 美海「マーメイド・ナイトでダスク・クロウを攻撃! マーメイド・ブレイド!」
美海のライフが削られ、焔はダイアンの力で闇の仮面英雄を呼び出すがその英雄はすぐに人魚の剣の前に散る。
美海「……カードを一枚セットし、ターン終了」 焔「その前のエンドフェイズ時にソウル・ドライヴの効果でダイアンは破壊される」
焔の言葉と共にダイアンは砕け散る。
焔「俺のターン、ドロー。リバースカードオープン[無謀な欲張り]、次二ターンのドローフェイズをスキップする代わりにカードを二枚ドロー」
焔の場にあったカードが翻ってその姿を見せ、その効果によって彼は二枚のカードをドローする。そしてよしと微笑んだ。
焔「いくぜ、魔法発動[融合]!!」
十代「キター!!! 一体何が来るんだ!?」
焔が融合の魔法カードを発動すると十代が歓声を上げ、焔は手札を三枚上空へと投げる。そして右腕を挙げ、人差し指を天井を指すように伸ばした。
焔「手札のV・HERO、マルティプリ・ガイとファリス、ウィッチ・レイドを融合! これがこのデッキの切り札の一枚、[V・HERO トリニティー]!!」
その言葉と共に上空へと投げられた手札――マルティプリ・ガイ、ファリス、ウィッチ・レイド――が幻影となって一つに混ざり合っていくと新たな幻影英雄が姿を現す。
焔「トリニティーはダイレクトアタックが出来ない代わりに三回攻撃が可能! さらに三体の融合素材によって融合召喚されたターン、攻撃力が二倍となる!」 美海「そんな!?」
十代「すげぇ!」
V・HERO トリニティー 攻撃力:2500→5000
焔の解説を聞いた美海の顔色が変わり、十代が歓声を上げる。そして焔は美海の方を指差した。
焔「いくぜ! トリニティーで攻撃! トリニティー・クラッシュ!! 三連打ァ!!!」 美海「きゃああぁぁぁっ!!!」LP2200→0
焔の攻撃指示と共にトリニティーから三発の拳の幻影が飛び、それを受けた美海の場のモンスターは全て砕け散るとその衝撃波を受けた美海のライフも0を示した。
クロノス「ウィナー! シニョール焔!! なノーネ!」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.42 ) |
- 日時: 2011/07/06 23:16:14
- 名前: カイナ
- さて、一週間近く経つけど誰も書く様子見せないため例によってまたもや勝手に書かせてもらいますね?ようやく第一回戦最後の原作デュエル、十代VS三沢ですから。三沢のデッキって漫画風の妖怪、即ちアンデットって事にして構わないですかね?まー駄目なら駄目で削除して書き直しますが……。
―――――――――――――――――――― クロノス「さーあついに選抜試験第一回戦最後のデュエルなノーネ! ドロップアウトボーイ遊城十代VSシニョール三沢大地!!」
十代「っしゃあっ! ようやく俺の番だぜぇっ!!」 ヴィヴィオ「代ちゃん! 頑張れー!」
クロノスの言葉を聞いた十代はさらっと悪口を言われた事も気にせずに嬉しそうな声を上げ、ヴィヴィオが応援の声を出すと「おうっ」と返してデュエルリングを駆け上がる。と先に上がっていた青年――三沢大地――は腕組みをして十代を待っており、彼を見るとふっと笑みを浮かべて口を開いた。
三沢「さあ、十代。楽しいデュエルをしよう!」 十代「おう! 全力で戦おうぜ!!」
クロノス「デュエルスタート!! なノーネ!」 十代・三沢「「デュエル!!!」」
三沢がそう言ってデュエルディスクを起動させると十代も握り締めた右拳を突き出しながらそう返し、今度は左腕を前に出してデュエルディスクを起動させる。そしてクロノスの掛け声と共に二人は声を上げた。
十代「俺が先攻をもらうぜ! ドロー!」
十代はすぐに先攻を取ってドローを行い、手札をさっと見眺めるとその一枚を手に取る。
十代「俺は[E・HERO フォレストマン]を守備表示で召喚! カードを一枚セットしてターンエンドだ」 三沢「俺のターン、ドロー」
十代の場に森の英雄が姿を現し、その後ろにカードが一枚伏せられる。それを見ながら三沢はカードをドローし、手札の一枚を取った。
三沢「魔法発動[撲滅の使徒]! その伏せカードを破壊する!」 十代「しまった、攻撃の無力化が……」 三沢「さらに罠カードを破壊した時お互いのデッキから同名のカードを全てゲームから除外する。あいにく、俺のデッキにも攻撃の無力化が一枚眠っていた」
三沢の発動したカードから現れた使徒が十代の場の伏せカードを破壊し、十代はしまったと呟くと三沢はそうとだけ言ってデッキから[攻撃の無力化]を除外する。
三沢「俺は[ピラミッド・タートル]を攻撃表示で召喚、さらにピラミッド・タートルに怨念の小太刀を装備! 怨念の小太刀はアンデット族のみに装備可能な装備魔法であり、このカードを装備したモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、ダメージ計算を行わずにそのモンスターを破壊する!」 十代「何ぃ!?」
三沢の場に現れた、ピラミッドを背負っているような亀の口に悪霊の怨念が纏われているような禍々しい小太刀が銜えられる。そして三沢の説明を受けた十代は目を点にし口をあんぐりと開けて驚愕の声を出す。
三沢「融合をサーチする効果を持つフォレストマンを残しておくわけにはいかない、ピラミッド・タートルでフォレストマンを攻撃! 怨念の小太刀の効果によりダメージ計算を行わずに破壊する!」
三沢の攻撃指示を聞いた亀がフォレストマンに突進、その銜えている小太刀で斬りつけると共に小太刀に宿っていた怨念がフォレストマンを蝕み、黄泉の世界へと送っていった。
十代「フォレストマン!」 三沢「リバースカードを一枚セットしてターンエンドだ」
十代が悲鳴のような声を上げるのに対し三沢は静かにそう言ってターンを終えた。 ―――――――――――――――――――― あの、ところで孝さん?ライVSアルフの決め手なんですけど……ラジオンって雷族で、確かDNA改造手術のような種族操作カードって使われてないですよね?じゃあリミッター解除は意味ないんじゃあ?……数え間違えてなければアルフの手札は後一枚あるはずですし、なんならワンターンのみ種族操作を行う通常魔法でもオリカで考えてみますけど?数え間違えててあの時点でもう手札がないとしても、フィールド魔法のサーチ方法ならありますし、というか正直そのためにライに侍の戦場発動させたんですし。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.46 ) |
- 日時: 2011/07/14 21:59:40
- 名前: 孝(たか)
- 十代「流石だな三沢。だが、俺もそう簡単にはやられないぜ!俺のターン!ドロー!!速攻魔法『サイクロン』発動!その伏せカードを破壊だ!」
三沢「何!?しまった…『魔封じの咆哮』が!?」
十代「あっぶねぇ…それ使われると魔法の使用が面倒になるんだよな?行くぜ!魔法発動『強欲な壺』!2枚ドローだ!『H・EROエアーマン』を攻撃表示で召喚!第2効果を選択。デッキからHERO1枚を手札に加える。俺は、『E・HEROバブルマン』を加える!」
三沢「手札消費の激しい融合デッキで、手札が減らないだと…!?」
三沢は、相変わらずの十代のチートドローに戦々恐々としている。
十代「更に魔法発動『精神操作』相手の場のモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る。ただし、攻撃と生贄に出来ない。そして…待たせたな三沢!魔法発動『融合』!エアーマンと、地属性のピラミッド・タートルを融合!来い!大地の英雄!『E・HEROガイア』!」
ガイアATK2200
十代「更に、魔法発動『死者蘇生』!墓地からエアーマンを攻撃表示で特殊召喚!効果で、デッキから『E・HEROオーシャン』を手札に加える。」
エアーマンATK1800
三沢「攻撃力の合計が…4000!?」 十代「俺の勝ちだ!行け!2体でダイレクトアタック!」
2体のE・HEROが三沢に向かって拳を振り上げる…しかし…
三沢「………ふふ」
三沢はにやりと笑った。
三沢「掛ったな十代!この瞬間。手札からモンスター効果発動!『鬼神・前鬼』を特殊召喚!」
前鬼ATK2500
十代「何!?止まれ!ガイア!エアーマン!」
十代は驚き、攻撃を止める。
三沢「鬼神・前鬼は、墓地にアンデット族が存在し、相手が攻撃力2000以上のモンスターで直接攻撃宣言を行った時、手札から特殊召喚出来るのさ!……焦るなよ十代。まだ決闘は始まったばかりだ。」 十代「やるな。三沢…俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」手札2(オーシャンとバブルマン)
三沢「俺のターン。ドロー!…俺の場に、前鬼が存在する事により、手札から、『鬼神・後鬼丸』を守備表示で特殊召喚!」
後鬼丸DEF2500
三沢「前鬼で、ガイアを攻撃!金剛角!!」 十代「ガイア!?うわあああああ!?」LP4000→3700
三沢「カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札0
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.47 ) |
- 日時: 2011/07/16 09:54:24
- 名前: カイナ
- 十代「くっ……俺のターン、ドロー! 魔法発動、[天使の施し]! カードを三枚ドローし、二枚捨てる」
三沢の笑みを浮かべながらの言葉を聞いた十代は表情をしかめてカードをドローし、魔法の効果で手札交換を行う。とよしっと微笑んだ。
十代「リバースカードを一枚セットし[命削りの宝札]を発動! 手札が五枚になるようドローする。俺の手札は一枚、よって四枚のカードをドロー!」 三沢「この瞬間リバースカードオープン[逆転の宝札]! 相手がカードを二枚以上ドローした時に発動、自分は相手が引いたカードを枚数−一枚のカードをドローする。お前は四枚のカードをドローした、よって俺は三枚のカードをドローする!」 十代「なっ!?」
十代は一気に手札を五枚に増強させるものの三沢も手札を三枚に増やす。それに十代が驚いたように目を見開くと三沢はふっと微笑んだ。
三沢「十代、お前の連続ドローは本当に凄い。だがそのドローにただ置いていかれるだけになるほど俺はお人好しじゃないつもりだ。しっかり対策はさせてもらったよ」 十代「さっすが三沢博士……」
三沢のふっと微笑んだ後のくくっと悪戯っぽく笑いながらの言葉に十代はげんなりとした様子で呟く。
十代「だけど俺も負けねえぜ! リバースカードオープン[融合]! 手札のスパークマンとエッジマンを融合! アニメの意地を見せてやる!……あ、あれ? 俺今何を?……と、とにかく、[E・HERO プラズマヴァイスマン]を融合召喚!!」
十代は自分が口走った言葉に自分できょとんとした後慌てたようにそう続け、その言葉と共に十代の場にプラズマを纏いし金色の英雄が姿を現す。そして十代は三沢の場の鬼を指差した。
十代「プラズマヴァイスマンの効果発動! 手札を一枚捨てて相手の攻撃表示モンスターを一体破壊する!! 前鬼を貫け、プラズマ・シュート!」 三沢「くっ……前鬼の効果発動、このカードが破壊された時デッキから[鬼神童子ゼンキ]を守備表示で特殊召喚!」
十代の言葉と共にヴァイスマンはプラズマの弾を撃って前鬼を破壊するが、その直後三沢の場にどことなく前鬼に似た妖怪の子供が姿を現す。
十代「ここで攻めるぜ! [E・HERO オーシャン]を召喚し、プラズマヴァイスマンで鬼神・後鬼丸を攻撃! プラズマ・スラッシャー!! プラズマヴァイスマンは貫通効果を持つぜ!」 三沢「ぐぁっ!……後鬼丸の効果でデッキから[鬼神童子ゴキ]を守備表示で特殊召喚!」LP4000→3900
十代の言葉と共にヴァイスマンは腕に付いた刃で後鬼丸を斬り裂き、その刃に纏われていた電撃が三沢を襲う。その後三沢の場に後鬼丸に似た妖怪の子供が姿を現した。
十代「エアーマンで鬼神童子ゼンキを、オーシャンで鬼神童子ゴキを攻撃、破壊!」 三沢「ゼンキの効果で鬼神童子ゴキを、ゴキの効果で鬼神童子ゼンキを手札に加える!」 十代「カードを一枚セット、ターンエンドだ」手札零枚
十代の場に金色のヒーローが出てきて状況が一転、手札は増えたとはいえあっという間に三沢の場はがら空きになってしまった。まあ代わりに十代の手札は零枚になっているが。
三沢「俺のターン、ドロー。手札から魔法カード[生者の書―禁断の呪術―]を発動! 墓地の鬼神童子ゴキを特殊召喚し、十代の墓地からE・HEROガイアを除外! さらに魔法カード[もののけの安息]を発動! 俺の場のアンデットを一体墓地に送り、デッキからカードを二枚ドローする。俺はゴキを墓地に送り、カードをドロー」
ライ「すっげー、十代にドローで張り合ってる……」 アルフ「かなり対策練ったみたいだね……」
三沢は復活した鬼の子供をすぐさま黄泉へと送ってその魂を新たな二枚の札に変える。それを見たライが思わずそう呟き声を出し、それにアルフも頷いて返し、その間に三沢は戦略を立てた。
三沢「よし、俺は[ゾンビ・マスター]を召喚し、効果を発動する。手札の馬頭鬼を捨てて墓地のレベル4以下アンデット、ピラミッド・タートルを特殊召喚! さらに墓地に送った馬頭鬼の効果発動! 馬頭鬼を除外して墓地に眠る鬼神童子ゼンキを特殊召喚!」 十代「?」
三沢の場に三体のアンデットが並ぶものの十代は首を傾げる。その攻撃力は一体もプラズマヴァイスマンに届かないし守備で時間を稼ぐにしろヴァイスマンには貫通効果がある。まあ今三沢の墓地にいるはずのモンスターで最大の攻撃力を持つ前鬼でもヴァイスマンには敵わないが。
三沢「いくぞ、十代!」 十代「!?」
すると三沢が突然声を出し、十代は思わず身構える。それと共に三沢は右手に握って上へと掲げたカードをデュエルディスクに叩きつけた。
三沢「俺の場にアンデットが二体以上いる。この時手札から[火車]を特殊召喚! 火車の特殊召喚に成功した時、フィールド上に存在するこのカード以外のモンスターを全てデッキに戻す。冥界入口!!」 十代「なっ!?」
三沢の場に姿を現した炎の車の妖怪が吼えたと思うと二人の場に存在していたHEROとアンデットが全て火車へと吸い込まれていく。
三沢「火車の攻撃力はこの効果でデッキに戻したアンデットの数×1000となる! 俺がデッキに戻したアンデットはゾンビ・マスター、ピラミッド・タートル、ゼンキの三体。よって攻撃力は3000!」 十代「げっ……」
三沢の言葉と共に火車の纏う炎が大きくなる、それに十代はげっと呟くが内心ではこれを受けてもギリギリ生き残れると安堵の息をついていた。しかし三沢はそれに気づいているのかふっと笑みを浮かべる。
三沢「まだだ! 墓地に存在する鬼神・前鬼を除外して手札から魔法カード[鬼神解縛秘呪]を発動! デッキから[前鬼・完全鬼神]を特殊召喚!」 十代「なななっ!?」
三沢の場に真の力を解放したと思われる前鬼が姿を現し、十代は驚愕の叫び声を上げる。
三沢「いくぞ、火車でダイレクトアタック! 火炎車!!」 十代「ぐあああぁぁぁっ!!!」LP3700→700
十代の身体を妖気の炎が包み込み、ライフを焼き削る。そこに前鬼が飛び掛った。
三沢「俺の勝ちだ! 前鬼・完全鬼神でダイレクトアタック!!」 十代「リバースカードオープン[ドレインシールド]! その攻撃を無効にし、攻撃力分俺のライフを回復する!」LP700→3700 三沢「くそっ、ターンエンドだ」手札二枚(鬼神童子ゼンキ、鬼神童子ゴキ)
しかし前鬼の攻撃は不思議な盾に防がれ、生命力となって十代に降り注ぐ。これでライフの差し引き0、それに三沢は悪態をついてターンを終えた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第 ( No.50 ) |
- 日時: 2011/07/16 19:52:34
- 名前: ヘルマン
- 十代「俺のターン……ドロー!魔法発動!『戦士の生還』!墓地から戦士族モンスターを1枚選択して手札に加えるぜ!俺は、E・HEROバブルマンを手札に加える!更に、バブルマンを守備表示で特殊召喚!バブルマンは、手札がこのカード1枚の時、特殊召喚が出来る。そして、俺の場に他のカードがない為、デッキから2枚ドローだ!」手札2枚
三沢「流石だな。何も無い状態からモンスター1体と手札が2枚なんて…」 十代「此処から挽回するぜ!魔法発動!『ミラクル・フュージョン』!俺は墓地からスパークマンと、『沼地の魔神王』を除外融合!」
三沢「沼地の魔神王だと!?いつの間に…天使の施しの時か!?」 十代「いいや。ヴァイスマンの時さ。俺は沼地の魔神王を『E・HEROフレイム・ウィングマン』として扱って融合する。来い!『E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン』!!」
フレアATK2500
十代「シャイニング・フレア・ウィングマンの攻撃力は、俺の墓地のE・HEROの数だけ300ポイントアップする。俺の墓地には……」
エッジマン、オーシャン、エアーマン、プラズマ・ヴァイスマン、プリズマー、フォレストマン。
三沢「6体のE・HERO…1800ポイントアップだと!?」
フレアATK2500→4300
十代「まだだぜ!2枚目のミラクル・フュージョンを発動!」 三沢「なにぃ!?」
十代「場のバブルマンと、墓地の光属性プリズマーを除外融合!来い!輝ける英雄!『E・HERO The シャイニング!』Theシャイニングは、除外されているE・HEROの数だけ、攻撃力が300ポイントアップする!除外されているE・HEROは4体。よって、1200ポイントアップだ!」
フレアATK4300→3700 シャイニングATK2600→3800
2体の閃光の名を関するHEROが並んだ。
三沢「2体の攻撃力を越えただと!?」 十代「行くぜ!シャイニングで、火車に攻撃!オプティカル・ストーム!!」
三沢「ぐああああああああ!?」LP3900→3100 十代「いけぇ!シャイニング・フレア・ウィングマン!前鬼・完全鬼神を攻撃!シャイニング・シューーート!!!!」
三沢「うああああああああ!!!?」LP3400→2700 十代「シャイニング・フレア・ウィングマンの効果発動!コイツが相手モンスターを戦闘で破壊し、墓地に送った時、そのモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」
三沢「な、なんだと…ぐああああああああああ!?」LP2700→0 十代「へへへ!!ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ!三沢!」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.51 ) |
- 日時: 2011/07/23 23:31:49
- 名前: カイナ
- クロノス「ウィ、ウィ、ウィナー! ゆ、遊城十代、なノーネ!?」
十代「よっしゃー!!!」
クロノスの驚愕の声での宣言に十代は右手を元気良く振り上げて声を上げる。それに観客席――特にイエロー寮、男子ブルー寮――はざわざわとなっていた、三沢は先日ブルー寮随一の実力者と言われていた万丈目準を下した実力の持ち主、その彼がまさかレッド寮の生徒に負けるなんて誰も予想していなかったのだろう、優勝候補の三沢大地、まさかの脱落である。それに下の方で見ていた風華もポカーンと口を開けており、三沢はデュエルリングを下りて風華を見るとすまなそうな笑みを浮かべて風華の頭にぽむんと頭を置いた。
三沢「すまない、風華。負けてしまった」 風華「え!? あ、いや、そんな……」
三沢の言葉に風華は固まりながらそう呟き、三沢がもう一度微笑んでからライ達の方に行くと風華は放心したかのように突っ立っていた。と思うと顔が赤く染まりあがってふらぁっと倒れ――
美海「ふぅちゃん、こんなとこで気絶しないで……」 風華「はぅっ!」
――そうになったところを美海がどこか呆れたような声質で言いながら風華を支え、風華ははぅっと言いながら気合で意識を取り戻した。
鮫島「ご苦労様です。流石に皆さん疲れてきた頃合でしょうし、この辺で三十分の休憩を取りたいと思います」
校長――鮫島がそう言うと生徒達は席を立って伸びをした後トイレに出かけたり飲み物を買いに行ったりする。そしてアルフファンクラブメンバーは次のアルフ応援会議を行い出し、スタジアムの方にいる十代達には氷牙と鏡夜が連絡に行った。
氷牙「お前らも、次の対戦表は休憩後に決定するから今の内にトイレやデッキ調整はきちんと済ませておけよ?」 鏡夜「あ、それと。負けちゃった人達もここでの観戦を認めるから、セコンドでもやってたらどうかな?」
氷牙と鏡夜の言葉に皆が「はい」と返す。それからライはトイレに出かけ、十代は次は誰と戦うかなーと凄い目をキラキラさせながらさっき勝ち抜いたヴィヴィオ、翔、アルフ、焔に次々と話しかけていく。三沢は壁に寄りかかって目を瞑るとさっきのデュエルの一人反省会を呟き始め、神楽坂はノートにさっきまでのデュエル結果を記録――恐らく次の物真似の資料にするのだろう――していた。風華はさっきの三沢の微笑と頭ぽむんを思い出しては顔を赤くしたり我に返ったりを繰り返しているし美海はそれを呆れ気味に眺めていた。
それから三十分が経過し、生徒達は大方席に戻り十代達次を戦うデュエリストは全員揃っているのを確認すると鮫島が口を開いた。
鮫島「それでは、次の対戦表を決めたいと思います。クロノス先生?」 クロノス「はいなノーネ。次からはこのデュエルモバイルスロットで対戦表を決めるノーネ、つまり直前まで相手が分からないという事なノーネ……では早速、モバイルスロット、あ、ポチッとなノーネ」
鮫島に呼ばれたクロノスはうやうやしく礼をした後懐から携帯型のスロットマシーンを取り出して説明を始める。巨大モニターにもそのスロットの画面が映っており、クロノスがスロットマシーンのスイッチを入れるとスロットは高速で回転を始めた。そして少しずつ回転がゆっくりになっていき、ついに二人のデュエリストを示した。
クロノス「最初のデュエルは、遊城十代VS雷堂焔、なノーネ!!」
十代「いよっしゃぁー! いきなりデュエルだー!!」 焔「HERO対HERO、面白いデュエルになりそうだな」
クロノスの宣言を聞いた十代が嬉しそうに飛び跳ねながらデュエルリングを上がっていくと焔もくっくっと笑いながらデュエルリングを上がっていく。
ライ「アルフー」
アルフ「あ、兄さん。遅れてくるなんて、どうしたの?」
するとここにいる事が許されたメンバーで唯一いなかったライが現れ、それにアルフが首を傾げて尋ねるとライはたははと笑いながら頬をかいた。
ライ「いやー、トイレから戻ってたら紬さん……女子ブルー寮の人なんだけどその人が倒れてて、熱があったから大急ぎで保健室に連れてってたんだ。困ってる人を見捨てるわけにはいかないだろ!」 アルフ「はいはい」
ライの言葉と最後にえへんと胸を張って続けるとアルフは苦笑しながらはいはいと返していた。
十代「焔! お前のHEROと俺のHEROでの勝負! 手加減するなよ!!」 焔「当然だっての。全力で突っ走るぜ!」
クロノス「デュエルスタート!! なノーネ!」 十代・焔「「デュエル!!!」」
十代の言葉に焔もそう言ってデュエルディスクを構え、クロノスの宣言を合図に二人は声を合わせて叫んだ。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.52 ) |
- 日時: 2011/07/24 02:06:36
- 名前: 孝(たか)
- 十代「俺の」
焔「俺のターンだ!!ドロー!」 十代「あ、ずりぃ!!」
焔「お前に先攻とらせてたまるかよ!魔法カード『天使の施し』発動!3枚ドローそして、手札から『V・HEROインクリース』と『V・HEROミニマムレイ』を捨てるぜ。更に、『V・HEROグラビート』を守備表示で召喚!」
グラビートDEF2000
焔「更にカードを2枚伏せて、ターンエンドだ。」手札3
焔はニヤリと口を歪めながら十代にターンを渡す。
十代「ちぇ〜…俺のターン!ドロー!行くぜ!『E・HEROバブルマン』を守備表示で召喚!効果発動!俺の場に、コイツ以外のカードが無い時に場に出た時、デッキから2枚ドローする!ドロー!」手札7
バブルマンDEF1200
十代「魔法カード『融合』発動!手札の『エッジマン』と『スパークマン』を融合!来い『E・HEROプラズマ・ヴァイスマン』!バトルだ!ヴァイスマンで、グラビートを攻撃!」 焔「グラビート!?」
ヴァイスマンATK2600
焔は無残に破壊されたグラビートの名を叫んだ。
十代「ヴァイスマンには、貫通効果があるぜ!」 焔「なに!?うわああああっ!?」LP4000→3400
焔「っぐぅ…だが、墓地のインクリースとミニマムレイの効果発動!俺がダメージを受けた時、永続魔法扱いで俺の場の魔法・罠ゾーンに表側表示で置く事が出来る!」 十代「甘いぜ!メインフェイズ2で魔法カード『大嵐』を発動!場の魔法と罠を全て破壊するぜ!」
焔「させるか!カウンター罠『魔宮の賄賂』!魔法・罠の発動を無効にして破壊する!その代わり、相手は1枚ドローする…」
後半の相手にドローさせる効果に苦虫を噛んだような表情をする焔。
十代「ラッキー♪ドロー!残念だったな!魔法発動『ハリケーン』!場の魔法・罠を全て手札に戻すぜ!」 焔「やべっ!?ミスった!?」手札6
十代「手札を2枚伏せて、ターンエンド」手札1
翔「アニキが先手を取ったッス!」 アルフ「大嵐を囮にして本命のハリケーンを発動させた…」 ライ「美海とのデュエルの時に見ていたアドバンテージだな。」
ヴィオ「代ちゃんはデュエルの度に進化してるねぇ」 美海「十代はやっぱり化け物…」 風華「みーちゃん言い過ぎだよ(汗)」
焔「俺のターン!ドロー!『M・HEROバソール』を召喚!速攻魔法『マスク・チェンジ』を発動!バソールをリリースして…バソールを変身!『M・HEROダイアン』!!」
ダイアンATK2800
焔「バトルだ!ダイアンで、ヴァイスマンを攻撃!アース・レイド!!」 十代「ぐああああああ!?」LP4000→3800
焔「ダイアンの効果!相手モンスターを戦闘で破壊した時、デッキからレベル4以下のモンスターを特殊召喚するぜ!『M・HEROガスト』を特殊召喚!」
ガストATK1500
焔「ガストでバブルマンを攻撃!」 十代「バブルマン!?くっ…」
易々と十代のモンスター達を撃破する焔。
焔「手札を2枚伏せて、ターンエンドだ!」手札3
十代「俺のターン…ドロー!魔法カード『強欲な壺』発動!2枚ドロー!更に、魔法カード『天使の施し』発動!3枚ドロー!そして、手札の『バーストレディ』と『フェザーマン』を捨てる。更に、魔法カード『壺の中の魔術書』発動!お互いに3枚ドロー!!」手札5 焔「ドロー!」手札5
十代「行くぜ!魔法カード『ミラクル・フュージョン』発動!墓地のスパークマン、フェザーマン、バブルマンを除外融合!来い!『E・HEROテンペスター』!」
テンペスターATK2800
十代「もう一枚!ミラクル・フュージョン!墓地のエッジマンと炎属性のバーストレディを除外融合!来い!『E・HEROノヴァ・マスター』!」 焔「くっ…十代お得意の連続融合か…!」
十代「更に、『E・HEROエアーマン』を召喚!エアーマンの第1の効果を発動!こいつが場に出た時、コイツ以外の俺の場のHEROの数だけ、相手の魔法・罠を破壊する!俺の場には2体のHEROが居る!エアーマン!その2枚を破壊しろ!」
焔「くっ…その効果にチェーンして、リバースオープン!速攻魔法『手札断札』!互いに手札を2枚捨てて、2枚ドローする!俺はインクリースとミニマムレイを捨てて2枚ドロー!」 十代「俺は手札の『沼地の魔神王』と『ワイルドマン』を捨てて2枚ドロー!エアーマンの効果で破壊。」
十代「更に魔法発動!『融合誕生(フュージョン・バース)』!デッキの上から5枚墓地に送り、その中に融合を行える素材があるならその素材から出来る融合モンスターを融合召喚する!5枚墓地に送る!!」
『オーシャン』『フォレストマン』『ネクロダークマン』『ネクロ・ガードナー』『アイスエッジ』
十代「良し!俺は『E・HEROアイスエッジ』と闇属性のネクロダークマンを融合!来い!!暗闇の英雄!『E・HEROエスクリダオ』!エスクリダオは、墓地のE・HEROの数だけ攻撃力が100ポイントアップする!俺の墓地には5体のE・HEROが居る!」
エスクリダオATK2500→3000
十代「更に魔法発動!『天よりの宝札』!互いに手札が6枚になるまでドローする!俺の手札は0!よって6枚ドロー!」 焔「俺は5枚だから、1枚ドロー…」
十代「更に融合発動!場のエアーマンと、手札の光属性『ボルテック』を融合!来い!輝ける英雄!『E・HERO Theシャイニング』!除外されたE・HEROの数だけ300ポイントアップ!除外されてるのは5体!」手札4
エスクリダオATK3000→3200 シャイニングATK2600→4100
十代「罠発動!『スピリッツ・フュージョン』!墓地の融合素材を除外し、ライフを1000払う事で、融合召喚する!俺は墓地のフォレストマンと水属性のオーシャンを除外融合!来い!『E・HEROアブソルートZero』!」LP3800→2800
エスクリダオATK3200→3000 シャイニングATK4100→4700
氷牙「1ターンで融合モンスターを5回召喚するだと!?」 鏡夜「十代君…君は、いったいどこまで強くなるんだい…」 レオ「こりゃぁ…本気で世代交代を考えるべきか?」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.53 ) |
- 日時: 2011/07/24 12:29:49
- 名前: カイナ
- 十代「ノヴァマスターでガストを攻撃!」
焔「ぐああぁぁぁっ!」LP3400→2300
ノヴァマスターの炎が風の仮面英雄を焼き尽くし、その炎が焔を襲う。と焔の場に二体の幻影が姿を現した。
焔「くっ、ダメージを受けた事により墓地のインクリースとミニマム・レイを永続魔法扱いで場に出す!」 十代「ノヴァマスターが相手モンスターを破壊した時、デッキからカードを一枚ドローできる。カードドロー! そしてシャイニングでダイアンを攻撃! オプティカル・ストォーム!!!」 焔「ぐおああぁぁぁぁっ!!」LP2300→400 十代「よし、残ったHEROでダイレクトアタックだ!!」
焔のライフが一気に風前の灯となり、十代はにっと笑みを浮かべながらダイレクトアタックを指示する。焔の場にあるのは永続魔法扱いの幻影英雄のみ、この攻撃を受け止めるのは不可能だ。
十代「ガッチャ! 楽しいデュエル……」
十代はそう決め台詞を発しようとするが、その瞬間ボーン、ボーンという古時計のような音が聞こえだしHERO達はまるで時間が止まったように動きを停止させる。焔の場に一体のモンスターが出現していた。
焔「ダイレクトアタック宣言時、手札からバトルフェーダーを守備表示で特殊召喚した。その効果によりバトルフェイズを終了してもらうぜ」 十代「なっ!? くそっ、カードを二枚セットしてターン終了だ!」手札三 焔「俺のターン、ドロー!」
あの状況を生き延びた。焔はふぅと息を吐くとカードをドロー、それを見るとよしと頷く。
焔「魔法発動[幻影融合]! 永続魔法扱いとなっているV・HERO二体を融合し、現れろ、[V・HEROアドレイション]!!」
幻影となっていた二体の英雄が重なり合い、新たな幻影英雄が実体化する。
焔「さらに[M・HERO ファウンティン]を召喚し、速攻魔法[マスク・チェンジ・セカンド]を発動! 手札を一枚捨て俺の場のHEROを同じ属性のM・HEROに変身させる、またこのカードの発動に対し魔法・罠・モンスター効果の発動は出来ないぜ。水属性のファウンティンを変身! 変身召喚、[M・HERO アシッド]!!」
そしてさらに水の最上級仮面英雄まで姿を現し、その仮面英雄は手に持っている銃を上に向ける。
焔「アシッドの効果発動! このカードの特殊召喚成功時相手の場の表側表示モンスター全ての攻撃力を300ポイント下げ、相手の場の表側表示の魔法・罠を全て破壊する! アシッド・レイン!!」 十代「なっ!? とっとと、アブソルートは自分以外の水属性モンスターの数×500、攻撃力を上昇させるぜ!」
テンペスター 攻撃力:2800→2500 ノヴァマスター 攻撃力:2600→2300 エスクリダオ 攻撃力:3000→2700 シャイニング 攻撃力:4700→4400 アブソルートZERO 攻撃力:2500→3000→2700
焔の言葉と共にアシッドの銃から放たれたエネルギーが雨のように降り注ぎ、十代のHEROを蝕んでいく。
焔「まだだ、まだ終わらんよ! アドレイションの効果発動! 俺の場のHERO一体を選択し、相手モンスター一体の攻撃力をエンドフェイズまでそのHEROの攻撃力分減少させる! 俺はアシッドの攻撃力2600ポイントをシャイニングの攻撃力からマイナスさせてもらう!」 十代「嘘だろ!?」
シャイニング 攻撃力:4400→1800
焔「[壷の中の魔術書]を発動し、互いにカードを三枚ドロー。よし、魔法カード[融合]を発動! 手札のマリティプリ・ガイ、ポイズナーを融合し、[V・HERO トリニティー]を融合召喚!」
V・HERO トリニティー 攻撃力:2500
なお、この場においてトリニティーは二体のHEROでも融合召喚が可能、その場合三回攻撃は適用されるが攻撃力倍の効果は適用されない設定とさせていただきます。あらかじめご了承ください。ちなみにどちらにせよダイレクトアタックは不可能設定です。
焔「アドレインションでエスクリダオを攻撃! アンビション・サンクションズ!!」 十代「トラップ発動、[ヒーロー・バリア]! HEROが俺の場に存在する時、相手の攻撃を無効にする!」 焔「かかったな! この瞬間速攻魔法[ダブル・アップ・チャンス]を発動! 自分のモンスターの攻撃が無効にされた時、攻撃モンスターの攻撃力を倍にしてもう一度攻撃が可能になる! かっ飛べ、アドレイション!!」
アドレイション 攻撃力:2800→5600
崇拝の名を冠する幻影英雄の攻撃はヒーローの使用するバリアに防がれてしまったがその瞬間焔は最後の手札を発動、その力でアドレイションの攻撃力が倍になった。
焔「一発逆転ッ! アドレイションでシャイニングに攻撃! ダブル・アップ・アンビション・サンクションズ!!」 十代「まだまだぁっ! リバースカードオープン[ヒーロー・バリア]!!」 焔「なあああぁぁぁぁっ!!??」
なんともう一枚の伏せカードも同じヒーロー・バリア。それを見た焔は絶叫を上げ、そのバリアに攻撃力が倍となったアドレイションの攻撃が完全に防がれるのを黙って見ているしかなかった。
焔「orz……」 十代「ほ、焔〜? 大丈夫か〜?……」 焔「……アシッドでテンペスターを攻撃、アシッド・バレット……トリニティーでシャイニング、ノヴァマスターを攻撃、トリニティー・クラッシュ二連打ぁ……」 十代「は、ははは……シャイニングの効果発動、このカードがフィールドから墓地に送られた時除外されているE・HEROを二枚まで手札に加えるぜ。俺はオーシャンとフォレストマンを手札に加えるけど……」LP2800→1800
あそこまでかっこつけといて同じカード二枚に防がれてしまったショックからかorz状態の焔に十代が声をかけると焔はorz状態で指示、それでもちゃんと技名は呼称するのは彼なりの信念だろうか。それに暴風雨、光、炎の英雄が破壊されると十代はどことなくやりにくそうにシャイニングの効果を発動させた。
焔「シクシクシクシク……ターンエンド……」
ついに泣き出してしまった。それでもデュエリストの信念として試合放棄は行わずしっかりターンエンドは宣言している。
十代「お、俺のターン、ドロー……えと……」 焔「十代、せめて今出来る本気でやってくれ……」 十代「お、おう……俺はフィールド魔法[摩天楼 ―スカイスクレイパー―]を発動!」
十代は困惑したように呟くが焔の言葉におうと頷くとドローカードを発動、フィールドが英雄の戦う舞台へと変化した。
十代「アブソルートでアドレイションを攻撃! スカイスクレイパーの効果で攻撃力1000ポイントアップだ!! いけぇっ、フリージング・アト・モーメント!!!」
アブソルートZERO 攻撃力:2700→3700
焔「ぐあああぁぁぁっ!!!」LP400→0
十代の指示と共にアブソルートがアドレイションに肉薄、アドレイションを氷漬けにして打ち砕くとその際に飛び散った氷塊が焔に止めを刺した。 ―――――――――――――――――――― や〜楽しかった♪ 焔「俺の扱い酷くねえ!?」 なんか俺の中で焔は弄られギャグキャラが定着しちゃったもんで、お調子者という設定のメンバーは十代を含め結構多いからこういうとこで差別化していかないと。 焔「あー、あそこでトリニティーで攻撃させてヒーロー・バリアを誘えばー」 それ言っちゃえば最初の時点でノヴァマスターの代わりにエスクリダオが攻撃したらバトルフェーダーの効果を発動するまでもなく丁度ライフ0だったんだから。瞬殺させずに目立たせただけよしとしてよ。 焔「だったらトリニティーをアドレイション込みの三体融合で攻撃力倍にすれば!」 それやったら世界の絶対的な修正能力でヒーロー・バリアが二枚ともドレイン・シールドに変更されてただろうね〜。いやむしろ三枚伏せてって全防御って可能性も……。 焔「世界の修正力なんて大層な事言っといて、それ要するにてめえの身勝手って事だろうがぁ!!!」 だって十代とっとと代表決定させたいし〜。 焔「この鬼畜サディストがああぁぁぁっ!!!」 そんなに褒めたって何も出ないよ〜♪ それでは、次お願いしますね。アルフVS翔にするかそれ以外にするかの判断は任せますので。あぁ、アルフVSヴィヴィオのとこではアルフの代わりにラルフにさせた方が良いと思いますよ、前にアルフVSヴィヴィオはやってるし。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑)第V幕 ( No.54 ) |
- 日時: 2011/07/27 22:55:31
- 名前: 孝(たか)
- 十代「ガッチャ!!楽しいデュエルだったぜ!焔!」
『『『『わあああああああああああああ!!!!!!』』』』
それと同時に会場が熱狂に包まれた。
あちらこちらで十代の1ターンで5回融合召喚が話題になっている。
焔「くっそぉぉ!!!次は負けねぇからな十代!」
ビシィッ!!と十代に指差して悔しがる焔。
十代「おう!!けど、次も俺が勝つぜ!!」
ヘヘヘと笑いながら返す十代だった。
クロノス「それでーは、第2試合に移るノーネ!モバイルスロット…あ、ポチッとな!」
数秒の回転の後、二人のデュエリストが決定する。
クロノス「第2試合は、丸藤翔VS空時アルフなノーネぇ!!!」
十代「おお!!機械対決か!」 ライ「そう言えば、アルフと翔って直接デュエルした事ないんじゃないか?」
アルフ「そう言えば…」 翔「確かに、僕らデュエルしてないっす。」
氷牙「…………乗り物VS家電か?」 鏡夜「あはははは…楽しそうな組み合わせだね♪」
ヴィオ「二人ともがんばれ〜♪」 美海「翔…頑張って…」
クロノス「それでーハ、デュエル!スタートなノーネ!!!」
「「デュエル!!」」
翔「僕のターン!ドロー!モンスターをセット、カードを2枚セット。ターンエンド!」
翔は一般的な姿勢でターンを終わらせた。
アルフ「僕のターン。ドロー!良し!僕は、『D・モバホン』を攻撃表示で召喚!効果発動!出た目は…2か。うわ…ディフォーマーが居なかったから、デッキをシャッフルするだけで終わるよ。カードを2枚伏せて、ターンエンド。」
珍しくモバホンの効果が失敗に終わり、アルフも2枚のカードを伏せてターンを終えた。
翔「僕のターン。ドロー!……魔法カード『強欲な壺』を発動!2枚ドローするよ。行くぞぉ!僕は、『パトロイド』を攻撃表示で召喚!この瞬間、手札から、『サポートロイド ジェイローダー』を特殊召喚!ジェイローダーは、パトロイドが召喚された時、手札から特殊召喚出来る。更に、パトロイドの効果発動!1ターンに1度、相手のセットカードを1枚確認して、その後で下に戻す。僕は、右のセットカードを選択する」
パトロイドATK1200 ジェイローダーATK1800
翔の宣言により、アルフの伏せカードがオープンされる。
翔「『炸裂装甲』…攻撃モンスターを破壊する罠カード…もう1枚のカードが気になるけど…此処は攻めるのみ!パトロイドとジェイローダーを墓地に送り、エクストラデッキから、『スーパービークロイド ジェイデッカー』を融合召喚!ブレイブアップ!ジェイデッカー!」
大型トラックのジェイローダーが、変形していく身体の一切合財を請け負い、最後にパトロイドがドッキングし、胸と頭部を担う。
『ジェイデッカー!!!』
JDATK2300
翔「ジェイデッカーで、モバホンを攻撃!ジェイバスター!!」
『ジェイバスター!!』
ジェイデッカーはライフルを取り出してモバホンに狙いを定めて撃ちだした。
アルフ「罠発動!『炸裂装甲』!攻撃モンスターを破壊する!」 翔「無駄だよ!ジェイデッカーは、1ターンに1度、破壊されない!攻撃は続行だ!」
アルフ「なんだって!?くぅ!ダメージステップに罠発動!『ガード・ブロック』!相手ターンのダメージステップ時に発動。戦闘ダメージを0にして、カードを1枚ドローするよ。」手札4 翔「ターンエンド。」手札3
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