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笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!!
日時: 2010/02/09 18:32:17
名前: ハイパーカイザー

HK「・・・見切り発車ですが、スタートします!!まずはプロローグから。」
_____________________

この世界には、ごく普通が当たり前だった。

しかし、一部の人間は知っていた。この世界に[非現実的]な事があるということを・・・

一つは、呪文を唱えれば何でも出来る[魔法]。

二つ目は、科学を超えた科学、[オーバーテクノロジー]。

そして三つ目は、さまざまなありえない能力を持つ[異能力]。

これらの力を持つ人間は隠れながら生きていた。

そしてここに、その[非現実的]な事が許される学園が存在した。

その学校の名前を[オルタナティブ学園]と呼んだ。





オルタナティブ学園の校門前に一人の少年がいた。少年の名は「星崎 勇児」(ほしざき ゆうじ)。今日、この学園に転入する少年である。

勇児(・・・父さんの仕事の都合で、この学園に来たけど・・・無事ついたのはいいけど・・・)

勇児は校門から少しはなれたところで立ち往生していた。その理由は・・・

???「ブルアアアアアアア!!!」
勇児「・・・何なの、あれ・・・」

門の前で叫んでいる男・・・バルバトスにすっかりびびってしまった勇児であった。

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Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.53 )
日時: 2010/03/03 22:02:09
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピカ「俺に聞くんじゃねぇよそんな事。多分アレだ、家殲滅とか言っても広範囲魔法攻撃のほかにも身体強化や奥義による突撃攻撃もするから多分そのためじゃね?」
ライ「いやそんな事言われましてもねぇ・・・・・」

そう言ってライは藍華を見る、現在彼女はベンチに座ってタオルで汗を拭いている。

ピカ「まぁ細かい事は気にしないでさっさとやれよ、鏡夜の旦那に怒られるぞ?」
アルフ「あ、そうでした!じゃあ僕らこれで!!」

ピカ「おう、しっかりやれよ」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.54 )
日時: 2010/03/09 21:16:52
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ザフィーラ「今回は、この学園に入学して初めての授業だからして…まずは君達の能力をよく知る為に、基本的な測定競技を受けてもらう。まずは、柔軟体操ののち[50メートルを何秒で走り切れるか]見せてもらうぞ?」

勇輝・明日菜・刹那などの一部生徒「はいっ!!」
その他生徒「ええ〜っ!!?」





一方、ルイギは警備の仕事で校内を見回っていた。
彼の場合、不良生徒達がたむろしそうな人気のない場所を重点的に見回っている為、よく[彼等をちゃんと割り振られたクラスに戻る様、指導する]か[彼等とその場でダベるか]のどちらかを取る。

…大半が後者であるが…

ルイギ「は?新入生の中に[男勝りな女子生徒]がいるだあ?」
不良A「そうなんスよ、ルイギさん。俺、そいつとは同じ中学だったんスけど、それがもう近くの学校の奴ら皆総ナメでして…半殺しにされて入院生活送った奴等は俺を含めて、数十以上はいたんスよ…?」

ルイギ「ほうほう…、そんな奴がこの学校で何か問題でも…まあ、この学校じゃ[他所と比べりゃ]そっちの話の方が規模小せえし…さ、早く自分等のクラスに戻った戻った。」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.55 )
日時: 2010/03/09 21:45:49
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピチュー「そうだよねぇ〜・・・此処って無駄にデカイし何時も争いとか耐えないからね、簡単に言えば北○の拳かな?」
ルイギ「いや流石にそこまで荒れてないと思うがよぉ・・・・・ってピチュー、何故にお前が居る訳よ」

いつの間にか話に加わって何気なく其処にいたピチューに対して突っ込むルイギ、ちなみにピチューは毎回毎回見回りしており、その間にする事と言えば[襲ってきた不良を半殺しにする][武器の調達及び改造][唯単にブラブラする][憂さ晴らしにルイギに八つ当たりする][鏡夜の所に行って愚痴る]のどれかである。なおこの行為のために、何時しかピチューは[若頭]と呼ばれてるのは別の話である。

不良達『オス!!お頭!!』
ピチュー「はいはい今日は。で?その子って名前何て言うの?」

不良A「はい、たしかそいつ[九条藍華]って名前です!!」
ピチュー「九条・・・・・ああ〜〜、たしか兄さんの受け持つクラスの子にそういう名前の子いたなぁ〜〜、何か無愛想で可愛げの無い糞餓鬼が」

ルイギ「糞餓鬼って・・・・お前なぁ〜、仮にも教師だろ?いいのかよそんな事言って」
ピチュー「良いの良いの、どうせ聞かれてないんだし。それにしてもルイギ、何で君は不良達とたむろってるわけ?」

ルイギ「は?」
ピチュー「だからね、何で君は仕事サボってこんな所で油売ってるのかって聞いてるの♪」

その声を聞いた瞬間、ルイギは何故か寒気を覚える。

ルイギ「い、いやなピチュー、俺はちゃんと仕事してるぞ?ホラこうして不良ドモと話して教室まで送ってやろうとな!な、お前ら・・・・・って何だよお前ら、何で逃げるわけよ。というかピチュー、お前なんで刀出してるの?というか何で微笑んでるの、というかどうしてそんなに嬉しそうな顔をしてる・・・・・・って待て待て、まさかまたか?いやだから俺はちゃんと仕事を・・・・・って待って待ってよ待ってくださいよ、お願い許して御免なさいって・・・・・いやマジで来ないでくれ、だからおねが・・・・・いやだ!!!待ってくれ!!助けて!!誰でも良いから助けt・・・・・・ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

その後暫くの間路地裏でルイギの悲鳴とピチューの嬉しそうな笑い声が木霊した。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.56 )
日時: 2010/03/10 00:06:58
名前: 忠タロウ+その他の皆様

所変わって、校内に設置されている購買部内・錬金工房では……

テンバ「…あのやな悲鳴は… 、まーたピチューはんがルイギを斬り捨てとるな…?ホンマにこの学校、まともな教師少のうて困るわー。多分、また保健室の傷薬が切れそうな気がするさかい、補充分を作っとかなあかんな…?」

そう呟いて、テンバは工房の中へ入って[製薬用道具]をいくつか取り出し、制作にとりかかった。

閉話休題。
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.57 )
日時: 2010/03/10 00:19:16
名前: 孝(たか)

グシャッ!!!

ピチュ「ザーサイ!?」

ルイギを殴っている最中に後頭部を蹴られたピチュー。

ピチュ「誰だ!?………あ」

鏡夜「ニコニコニコニコニコニコニコニコ……」

ピチュ「あ、あの…もしかして…お昼寝中でしたか?」

鏡夜「ニコニコニコニコニコニコニコニコ……コクリ」


始終、天使の微笑みを絶やさず首を縦に振る鏡夜。

ピチュ「え、えと……見逃して貰う訳には……」

鏡夜「ニコニコニコニコニコニコニコニコ……フルフル」

今度は横に振る……笑顔のままで。

ピチュ「だ、駄目ですか?」

可愛く首を傾げてみたピチュー。

鏡夜「ニコニコニコニコニコニコニコニコ……??ニタァ」

微笑みの質が変わった。


その名も…微笑みの死神の笑みに…

ピチュ「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあう……」

ルイギ「に、逃げなきゃ…俺まで鏡夜の餌食に…」



『『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ』』


午前10時。
1時間目の授業中にステレオで断末魔が上がったとか・・・



ラハ「…ん?また鏡夜が誰かを実験室にでも送ったか?」

マスタ「いや、またルイギ絡みであろう。うむ。このプリンも美味い。」

ラハ「ゲヘナの海の限定プリンだからな。」

マスタ「……限定の割りには随分な量だが(想定25個)?」

ラハ「元々は氷牙の作ったレシピだからな。本人に頼めばいくらでも食える。」

マスタ「随分、部下に恵まれているな」

ラハ「……父上が立派だったからであろう。俺様など、まだまだだ。」

マスタ「そうか」

「「しかし美味い。」」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.62 )
日時: 2010/03/10 17:54:07
名前: カイナ

一方グラウンドの五十メートル走、今はタイガークラスのメンバーが走っていた。

ザフィーラ「6秒74! たるんでるぞ!!」
男子生徒「は、はい!」

いや、普通から考えると結構速いのだがあいにくここは非現実な学園―オルタナティブ学園。ここの陸戦特化クラスともなればこれくらいは普通なのだろうか?そして次にライとアルフが走る。

教員A「それじゃよーい」

スターターマンとなっている教員はそう言うと笛を口元に持っていき、ライとアルフはクラウチングスタートの体勢を取る。そして笛のピッという音とほぼ同時に地面を蹴った。もう一瞬フライングになったんじゃないかと言わんばかりの反射神経だ。そして二人は風を切っているかのように疾走し、ほぼ同時にゴールに着く。

ザフィーラ「アルフ・ラグ5秒80! ライ・ウェルツ5秒92!」

見事に世界記録並だ。しかしライはくそっとばかりに表情を歪める。

ライ「あーもう、スタートを一瞬ミスった!」
アルフ「確かに踏み込みを少し力みすぎてたね」
ライ「気づくくらいなら走るのに集中しろよテメエ!!」
アルフ「ごめんごめん」

ライの言葉にアルフがそう言うとライは牙を剥いたように叫び、アルフはくすくすと笑ってそう返す。するとその後ろから誰かがやっほーと声をかける。

アルフ「やあ、カノンノ」
ライ「どうだったんだ?」
カノンノ「7秒21」

声をかけてきたのはクラスメイトであり高等部に入る前から時々話していた少女―カノンノ。嬉しそうに微笑んでいる彼女にライがそう尋ねるとカノンノは微笑みながら返す。
女子から見るとかなり速い方になるしそもそもカノンノは陸戦特化とはいえライやアルフみたいな手数による高速戦ではなく一撃一撃に主軸を置いたパワー型の魔法剣士のはずだ。

ライ「かなり凄い方じゃねえのか?」
カノンノ「うん。カイがね、特訓してくれたの」
アルフ「そうか、よかったね」
ライ・アルフ「「!?」」

ライがそう尋ねるとカノンノはまた嬉しそうにそう言い、アルフも思わず笑いながらそう返す。すると突然二人は背中合わせになって辺りを見回し始め、カノンノはどうしたのと尋ねた。

カノンノ「ど、どうしたの? 拳なんて構えて……」
アルフ「い、いや……」
ライ「一瞬どこからか殺気が……気を抜いたら腸を抉り取られそうな……」
カノンノ「気のせいじゃないの? 私は何も感じなかったけどな……」

ライとアルフの言葉にカノンノは首を傾げながらそう言い、二人もそうかもなと首を傾げると警戒を解く。そして一方こちらは二学年タイガークラスの教室、一時間目は数学だ。ここの窓際、丁度一年生が体育をしているところを眺められる特等席で一人の薄い緑色の髪を短髪にしている青年―カイがライ達を睨みつけていた。

カイ(ライ、アルフ、もしもカノンノに手ェ出したら分かってんだろうなぁ……)

言うまでもなく彼がさっき二人に殺気を放った犯人だ。彼はカノンノとは恋仲にあり、一時間目の体育をふと見ていたらカノンノを見つけてにやけ顔でそれを目線で追っていたまではいいがカノンノが二人に話しかけた瞬間ギロッとその目を鋭く研ぎ澄ませたわけだ。
ちなみにカイはレオと同じスポーツチャンバラ部の後輩だしその関係でライやアルフとも顔見知り、また二人もカイとカノンノが付き合っているのは知っているはずだ。あの二人は人の彼女に手を出す愚か者じゃないしそもそもライにも彼女はいる。分かってはいるもののついやってしまったわけだ。

???「おい、カイ君?」
カイ「え、あ!? なんだ、ゼロ……じゃなくって……なんですか、ゼロス先生?」

突然聞こえてきた声で我に返ったカイは素早く前を向きなおして思わずそう言いかけ、口をつぐむと言い直す。彼の前には赤い髪を伸ばした割とイケメンな男性が教科書を持って立っていた。
彼こそがタイガークラス二学年担任にして数学担当―ゼロス・ワイルダー、その実力は飛び級でとある有名大学を主席卒業したくらいだ。ちなみに彼の実家はカイの住んでいる孤児院―レディアント・ガーデンのパトロンでありカイや他の孤児院メンバーはゼロスとは幼い頃からの顔見知りである事を追記しておこう。

ゼロス「いや……授業聞いてたか?」
カイ「あ、いや……き、聞いてましたよ?」
ゼロス「そんじゃこの問題を解いてもらおっかなぁ? 心配すんなよ、簡単だからさあ」

ゼロスは笑いながらそう言うと黒板に問題を書き、それを見た生徒は唖然とする。確かにそれは簡単だろう、習ってさえいれば教科書に書かれている公式を暗記しているだけでどうにかなる。しかしその内容は明らかに今日習った範囲どころかまだ先の単元、いくら予習する派の人間でもそこまで予習はしない。ちなみにカイは暇だったらたまに復習はするが予習はほとんどしない派の人間である。
生徒達は十ページ単位でページをめくってその問いの解き方を見つけると暇な奴は書き出すがあいにくカイは喧嘩を買ったと言わんばかりに問題を書いている途中で席を立っていた。そしてカイはゼロスからチョークを受け取ると黒板に書かれている問題を眺める。

男子生徒A(と、解ける訳ねえ……今日の授業なんて関係ねえよ……)
男子生徒B(予習しまくり派の俺でもこればかりは無理だ……)

クラス中が少しざわつきだし、ゼロスはカイの横で腕を組んでふんふんと鼻歌を歌う。カイは黒板を見て少し何かをぶつぶつと呟くとチョークを持つ手を黒板に滑らせるように動かした。
それから黒板に一つの解答が書かれていく、それはその問いの答えそのままだった。それを見るとゼロスはよしと頷く。

ゼロス「オッケー、席に戻っていいよ」

ゼロスがそう言うとクラス中が唖然とした様子を見せ、カイはゼロスとすれ違い様に呟いた。

カイ「お前なぁ」
ゼロス「役に立ったっしょ? 参考書」
カイ「ああ、昨日渡されて今日中にやっとけって言われた部分まんま出たな」
ゼロス「カイ君の事だからどうせ外にいるカノンノちゃん見つけてデレデレするだろうからねぇ。これでカイ君の株も上がるだろ? 俺様あったまいい〜」
カイ「余計なお世話だ」
ゼロス「相変わらずだねぇ。ま、次は気をつけろよ」
カイ「おう。ま、とりあえずありがとよ」

カイとゼロスは一瞬のすれ違いでここまで会話を続けており、会話を終えるとカイは席に戻り、座ってまた外を見る。丁度五十メートル走は終わったようだ。
―――――――――――――――――ー――
カイナ「高校一年の五十メートル走の平均が分かんないので大雑把だけど……ま、いっか。他には何やらす予定なんですか?」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.66 )
日時: 2010/03/11 21:53:47
名前: ミクトラン2世バックアップ

九条「・・・・・何だとテメェ!!!」

突然、トラックの方で怒鳴り声がした。ライとアルフが振り向くと、先ほど話していた少女[九条藍華]が他の男子生徒達に突っかかっていた。

男子生徒A「何度でも言ってやるよ、テメェみたいな奴はあっちで不良達と駄弁ってろっつってんだよ」
男子生徒B「そうそう、お前みたいなのが居ると俺らの学歴まで傷つくしよぉ」

ライ「ん?おい、あいつ等なんで言い争ってるんだ?」
女子生徒「ん?何かね、あいつ等たら九条さんより少し悪いタイムを取ったくせに九条さんに難癖つけてるみたいなのよねぇ・・・・・」

どうやら九条が良いタイムを取ったのに嫉妬し、九条に対して何か言ったらしい。

アルフ「うっわぁ〜〜、恐ろしく下らない理由だね」
ライ「本当だな、自分の汚点を他人のせいにするなんてな、小物だなあいつ等」

男子生徒C「外野は黙ってろ!!!」

正論言われて逆上する男子生徒、やっぱり器が小さい。

男子生徒D「フン!!どうせお前の妹もお前と同じ駄人間だと思うがな!!」
九条「ッ!!・・・・・・何だと?」

妹のことを言われて肩をピクリと言わせる九条、気のせいか声のトーンも下がっている。

男子生徒B「あ?それどういう意味よ?」
男子生徒D「俺コイツとクラス一緒なんだけどよぉ、実はコイツ双子の妹がいるんよ、何でも半年前に事故ったらしい訳よ、まぁこんな姉だから妹もたかが知れてるけどよぉ!?」
男子生徒C「うっそマジで!?」

半場馬鹿にしながら語る男子D、気のせいか九条はプルプル震えている。

男子生徒D「今でもそいつ植物人間状態で寝てるらしいけどさぁ!!笑えるぜぇ!!不良の姉と植物状態で役に立たない妹のコンビなんてよぉ!!あっははははははは−バキッ!!!−ぐあぁ!?」

男子生徒Dが笑い出した瞬間、九条は生徒Dの顔面に右ストレートを叩き込みDを殴り飛ばす。

生徒D「ぐぐぐ・・・・・てんめぇぇ!!!行き成り何しやが「五月蝿い!!」・・・・・ああ?」

九条に殴り倒され、折れて血が出てる鼻を押さえながら立ち上がる生徒D。そして反論しようとした矢先、九条の怒鳴り声で中断される。

九条「・・・・・・ざけるな・・・・・・」
生徒A「あ?」

九条「ふざけるな馬鹿野郎!!!それ以上妹を侮辱するな!!!」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春 ( No.67 )
日時: 2010/03/11 23:06:38
名前:

九条「それ以上妹を馬鹿にしてみろ…ぶっ殺してやる!?」

再び九条が男子生徒Dに殴りかかろうとした。


しかし…


ザフ「穿て!!鋼の軛(くびき)!!!」

ズドドドドドドド!!


地面から棘のようなものが大量に突き出してきた。

何本もの棘が九条を拘束する。

ザフ「………誰か、事情を知らないか?」

ザフィーラは5人を見渡した後、本人達にではなく、他の生徒達から事情を聞き出した。

本人達に聞いたところで、原因側が隠すに決まっているからだ。


ザフ「ふむ…………」

腕を組んで呆れたような、失望したような声色で息を吐くザフィーラ。

そして……

ボカッ!
A「ガッ!」
ドスッ!
B「ぐっ!」
バコッ!
C「つっ!」
バキッ!ドガッ!
D「だっ!」

男子生徒四人の頭を殴った。

「「「「いってーーーーー!!」」」」

A「き、教師の癖に生徒に暴力を振るうのか!?」

B「そうだ。そうだ!」

C「教師の癖に!」

D「何で俺だけ二発も…」

ザフ「………ふぅ。」

やれやれと首を振るザフィーラ。

ザフ「アルフ・ラグ。生徒手帳、学園校則第三条を読み上げろ。」

アルフ「あ、はい。え〜と…」

ぴぴぴと、OPB(オルタナティブ・パーソナル・ブック)簡単に言えばオルタナティブ学園の生徒手帳は電子手帳なのだ。
見た目はニンテンドーDSだ。

アルフ「あった。"オルタナティブ学園校則第三条・相手への侮辱、又は親族に及ぶ心無い中傷的な発言者に対して、当学園の教師は自らが判断し、罰を与える権限がある。"」

ライ「つまり、アンタらの自業自得ってことだな。さっきの、胸糞悪くてイライラするぜ」

女生徒「最低〜」

女生徒「器の小さい方々ね…」


A「なっ…てめぇ…」

ライ「なんだよ?やる気か?!」

ザフ「………イゾレーション・ジェネレーター発動。」

システムが起動し、ドーム状のフィールドが形成された。

ザフ「システムの構成と、学園規則上、人数に三倍以上の差があってはならない。誰か、ライ・ウェルツに協力を…」

明日菜「じゃぁ、あたしが手伝う。」

ザフ「よし。審判は俺がする。システム起動。異常無し。スタンバイ…スマブラバトル……開始!」

明日「先手必勝!来たれ(アデアット)!ハマノツルギ!秘技・無極而泰極斬!!」

B「そんなデカイ剣なんか「ガキンッ!!」なっ!?」

明日菜「教えてあげる。アーティファクトは分身みたいなもの…扱えない道理が…あるわけないでしょ!!」
Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.69 )
日時: 2010/03/12 12:19:35
名前: ミクトラン2世バックアップ

ピカ「IJシステム強制解除」

ピピピっ・・・・・ピーーー!

突然、後ろからピカチュウが強制解除コマンドを入力、バトルを無理矢理中止させる。

明日菜「ちょ!?突然何するのよ!?」
ピカ「それはこっちの台詞だ馬鹿野郎、何勝手に俺の生徒に手を出してる?」

ザフィーラ「俺は正当な判断を下したまでだ。お前こそ勝手にバトルを中止させるのはたしか規則違反ではなにのか?」
ピカ「校則第壱拾弐条[正当な理由がなければバトルを中止させることは出来ない]。此奴らは俺の生徒であって此奴らがやった事は俺の失態でもある、自分の尻は自分で拭えだ。此奴らに対しての罰は俺が決める、違うか?」

刹那「たしかにそうですけど・・・・ですがそんな事したらまた氷牙さん達に注意されますよ?たしか前にも同じ事で謹慎処分を受けてませんでしたか?」
ピカ「かまわねぇよそんなの、別にどうってこと無いし。ホラお前も謝れ、それだけで今回は許してやるから、な?」

そう言ってピカは九条の肩を掴む、しかし九条は顔をゆがめてピカの手を叩き落とす。

九条「余計な事してんじゃねぇよ不良教師が!!!!」

そう言って九条はそのまま走って何処かへと行ってしまう。

ザフィーラ「!!!待て!!処分はまだ・・・・」
ピカ「ほっておけよザフィーラ、ああ言うタイプはそっとしといたほうが効果的だからな」

ザフィーラ「し、しかしだな・・・・・」
ピカ「いいから俺を信じろよ。・・・・・・で?お前らは何処に行こうとしている?」

そう言ってピカチュウは、今まさに逃げようとしている生徒四人の方を振り向く。

A「い、いや俺らはトイレに・・・・・」
ピカ「トイレは逆方向だが?」

B「い、いや何か急にお腹が・・・・・」
ピカ「頗るほど顔色が良さそうだが?」

生徒達が言訳をする度に段々とピカチュウの声のトーンが下がっていく。

C「そ、それはその・・・・・おい逃げるぞ!!!!」
ピカ「イゾレーション・ジェネレーター発動!!!」

四人がまさに逃げようとした寸前、ピカチュウはシステムを起動させ閉じこめる。

D「クソッタレ!!!はなせ!!!」
ピカ「そう連れないこと言うなよ〜〜〜♪ちと楽しもうや♪」

ピカチュウは笑顔で楽しく言ってるつもりだが、トーンの低さとこめかみに血管が浮き出てる辺りから相当ぶち切れていることがハッキリと分かる。

ザフィーラ「・・・・・ライ、刹那、担架を人数分用意しろ。どうやらまた怪我人が出ると思われるからな」
ライ・刹那「「りょ、了解・・・・・」」

ピカ「さて、これから補修授業の始まりだ。It was possible to determine or you?」

その数秒後、男子生徒四人の悲痛な悲鳴と保健室に四人の重症患者が運ばれたのは言うまでもない事であった。




それから少し時間が経ち・・・・

キ〜ンコ〜ン♪ カ〜ンコ〜ン♪

マリオ「よし、じゃあ午前の授業はこれで終わりだ、起立!!」

『有難う御座います!』

午前の授業が終わり、勇児達はお昼を食べるための用意をし始める。

華鈴「勇児君♪お昼まだ?」
勇児「え?はい、まだだけど・・・」

華鈴「じゃあ一緒に食べようよ♪昨日行った屋上で♪」
勇児「え?あ、ちょ・・・」

勇児の答えを待たずに、華鈴は勇児の腕を引っ張って教室を後にする。

男子生徒『お、屋上で一緒に!?・・・・あの野郎・・・・・(怒)』




華鈴「・・・・あれ?」
華鈴たちが屋上への階段を上り屋上に繋がる扉の前に来たが、どうやら誰か先に先客がいたらしく、ドアを半開きにして外を覗いていた。というかこの人・・・・・

不良「ん?ぎええええええええええ!!?おまッ、あの時の・・・!!」
勇児「ああああ!!あなたは始業式の時の・・・!!!」

そう、外を覗いていた人物、それは始業式のときに勇児に絡んできた、ちょび髭のリーダーであった。

華鈴「あ、さぶちゃんだ。おっは〜♪」
勇児「ええ!?華鈴さんこの人のこと知ってるんですか!?」

不良「この人呼ばわりすんじゃねぇ!!俺には[山崎 鬼三郎]って立派な名前があんだ!!」


勇児に対して食って掛かる不良。

華鈴「さぶちゃんはね、私の家の近くに住んでいる同い年の子なんだよ?」
勇児「あ、そうなんですか」

不良→鬼三郎「何だよテメェ、その顔はよぉ・・・」

勇児の反応に毒気を抜かれる鬼太郎。

鬼太郎「ッたく、まぁいい。早く餓鬼はかえんな?俺はこれから忙しいからよぉ」

そう言って鬼太郎はコーヒー牛乳を口に付けてまたドア越しに外を見始める。

華鈴「?またあいちゃん覗き見してるの?」
鬼太郎「ッ!!ぼほぉあ!?」

華鈴の突然の指摘にコーヒー牛乳を噴出す鬼太郎、華鈴はそれでもお構い無しに外を見てみる。屋上には、赤毛の少女が座りながら焼きそばパンを食べており、その表情はどこか悲しげであった。

華鈴「本当に好きだよねぇさぶちゃん、あいちゃんを覗くの」
鬼太郎「誤解を招くような言い方を言うなよ華鈴」

勇児「あいちゃん?」
華鈴「うん、九条藍華ちゃん。さぶちゃんと私の幼馴染でとってもいい子なの♪」

勇児「へぇ・・・」

華鈴の言葉を聴いて試しに自分の見てみる勇児。

勇児「・・・・・あれ?ゼロ、あの子・・・・」
ゼロ[うむ、間違いない。今朝の少女だ]

鬼三郎「おまっ、藍の奴と知り合いなのか!?」
勇児「あ、はい。実は今朝、登校途中で不良達相手に素手で挑んでました・・・」

鬼三郎「なにぃ!?そりゃ本当かい!?」

それを聞いた鬼三郎はため息を付きながら呆れた顔をして座り込んだ。

鬼三郎「あんの馬鹿・・・まだそんな事を・・・」
勇児「あんな事?」

華鈴「うん・・・」

項垂れた鬼三郎を見て華鈴は九条の事を話す、華鈴が言うには九条の両親は数年前にとある事で喧嘩し離婚。妹は母方に、九条は父親方に引き取られる。しかし父親は昔からアル中で九条にも暴力を振るっており、そのせいで妹も父親の起こした事故で植物状態に。そのせいで九条は荒れ、ストレスを発散させるために他校まで乗り出して暴力三昧の毎日になってしまったらしい。

鬼三郎「あいつは本当は優しい奴なんだよ、昔やってた空手もあのアル中親父のせいで辞めさせられて・・・その親父何か知らん顔で毎日毎日酒に溺れてる・・・・」

そう言った途端、鬼三郎は勇児を見るとそのまま勇児の前で土下座する。

鬼三郎「見ず知らずのアンタにお願いするのは気が引けるが・・・・頼む!!あいつを・・・・幼馴染を助けてやってくれねぇか!?」
勇児「えええ!!?何で僕なんですか!?」

鬼三郎「突然なのは百も承知だ!!だが、俺はアンタを・・・昨日俺らを倒したあんたを見込んでの事なんだ!!頼む!!俺の幼馴染を助けてやってくれ!!」

九条「・・・・・何勝手に俺の話をしてんだ?キサブロウ」

ドカッ!!

鬼三郎「あがん!!」

ドガガガガガガガガ!!!

華鈴「さ、さぶちゃん!?」

いつの間に居たのか、鬼三郎の後ろから九条は鬼三郎後頭部に蹴りを入れ、蹴られた鬼三郎はそのまま階段を転げ落ち、華鈴はそんな鬼三郎を追いかける。そしてそんな2人を尻目に九条は勇児を鋭い目付きで睨む。

九条「・・・・失せろ、餓鬼が」

そう言ってそのまま九条はそのまま階段を下りる。

ゼロ[・・・・大丈夫か?主]
勇児「う、うん・・・・・」

Re: 笑いあり!!涙あり!?青春!オルタナティブ学園!! ( No.74 )
日時: 2010/03/14 22:01:28
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ルイギ「いててて… 、くっそ〜、今日は厄日だ…。しかも、[大凶]どころか[特凶]だな…。真面目にしてないと、また酷い目に―ん?」

鏡夜達からようやく解放され、昼食を取ろうと学食用の食堂に向かっていたルイギ。そこで、勇輝達四人組と会った。

勇輝「あ、ルイギさん。」
章悟「何だ変態、また何かやらかしたか…。」
絵美里「ルイギさんって、ホント懲りない人だよねぇ〜?」
修治「よっ、ルイギ♪また俺の同士達に[エロ談義]をお願いできねえかな?…いや冗談ですだから[双龍刃]しまって、章悟さん。今昼食タイムっすから、ね?

ルイギ「…まあ、先ほどピチューに斬り刻まれ、その直後に運悪く近場のベンチで昼寝してた鏡夜に…ホント今日は厄日だ…。 こうなりゃ、やけ食いじゃー!!おばちゃん、特製ランチAセット[100人前]!!」
章悟「多すぎだろっ!!?あんたの胃袋どうなってんだよ!!」

ルイギの注文のあまりの量に、すかさず突っ込みを入れる章悟。

修治「んじゃ、俺は[かつ丼大盛り]♪」
絵美里「あたしはどれにしよっかな〜?」
章悟「俺は、焼き魚定食で。」
勇輝「僕は、日替わり定食で♪」

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