Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.91 ) |
- 日時: 2008/01/06 11:05:37
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 空が掴みたくて、手を伸ばした。
雲が見たくて、空を仰いだ。 風を感じたくて、目を閉じた。 雨よ降れと、涙を流した。 虹を作りたくて、絵の具を空に投げた。
空は掴めなかった。 雲は無かった。 風は吹かなかった。 雨は降らなかった。 虹は作れなかった。
ある人が 空はいつも掴んでいるんだといった。 雲はそこにあるんだといった。 風は吹いているといった。 雨は降るんだといった。 虹は出来るんだといった。
それから僕は 目を閉じて空を仰いで手を伸ばすようにした。 涙は流さなかった。 絵の具は持っていなかった。
それでも 空を掴み、雲を見て、風を感じ、雨は降って、虹は出来た。
次は 空を飛びたい。 雲に乗りたい。 風と走りたい。 雨と戯れたい。 虹を渡りたい。
そう思った。
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.92 ) |
- 日時: 2008/01/11 21:26:26
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- ここから出たい そう思う
海は青いと人は言う 空は蒼いと人は言う
でも残念 それは違う
とうの昔に 空の色は失せてしまったから 色の無い空は 自由の象徴などではない
ただの天井 僕たちを逃がさないための ただの蓋 束縛以外の何ものでもない
自由が欲しいとは思わない 完全の自由など 邪魔なだけ
自由は不自由 不自由であることこそ自由
でも 空に色が無いのは嫌だ 空の色は 幻想 夢想 理想
空が飾る事を止めたのは
なぜ?
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.93 ) |
- 日時: 2008/01/11 21:44:31
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 空を飛びたいと願えば飛べるんだ。
ただ、人は忘れてしまった。
はばたく方法を。
翼を出す方法を忘れてしまっただけ。
空を飛びたいと願えばいいのに。
願う事も忘れたんだ。
叶う事は無い。
神様なんていない。
そう思うから人はなくなったんだ。
翼や牙や爪や尻尾を。
ただ残ったのは知能だけ。
人間には欲があるから。
『知能は武器だ』
なんていう人がいるけど、
そんなのは嘘だ。
欲があるから知能が残った。
それだけのこと。
もう一度願えばいい。
空を飛びたいと。
早く走りたいと。
強く在りたいと。
そう願えばいいんだ。
∽†∽†∽†∽†∽†
なんか途中からごちゃごちゃになった・・・ ま、気にしないで下され
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.94 ) |
- 日時: 2008/01/14 13:29:54
- 名前: 夕月 空
- 私の身体のの中にある哀しみや怒りや憎しみというどろどろした黒い感情が水分として身体の外へ出ている。
涙が止まらない。
ずっとずっとそういう心を隠してきたのに、 ずっとずっと心の奥に隠しておいたのに、
どうしてこんなにかなしいの?
「いいひと」になりたいのになれないよ。 自分がいやになっていくよ。 こんな自分を変えたいのに、どうして変われないんだろう。
この涙が止まったら黒い感情が消えて「いいひと」になれるかなあ? 作り笑顔じゃない笑顔で笑えるかなあ? 人のいやなところも認められるひとになれるかなあ?
(涙が涸れるまで、もうちょっとだけ待って。)
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.95 ) |
- 日時: 2008/01/14 20:11:06
- 名前: 夕月 空
- 誰も知っている人がいないこの場所で、君だけが僕の友達だった。
右も左もわからず、 周りに馴染もうとして失敗した僕。 それなのに唯一僕の話をゆっくりと聞いてくれた君。
僕の悩みも、僕の愚痴も、僕の日々のことも、全部。
君は僕にとって太陽みたいな存在だった。
君がいるとほっとする。 君と話すと心が和む。
…僕は気づかなかったけれど、君はいつも僕のことを見てくれていた。
けれど、君はいつのまにかいなくなってしまった。 風のように、さらりと。 太陽のあたたかさはいつの間にか消え去ってしまった。
―ねえ、僕はどうすればいい?
―僕は君がいなくてもやっていけるかな。
(…僕、君みたいになりたいな。)
(それで、君がやってくれたように誰かの心を照らすことができたら、僕はそれだけでいい。)
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.96 ) |
- 日時: 2008/01/16 16:47:37
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 僕はただ静かに静かに月を見ていた。
月を見ていると色んな事を思い出す。
今まで会った人の顔。
仲良くなった友達の顔。
叱られた時の思い出。
楽しそうに笑う声。
頭の中に走馬灯のように。
月を見ていると今生きているのか、死んでいるのか。
あるいはその間にいるのか。
わからなくなるんだ。
だから月が嫌いだった。
でも、今日からはそういうこともなくなるだろう。
『月はこんなにも綺麗だったんだ。』
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.97 ) |
- 日時: 2008/01/24 20:42:19
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 僕はいつも誰かの付属品だった。
いつも誰かの後ろにいて、
いつも目立たないようにしていた。
それが僕の全てだった。
それでいいと思っていた。
でも君は、それじゃダメだといった。
なぜ?
それでいいじゃないか。
僕はこれからも付属品でいいんだ。
いつも誰かの後ろにいて、
目立たないように。
静かに。静かに。
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.98 ) |
- 日時: 2008/02/04 18:38:22
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- この背中に翼があったら。
そんなことを考えていたら、
気が付いたら跳んでいた。
いや、飛んでいた。
この背中には翼なんて無いのに。
だから、ただ落ちるだけ。
堕ちるだけ。
このまま堕ちれば自由になれるのだろうか。
行き着く先はどこだろうか。
それも考えないようにした。
ただ、空を飛びたかった。
ただ、翼がほしかった。
でも、もうなにも出来ない。
うん。
もうそれでいいよ。
だから、さようならは言わない。
ただ、僕のことを憶えておいてくれ?
僕はそれだけで満足だから。
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.99 ) |
- 日時: 2008/02/11 22:45:18
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- 僕が僕であるためには どうすればいい?
僕は僕になるためには どう在ればいい?
この問いを 君は愚かと言い切れるのだろうか
言い切るだけの価値を 君は持っているのだろうか
何度も君に問いかけて 何度も君に文句を言う僕は
一体君にどうして欲しいんだろうね
優しい言葉で慰めて欲しいのかもしれない
厳しい言葉で叱咤して欲しいのかもしれない
僕にさえわからない答えを 君が知っているわけないのにね
そんな僕は
一体なんなんだろう
君に聞くしかない僕は
どうして此処にいるんだろう
こんな堂々巡りに悩むくらいなら
いっそこんな頭脳<アタマ>
無ければいいのにね
そうだよ
こんな頭なんて心なんて命なんて
捨ててしまえばいい
これは最初で最後の
僕自身の決断だよ
やっと僕は
君に頼らずに
済むんだね―――
詩になると一人称が「僕」二人称が「君」になることが多いのは何故でしょう。
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.100 ) |
- 日時: 2008/02/23 13:08:20
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 見えているのに、触れられない。
確かに其処にあるのに触れられない。
それは僕の落としたものだから。
一度目は、落としたことにも気が付かなかった。
二度目は、拾う事をしなかった。
三度目は、拾えなかった。
四度目は、強く握り締めていたら、壊れてしまった。
五度目は、どこかで、なくした。
六度目は、奪い取られた。
七度目は、持っていることを忘れてしまった。
だから、八度目はないように。
その髪に、その手に、触れられなくていい。
だから、いつも僕の側に居てほしい。
どこへも行かずに、ずっと僕の側で。
僕はいつも君の事を想うから。
僕の側で僕を見ていて。
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