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心に残る詩を書くスレ10
日時: 2007/02/20 22:02:07
名前: 瑠胡猪◆qNzpu4IyiyM
参照: http://010904.blog54.fc2.com/

参加希望とかもう関係無しに誰でも書いちゃってくださいな

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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.11 )
日時: 2007/03/16 14:50:01
名前: 夕月 空

ぼーん、と時計が深い音で時刻を告げる。

梅雨がしとしとと降り続いているのがわかる。
人声は一切しない。
ただ、あの時計の深い音が聴こえるだけ。
…私は静かに目を閉じた。

(わたしは、いらない子なんだ)

急に涙が出てきたので、外に出た。
雨が私の涙を隠してくれる、そんな気がした。

そこには、空を繋ぐ虹が輝いていた。
…虹が言う。
「泣かないで、殻に閉じこもっていても何も始まらないんだよ」

鮮やかな空色が、私の心の中に澄みわたった瞬間。
虹は消えた。

ありがとう、そう言ってから私は旅に出ることにした。
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.12 )
日時: 2007/03/17 18:28:43
名前: 知恵

ふわりと花弁が舞った

僕はとっても頑なで、人に心を・・・
すべてを見せようとはしなかった
生きるためなら何でもやって居たから
この体は汚れていたはず

なのに君は・・・
「汚れてなんかは無いわ」
何でだろうきみの言葉なら信じられるんだ
君が居ると落着くんだ
【ボクがこの気持ちに気付くまでアト5秒】

ふわりと花弁が舞った
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.13 )
日時: 2007/03/20 20:00:20
名前: 夕月 空

籠の中のカナリヤは、いつも哀しい目をしてる。


歌を忘れてしまったカナリヤは、

記憶を失い空虚な世界を彷徨った。

ある旅人が可哀想なカナリヤを拾うまで、カナリヤは夢を見ていた。

朧な記憶しかないけれど、

それは、とてもしあわせな夢。

そしてカナリヤは天からかみさまが降りてきたかと思うほど、

あたたかくて、幸福なきもちになりました。


旅人が気づいたときは、もう天国へ行っていた。

そのときのカナリヤの目は、いつもの哀しい目ではなくて、

どこか笑っているような、とってもしあわせそうな目をしていましたとさ。
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.14 )
日時: 2007/04/06 16:32:23
名前: 夕月 空

やっぱり、ぼくはいけない子だ。

「さようなら」と言っても きみに会いたくなる。

…話したい。

ほんのひと時でも良いから、
くだらない日常話して、
わらって、
ふざけ合って、…

けれど、もうできないんだ。
いや、しちゃいけないんだ。

やっぱり、ぼくはいけない子なんだ。

(ごめんね、ごめんね、と心の中できみに謝った)
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.15 )
日時: 2007/04/10 14:47:10
名前: 夕月 空

今の私には不安なときに寄り添うことの出来る肩なんかない。

私は臆病で、
貸すことなら出来るけれど自分から誰かに身を委ねるなんて出来ない。

きみはあたたかくて、
つい甘えようとしちゃうけれど、私にそんな権利はこれっぽちも無いんだ。

謝ることしか出来ない私に、きみは何を望んでいるの?

悲しいよ、苦しいよ、
…けれどもっと、さびしいよ。
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.16 )
日時: 2007/04/10 19:35:31
名前: 知恵

<私は雨の中闇の森の迷い人となる>
ぱんっ
乾いた音が部屋に響いたのはつい数分前

いつも貴方は私に惜しみない愛情を捧げてくれる
でも・・・
それが私が抱えきれないほど大きくて
私はそれを拒絶しました

いま私の目には涙が溜まっていて何も見えないはず何に
どうしてか貴方の顔が浮かんで来てはっきり分かってしまうの

私が残してしまった頬の赤いあと・・

見開いた目・・

なんでって聞くその声さえも今では苦痛でしかない

「そんなの決まってるでしょうもう、、かかわらないで」
搾り出した声は彼の心に突き刺さったでしょう

雨の中、、、

暗闇の森、、

今宵私は迷い人となる、、
(けどね、本当は探してほしい
           大好きだよって言いたいの
                  ごめんなさいって言いたいの)
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.17 )
日時: 2007/04/12 20:00:23
名前: 知恵

<雨の中星屑だけを頼りに君を探す>
数分前のことだろうか?
突然彼女から別れを告げられた
今もまだ、その跡が

部屋に・・・・

心に・・・・

体に・・・・・

残っている、、、、、

この雨の中わずかに光る星屑を頼りに暗闇へと駆け抜ける
冷たい水が体をぬらし体温を奪っていくなか、ひたすら走り続ける

けど、逢って何を言うつもりなんだろ?

責めるのか?

言い返すのか?

それとも、愛してやるのか?

すべては闇の中、、、、
君と言う光りを見つけたとき答えは出るのだろうか?

荒れた土地、、、

響く雨、、、

暗闇の中を抜けたとき、、

僕の答えは見つかるだろうか?

すべての疑問、、、

その鍵は、汝が追い求めてる物、、、

それを欲するのならば、、、

自らの力でやり遂げろ、、、

(この森を抜けたら隣にいるのは君               けど許してはあげない
                その代りとびっきりの愛を、、、君に)


前のと対になる詩です
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.18 )
日時: 2007/04/15 13:17:38
名前: 夕月 空

あなたの笑顔をみると、なんだか心が安らぐ。

あなたと話すと、なんだか心が軽くなる。

あなたの隣にいると、なんだか心が温かくなる。

…それじゃあ、わたしは…?

わたしは、あなたにとってどんな存在なんだろう。

気になるけれど、何も聞かない。

……いや、聞けないんだ。

あなたが好きだから。
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.19 )
日時: 2007/04/15 19:40:09
名前: 知恵

<大切だから無くしたくないもの>
この世で一番大切なものって何だと思う?

10人に問えば10の返答が来る
でも、、、本当に大切なものってあるのか分らない

私は命だと思うだって命あってこその

体、、、

心、、、

友人、、、

愛、、、

でしょう?

皆が皆で大切なものを守ろうとするから
人が傷つき、自分を犠牲にする

誰も望んでないのに!!

そういったって遅いだけ
アナタがあの人を大切で守りたいように
あの人がアナタが大切だから守っただけよ?

無くした時に気がつく、、、、、

ソレがこの世で最も
          タ イ セ ツ ナ モ ノ
(でも大切なものを持たない事がいいって事でもないのよ)
Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.20 )
日時: 2007/04/21 22:42:45
名前: 夕月 空

わたしは 心に 頑丈な鍵を かけました。

鍵は 森に落としてしまい、

わたしは 見つからないので 深い森の中で ねむることにしました。


ざあざあと 雨が降る音がきこえます。

目を開けると 雨は、わたしの涙でした。

ぼろりぼろりと 大きな粒の涙が 
止まることを知らぬかのように 落ちてゆきます。

(わたし、さみしいんだ)

そう、自覚すると





鍵を手にしたきみが やってきた。

そして 閉ざされたままのわたしの 心を開いてくれた。

(もう、わたし 森には行かないよ。…だって、きみがいるもの)

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