Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.71 ) |
- 日時: 2007/12/12 19:25:21
- 名前: 翠嵐
- 中身の無い器にもう何も入らない。
その器に入る中身は一つだけ。
もう無くなった魂だけ。
身体という器だけが残り
魂という中身が無くなった。
中身の無くなった器は朽ちていくだけ。
もう戻らない中身を待ち続けるだけ。
中身はもう無くなったというのに。
待ち続ける器は今何処に在るのか・・・
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.72 ) |
- 日時: 2007/12/16 14:29:57
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- もう何も見たくない
もう何も聞きたくない
もう何も触れたくない
もう何も欲しくない
もう何もしたくない
もう何処へも行きたくない
もう何かを奪われるのは嫌だ
もう何かを押し付けられるのは嫌だ
もう何かを忘れるのは嫌だ
もう何かを壊すのは嫌だ
もう何もしたくない
このまま朽ち果てていくのを待っていたい
このまま――――――
このまま――――――
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.73 ) |
- 日時: 2007/12/19 23:23:18
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- 悲しいよ 泣くんだ
苦しいよ 嘆くんだ 辛いよ もがくんだ
消した筈の心は今も生きていて
僕を苦しめるんだよ
もう嫌なのに
聞いてくれないんだ
何でだよ
この心は 僕のものだろう
何故だろう
どうやっても 消えてくれないんだ
どうしたら 消えてくれる―――
答えは見つからなかった
僕が死ぬ
その一瞬前まで
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.74 ) |
- 日時: 2007/12/22 15:44:23
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- 見た事のある景色。
嗅いだ事のある匂い。
立った事のある場所。
触れた事のある建物。
ほとんどが記憶から消され、
今はぼんやりとしか思い出せない。
それでもそこで見た事は変わらない。
それでもそこで嗅いだ事は変わらない。
それでもそこに立った事は変わらない。
それでもそこに触った事は変わらない。
あの時見た景色は変わらず、
あの時嗅いだ匂いは変わらす、
あの時立った場所は変わらず、
あの時触った建物は変わらない。
あの時見た僕は変わらずそこに居て、
君を待ち続けてる。
あの時見た君は変わらずそこに居て、
僕を待ち続けてた。
あの時交わした約束は、
今も続いていて――――――
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.75 ) |
- 日時: 2007/12/22 22:45:04
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- 乾いた喉を癒そうと いくら水を飲み下しても
水は臓器に溜まるばかり 喉を癒してくれやしない
いつになったら気付く
本当に渇いているのは
喉ではなく―――
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.76 ) |
- 日時: 2007/12/22 23:57:27
- 名前: 知恵
- 一つ願いがかなうなら私は何を願おうか?
昔の私はきっと幸せを願うでしょう
一つ願いがかなうなら私は何を願おうか? すこし前の私ならきっとお金を願うだろう
一つ願いがかなうなら私は何を願おうか? 今の私はきっと信頼してあげられる心を願うでしょう
一つ願いがかなうなら私は何を願おうか? ・・・・未来の私は何を願うんだろ
一つ願いがかなうなら私は何を願おうか? 明日の私はきっと死を願うでしょう・・・・・ そしてその次は生きることを・・・・・
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.77 ) |
- 日時: 2007/12/23 17:26:37
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- あの日の僕が願った事。
あの日の君が願った事。
あの日叶った僕の願い。
あの日叶った君の願い。
僕の願いは君が居続ける事だった。
君の願いは僕が居続ける事だった。
僕の願いは僕が居なくなる事だった。
君の願いは君が居なくなる事だった。
二人の願いが二つ同時に叶った時。
僕等はこの世界から居なくなった。
僕等の作った世界で
いつまでも――――――
いつまでも――――――
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.78 ) |
- 日時: 2007/12/24 20:49:44
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- 言葉なんて安っぽいものは
他にないんじゃないのかな
そんな 誰かに届く前に消えてしまうかもしれない不確かなものに 価値なんて無いんじゃないの
そんな事を思いながら それでも伝えたくて でも伝え方を言葉以外に知らないし だから僕は使うんだよ
言葉を歌に乗せて 君に届けようとするんだ 少しでもこの思いが 君に伝わりますように
なんて祈りながら 今日も歌い続ける いつか僕が消えるまで
§§§ 途中でカイト兄さん、基あにまサンの歌声を聴き始めたのでなんかもうボーカロイドな感じになってしまった・・・orz
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.79 ) |
- 日時: 2007/12/28 15:08:15
- 名前: 翠嵐
- 参照: http://ranga.blog.drecom.jp/
- あの空の向こうへ飛んでいけたら。
あの海の向こうへ飛んでいけたら。
あの島の向こうへ飛んでいけたら。
あの山の向こうへ飛んでいけたら。
そこにお前が居ると信じて。
だが歩こうにも力は尽き羽ばたこうにも翼は折れた。
そんな俺が今言える唯一の言葉。
俺はお前を・・・
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Re: 心に残る詩を書くスレ10 ( No.80 ) |
- 日時: 2007/12/29 13:41:41
- 名前: 葉羅◆IhgxfDc5iWI
- 飛べない鳥なんて、何て無意味な存在だ。
決して叶わない夢、実用性の無い核兵器、自力で生きれない植物人間―――
そんなもの達と何の変わりもない。 結局は存在自体不必要 邪魔もの以外の何でもない
知ってるさ、それでも皆必死なんだってことくらい そう、見ていて腹立たしいくらい もがいて 抗って 逃げ回って
諦めればいいのにさ もう飛べないのに何度も地面に打ち付けられて 凄く格好悪い それでも輝きを失わないその眼が 酷く憎らしい
だから打ち付けてやった 死んじゃうように そう願うように 馬鹿らしいと嘲笑しるように 本当は自分自身を、嘲笑うように
少しして、飛んでいる鳥をみた 羽も足も、何もかもがボロボロに傷ついても それでもなお飛び上がる 不死鳥のような鳥をみた
格好悪いのは、俺の方だった けれど気付いたのはもうどうしようもないくらい手遅れになった頃で 頬を伝う雨に悔しさを感じながら それでもそっと希望を胸に宿した
何かもう小説風味だが、会話文とか出てないし詩で良いですよね。
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