Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.225 ) |
- 日時: 2010/10/06 12:15:51
- 名前: ミクニップ
風華「・・・まぁ、失敗したら元も子もないけどねぇ〜」
ドサッ!
風華の何気ない一言で崩れ落ちる鏡夜。
氷「のぁぁぁぁぁ!!?あんまり様々なことに動じない鏡夜が膝をついたぁぁぁ!?」 雷堂「ってゆうか風華!?何でお前が此処に居る!?」 風華「はろはろ〜♪呼んでも出なかったから勝手に入っちゃいました〜♪」
何時ものお気楽トークに毒気を抜かれる一同。
十代「はぁ〜・・・で?何か用かよ風華?」 風華「いやぁ〜、本当はこの前翔君に貸した小説『ドスバキメモリアル4 〜おどれの命(タマ)とっちゃるぞ編〜 』を返して貰おうと思ってね〜」 翔「何ッスかそのいかにもヤクザが主人公みたいな嫌なネーミングの小説は!?そんなの借りた覚え無いっスよ!?」
風華「うん、貸しても無いし。・・・まぁこれは建前で、本当はお父さんの姿が見えたから、桃姉に黙って付いてきただけなんだけどねぇ〜面白そうだし」 雷堂「・・・用件がそんだけならはよ帰れよ」 風華「ぶ〜ぶ〜!何だか連れないぞ父よ〜!折角アタシも手伝ってあげようかと思ったのにぃ〜!」 雷堂「・・・で?本音は?」 風華「最近相手居なくて暇だったから久しぶりにライっちや代ちゃんとデュエルでもしようかなと思ってた時にグッドタイミングで」
あまりにもマイペースな理由にため息が漏れる一同。
雷堂「わかったわかった・・・。じゃあ美春、すまないが今からこの馬鹿とタッグ組んで十代達とデュエルやってくれ。とりあえず俺は旦那やレオの相手は今から探してくるから」 美春「え?あ、はい。分かりました・・・」 風華「やっほ〜い!」
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.226 ) |
- 日時: 2010/10/06 17:45:01
- 名前: カイナ
- カイ「なんなら俺らがやりましょうか?」
雷堂「だぁっ!? だ、誰だてめえら!?」
レオ達の相手を探しに行こうとしていた雷堂の背後からそんな声が聞こえ、思わず飛びずさりながら声を出す。そこにはレッドの制服を来た青年とその横にブルーの制服を着た少女が立っており、彼はふっと笑みを見せながら挨拶する。
カイ「昨日ここの一年に転校してきたカイ・レディアントと申します」 カノンノ「同じく、カノンノ・イアハートです」 氷牙「……ああ、そういえばそんな知らせがあったな」 カイ「はい。昨日あなた方が廃寮へと潜り込んで偽りの闇のゲームと戦い帰ってきて就寝した後俺もレッド寮に辿り着きました」 レオ「……おい待て、なんで偽りの闇のゲームまで知ってんだ?……」
カイとカノンノの挨拶を聞いた氷牙が思い出したように呟くとカイは笑みを浮かべたまま説明、それにレオがちょっと待てと返す。彼らは消灯時間過ぎに立ち入り禁止の廃寮に入ったという理由でこのデュエルに臨むことになったのだ。偽りの闇のゲームという事実は彼らしか知らないはずである。
カイ「俺、前の学校では情報屋として働いてまして。その癖です。なんならもうちょっと言ってみましょうか?雷堂財団時期当主――」 雷堂「いや、もういい……んで、相手するってのか?」 カイ「はい。それなりに腕は立つつもりですよ?」 カノンノ「うん!」
カイの不敵な笑みに雷堂は唖然としながら彼の言葉を遮り、尋ね返すとカイはにっと笑みを浮かべながら言う。それにカノンノも元気よく頷いた。
雷堂「よし、んじゃレオ、相手はこの二人でいいよな?」 レオ「おう」
雷堂の言葉にレオはこくんと頷いた。そして今度こそ雷堂は部屋を出て行く。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.227 ) |
- 日時: 2010/10/06 19:25:58
- 名前: ミクニップ
- 桃「・・・ふ〜ぅ〜ちゃん?」
ガシッ!
風華「にゃっ!?」
突如、何処から戸もなく桃が現れたかと思えば、ニコニコしながら唐突に風華の頭を鷲掴みにする。
風華「あ・・・ははは・・・やっほ〜桃ねぇ〜・・・(汗)」 桃「ふぅちゃん?確か貴女、さっきまで反省文書いてなかったっけ?」 雷堂「・・・は、反省文?」
突然現れた桃に驚きながらも聞いてみる雷堂。
桃「うん。確かふぅちゃん、さっき先生に怒られて反省文20枚書いてた筈だよねぇ・・・?それなのに何でふぅちゃんは私とスリ変わって逃げたのかなぁ・・・?」 風華「ひぃ!?(泣)」
あまりにも凄まじい気迫に怯える一同。確かに桃と風華は同い年の兄弟であり顔も瓜二つ。話から察するに、風華は何かしらの罰として反省文を書かされていたらしいが、途中で桃を身代わりにして逃げたらしい・・・
桃「うふふ・・・♪さぁて、反省文のお礼として・・・少し、あっちでお話しようよ・・・?」 風華「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」
ズルズルズル・・・
桃に引きずられ、部屋から泣きながら退散する風華。そんな時・・・
クイクイっ・・・
雷堂「あん・・・?」 美海(みう)「・・・・・・」
突然裾を引っ張られて振り向いてみれば、何故か隣には末妹である美海が立っている。
雷堂「・・・どうしたんだ、美海?」 美海「・・・デュエル・・・風華姉さんの代わりにする」 雷堂「・・・十代達とデュエルしたいのか?」 美海「・・・(コクン)」
何時もみたいに口数が少ないものの要件を言う美海。何だか頬を若干赤らめてるのが気になるが、とりあえず気にしないでおこう。
雷堂「・・・じゃあ、今から外でやるから全員出るぞ、良いな?」
『はい!(・・・うん)』
レッド寮・外
氷「・・・それではまず最初に、遊城十代&丸藤 翔ペアVS柊美春&雷堂美海ペアのタッグデュエルを始める!!」
十代「ガッチャ!久々に美春さんや美海とデュエル出来るぜ!!」 美春「あっはは。あの頃からどれだけ強くなったか、見せてもらうね?」 翔「よ、宜しくっス!!」 美海「・・・うん」
何だか美海が翔を意識してるようだが気にしないでおこう。
氷「それでは初め!!」
『デュエル!!』
1.遊城十代:オシリス・レッド1年 2.柊美春:オベリスク・ブルー2年 使用デッキ:E-HEROデッキ 使用デッキ:???デッキ VS 3.丸藤 翔:オシリス・レッド 4.雷堂美海:オベリスク・ブルー1年 使用デッキ:ビークロイドデッキ 使用デッキ:???デッキ
美春「じゃあ十代君から」 十代「OK!!俺のターンドロー!!・・・俺は『E・HEROエアーマン』を攻撃表示で召喚!!そしてエアーマンの第2能力を使い、デッキからHEROを1枚手札に加えるぜ!!」手札6
風の戦士(エアーマン)を召喚し、HEROを呼び起こす十代。
美春「(エアーマンによる融合素材回収か・・・定番だね)」 十代「さらに俺はカードを2枚セットしてターンエンド!!」手札4 美春「じゃあ僕のターンだね。ドロー!・・・じゃあ僕は、『氷結界の武士』を攻撃表示で召喚するね?」手札5
氷結界の武士 効果モンスター ☆4 水 戦士 攻1800 守1500 フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが表側守備表示になった時、このカードを破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
辺りに冷気が立ちこめ、美春の目の前には氷の鎧を装着した凛々しい武士が立っていた。
十代「おお!!やっぱり美春さんの得意な氷結界だ!!すっげぇ〜!」 美春「あっはは・・・(汗)じゃあ今度はカードを2枚伏せてターンエンドね?」手札3
ハイテンションな十代に苦笑しながらもカードをセットする美春。
翔「じゃあ僕のターンッス!!ドロー!!・・・僕はモンスターを裏守備で召喚するッス!!」手札5
多少ぎこちないが、モンスターを召喚する翔。
美春「(あの子は確かロイド系だったっけかな・・・?じゃああれはジャイロイドかな?)」 翔「さらに僕はカードを1枚伏せてターンエンドッス!!」 美海「・・・私のターン、ドロー・・・」手札6
翔がターン終了したのを見計らいドローする美海。
美海「・・・私は、手札から『グリズリーマザー』を攻撃表示で召喚」手札5
召喚と同時、目の前に召喚されたのは、かなりデカイ熊。
グリズリーマザー 効果モンスター ☆4 水 獣戦士 攻1400 守1000 このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を自分のフィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。その後デッキをシャッフルする。
美海「・・・さらに私は、フィールド魔法『海』を発動」手札4
海 フィールド魔法 ・全ての魚・海竜・雷・水族モンスターの攻撃力と守備力は、200ポイントアップする。 ・機械・炎族モンスターの攻撃力と守備力は、200ポイントダウンする。
発動と同時、フィールドが海水で充満し、十代達の膝辺りが浸かる。
氷「(海・・・つまりアイツのデッキは水属性主体か・・・)」 美海「・・・そして、カードを2枚セットしてターン終了」手札2
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.232 ) |
- 日時: 2010/10/08 09:39:23
- 名前: 孝
- 十代「俺のターン、ドロー!…俺は、フォレストマンを守備表示で召喚!(グリズリーマザーはリクルーターモンスター…伏せカードが気になるけど、今は、ライフを少しでも削ろう)エアーマンで、グリズリーマザーを攻撃!エアーソニック・ストーム!」
先ずは先制とばかりに軽いジャブ。
美海「あうっ…」LP8000→7800
爆発の衝撃に耐える美海。
美海「グリズリーマザーの効果…戦闘で破壊された時、デッキから水属性、攻撃力1500以下のモンスターを、攻撃表示で特殊召喚出来る。グリズリーマザーを攻撃表示」
口数の少ない美海だが、カード効果を説明する時はキチンとするようだ。
十代「ま、そうなるよな…俺は、死者への手向けを発動!手札を一枚捨てて、表側表示のモンスターを一体破壊する!俺は、手札のネクロダークマンを捨てて、氷結界の武士を破壊!ターンエンド」手札2
美春「うわっ!?早速飛ばしてきたね。」
武士は破壊されたが、それでも動揺は見せない。
美春「僕のターン、ドロー。僕は、氷結界の番人ブリズドを守備表示で召喚、カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札2
翔「僕のターン!ドロー!…僕は、スチーム・ロイドを攻撃表示で召喚!」
美海「海の効果、機械族の攻守は200ダウン」
スチームATK1800→1600
翔「わかってる。でも、スチーム・ロイドで、グリズリーマザーを攻撃!」
美海「……相討ち?」
翔「スチーム・ロイドがモンスターを攻撃する時、攻撃力は500上昇するよ!」
スチームATK1600→2100
美海「うぅ…!グリズリーマザーの効果、グリズリーマザーを攻撃表示で特殊召喚」LP7800→7300
翔「カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札3
美海「私のターン。ドロー……私は、ヒゲアンコウを召喚。このモンスターは、水属性モンスターを生贄召喚する時、2体分の生贄になる。二重召喚を発動。このターン、通常召喚を二回まで行える。ヒゲアンコウを生贄に……海竜‐ダイダロスを召喚」
翔「だ、ダイダロス!?不味いよ!?フィールドに海があるから、ダイダロスの効果が発動しちゃうッス!」
美海「罠発動。無謀な欲張り。ドローフェイズを二回スキップする代わりに、2枚ドロー。ハリケーンを発動。魔法と罠を全て手札に…」手札3
美春「罠発動!海竜神の加護!このターン、レベル3以下の水属性モンスターは、戦闘、及び効果では破壊されない!」手札4
十代「なら俺も!罠発動!和睦の使者!このターン、俺達のモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージも0になる!更に、強欲な瓶を発動!デッキから1枚ドロー!」手札3
美春「海を発動。海を墓地に送り、ダイダロスの効果発動。このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。大海嘯。」
十代「うぅ…まさか、フォレストマンの効果を使う前に破壊されるなんてな…」
翔「うう…僕なんか、発動自体出来なかったっス」手札5
美海「和睦の使者の効果で、攻撃の意味がない…手札から、アトランティスの戦士を墓地に捨てて、効果発動。デッキから、伝説の都アトランティスを手札に加える。アトランティスを発動。」
フィールドが、海底に沈む伝説の都へと変貌する。
ダイダロスATK2600→2800
美海「アトランティスは、海として扱う。上昇効果は海と同じ…だけど、減少効果は無い。そして、場の水属性のモンスターと、私の手札の水属性モンスターのレベルが1下がる。1枚伏せて、ターンエンド」手札0
十代手札3&翔手札5LP8000 フィールド モンスターなし 伏せなし。 十代の手札1枚はエッジマン。 墓地にはネクロダークマン(効果未使用)。
美春手札3&美春手札0LP7300 フィールド ダイダロス攻。 ブリズド守。 伏せ1枚。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.233 ) |
- 日時: 2010/10/10 18:03:23
- 名前: ミクニップ
- 十代「くぅぅ〜〜〜!!コレコレ!!やっぱし二人のデュエルはすげぇぜ!!」
美春「あはは・・・これ位でそんなに喜ばれても・・・」 美海「・・・相変わらず」
もはや呆れるしかない。そう判断した二人である。
十代「じゃあ俺のターン!!ドロー!!・・・ん?(このカードは・・・)」手札4 美春「(おや?反応が変わった・・・?)」
どうやら何か良いカードを引き当てたらしく、自身の手と墓地のカードを確認する十代。
十代「(よし、やってみるぜ!)墓地に存在するネクロダークマンの効果発動!!このカードが墓地に存在する限り1度だけ、自分はレベル5以上の「E・HERO」と名のついたモンスター1体をリリースなしで召喚する事ができる!!俺は手札からレベル7のモンスター、『E・HEROエッジマン』を召喚する!!来い、エッジマン!!」
E・HERO ネクロダークマン 効果モンスター ☆5 闇 戦士 攻1600 守1800 このカードが墓地に存在する限り1度だけ、自分はレベル5以上の「E・HERO」と名のついたモンスター1体をリリースなしで召喚する事ができる。
辺りに闇が立ちこめ、十代の目の前に黒い霧の塊が立ち込める。しかしその霧を引き裂き、雷鳴の如き唸りを上げ、黄金の鎧を着込んだ戦士・・・エッジマンが登場する。
E・HERO エッジマン 効果モンスター ☆7 地 戦士 攻2600 守1800 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていればその数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
美春「わぁ〜・・・、これはまた凄いカードを・・・」 美海「・・・十代の運、まるで化物並」 十代「人を化物みたいに言うなっつーの!バトル!!エッジマンでプリズドを攻撃!!エッジスマッシュ!!」手札3
エッジマンの拳が輝き、一撃でプリズドを粉砕する。
十代「エッジマンの効果発動!!このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていればその数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える!!」
美春「う〜ん、これはやられたね・・・」LP7300→5100
ライフを大幅削られてもあまり動じない二人。
十代「・・・じゃあ俺は、カードを1枚セットしてターンエンド」手札2
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.234 ) |
- 日時: 2010/10/15 19:19:00
- 名前: 孝
- 美春「おっと、ブリズドの効果を忘れてもらっちゃ困るよ?ブリズドは、戦闘で破壊されたとき、デッキから1枚ドローする効果があるからね。ドロー。そして、僕のターン。無謀な欲張りの効果で、ドローフェイズはスキップされる。」手札4
美春は手札を確認してから1枚を手に取る。
美春「氷結界の軍師を守備表示で召喚!そして、手札から氷結界の修験者を捨てて、軍師の効果発動!デッキから1枚ドローする。ドロー!来たよ!手札から、魔法カード・地砕き発動!相手の場の守備力が一番高いモンスターを破壊する!エッジマンを破壊!」
十代「うわっ!いきなりかよ?!」
美春「そして、美海ちゃんのダイダロスで、十代君にダイレクトアタック!タイダルウェーブ!」
十代「甘いぜ美春さん!カウンター罠発動!攻撃の無力化!相手モンスターの攻撃を無効にして、バトルフェイズを終了するぜ!」
美春「う〜ん。逆転出来なかったか…カードを1枚セットして、ターンエンド。」手札1
美春のターンが終わり、翔のターン。
翔「ボクのターン!ドロー!」手札6
翔は手札を入念に確認する。
翔「(ダイダロスの効果は厄介だ。早くなんとかしないと…でも、僕のデッキに攻撃力2800を超えるモンスターはいない…)ボクはカードを二枚セット、更に、ジャイロイドを守備表示で召喚!ターンエンド!」
早々にターンを終える翔。
美海「私のターン…無謀な欲張りの効果で、2度目のドローフェイズをスキップ……特に出来ることはない。ターン終了」手札0
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.235 ) |
- 日時: 2010/10/16 02:39:12
- 名前: ミクニップ
- 十代「俺のターン!!ドロー!・・・!(これは・・・?)」
どうやらまた、あるカードを引き当てたらしく、再度手札を確認する十代。
美春「・・・(また何かを引き当てた・・・?)」 十代「(よし、やってみるか・・・!)魔法カード発動!【強欲な壷】!!」手札4 美海「・・・!?」
こんな状況で強欲な壷を発動させた十代に驚く美海。だが、その隣にいた美春は然程驚かない。
美春「(どうやら、何か策があるみたいだね・・・。だが、そう簡単にはダイダロスは倒せない筈・・・)「さらに魔法カード発動!![死者蘇生]!!」なっ・・・!?」
そう、十代が引いたカードとは、全ての墓地よりモンスターを蘇らせる最強のフェイバリットカード・・・死者蘇生であった。
十代「死者蘇生の効果発動!!悪いが美春さんの奴を頂くぜ!![氷結界の武士]を特殊召喚!!」手札3
十代「これで役者は揃ったぜ!!さらに、俺は魔法カード[融合]を発動!!フィールドの武士と手札のバブルマンを融合する!!凍てつく力は悪をも砕く!!召喚!E・HERO、 アブソルートZeroぉぉぉぉ!!」手札2
融合が発動し、十代の叫びに答え、凍てつく冷気と共に、絶対零度の名を持つHERO・・・アブソルートZeroが姿を表す。
十代「アブソルートZeroの効果発動!コイツはフィールドにいる水属性モンスターの数だけパワーアップする!!さらにアトランティスの効果対象でもあるぜ!!」 美海「アトランティスは例外なく水属性モンスターをパワーアップさせる・・・。効果が仇になった・・・!」
アブソルートZero 攻2500→3700
翔「よし!ダイダロスを超えたっス!!」 十代「このままバトルだぜ!!アブソルートでダイダロスを攻撃!!瞬 間 氷 結(Freezing at moment) !!」
アブソルートの腕が氷の刃と化し、ダイダロスを両断する。
美春「ぐ・・・!やるね・・・!」LP5100→4200 十代「そして俺は、カードを一枚伏せてターンエンだぜ!!」手札1
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.236 ) |
- 日時: 2010/10/16 22:20:37
- 名前: カイナ
- いやぁ流石異世界大戦記みたいな完璧オリジナルのリレー小説と違って遊戯王GXを基にした小説、指摘も半端ないですね……。んで他のタッグデュエルまで練習やってたら尺的に長々グダグダとなりそうですしこのデュエルが終わったらもうとっとと制裁タッグデュエル本番いっちゃいましょ?
――――――――――――――――――――― 美春「(僕のデッキのモンスターはほとんどが水属性、厄介だね…)…僕のターン、ドロー! お」
アブソルートを忌々しげに見ながら美春は心中で呟き、カードをドローする。と表情を少し変えた。
美春「僕も引いたよ、強欲な壺!」 十代「ひゃあ! やるなぁ!」
美春が笑いながらそう言うと十代が笑いながら返し、美春はカードをドローする。それを見るとまたよしと微笑んだ。
美春「魔法カード[ライトニング・ボルテックス]を発動! 手札を一枚捨てて十代君達の場の表側表示モンスター、すなわち全モンスターを破壊する!」 十代「うわああぁぁぁっ! でもアブソルートの効果発動! アブソルートがフィールドを離れた時、相手の場のモンスターを全て破壊!!」
十代達の場に雷が降り注ぎ、全てのモンスターが破壊されるがアブソルートは倒れる前に絶対零度の力を解放、美春達の場のモンスターを氷付けにするとそれらは木っ端微塵に砕け散った。互いのモンスターは全滅だ。
美春「そして[死者蘇生]を発動! さっきのコストで捨てた[氷結界の虎将 ガンターラ]を攻撃表示で召喚! アトランティスの効果で攻撃力上昇、ガンターラでダイレクトアタック!!」 十代「借りるぜ翔! 攻撃の無力化!!」
氷結界の虎将ガンターラ 攻撃力:2700→2900
ガンダーラの攻撃を十代のライフは翔が伏せていた防御カードでなんとかしのぎ、彼はほっと一息つく。
美春「エンドフェイズにガンターラの効果発動、墓地から氷結界の武士を攻撃表示で特殊召喚! ターンエンド」 翔「ぼ、僕のターン……」
美春の場に二体のモンスターが並び、美春がエンド宣言をすると翔はカードをドローする。
翔「……モンスターをセット、カードをセットしてターンエンド」
翔は二枚の手札を取るとそれをモンスターゾーンと魔法・罠ゾーンに一枚ずつ伏せてターンを終了した。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.237 ) |
- 日時: 2010/10/17 01:03:23
- 名前: ミクニップ
- しかしこの時、たった一人だけだったが、ある事に気がついた。
美海「・・・?(今・・・一瞬躊躇した・・・?)」
そう、たった一瞬であったが、翔があるカードを引いた途端、一瞬だけだったが眉をひそめて躊躇したのを美海は見逃さなかった。
美海「(・・・何かを引いた事は確か・・・。でも・・・)私のターン、ドロー・・・私も魔法カード[強欲な壷]を発動」手札2
美春達に続き、美海も壷を引く。そして引いたカードを見た途端、眉が少し動いた。
美海「(・・・残念だけど、チェックメイト)・・・さらに、フィールドの武士を守備表示に変更。これによって効果が発動し、武士は破壊され、私はカードを一枚ドローできる・・・」 十代「わ、わざと墓地に!?」
わざと武士を墓地に送り、手札を補充する美海。
美海「そして、私は魔法カード・・・[死者蘇生]を発動。深海の奥より再度現れよ、ダイダロス…!!」
辺りに静寂が立ちこめ、再度目の前にダイダロスが出現する。
翔「やばい!?またダイダロスが出たっスよ!?」 十代「ぐっ・・・!まさか死者蘇生をもってたなんて・・・「それだけじゃない」何!?」
無表情で淡々とした喋りながらも、先ほどとは違い、何処か覇気を見せる美海の声に驚く二人。そして彼女の後ろには、ダイダロスに良く似た龍の姿が・・・
美海「・・・荒れ狂う波が全てを飲み込み、怒り狂う海龍の王、今ここに神と成らん・・・召喚、海竜神・・・ネオダイダロス・・・!!」
目の前のダイダロスが咆哮を上げ、淡い光を放つ。そしてその姿や大きさは倍になり、次に現れた姿は、ダイダロスの面影を残しつつも、神に近い力を手に入れた龍・・・海竜神−ネオダイダロスとなった。
海竜神 ネオダイダロス 効果モンスター ☆8 水 海竜 攻2900 守1600 このカードは通常召喚できない。自分フィールド上に存在する「海竜−ダイダロス」1体をリリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。 自分フィールド上に存在する「海」を墓地へ送る事で、このカード以外のお互いの手札・フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
美海「さらには魔法カード・・・『巨大化』を発動。アトランティスと合わせて、ネオダイダロスの攻撃力は3100プラスされる」
ネオダイダロス ATK2900→6000
翔「こ・・・攻撃力6000!?」 美海「バトル・・・!カンダーラでセットモンスターを攻撃・・・『虎牙氷結斬』」 翔「ぼ、僕がセットしたのはジャイロイドっス!!ジャイロイドの効果で、1度だけ破壊されないっス!そして罠カードを・・・」 美海「させない・・・!罠カード発動『王宮のお触れ』」 翔「なぁ!?」
美春セットしたのは『王宮のお触れ』・・・これにより発動している間、双方は罠を使えなくなる。
美海「考えがあったと思うけど・・・惜しい。ネオダイダロスでアタック・・・ネオダイダルウェブ」
ネオダイダロスの放った大津波がジャイロイドを襲う
美海「・・・そして私は、手札がない・・・。よってターン,エンド」手札0
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.238 ) |
- 日時: 2010/10/18 15:13:26
- 名前: 孝(たか)
- 十代「俺の番だな。ドロー!よっしゃぁ!速攻魔法・サイクロンを発動!王宮のお触れを破壊だ!!」
美海「くっ!?やっぱり化け物並みのドロー運」
十代「だから化け物って言うな!?更に、ホープ・オブ・フィフスを発動!墓地のE・HEROを5枚デッキに戻してシャッフルし、2枚ドローする!俺は、ネクロ・ダークマン、エッジマン、エアーマン、フォレストマン、バブルマンをデッキに戻して、シャッフル…2枚ドロー!よっしゃぁ!!エアーマンを召喚!!」
美春「なっ!?たった今デッキに戻したエアーマンが手札にくるなんて!?」
十代「エアーマンの効果発動!デッキから、クレイマンを手札に加える!更に…融合を発動!!」
美海「!?融合まで…!?」
十代「場のエアーマンに、地属性のクレイマンを融合!現れろ!荒ぶる大地の英雄!!E・HEROガイア!!ガイアの効果!融合召喚時、相手の場の表側表示モンスターの攻撃力の半分をエンドフェイズまで吸収する!」
美海「……インチキ効果も大概にして…!?」
ネオダイダロスATK6000→3000
ガイアATK2200→5200
十代「インチキって言うな!?ガイアで、ネオダイダロスを攻撃!」
美海「ダメージステップに、リバース発動。収縮。元々の攻撃力を半分にする。対象はガイア」
ガイアATK5200→4100
十代「甘いぜ!リバース発動!収縮!ネオダイダロスの元々の攻撃力を半分にする!しかも、ネオダイダロスは今、巨大化の影響化で、元々の攻撃力は倍になっている…つまり…」
ネオダイダロスATK3000→100
美海「っ!攻撃力…100!?」
氷牙「うわ…えげつねぇ」
レオ「確かに…攻撃力4100で100を攻撃とは…」
十代「くらえ!!コンチネンタル・ハンマー!!」
美海「うっ…くぅっ…!?」LP4200→200
十代「俺はこれでターンエンド。この瞬間。ガイアの攻撃力は元に戻る」手札0
ガイアATK4100→2200
美春「あちゃぁ…また一気に離されちゃったか…僕のターン。ドロー!うう〜ん流石に逆転は出来そうにないか…というか、未だにダメージ0って…バトル!ガンターラで、ガイアを攻撃!」手札1
十代「ぐあっ!?」LP8000→7300
美春「カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札0
翔「ぼ、ボクのターン。ドロー…あ…(この…カードは…駄目だ。使っちゃいけない!?)」
翔の表情が曇る…逆転できるカードが引けなかったのだろうか?
翔「……くぅ…僕はネイビィロイドを守備表示で召喚してターンエンドっス。」手札2
美海「…?(さっきより表情が硬い…?)」
翔の表情から何かを読み取ろうとするが、早々判らなかった。
美海「私のターン。ドロー…アトランティスの効果で、レベルが下がっているよって、レベル4となったギガ・ガガギゴを攻撃表示で召喚。アトランティスの効果で、上昇」
ギガ・ガガギゴATK2450→2650
美海「ギガ・ガガギゴで、ネイビィロイドを攻撃。」
翔「この瞬間。罠発動!スーパーチャージ!ボクの場に、ロイドと名の付く機械族モンスターが居る時、相手の攻撃宣言時に発動できる。カードを2枚ドロー!更にチェーン発動!ホーリーライフバリアー!手札を1枚捨てる事で、このターン、相手から受ける全てのダメージを0にする!ボクは、手札のカイトロイドを墓地に捨てるよ!」
和睦の使者とピケルの魔法陣が融合したような罠であり、モンスターも戦闘では破壊されない上位の防御罠だ。
美海「しぶとい…。ターン終了。」手札0
十代手札0&翔手札3 LP7300 フィールド ネイビィロイド守備 伏せ1
美春手札0&美海手札0 LP200 フィールド ガンターラ攻表 ギガ・ガガギゴ攻表 伏せ1
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