Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.158 ) |
- 日時: 2010/09/15 14:26:00
- 名前: ミクニップ
- そして数日後・・・
十代「ぬがぁ〜〜、んご〜〜(寝)」
試験日まであと2週間あるかないかの状況で、十代は朝っぱらから気持ちいいくらいに寝ていた。
隼人「・・・試験日が近いのに、十代、余裕なんだな・・・・」 翔「・・・あ、兄貴ぃ〜。早く起きてくださいって〜!」 十代「んが〜・・・シャイニングでアタックぅ〜・・・(寝)」
何と夢の中でもデュエルしてましたよこの人。そんな時・・・
ガチャッ
美春「あ、あの〜・・・十代君〜・・・?」
突然、大量の問題集を抱えた美春が入ってくる。
翔「あれ、美春さん。どうしたんッスか、こんな所まで来て・・・?」 美春「あ、翔君。・・・実はレオさんに頼まれて十代君の勉強の手伝いに来たんだけど・・・」
案の定、寝ている十代を見つけてため息をつくと、彼の隣までやって来て後ろから彼の腰に手を回し・・・
美春「はぁぁぁぁぁ!!!」
ドガシャァァァンッ!!!ゴキッ!?
十代「ごげぇ!?」
見事なジャーマンスープレックスを決めてしまう。何だか十代の首から変な音が聞こえて痙攣してるけど気にしないでおこう。
十代「あ・・・あがが・・・」 美春「ふぅ・・・おはよう、十代君」 十代「・・・み、美春さん・・・幾ら何でもジャーマンは・・・というか・・・こんな技どこで・・・?」 美春「昔、僕の恩師に教わった技だよ。それと十代君?さっさと起きなきゃ。でなきゃまたライ君みたいに再度同じ技かけなきゃならないよ?」
道理でさっきライの断末魔が聞こえたと思ったと思った翔であった。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.160 ) |
- 日時: 2010/09/15 23:09:01
- 名前: カイナ
- それから二週間が過ぎてテスト当日、丁度筆記テストが終了して彼らは教室から出てきていた。
ライ「ふぁ〜……よく寝た」
アルフ「兄さん、母さんが呆れてたよ」
ライの欠伸交じりの言葉にアルフが呆れたように返す。どうやら試験官はメリオルだったらしい。するとライはんっと伸びをしながらまた言う。
ライ「解答はちゃんと全部埋めるまで持ったぞ」
アルフ「ああ十代君は解答全部埋めたか分からない一分で寝てたもんねぇじゃないよ!! 試験中に居眠りするなって言ってんの!」
どことなく自信のあるような声質での言葉にアルフはノリツッコミを入れる。すると翔が呆れたように呟いた。
翔「アニキ凄いっすよ、せっかく美春さんが教えてくれてるのにすぐに寝てその度にジャーマンスープレックスやパイルドライバー、寝てる体勢によってはシャイニングウィザード、おちおちこっちが勉強できなかったっす」
アルフ「むしろよく十代君生きてたね……」
プロレスの技を連打されていて生きている十代の意外な丈夫さにアルフが苦笑交じりに返す。そこに十代が欠伸交じりにやってきたのに気づくとアルフが彼に尋ねた。
アルフ「そういえば十代君、遅刻ギリギリだったけど何かあったの?」
十代「ああ、翔と隼人が起こしてくれなかったから――」 翔「起こしたっす!」 隼人「十代が何度起こしても起きなかっただけなんだな」 十代「――……寝坊して急いでたらトメさんがカードボックス運んでてそれ手伝ってたんだ。お礼にカード貰ったんだぜ?」
アルフの言葉に十代が返すと翔と隼人が即座にツッコミ、十代は少し黙った後そう言う。するとそこに今度はエルフィがやってきた。
エルフィ「皆、そろそろ実技試験の時間よ」
ライ「おう、んじゃ行こうぜ」
アルフ「ごめん、僕先にトイレ行ってくるよ。先行ってて」
エルフィの言葉を聞いたライがそう言うとアルフがすまなそうに笑いながらそう言ってトイレの方に走っていき、ライ達は先行ってるぜと返すと試験会場に向けて歩いていった。するとその物陰からクロノスが現れる。
クロノス「ふっふっふ、アルフは一人だけなノーネ、こうなったらこのピコハンを使って一人ずつ陥れてやるノーネ」
彼はそう呟くとこそこそとトイレに向けて歩いていった。 そして男子トイレ、アルフは用を終えるとトイレから出て周りに人気がない事を確認すると試験会場に急ごうと会場の方を向く。とその次の瞬間ピコンッと音がしてアルフの頭にピコハンが叩きつけられ、アルフは目を回して倒れこんだ。
アルフ「きゅぅ……」
クロノス「これでよし、ナノーネ。さてワタクシも試験会場に急ぐノーネ」
アルフが気絶していることを確認するとクロノスはにししと笑いながらそう呟いて試験会場に走っていく。 そして実技試験会場、クロノス教諭が挨拶をしている間、ここにいるライ達は不思議そうな表情で話し合っていた。
ライ「なあ、アルフは?」 十代「いや、その辺探し回ってみたけどいなかったぜ?……どこに行ったんだ?」 エルフィ「アルフの事だから私達を見つけて合流するはずなんだけど……」 翔「もしかしてジュンコさんやももえさんに捕まったとか?」
ライ・十代・エルフィ「「「ありうる」」」
隼人「ど、どういう意味なんだな?」
ライの言葉に十代が首を横に振りながら返すとエルフィも額にしわを作りながら呟く。それに翔がぼそりと呟くと三人は即答、それに事情を知らぬ隼人がそう尋ねた。
クロノス「それでぇ〜わ、試験を開始するノーネ。まず一番リング……オシリスレッド、空時アルフ! オベリスクブルー男子、陸山順助ナノーネ! 続いて二番リング……」
ライ「アルフが最初!?」 エルフィ「まずいわ! いないなんて事になったら欠席、0点よ!」
クロノスの言葉を聞いたライがげっと唸りながら声をあげ、エルフィもやばいと返す。そして一番リングにブルー男子の生徒―陸山が上がり、腕を組む。そして他のリングにも生徒が上がり終えて全員がデュエルディスクを起動させた。
クロノス「おや、アルフ君はいないノーネ? 残念ですーがレッドの生徒が試験欠席となると退学処分もあるノーネ」
クロノスは心中クックッと笑いながらそう言い、ライ達はやばいと顔を見合わせる。するとそこに声が響いた。
???「ちょっと待ったぁ!!! 空時ラルフはここにいるぜぇ!!!」
その怒号のような声に全員の視線が入り口に向けられる。そこにはアルフが普段からは考えられないような鋭い目つきで腕を組んでおり、すたすたと相手のいないリング―一番リングに向かう。
クロノス(な、な、な、なんでなノーネ!? あのピコハンで殴られた相手は三十分は気絶するはずなノーネ!?)
クロノスが驚いたように心中で叫ぶ、がその動揺を見せてないのは流石と言えようか。
ラルフ「遅刻して悪いな、詫びに先攻はそっちに譲るぜ?」
陸山「お、は、はい……」
クロノス(っていうか凄いキャラ変わってるノーネ!? 一体どういう事なノーネ!?)
ラルフの言葉に陸山は威圧感に当てられたかこくこくと頷く。それにクロノスはさらに動揺の声を心中で上げた。するとライが気づいたように声を出す。
ライ「あ、なんだあいつラルフじゃん!」
翔「へ? いやアルフ君でしょ?」
エルフィ「違う違う。ラルフ、らりるれろのラ、アルフのもう一個の人格よ」
翔「へ?」
十代「ああ、アルフは二重人格なんだよ。えっと、よく分かんねえけど先天性の二重人格、だったっけ?」
ライ「そうそう。小さい頃から温和で優しいアルフと対照的に短気で喧嘩っ早い、それがラルフだ。まあ割と冷静なとこもあるし、頭はいいし読みも鋭いからデュエリストとしての腕はアルフに勝らずとも劣らないぜ?」
ライ達がそう話し合っている間に実技試験がスタートした。 ラルフと陸山のデュエルは先ほどの進言もあって陸山が先攻だ。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.161 ) |
- 日時: 2010/09/15 23:11:39
- 名前: カイナ
- 陸山「ド、ドロー! 王虎ワンフーを攻撃表示で召喚してターンエンド」
クロノス(ま、まあ大丈夫なノーネ、アルフのデッキは元々の攻撃力が低いディフォーマー、ワンフーを使えば大抵機能しなくなるノーネ……)
ラルフ「俺のターン、ドロー……[エーリアン・ソルジャー]を攻撃表示で召喚し、バトル! ソルジャーでワンフーを攻撃し、破壊!」
陸山「うぎゃっ!?」LP4000→3800
ラルフ「カードを一枚セットしてターンエンドだ」
クロノス(エーリアン!? なんで? どうしてなノーネ!?)
ラルフの召喚したモンスターはアルフの使用するディフォーマーではなくエーリアン、それにクロノスが歯をがちがち鳴らしながら心中で呟いていると陸山はまた動いた。
陸山「俺のターン、ならこいつだ! 魂を削る死霊を守備表示! カードをセットしてターン終了」
ラルフ「エンドフェイズにリバースカード発動[サイクロン]、伏せカードを破壊してもらう」
陸山「スピリットバリアが……」
ラルフ「危ねえ危ねえ、俺のターン。[エーリアン・ウォリアー]を召喚し、永続魔法[太古の進撃]発動! 俺の場の爬虫類は全て貫通効果を得る。死霊の守備力は200だよな? 全員で攻撃!」
陸山「うぎゃあああぁぁぁぁっ!!!」LP3800→500
陸山の場に現れた死霊に二体のエーリアンが攻撃をしかけ、破壊はできなかったもののその衝撃が陸山を襲った。たった二ターン、それで相手のライフは風前の灯になっている。
ラルフ「ターンエンドだ」
陸山「お、俺のターンッ……魂を削る死霊を生贄に千年の盾を守備表示で召喚! 永続魔法[暗黒の扉]を発動してターンエンドだ!!」
ラルフ「守備力3000か、うざってぇ。俺のターン……ほぅ」
陸山の場に頑丈そうな盾が姿を現し、彼のエンド宣言を聞くとラルフはうざったるそうな表情でカードを引く。するとふっと笑みを浮かべた。
ラルフ「いくぜ、エーリアン・ソルジャーとエーリアン・ウォリアーを生贄に捧げ、現れろ! 冷たき暴君(タイラント)!!」
ライ「あれが出るぞ!!」 翔「へっ!?」
ラルフの口上を聞いたライが声を出し、それに翔が驚いたように呟くとラルフは一枚のカードを場に出す。それと共に二体のエーリアンが黒い影に吸い込まれていった。
ラルフ「[The tyrant NEPTUNE]を召喚!!」
万丈目「プラネットシリーズ!?……何故あいつらが……あの人の、カードを……」
ラルフの呼び出した黒い影が鎧を着て鎌を持ったようなモンスターを見た万丈目がそう声を上げ、驚いたようにぼそぼそと続ける。
陸山「暴君?……」
ラルフ「そう、NEPTUNEは全てを奪い去る暴君だ。生贄にした二体の攻撃力、守備力、そして効果とその名前もな。そして、てめえから勝利も奪い取る」
NEPTUNE 攻撃力:0→3700
ラルフ「俺の場には爬虫類族に貫通効果を与える太古の進撃があり、NEPTUNEは爬虫類、その攻撃力は3700、ここまで言えば分かるだろ?」
陸山「あ、あ、あ……」
ラルフ「終わりだ! NEPTUNEで千年の盾を攻撃!!」
陸山「うわああぁぁぁっ!!」LP500→0
ラルフの指示と共にNEPTUNEは特攻、その鎌が頑丈な盾を木っ端微塵に破壊し、衝撃が陸山に止めを刺した。
ラルフ「どうやら誰かの入れ知恵でこいつに対するメタデッキを組んだみてえだが……甘ぇな、これじゃこいつにも勝てやしねえよ」
ラルフは自分を指しながらそう言うとすたすたとリングを降りていった。するとそこにライ達が声をかける。
ライ「久しぶり、ラルフ」
ラルフ「ああ、一ヶ月ぶりだな……最後に出てきたのは紅葉師匠に会いに行った時か」
ライとラルフはふっと笑みを浮かべて軽くハイタッチしあって挨拶する。そこに翔が頭を下げながら挨拶した。
翔「あ、あの、初めましてっす。オイラは――」 ラルフ「丸藤翔だろ? 俺とアルフは一応記憶を共有してるんだ。例えて言うとそうだな、ぼんやりと映画を見てるような感覚だ。ま、一応名前は知ってるから心配すんな」
エルフィ「でもなんでいきなりラルフが出てきたの?」
ラルフ「ああ、いきなりアルフが後ろから何者かに殴られて気絶してな、試験だってのは知ってたから止むを得ず主導権を奪い取った……っと、あいつ気がついたみたいだ。代わるぜ?」
翔の言葉にラルフがくっくっと笑いながら説明するとエルフィがそう尋ね、それにラルフが返していると彼はそう言って目を閉じる。するとゆっくりとその目が開いた。
アルフ「あれ?……あぁ、試験ラルフが受けたんだ。怪しまれなかった?」
ライ「お前とラルフが入れ替わってて怪しまないのは十代ぐらいだよ」
十代「どういう意味だよ」
アルフは少しきょろきょろと辺りを見回した後合点がいったように頷いてそう尋ね、それにライが苦笑交じりに言うと十代がむっとしたような表情で言う。それをエルフィがまあまあと止め、言った。
エルフィ「それよりいつ私達の番になるか分からないし、準備は万全に整えましょう」
十代「そうだな、よし! 頑張ろうぜ!」
エルフィの言葉に十代は手を握り締めながらこくんと頷いた。 ―――――――――――――――――――― 黒アルフことラルフはこっちでは口の悪い不良タイプとして扱います。んで彼は紅葉さんの事を十代の次辺りにリスペクトしており師匠と呼んでますのでお願いしますね。あと万丈目は彼らの持つプラネットシリーズの元々の所有者が紅葉だと知っています。 んで誰か十代VS万丈目を書くでしょうからせめて言っておきますが、せめてこのデュエルくらい原作準拠してハネクリボーLV10召喚させてくださいね!?
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.164 ) |
- 日時: 2010/09/16 01:21:29
- 名前: 孝(たか)
- レオ「あ〜〜次。十代!お前の番だぞ!」
十代「あ、はーい!今行くよレオさん!!って、ゑ!?」
万丈目「………」
十代「な、なんで俺の相手が万丈目なんだよ!?」
レオ「はぁ〜なんでも、入学デュエルの結果で、優秀な成績だった十代に、レッドでは役不足。んで、オベリスクブルーの万丈目が相応しいと判断した。…らしい。」
十代「あ…そう。」
なんだかテンションが下がっていく十代だが。
レオ「それと、この試験で万丈目十代が勝てば、ラー・イエローに昇格だそうだ。」
翔「やっぱりアニキは凄いんだ…さっきのラルフ君もブルー相手だったし…」
三沢「(十代が勝てば、俺と同じラー・イエローか。入学したてにもう…)」
十代「いいぜ!俺、色んな奴とデュエルしたい!どんな奴の挑戦でも受けたいんだ!!!」
万丈目「十代!この間の借りを返してやる!!」
十代「望む所だ!!」
『デュエル!!』
十代「行くぞ!万丈目!!」
万丈目「万丈目さんだ!!」
十代「俺の先攻!!ドロー!」
『クリクリ〜♪』
十代「ハネクリボーか♪(相棒。最初から来てくれるなんて心強いぜ!ならば俺は…)E・HEROクレイマンを、守備表示で召喚!」
クレイマンが腕を組み、片膝をついて防御を固める。
十代「ターン、エンドだぜ…」
ニヤリと口端を釣り上げる十代だった。
万丈目「雑魚揃いの駄目ヒーローデッキめ…お前の脆さを見せてやる!俺のターン!ドロー!(ふふふふふふ…いきなりクロノス教諭から貰ったレアカード…)俺は、魔法カード・打ち出の小槌を発動!」
十代「なにぃ!?」
万丈目「このカードと、手札の中のいらないカードをデッキに戻してシャッフルし、新たにその枚数分ドローする。」
打ち出の小槌 通常魔法 アニメ効果 効果 このカードと、手札のカードを任意の枚数をデッキに戻しシャッフルし、同じ枚数分ドローする。
万丈目「そして俺は…」
万丈目は手札の四枚をデッキに戻す。
翔「ええ!?手札を四枚もカードを取り換えるの!?」
ライ「自分のいらないカードを戻して、新たらしくカードを入れ替える事が出来れば、手札に高カードが来る確立が高くなるって寸法か…!」
万丈目「しかも打ち出の小槌は、使い捨てのカードではない。何度でもデッキに戻る事により、何度も俺の手中に入る!!」
シャキンっ!
再びドローしたカードの中には、同じく打ち出の小槌が…。
十代「え!?」
万丈目「俺は再び打ち出の小槌を発動。打ち出の小槌と手札の一枚を戻し、再び2枚ドローする!いでよ!V−タイガー・ジェット!攻撃表示で召喚!!」
『グワアアアアアアアアアッ!!!!』
機械化された虎型モンスターが万丈目の場に出現した。
万丈目「更に手札から永続魔法・前線基地を発動!この効果により、1ターンに1度、レベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる!このターン、俺はW−ウィング・カタパルトを特殊召喚!」
前線基地 永続魔法 アニメ効果 効果 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時にレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。
因みに、OCG効果はユニオンモンスターのみである。
十代「VとW…まさか!(XYZに続く新たな合体モンスターか!?)」
万丈目「気付いた様だな?VとWをゲームから除外し、融合合体!」
ジェットとカタパルトが連結する。
万丈目「VW−タイガー・カタパルト!!」
十代「くぅ…(だが、VWの攻撃力は2000。クレイマンの守備力と同じ…だけど、何かしらの効果があるはずだ…)」
万丈目「驚いたか十代?だがまだ俺のターンは終わってはいない!更に俺は、VWの特殊効果を発動!手札を1枚捨て、相手モンスターの表示形式を変更する!俺は手札を1枚捨て、クレイマンを攻撃表示に変更する!」
十代「形式変更効果だと!?」
翔「ずるいぞ!?攻撃力800のクレイマンが攻撃に回ったら!?」
アルフ「ずるくは無いけど…確かにまずいね。」
万丈目「行くぞ十代!VWミサイル発射!クレイマンを粉砕せよ!!」
十代「ぐああああああああああああああッ!?」LP4000→2800
翔「アニキ〜〜!!(涙目)」
ライ「十代!?」
アルフ「十代君!!」
万丈目「カードを1枚伏せて、ターン終了!」
十代LP2800 手札5(1枚はハネクリボー) フィールド無し
万丈目LP4000 手札1 フィールド VW‐タイガー・カタパルト攻 永続魔法・前線基地 発動中 伏せ1枚
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.165 ) |
- 日時: 2010/09/16 08:50:31
- 名前: カイナ
- 十代「俺のターン、ドロー!……」
カードをドローして手札を見眺め、少し考えるとその一枚を取った。
十代「[E・HERO ザ・ヒート]を召喚しフィールド魔法[摩天楼―スカイスクレイパー―]発動! ザ・ヒートでVWを攻撃し摩天楼の効果で攻撃力上昇!」
ザ・ヒート 攻撃力:1600→1800→2800
万丈目「甘い、リバースカード発動[攻撃の無力化]!」
十代「くっ……カードを一枚セットし、ターンエンド」
ザ・ヒートの炎の拳は不思議な障壁に阻まれ、それを見た十代はくっと唸ってターン終了する。
アルフ「フレイム・ブラストの素材と融合があったのに融合しなかった……」
ライ「多分ヘル・ポリマーを警戒してたんだな。前みたいに融合HEROを奪われたら厄介だ」
観客となっている二人はそう呟きあっていた。
万丈目「俺のターン、ドロー……魔法カード[強欲な壷]発動! カードを二枚ドロー。よし、[X―ヘッド・キャノン]を攻撃表示で召喚し前線基地の効果で[Y―ドラゴン・ヘッド]を特殊召喚! ヘッド・キャノンにドラゴン・ヘッドをユニオンし攻撃力上昇!」
X―ヘッド・キャノン 攻撃力:1800→2200
万丈目「X―ヘッド・キャノンでザ・ヒートを攻撃! デストラクション・キャノン!!」
十代「リバースカード発動[攻撃の無力化]!」
万丈目「往生際の悪い! カードを一枚セットしてターンエンドだ」
X―ヘッド・キャノンから放たれた砲撃が先ほど万丈目も使った障壁に阻まれ、それに万丈目はちっと舌打ちした後カードをセットしてターンを終えた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.166 ) |
- 日時: 2010/09/16 11:04:17
- 名前: ミクニップ
- 予想外の出来事による焦り及びトイレだけど・・・じゃあ後で直しておきます。・・・というか、カード見てVWXWZが合体したの・・・すっごくダッサイと思ってるの俺だけだろうか・・・
一方その頃・・・
美春「ふぅ・・・これで最後・・・っと」
会場の外では美春が準備しており、ちょうどダンボールに入った大量のカードを運んでいた所であった。
トメ「お疲れさんだねぇ美春ちゃん。ほれ、特別にパック2袋あげるよ」 美春「あ、ありがとうございますトメさん。あとちゃん付けは辞めて下さい」
笑顔でパックを受け取りながら、とりあえず定性の言葉も付ける美春。そんな時・・・
ガタンッ!
???「・・・のよ!」
美春「?」
ふと、体育館の裏側で何かが落ちた音と女性の怒鳴り声が聞こえたため、美春は不思議に思い、裏を覗いてみる。
ブルー女子1「だぁら、そのカードはアンタ何かより真野様の方が似合ってるからちょうだいって言ってんのよ!」 ???「で、でもこのカードは・・・」
見れば裏では、数人のブルー女子が、同じブルーの女子を囲んでおり、女の子は何やら1枚のカードを持って怯えていた。
ブルー女子2「ああもう!いいから渡しなさいよ!!」 ???「や・・・やめて下さい・・・!」
そして女子の一人が焦れったさを感じ、無理矢理女の子からカードを奪おうとする。そしてそれを見かねた美春は、そのまま出てきてカードを奪おうとする女子の腕を掴む。
美春「・・・何をしてるんですか?嫌がってるじゃないですか」 ブルー女子2「何よアンタ、邪魔しないでよ」
鋭い目つきで美春を睨むブルー女子2。しかし美春はそれにも動じない。
美春「・・・もう一度言います。何をしてるんですか?」
それどころか、美春は普段は見せない、まるで氷のように鋭い目つきで睨返す。それを見た女子達は一瞬気圧される。
ブルー女子2「・・・っチ。行くよ」
そう言って美春の腕を振り解き、女の子を突き飛ばしてそそくさと逃げる女子達。すかさず美春は女の子が倒れる寸前に受け止める。
美春「あ、あの〜・・・大丈夫ですか・・・?」
先ほどのような覇気も消え、突き飛ばされた少女を心配する美春。よく見てみれば、少女の髪は雪のように真っ白で美しく、目も髪の毛で隠れて見えないが、見た目や身長からして同い年らしく、豊かな胸もある。
美春「あの〜・・・痛いところとかは・・・?」 ???「ッ!!」
一瞬、美春の顔を見た女の子は怯えの表情を見せると、美春から離れ、そのまま逃げるように何処かへと走り去ってしまう。
美春「あ・・・!待ってください!・・・ん?」
ふと、美春が女の子を追いかけようとした時、足下に何かあるのに気がつき拾ってみる。見ればそれは生徒証であり、名前の所に[渚 雪菜]と書かれていた。
美春「・・・渚・・・雪菜さん・・・?」 クロノス「・・・お、居たノーネ」
そんな時、突然後ろからクロノスがやって来た。それを見た美春は、慌てて拾った生徒証を胸ポケットに入れる。
美春「な、何でしょびゅきゃキュロノシュしゃん!?」 クロノス「・・・落ち着くノーネ、殆どカミカミなのーネ美春ボーイ」
緊張してカミカミな美春に呆れるクロノス。
クロノス「・・・そろそろ時間だから、早く来るノーネ」 美春「あ、はい。わかりました!」
クロノスに言われ、早速会場に向う美春。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.167 ) |
- 日時: 2010/09/16 23:38:28
- 名前: 孝(たか)
- 十代「俺のターン!ドロー!」手札3
十代は手札を流し見る。
十代「魔法発動!強欲な壺!カードを2枚ドロー!」手札4
万丈目「さぁ…どうする?遊城十代!」
十代「俺は、E・HEROオーシャンを守備表示で召喚!更に、天使の施しを発動!3枚ドロー!そして、2枚捨てる。俺が捨てるのは、ネクロ・ガードナーとネクロダークマン。カードを1枚伏せて、ターンエンド」手札2(1枚はハネクリボー)
万丈目「俺のターン!ドロー!Y−ドラゴンの効果発動!X−ヘッドから装備解除し、攻撃表示で特殊召喚する!そして、罠発動!ゲット・ライド!墓地のユニオンモンスターを装備可能なモンスターに装備する!」
十代「お前の墓地にモンスターなんて…あ!さっきのタイガー・カタパルトの時か!?」
万丈目「そういう事だ!俺は、墓地から、Z−メタル・キャタピラーをX−ヘッド・キャノンに装備!そして、自身の効果で、X−ヘッドから装備解除し、特殊召喚だ!そして、X・Y・Zを除外し、融合召喚!合体しろ!XYZ−ドラゴン・キャノン!!」
翔「あのカードは!?」
ライ「バトルシティの準決勝戦で、海馬瀬戸が使ったモンスター!」
アルフ「万丈目君の手札は2枚…XYZの効果は、手札を1枚捨てて、相手のフィールド上のカードを破壊する効果…しかも、1ターン中の回数制限は無い。」
三沢「圧倒的に、十代が不利だ!」
万丈目「俺は手札1枚を捨て、貴様の伏せカードを破壊する!ハイパー・デストラクション!!」
十代「その効果にチェーン発動!和睦の使者!このターン、俺への戦闘ダメージは0そして、俺のモンスターも、戦闘では破壊されない!」
万丈目「甘いぞ十代!確かに、このターンはお前にダメージを与えられないが、これだけで終わると思うな!!魔法カード・命削りの宝札を発動!手札が5枚になるようにドローし、5ターン後に全ての手札を捨てる!5枚ドロー!」
十代「なんだって!?」
万丈目「俺は、2体目のX−ヘッド・キャノンを攻撃表示で召喚!罠発動!ソーラー・レイ!俺の場の光属性の数×600のダメージを与える!俺の場には3体の光属性が居る。よって、1800ポイントのダメージだ!」
十代「うわああああああああああっ!?」LP2800→1000
ライ「まずいな。LPが1000以下になった。」
アルフ「あれ?でも、なんで融合前に使わなかったんだろう?そうしたら更に600のダメージが与えられたはずなのに…?」
ライ「きっと、じわじわと痛めつけるとかそんな所じゃないのか?」
アルフ「うわぁ…」
万丈目「更に手札を1枚捨て、ヒートを破壊!更に1枚捨て、摩天楼を破壊!さて、此処でオーシャンを破壊してもいいが、お前の墓地にオーシャンを送れば、ミラクルフュージョンでアブソルートZeroやジ・アースを呼びかねない。貴様には、更に地獄のどん底に落ちて貰おう!XYZとVWを除外融合!!」
十代「ここに来て、さらなる合体だと!?」
万丈目「融合合体!!VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン!!」
まるで戦隊物の合体ロボだ。
だが、よく観察してみると、実はロボと言うより移動要塞に近かったりする。
万丈目「VWXYZの効果発動!1ターンに1度、相手フィールド上のカード1枚を除外する!VWXYZ−アルティメット・デストラクション!」
十代「オーシャンが!?」
万丈目「カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」手札2
十代「くっ…俺のターン、ドロー!……来たぜ!魔法カード・壺の中の魔術書を発動!互いのプレイヤーは、カードを3枚ドローする!」
「「ドロー!」」
十代「俺は、ハネクリボーを守備表示で召喚!魔法発動!地割れ!相手の場の一番攻撃力の低いモンスターを破壊する!X−ヘッド・キャノンは破壊される!カードを1枚伏せて、ターンエンド」手札2
十代LP1000 手札2 ハネクリボーが守備表示 伏せ1
万丈目LP4000 手札4 VWXYZが攻撃表示 伏せ1
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.168 ) |
- 日時: 2010/09/17 18:27:41
- 名前: ハイパーカイザー
- HK「VWXYZはスーパーロボットなのですよ!!!!!」
銀河「信者がいるぞここに。信者が。」 スカイ「つーか、しゃしゃり出るな。」
バガン!!!
HK「・・・・・・・・・・・」(気絶)
スカイ「では、お騒がせしたな。」 銀河「またな〜」
そう言ってハイパーカイザーを引きずりながら退場する二人。 が、ハイパーカイザーが握っていた紙が落ちてしまう。そこには・・・
『十代達が二年になったら銀河達を出してやる〜・・・・』
と、書かれていた。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.169 ) |
- 日時: 2010/09/17 19:19:59
- 名前: ミクニップ
- 二年になったらって・・・一体何時の話になんだよそれ・・・それと、アレ正直言えば、俺から見ればダサいと思うが・・・格好良いか?あれ。
オレンジ「・・・お?其処にいるのは熱血決闘者(デュエリスト)の代君とその仲間達一行ではないですか〜?」
聞いたことの在る能天気で明るい声が後ろからしたのを聞いたライ達。案の定振り向いて其処にいたのは・・・
オレンジ「やは〜♪勇者一行の諸君!今日も楽しくデュエルしちょるかにゃ〜?」 ライ「・・・何だ風華(ふうか)か。何の用だ?」
やはり其処にいたのは、ヴィヴィオや十代の小学校時代からの友人の一人であり、この学園の教師、雷堂家の三女であり、メゾピアノこと雷堂風華である。
オレンジ「いやいやいや。実は家の次男と三男坊が今回実技試験の相手やるらしくてデスネ〜、ちょっくら見にきた訳デスヨ♪」 アルフ「風華の兄弟の次男、三男・・・って佐助と鉱希(こうき)がぁ!?」 翔「?誰ですかその二人?」
聞き慣れない名前を聞いて首をかしげる翔。
オレンジ「あ〜、翔ちんは会ってないから知らないのは仕方がないデスナ〜。二人共、アタシの姉弟なんだよね〜」 翔「兄弟・・・って、確か風華さん。もう姉妹が居たんじゃ・・・」 オレンジ「桃姉と美海(みか)の事?うん、そうだよ〜」 ライ「・・・実を言うとコイツ、世にも珍しい6つ子なんだよ」 翔「6つ子ぉ!?6つ子ってアレッスか!?おそ松、市松、唐松、ちょろ松、椴松、じゅうし松が有名なあの!?」 オレンジ「滅茶苦茶古いの知ってるね君・・・確かにそうだけど」
あまりにも古いアニメを知ってる翔に苦笑する風華。
翔「・・・あ、でも何でその二人の名前聞いただけで、そんなに気まずそうな顔をしてるんっスか?」 オレンジ「アハハ〜・・・何ていうかその・・・あの二人のデュエルはヤバいと言うか何というか・・・」
二人の事を聞かれ、いささか歯切れの悪い言い方をする風華。そんな時・・・
クロノス『12番リング……オシリスレッド、西野旬! ラーイエロー、雷堂佐助ナノーネ! それから13番リング……オシリスレッド、左門次郎。ラーイエロー、雷堂鉱希ナノーネ!』 オレンジ「あ、そろそろあの二人の番だ。少年、よかったら来るかィ?」 翔「え、良いんっスか?」 オレンジ「良いの良いの。ただし、見れる気力があればだけどね・・・」 翔「?気力がいるんっスか?」 オレンジ「あ、何でもない何でもない。ま、とにかくレッツゴー!ハイホー!!」 翔「ってわ!?ちょっと・・・!?」
そう言って風華が翔の手を強引に取り、そのまま連れて行ってしまう。
ちなみにフォルテシモこと佐助は漫画番の万城目みたいなクールキャラで使用するカードは六武衆やカラクリと言った戦国デッキ。メゾフォルテこと鉱希はポーカーフェイスで口数の少ない人物で、仕様デッキはマシンナーズです。
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Re: 異世界遊戯王大戦記GX(笑) ( No.170 ) |
- 日時: 2010/09/17 19:32:40
- 名前: カイナ
- 一方十代VS万丈目が行われているデュエルリング。
万丈目「俺のターン、ドロー……悲しいな、遊城十代。最後のモンスターがそんな雑魚か。そんな雑魚VWXYZの効果を使うまでもない、一撃で葬り去ってやろう。VWXYZでハネクリボーを攻撃し効果発動! 攻撃対象のモンスターの表示形式を変更する。ハネクリボーを攻撃表示に変更!」
その言葉と共にハネクリボーが攻撃態勢を取り、十代は驚いたように目を見開く。
万丈目「消えろ! VWXYZ―アルティメット・デストラクション!!」
十代「リバースカード、オープン! 進化する翼!!」
万丈目「!?」
十代「俺の手札二枚、この両方を捨ててハネクリボーはLV10へと進化する!!」
VWXYZの砲撃に合わせて十代はリバースカードを発動、それと共にハネクリボーが光に包まれ、その中から小型の竜らしきものが現れる。その腹にはクリボーがくっついていた。
十代「LV10の効果発動! このカードを生贄に捧げる事により相手の場の攻撃表示モンスター全てを破壊、その攻撃力分のダメージを相手に与える!!」
万丈目「なっ!? ぐあああぁぁぁっ!!!」LP4000→1000
ハネクリボーLV10から発された光がVWXYZを包み込み、光の波動になって万丈目を襲う。一瞬でライフポイントが並んだ。
万丈目「ぐっ……メインフェイズ2に[V―タイガー・ジェット]を守備表示で召喚しターンエンドだ!!」
十代「俺のターン! ドロー!!」
万丈目はくっと唸った後ターンを終え、それを聞いた十代は力強くカードをドローした。
十代「[E・HERO バブルマン]を召喚し効果で二枚ドロー!」
万丈目「そのモンスター一体でどうにかなるとでも思っているのか!?」
十代「まだだ! 魔法カード[天よりの宝札]! 互いのプレイヤーは手札が六枚になるようドローする!」
一気に互いの手札が六枚の増強された。そして十代はその内の一枚を手に取る。
十代「魔法カード[バブルイリュージョン]発動! その効果で手札から[ヒーローズルール1 ファイブフリーダムス]を発動! 墓地からフォレストマンを除外するぜ!」
ヒーローズルール1 ファイブフリーダムス アニメオリジナル 互いのプレイヤーは墓地からカードを五枚まで除外する。
万丈目「なんだと?」
十代「いくぜ! 魔法カード[平行世界融合]発動! 除外されているオーシャンとフォレストマンをデッキに戻し、[E・HERO ジ・アース]を融合召喚!!」
万丈目「なんだと!?」
十代「平行世界より最強のヒーローとして舞い戻れ! E・HEROジ・アース!!」
その言葉と共に空間がひび割れてその中からジ・アースが降りてくる。
十代「装備魔法[メテオ・ストライク]をジ・アースに装備! そしてジ・アースの効果でバブルマンの攻撃力を吸収、ジ・アース・マグマ!!」
ジ・アース 攻撃力:2500→3300
万丈目「ジ・アース……プラネットシリーズの一枚にして響紅葉最強のヒーロー……」
十代「いっけー! ジ・アースでV―タイガー・ジェットを攻撃だ!!」
その指示とともにジ・アースはタイガー・ジェットを二本のマグマの剣で斬り、その衝撃波が万丈目に襲い掛かった。
万丈目「ぐあああぁぁぁっ!!!」LP1000→0
十代「うっしゃあっ!!!」
万丈目のライフが0を示し、十代は歓喜の声を上げて右手を振り上げた。
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