Re: 異世界大戦記6 ( No.146 ) |
- 日時: 2010/06/04 16:30:26
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- 古代獣2「ガァァァァァァァッ!!」
リィン「なにっ・・・−ドガッ!!!−ぐあぁ!?」 ミュウツー「ッ!!?」 ガノン「な・・・!?リィンフォース!?」
氷牙達の意表を突いて、1体がリィンを攻撃する。そしてそれに気がついたミュウツーとガノンは、リィンが生き返っていたのを知らなかったため、彼女を見て驚く。
ミュウツー「ど、どういう事だ・・・!?何故デリートされた筈のリィンフォースが・・・・『ガァァァッ!!』ぐっ・・・・!!」
驚愕するミュウツーを余所に、なおも攻撃を仕掛ける氷牙。それを受け止めてリィンを助けに行こうとしても何度も回り込まれてしまう。
ミュウツー「クッ・・・・!!いい加減に目を覚ませ氷牙ッ!!」 ガノン「無駄だ!!今のコイツに俺達の言葉は届かない!!」
叫ぶ二人になおも攻撃を加える氷牙。そして目の前では古代獣に攻撃されようとしているリィンフォース。そしてその鋭利な鎌がリィンに振り下ろされ、二人が張り裂けそうなほどの叫びをあげようとした瞬間・・・・
−ビカァァァッ!!!−
古代獣2「グルッ!!?」 氷『!?』
突如、炎をあげて燃えていた輸送車から一筋の光の柱が出現する。そしてそれを見た2体の古代獣は一瞬怯えの表情を見せて怯む。そして・・・
−バガッ!!ドガッ!!!−
古代2「ギャァァァァァァァッ!!!?」 リィン「!?」
突然、輸送車の屋根が吹き飛び、そこから光の玉が出現したかと思えば、それは瞬時にリィンの前に移動し、古代獣を吹っ飛ばす。そして目映い光は徐々に消え、その光の中からは・・・
ミハル「・・・・大丈夫ですか?リィンフォースさん」
光の中から出現した人物・・・それは紅(くれない)と瑠璃色、2つのカラーリングに白銀色のラインとアーマーを取り付けた騎士風(シグナムの奴の男性バージョンみたいなの)のバリアジャケットに身を包み。その両手に白銀色のコアを持った、バリアジャケットと同じカラーリングをした双剣を持って、優しい笑顔をリィンに向けたミハルが其処に立っていた。
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Re: 異世界大戦記6 ( No.147 ) |
- 日時: 2010/06/05 23:34:19
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- テンバ「おっ?あれは、ミハル坊ちゃん…?(バリアジャケット着とるっちゅう事は、あれがミハル坊ちゃんの武器…!?)…せやけど、今は[古代獣]より[氷牙はんの方が問題]やな…。こうなりゃ、しゃあない…あれを…[狂神薬]を使うたるか…!?」
そう言って、テンバは鞄の中から一本の小瓶を取り出した。その小瓶の中には黒い液体が入っている。
ボボ「…何か、如何にも体に悪そうな薬だが…一体何なんだそれは…!?」 テンバ「…いわゆる[ドーピング]用といったトコやな。子の小瓶一本分を飲み干すだけで、[限界以上の能力を最大10分間出す]事ができるんや…が、その後はよくて[丸一日寝たきり]なうえ凄まじい激痛という後遺症にさいなわれてまうんや…。今の氷牙はんを止めるには、[殺す気]でいかなあかん。せやけど、あの人相手じゃ[戦闘不能]どころか逆に[全員惨殺]されてまうがな?」
首領「それでも、それを出したっつう事は…それでもやらないよりはマシ、と言う事か…。」 テンバ「せや。…でも、これは素材だけでも数十万はかかるうえ、在庫はこれを含めてあと[五本]だけや。一本分の値段は、[命を代金にしても、おつりはおろか全額返済は難しい]でっせ?せやから、これを使うんはわgてだけや。」 ボボ「いや、俺達にもそれをくれ。でなけりゃ、あいつの目を覚まさせてやる事なんざできやしねえ。」 努んパッチ「まあ、あいつに多少の仕返ししてえってのもあるが…一番は[仲間を助けたい]…それだけだ。」 天の助「いつの間にか、努んパッチになってる!?」
勇輝「…テンバさん。僕にもそれ、くれませんか?」 テンバ「いやいやいや、あかんて!?いくら何でもわてはこれ以上責任持てまへんで!!わてだけが使えば済むこっちゃ!」 勇輝「でも、それ以外に打開策はありますか!?」
その言葉に、テンバは頭を抱え暫し唸る。…そして…
テンバ「……〜〜っ!!だ〜!!?わてはもう、知りまへんで!?ほれ!!」
すぐに鞄から、ボーボボ達の分の小瓶を取り出し、三人に渡した。
天の助「…お、俺はさすがに… 」 ボボ「うん、分かってる。どうせ、すぐにやられるのがオチだから。」 天の助「確かにそうだが、いくら何でも酷ぇよ… 」
ビュティ「ボーボボ!!それじゃ、[善滅丸]を使ったヘッ君の様な事になるんだよ!?それでも…」 ヘポ「ビュティ。止めても駄目何だ…それに、ボーボボさんは死にはしないよ…。」
ソフトン「魚雷どのも、今はどこにいるのか…。彼女もこの場にいれば、ボーボボ達を止められたのだろうが…」 破天荒「おやびん…、どうかご無事で…!!!」
絵美里「勇輝!?駄目だよ、そんなの!!」 勇輝「絵美里…章悟に会ったら、僕の分まで謝っといて…。[無茶してごめん]って…」
テンバ「ほな、覚悟はええでっか…?」 ボボ「ああ。」 努んパッチ「何時でもいいぜ?」 勇輝「はい!!」
全員、小瓶の蓋を開けて一斉にそれを飲み干した。その直後に、全身から力が溢れ出る様な感覚を感じた。
テンバ「ほな…荷物預かってや、絵美里はん?」
テンバはすぐさま人狼化する為に荷物を絵美里に預けた。
ボボ「鼻毛超解放…ハイパーゲナハ・ブレイク!!!」 努んパッチ「今まで何も活躍すらできなかった自分が、恥ずかしいー!!!」
ボーボボは[ハイパーゲナハ・ブレイク]で真っ赤なアフロに金色の真説ジャケットを纏った[超真説ボーボボ]に、努んパッチは自らの不甲斐なさに更に激怒し[努努んパッチ]になる。
勇輝「………ハァアアア…!!!」
そして、勇輝は自らの火の魔力を最大まで高め、ネギの[戦いの歌]の応用で身体に纏わせた。
テンバ(人狼モード)「さあ…最初(ハナ)っから死力を尽くしていくぜ!!?」 超真説ボボ「ああ!!」 努努んパッチ「やってやるぜ…仲間(とも)の為なら…」 勇輝「…行きます…!!」
・ ・ ・
[狂神薬] テンバの持てる限りの錬金術の全てを駆使して、作り上げた強力な[能力強化剤]。 小瓶一本分を飲み干せば、最大10分間は服用者の限界を超える能力を発揮できるが、リスクも高く[よくて丸一日寝たきりなうえ、全身に須佐まじい激痛が来る]という後遺症がある。 (その他、一本作る素材だけでも数十万もかかるゆえに、テンバはこれの使用はできるだけ避けていた。)
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Re: 異世界大戦記6 ( No.148 ) |
- 日時: 2010/06/06 22:04:31
- 名前: カイナ
- 勇輝達が狂神薬を飲んで力を極限まで高めている時、それらを遠くから眺めている者がいた。
カイ「……ミハルは見つかってるみたいだし、デバイスとやらもあるらしい。んじゃま……俺も行くか」
眺めていた者―カイは忍者としての視力ゆえか遠い状態からも見切っており、そう呟く。するとその背後に半透明状態の黒髪黒目のカイにそっくりな人影が現れ、口を開いた。
ゴク[お前……死ぬ気か?] カイ「まあ……桜牙丸解放しても手も足も出ないだろうな……」
カイの心の闇の存在―ゴクの言葉にカイは苦笑を浮かべながら言い、そう思ったら表情が固まっていく。心なしかゴクも表情が重くなっていた。
ゴク[あれ……か……] カイ「大丈夫だ、今は誰も見てない……」
ゴクの言葉にカイも自分に言い聞かせるように言い、ゴクもうんと力なく頷く。そしてカイは血桜を収めると目を瞑って精神を集中した、そしてカッと目を見開く。
カイ「俺のココロ、アンロック!!!」
カイは半ばやけくそのようにそう叫び、それと共にカイの身体が闇に包まれる。と思ったらそれが光へと変わっていき光が弾け飛ぶとそこにいるカイは黒い侍風の鎧を着けそれでいて忍びとしての印象も残した丁度侍と忍びを足して二で割ったような装束を身に纏っており、またその瞳も右目がいつものエメラルドグリーン、左目が闇のように黒くなっていた。またその髪の薄緑だったのが若干黒がかってきている。
カイ「キャラなり、レディアントダークネス!」
彼はやはりやけくそのように叫んで血桜を抜く。その刀も刀身の色が変わっており、丁度血が乾いた後のような赤黒い色になっていた。 そしてカイは風のようにその場を消えると一気に氷牙の方に走っていく。 ―――――――――――――――――――― レディアント・ダークネス:カイが己の心の闇である存在―ゴクと融合した状態でありその戦闘能力は普段とは本当に比較にならない。ちなみに本来は「風闇融合」の言葉でこの状態に変身していたのだがカノンノが某漫画の影響を受けてカイにおねだり、それに負けてこう言うようになったという。ちなみにカイ曰く「キャラに合わない」らしく近くに誰かいる状態では絶対にやらない。 またこの状態でのみ本人曰く現在血桜の最強形―忍刀血桜・龍桜牙を使用できる。
忍刀血桜・龍桜牙:カイがレディアント・ダークネスの状態になっている時のみ使用可能な刀。 風を操る血桜―血桜・桜牙丸と全てを破壊する闇の力が具現した刀―獄龍刀が融合したものでその力は他の血桜を遥かに凌駕している、カイ曰く今の俺の最大の切り札。もっとも使用可能な状態が状態なので本当にやばい時以外は絶対使わない。 単純な刀としての切れ味や破壊力も桜牙丸はもちろん獄龍刀を超え、また桜牙丸の風を操る力と獄龍刀の破壊の闇の力を扱える。刀身の色は丁度血が乾いた後のような赤黒い色。
カイナ「ちなみに変身法は某少女漫画が元ネタです、まあ元ネタ以前に答え言ってますけどね。たまには少しくらいはっちゃけさせときます。それでは」
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Re: 異世界大戦記6 ( No.149 ) |
- 日時: 2010/06/06 23:11:04
- 名前: ミクニップ
- ・・・何故テンバがミハルや古代獣を知っている?
リィン「ミハル・・・その姿は・・・?グッ・・・!!」 ミハル「その話は後です。リィンフォースさんは休んでてください」
そう言ってリィンを休ませるミハル。そして前を見た瞬間、古代獣の1体が攻撃を仕掛けてくる。
古代獣2「シャアァァァァァッ!!」 ミハル「っ!!」
両手についた鎌で攻撃する古代獣。しかしミハルは、そんな攻撃を無駄のない動きで避け、3つ目の攻撃が来た時には、それを片方の剣で受け止め、もう片方で切りつける。
-ザシュッ!!-
古代2「ギィィィ・・・!!」
攻撃を受け、1歩後ずさる古代獣。そしてすぐさま傷を治そうと再生を開始したが・・・
-グシュゥゥゥゥッ・・・・!!!-
古代2「ギ、ギガァァァァァァッ!!!?」
何と、傷は塞がる所か、淡い光を放ちながら、逆に広がりを見せていた。
テンバ「な・・・!?あの生物、再生してない・・・!?」
そんな光景を見て驚くテンバ。そんな時・・・
-ドガッ!!-
ミハル「うわ!?」 古代1「ガァァァッ!!」
すかさずもう1体がミハルの後ろから攻撃を仕掛け、その拍子に吹っ飛ばされるミハル。そしてそれを見たもう1体は、翼を広げて飛び上がる。
ミハル「いたたたた・・・」 ユザレ『大丈夫ですか、マスター?』 ミハル「う、うん・・・何とかね・・・」 ユザレ『見たところ、あの爬虫類型はパワー重視のようですね・・・?』 ミハル「うん・・・迂闊に攻撃すると逆にこっちが弾き飛ばされちゃうよ」 ユザレ『そうですか・・・では相手がパワーなら此方もパワーです。マスター、フォームチェンジの使用許可を』 ミハル「・・・え?何?フォーム・・・チェンジ・・・?」
聞きなれない言葉に戸惑うミハル。
ユザレ『はい。私には、様々な状況に対応出来るように、現在なっている[ナチュラル・フォーム]以外にあと二つ、パワーとディフェンスに特化した[ストライク・フォーム]とスピードと魔法攻撃に特化した[フュージョン・フォーム]が存在するんです。今回はあの生物に対抗するために、パワー重視のストライクになりましょう』 ミハル「そ、そうなんだ・・・じゃあそのストライク・フォームにチェンジするよ・・・(汗)」 ユザレ『了解、ストライク・フォーム、チェンジ!!』
困惑しながらもとりあえずフォームチェンジを指定するミハル。途端、双剣に付いているユザレが紅色の光りだした瞬間、ミハルのバリアジャケットに変化が現れ、紅、瑠璃、白銀の3つのカラーリングが、瞬時に白銀のラインに紅色をした姿になり、さらには両腕、胸、太股、背中に新しくアーマーが追加装着される。
ミハル「ほ、本当に変わった・・・「シャァァァァァッ!!!」う、うわぁ!?」
本当に変わったバリアジャケットを見てさらに困惑するミハル。しかしそんな彼を他所に、1体が攻撃を仕掛けるも・・・・
ミハル「え、えい!!!」
-ドガッ!!ズシャァァァァァッ!!!-
古代1「ギャァァァァァァッ!!?」
何と、がむしゃらにパンチしただけだったのに、たった1発で殴り飛ばしてしまう。
ミハル「す・・・凄い・・・・」
自分が殴り飛ばしたのを確認し、ただただ驚くミハル。
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Re: 異世界大戦記6 ( No.150 ) |
- 日時: 2010/06/07 01:27:11
- 名前: 孝(たか)
- ガパッ!!!
ミハル「…!?みなさん逃げて!!」
ガノン「またか!?」
ミュウツー「奴の魔力は底なしか!?」
再び龍神氷牙が口を大きく開け、古代獣に竜の咆哮を放つ。
射線上に居るミハル達にお構いなく…。
チュドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!
古代獣「!?!?」
またもや消し飛ぶ古代獣。
だが、すぐに復活する。
古代獣「ゴガアアアアアアアアアアッ!!!」
ピシュンッ!!
急に古代獣の脚力が音速を超え、ミハルに接近する。
ミハル「え!?」
咄嗟の事で反応が遅れるミハル。
そこへ…
超絶ボパ助「超絶!?マジで・タイム!!」
狂神薬を飲んだボーボボ、首領パッチ、天の助が聖鼻毛融合した融合戦士・超絶ボボパッチの助がマジで真拳による亜空間を作り出した。
口調は「俺様」や「愚民共」。マゾ。武器は田中ソード。奥義は「マジで!!?」な出来事が相手を襲い、テンションが低いと窒息死する魔の空間を作り出すM・T(マジで・タイム)とママチャリで敵に突進しながらマツ毛で攻撃するマツ毛真拳フォーエバーと田中ソードで斬り付けるマツ毛真拳ネクスト。
血液型はAPR型。誕生日は12月6日。趣味は三点倒立。特徴はフランス好き。悩みは足が臭い事。好物はお好み焼き。実はメキシコからの交換留学生。髪の色は紫。
超絶ボパ助「愚民共!さっさと構えろ!!マジで!?流星群の餌食になるぞ!!」
一同『余計な事してくれたなお前はあああああああああ!!!』
超絶ボボパッチの助の奥義『超絶!?マジで・タイム』により、余計に大変な事態になってしまった。
氷牙『ガロオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!』
古代獣「グジャアアアアアアアアアアッ!!!!」
だた、二体だけ、マジで!?流星群を物ともせず、マジで!?を破壊しながら戦闘を続けていた……頭に強面の花を咲かせながら。
一同『マジでええええええええええええええ!?!?』
氷牙『ガウッ!!』
一つのマジで!?を殴り飛ばす。
その先には…
超絶ボパ助「超絶!?マジで・タイムとは!カクカクシカジカどぶふっ!?」
超絶!?マジで・タイムの説明中に、龍神氷牙の殴ったマジで!?が超絶ボボパッチの助に直撃した。
『マジでえええええええええええええええええ!?』
ミュウツー「おのれ、3馬鹿共め……このおかしな空間のせいで、思考がうまく働かない!?」
ガノン「全くもって不愉快な!?」
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Re: 異世界大戦記6 ( No.155 ) |
- 日時: 2010/06/07 23:06:24
- 名前: ミクニップ
- ・・・じゃあアンタの希望は何だよ?
時間を戻し・・・[現実世界]
総統「ぎゃぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!(泣)」
軍が極秘で開発していたMSと戦艦を強奪(半分偶然)し、敵が放った量産型MSの猛攻を掻い潜りながらも逃走を図る鷹の爪+α一行。そして現在,何度も掠る銃弾にすっかりビビリ,我らが総統は完全に泣いていた。
総統「殺すなら優しく殺してぇ〜〜〜〜!!!キリングミー、ソフトリぃ〜〜〜!!!(泣)」 フィリップ『総統』
泣きながら死に方を所望する総統に、突如としてフィリップから通信が入る。
総統「な、なんじゃフィリップ!ワシは今話している場合じゃぁ・・・」 フィリップ『実ハ先程、この機体ヲ奪う時に、こんな物を見つけマシタ』
そう言ってフィリップは、通信越しから、黒いアタッシュケースを取り出し、それを開けて中身を見せる。中にはUSBメモリのような形をした6つのカラフルなメモリが入っていたが・・・
総統「ええぃ!!そんな物が今何の役に立つんじゃ!?」 吉田『やっぱりダメな奴はこんな時でもダメなんですね総統』 フィリップ『NO〜〜〜(泣)』
二人から散々言われ、泣く泣く手に入れたものをしまうフィリップ。そんな時・・・
女の子『ま、待って!!』
突如、先ほど総統達と一緒に脱出した女の子から通信が入った。
女の子『それ、私が探してた私の大切な人の物なの!!だから私にちょうだい!!』 フィリップ『え、デモ今戦闘中・・・』 女の子『だったら後ででもいいの!!それは本当に必要な物なの!!お願い!!』
そう言ってモニター後しに頭を下げる女の子。
総統「うむむ・・・何だか訳ありみたいじゃなぁ・・・よし、だったらこの後渡すとしよう」 吉田『総統!!』 総統「何だね吉田君?」 レオナルド『この近くに民間のバスがあるぞ!!オラオラオラ』 総統「な、何じゃとぉ!?」
二人の報告を聞いて、慌ててレーダーを確認」する総統。見ればそう遠くない場所で民間用のバス・・・クロちゃん達の乗ったバスが走っており、どうやらこちらには全く気づいてないようである。
魚雷『ヤバいギョラ!!このままじゃあのバスまで巻き込まれるわ!?』 総統「ま、マズイ!!スミマセン娘さん!!探し物は後で渡すからあのバスを守るのを手伝ってくれませんか!?」 女の子『わ、わかったわ!!』
総統の意見に女の子も同感し、慌ててバスに向かう一行。
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Re: 異世界大戦記6 ( No.157 ) |
- 日時: 2010/06/08 12:16:28
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
そんな時・・・
♪〜〜♪〜〜♪(チャルメラ)
六「あ〜ラーメンラーメン〜〜味噌ラー醤油ラー塩ラーだよ〜♪」 聖ヴィ「旨旨だよ〜〜〜♪」
一体どっから沸いて出たのか、何処からともなくラーメンの屋台を引いた六つ子達がちゃるめら吹きながらやってくる・・・鍋の中ではゲームボーイを持った豚が浸かっていた。
『マジで!?』
そして二人はその場で止まると、屋台を開いてラーメンを作る・・・何故か客はマジで!?とさっきまで戦っていた氷牙、古代獣、ボボパッチの助、ミハルだった。
『マジでぇぇぇぇ!!?』
あまりの展開に殆どついていけない状態の一同。そんな彼らを余所に、子供達は注文を聞いていた。
六「ヘイいらっしゃいお客さん。ご注文は何にしますかぃ?」 ミハル「いやその前にも、何で君たちが此処にいるんですか?」 聖ヴィ「はい、ミソバタチャーシュー塩醤油ラーメンですね」 ミハル「いやいや僕ラーメン頼んで無いよ!?というか何その変な名前のラーメン!?というより僕は塩ラーメン派なんですけど「はい、心太ラーメン一丁!」って何ですかその水色のゼリー状の物体に浸かったラーメンは!?というかさっき言ってたのと全く違いますよ!?」 氷「がうっ!!(俺は味噌チャーシュー大盛りで)」 古代獣「がろっ!!(あ、じゃあ俺は味噌バタコーン大盛り)」 ミハル「って何してるんですか!?今は其れ所じゃ「はい!味噌チャーシュー大盛りと味噌バタコーン大盛りだね!!」分かるんですか!?今の二人の言葉が分かるんですか!?」
この中で一番の常識人であるミハルの突っ込みが冴える中、二人は黙々とラーメンを作る。
六「へイッ!!味噌チャーシューと味噌バタコーンお待ち!!」
そう言って六星王とヴィヴィオは湯気が立つ、如何にも美味しそうなラーメンをどんぶりに入れ・・・
六・聖ヴィ「「くたばれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!(食らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!)」」
−ドバシャァァァァンッ!!!−
氷・古代1『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!????』
あろう事か二体の顔面に丼ごとラーメンをぶちまける。これをピカチュウが見たら怒り狂うと思うが・・・そしてそれを喰らった二体は顔面を押さえてのたうち回る。
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Re: 異世界大戦記6 ( No.162 ) |
- 日時: 2010/06/09 01:57:40
- 名前: 孝(たか)
- 氷牙『ぐぅ…が…あ…俺は…一体?』
『マジでええええええええええええええええええ!?!?!』
ビュティ「ラーメンの汁で正気を取り戻した!?」
ヘポ「流石超絶!?マジで・タイム!!なんでもありだな…」
氷牙『……なぜ、俺は、この姿に、なっている?』
氷牙の意識が戻り、自分の腕を見て驚愕と嫌悪の表情を見せる。
エヴァ「やっと、正気に戻ったか…」
氷牙『エ、ヴァ?…!?その、傷は…まさか…』
エヴァ「気にするな。こんな傷、すぐにでも治る」
氷牙『お、俺は…俺は…グオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』
メキ……メキメキメキ…ゴキ…シュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
骨格をずらす様な音が何度も聞こえ、身体中から湯気が立ち昇り、元の姿へと戻る氷牙。
因みに、変身時に破れた服の変わりは魔力で編んだ。
氷牙「はぁ…はぁ…はぁ…すまないエヴァ。今治してやる。メガヒール。」
エヴァ「………あぁ、もう大丈夫だ。」
氷牙「すまない。奴の姿を見たら、憎しみを抑えられなかった。」
エヴァ「謝るな。憎しみというものは、そう簡単には消えん。」
氷牙「それでは俺の気が済まない!!この償いは必ずする。」
エヴァ「ならばこの私の物になれ」
氷牙「だが断る」
エヴァ「…ちっ」
一同は思った。
『なんだこのコント!?』と…
ガノン「……」
ミュウツー「……」
「「俺(私)達の言葉は…ラーメンの汁以下!?」」
orzなポーズで意気消沈な二人だった。
更に、狂神薬を飲んだものは、きっと、骨折り損となるだろう。
まぁ、まだ古代獣は残っているのだが…
だが、今は古代獣よりも強大な難敵がいる。
それは…
ヴィヴィオ「………」
ヴィヴィオ嬢その人だった。
どうやら相当ご立腹の様子だ。
氷牙「あ〜いや…」
ヴィヴィオ「………」
氷牙「その…なんだ…うん」
ヴィヴィオ「……うにゃああああああああああああっ!!!」
ピコンッ!!
氷牙「あたっ」
ピコハンで思いっきり殴った。
ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!!
ヴィヴィオ「うにゃあああああああああっ!!!!!!!!!」
氷牙「あたっ、いたっ、あてっ、ぶっ、ちょっ、まっ、ヴィ、ヴィ、オド!?」
ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!!
ヴィヴィオ「氷パパの馬鹿ああああああああああああああああああ!!!!!心配したんだよ!!ヴィヴィオ!すっごく心配したんだよ!!!!!!」
ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!!
延々と目にいっぱいの涙を溜めながらピコハンで氷牙を殴り続けるヴィヴィオ。
氷牙「……………」
ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!! ピコピコピコピコピコピコピコピコピコッ!!!!
氷牙「すまなかった。ヴィヴィオ。心配かけたな。」
ピコピコピコピコピコピコ……
次第にピコハンの音が弱弱しくなっていった。
ヴィヴィオ「ふ…ふぇ…ふぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!!氷パパアアアアアアアアアアアアアアッ!!ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!」
わんわん泣きながら氷牙に抱きつき、氷牙は優しくヴィヴィオを抱きかかえるのだった。
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Re: 異世界大戦記6 ( No.163 ) |
- 日時: 2010/06/09 08:31:41
- 名前: カイナ
- しかし彼らの背後にはまだ古代獣がおり、そいつは今にも氷牙達に向けて攻撃をしようとしていた。
カイ「おらああぁぁぁっ!!!」 古代獣「!?」
と思ったその瞬間そいつの側頭部をカイが思いっきり蹴って攻撃の矛先を逸らさせる、攻撃がボーボボ達に掠ったがまあどうでもいいだろう。流石に不意打ちで攻撃をくらっては古代獣も体勢が崩れてしまい、体勢を立て直しながらさっき攻撃を仕掛けてきた相手の方を見る。
カイ「……」
そこに立っていたカイはおかしいぐらいの殺気を放っていた。それにさっきまでのギャグの影響が残っているのか古代獣は僅かに後ずさり、カイは己の刀―血桜・龍桜牙を抜きながら口を開く。
カイ「ふざけやがってよォせっかく恥を忍んでキャラなりしたってのにその後出番がねえわ戦い終わりそうになるわふざけんじゃねえぞゴラあっちの方でもキャラなりのせいで散々笑われまくってるしよォああもうとりあえずテメエ八つ当たりの対象にさせろや俺ごときに殺せるかは分からねえが少なくとも氷牙さん達が落ち着くまであっちに手出しできないように全力で殺し続ける」
堪忍袋の尾が木っ端微塵に砕け散ったのかカイは怒りに満ちた表情と声で息継ぐ暇もなくそう言って刀を構える、というか若干台詞の内容がおかしいが古代獣はそんな事をツッコめるわけもなく若干後ずさった。
古代獣「ギャアアアアァァァァァ!!!」
そして氷牙達がおちつくまでの間、古代獣の悲鳴が辺りに響き渡っていた。 ―――――――――――――――――――― カイナ「ギャグにはギャグを!シリアスになっていた後ろでこんなのはどうかと思いますがこうでもしないとマジでキャラなりしたカイが空気になりかねないので少々無茶な手法を取らせてもらいました!」
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Re: 異世界大戦記6 ( No.164 ) |
- 日時: 2010/06/09 12:20:57
- 名前: ミクトラン2世バックアップ
- ミハル「はわわわ!!お、落ち着いて下さいカイさん!!」
カイ「離せェェェェェェ!!!この野郎を、この野郎は俺が殺ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉす!!!!(怒)」
自分の勘が危険と判断したのか、すかさずミハルはカイを羽交い締めにする。
カイ「離せこの野郎!!」
−ゲシッ!!ゲシッ!!−
ミハル「痛っ!痛い!!・・・だ、駄目です!!絶対離しません!!(泣)」
カイに蹴られようが脇腹を殴られようが、涙目になっても離さないミハル。そんな時を見逃さず、上空にいたもう1体が二人に向かって急降下攻撃を仕掛ける。
−ザシュッ!!−
ミハル「うわぁ!?」 カイ「のわぁ!?」
背中に鋭い攻撃が当たり、そのまま倒れる二人。そして古代2は再度攻撃を仕掛けるため、また上空に舞い上がる。
ミュウツー「来るぞ!!」
ミュウツーの言い分通り、また古代2急降下攻撃を仕掛ける。
ユザレ『マスター、フォームチェンジです。此処は身軽なフュージョン・フォームで行きましょう』 ミハル「わ、わかった!フォームチェンジ!フュージョン!!」 ユザレ『了解、フュージョン・フォーム、チェンジ!!』
ユザレに言われ、ミハルは古代2を迎撃するために再度フォ−ムチェンジする。そして先ほどと同じように双剣に付いているユザレが紅色の光りだした瞬間、同じくミハルのバリアジャケットに変化が現れ、今度は紅と白銀の重装甲姿とは間逆で、外側の装甲とバリアジャケットを取り外し、内側の薄いベスト型とジーンズ型のみというかなり軽そうな銀のラインに瑠璃色のバリアジャケット姿に変わる。
ミハル「ハァァァァッ!!」
−バキッ!!−
古代2「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」
変身した途端、すかさず飛び上がり、古代獣の顔面に回し蹴りを喰らわせるミハル。その衝撃で嘴はへし折れ、古代獣は地面に落下する。
古代2「グ・・・グギィィ・・・・!!」
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