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異世界遊戯王大戦記GX 第U幕
日時: 2010/10/14 08:45:41
名前: ミクニップ

・・・そろそろ新しいの出したら良いかと思い、勝手に書いて申し訳有りません孝さん。・・・えっと、この小説では、原作である「遊戯王 デュエルモンスターズGX」を元に制作しているリレー小説であり、以下の奴は原作に沿ってやるため、原作キャラのみ使用可能となっております。

サイバー・ドラゴン系

サイバー・ダーク系

サイバー・エンジェル系

古代の機械系

宝玉獣系

ヴォルカニック系

化石(中生代騎士など)系

雲魔物系

青眼の白龍系

三幻神

三幻魔

ブラマジガール

イービルヒーローは不可。

D・HERO系

なお、シンクロモンスターに関しては、暫くしたら出て来ますのでご了承下さい。そしてこの小説では"表側守備表示での通常召喚"が可能となっていますのでそこもご理解お願い致します。

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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.26 )
日時: 2010/10/28 00:24:01
名前:

亮「俺のターン。ドロー……手札から、『大嵐』を発動。場の魔法・罠を全て破壊する。」

十代「罠発動!『ヒーローバリア』!俺の場に、「E・HERO」が存在する場合、一度だけ攻撃を無効にできる!」

亮「やるな。だが甘い。『サイバー・ドラゴン』を攻撃表示で特殊召喚!」

カイザーの場に、機械仕掛けの龍が現れた。

十代「いきなりレベル5のモンスター!?」

亮「サイバー・ドラゴンは、相手の場にのみモンスターが存在する時、手札から特殊召喚できる。更に、手札から『融合呪印生物ー光』を召喚。そして効果発動!このカードと、融合モンスターによって決められた他のモンスターを生贄にする事で、光属性の融合モンスターを特殊召喚する。」

十代「融合を使わずに融合モンスターを特殊召喚!?」

亮「俺は場のサイバー・ドラゴンと、融合呪印生物ー光を生贄に、現れろ!『サイバー・ツイン・ドラゴン』!」

サイバー・ドラゴンと呪印生物が混わり、双頭のサイバー・ドラゴンが姿を現す。


アルフ「攻撃力2800!?」

ライ「攻撃を封じられた状態なのに、わざわざ高攻撃力のモンスターを出してきた?」


亮「サイバー・ツイン・ドラゴンは、バトルフェイズ中に二回の攻撃が可能だ。」

十代「連撃モンスター!?」

亮「いけ!エボリューション・ツイン・バースト!」

十代「ヒーローバリアの効果で、攻撃を1度だけ無効にする!」

亮「だが、もう一撃は防げまい。エボリューション・ツイン・バースト!!」

十代「うあああぁぁぁぁぁっ!?」

十代LP4000→3000

亮「カードを1枚セットして、ターンエンド」手札3
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.27 )
日時: 2010/10/31 11:11:30
名前: カイナ

十代「俺のターン、ドロー! よし、一気に決める。魔法カード[融合]を発動!! 手札のオーシャンとフォレストマンを融合し、[E・HERO ジ・アース]を融合召喚!!」

その言葉と共に十代の場に地球の名を持つヒーローが姿を現し、腕を組んだスタイルを取る。

十代「さらにスパークマンを召喚し、ジ・アースの効果発動! スパークマンを生贄にジ・アースの攻撃力をスパークマンの攻撃力分上昇させる。ジ・アースマグマ!!」

E・HERO ジ・アース 攻撃力:2500→4100

スパークマンがジ・アースに吸収され、ジ・アースの両手にマグマのエネルギーが宿る剣が握られる。そしてジ・アースは地面を蹴ってジャンプした。

十代「ジ・アースの攻撃! アースマグナスラッシュ!!」
亮「リバースカードオープン[ガード・ブロック]。戦闘ダメージを0にし、カードを一枚ドローする」

ジ・アースの剣がサイバー・ツイン・ドラゴンを斬り崩すが亮へと向かっていくその衝撃波は障壁によって阻まれ、亮は冷静にカードをドローする。

十代「くそっ、カードを一枚セットしてターンエンドだ」
亮「響プロ最強のヒーロー、ジ・アース。それを受け継いだ奴がいると聞いたが、なるほど……俺のターン」

亮はふっと微笑を浮かべてカードをドローし、十代の場を見た。

亮「天使の施しを発動、カードを三枚ドローし、二枚捨てる。そして魔法カード[死者蘇生]を発動、墓地から[プロト・サイバー・ドラゴン]を特殊召喚」
ライ「え、わざわざ攻撃力が低い方を?」
翔「や、やばいっす!!」
アルフ「え?」

亮は先ほど墓地に捨てたモンスターを瞬時に特殊召喚、それを見たライが首を傾げて呟くと翔が声を上げ、アルフが翔を見る。その瞬間亮が動いた。

亮「速攻魔法[地獄の暴走召喚]発動! プロト・サイバー・ドラゴンと同名カードを手札、デッキ、墓地から全て攻撃表示で特殊召喚。そしてプロト・サイバー・ドラゴンはフィールド上に表側表示で存在する限りカード名を[サイバー・ドラゴン]として扱う!」
十代「ってことはまさか……」
亮「墓地からサイバー・ドラゴン二体、デッキからサイバー・ドラゴン一体を攻撃表示で特殊召喚!! そして、相手は自分フィールドに存在するモンスター一体を選択し、そのモンスターと同名モンスターを手札、デッキ、墓地から特殊召喚する」
十代「お、俺のデッキにジ・アースは一枚だけだ……」
氷牙「まあ、仮にジ・アースが複数枚デッキに入っていたとしても融合ヒーローは融合召喚以外では特殊召喚が出来ない……上手いコンボだ」

いきなり亮の場に三体のサイバー・ドラゴンが姿を現し、彼の言葉に十代がうな垂れて呟くと氷牙が腕組みをしながら呟いた。

亮「魔法カード[エヴォリューション・バースト]を発動、伏せカードを破壊する!」
十代「ぐあっ! こ、攻撃の無力化が……」

サイバー・ドラゴンの放ったブレスが十代の場の伏せカードを破壊し、十代はまた表情を歪める。

亮「終わりだな。手札から魔法カード[パワー・ボンド]を発動!! フィールドのサイバー・ドラゴン三体を融合し、機械族の[サイバー・エンド・ドラゴン]を融合召喚!!!」
ライ「……機械族、専用融合?」
レオ「いや、そんな生易しいものじゃない」
氷牙「あれこそが、カイザー最強のカード……」
翔「……」

亮の発動した魔法の力によって三体のサイバー・ドラゴンが融合していき、彼の場に三つ首の白銀の機械竜が姿を現す。それを見たライが呟くとレオは引きつった笑みを浮かべながら返し、氷牙も表情を歪めながら呟く。翔は無言でそれを眺めていた。

亮「パワー・ボンドによって融合召喚されたモンスターの攻撃力は元々の攻撃力分上昇する。サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃力は4000!」
十代「それの倍って事は……」
ライ・アルフ「「8000!?」」

亮の言葉を聞いた十代が計算し始めたところにライとアルフが流石双子か同時に叫ぶ。それに亮は静かに頷いた。

サイバー・エンド・ドラゴン 攻撃力4000→8000

十代「嘘……だろ?……たった、一ポイントのダメージも与えてないのに……」
亮「終わりだ! サイバー・エンド・ドラゴンでジ・アースに攻撃、エターナル・エヴォリューション・バーストォ!!!」

十代が震えながら呟くと亮はカッと目を見開いて攻撃を指示、機械竜の三つの首から放たれたブレスがジ・アースを呑み込み、それだけでは勢いは止まらずに十代に直撃した。

十代「うわああぁぁぁ!!!」LP3000→0
翔「アニキ!」
ライ・アルフ「「十代!」」
レオ「これがアカデミアの皇帝、カイザーの強さ……」
氷牙「毎度毎度、寒気がするな……」

膝をついた十代のライフポイントが0を示し、翔とライ、アルフは思わず彼に走り寄る。それを見ながらレオと氷牙はそう呟いていた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.28 )
日時: 2010/11/02 21:41:13
名前: 孝(たか)

氷牙「(だが…翔が更に沈んでるんだが?やはり、たった3ターンではカイザーの想いは伝わらないようだな……仕方ない。)亮。久々に、俺と決闘しないか?」

亮「!?…まさか、先生から勝負を挑まれるとは思いませんでした…」

氷牙「ん?どう言う意味だ?俺、基本的決闘好きだぜ?……十代程ではないが…」

亮「ご謙遜を…このアカデミア校内最強の四人…四天王の一人である貴方から決闘を挑まれると言う事は、光栄に値します。」

氷牙「四天王……?」

亮の発言に、首を傾げる氷牙。

レオ「あれ?知らないんですか?先輩、アカデミア内では四天王って呼ばれてんですよ?」

氷牙「…そうなのか?」

明日香「ええ。青龍使いの蒼き貴公子だとか…」

雷堂「最硬の鉄壁だとか…」

三沢「噂では、冥王の担い手だとか。」

氷牙「なんじゃそりゃ…ま、まぁいいや。それで亮?受けるか?受けないか?」

亮「……受けて立ちます。」

氷牙「OK…なら…」

「「デュエル!!!」」

亮「俺の先攻!ドロー!」


翔「お兄さんが自ら先攻を取った!?」

レオ「確かに、サイバー・ドラゴンは圧倒的に後攻有利のカードではあるが…氷牙先輩に後攻を取るのは自殺行為でしかない。」


亮「…俺はサイバー・ラーバァを攻撃表示で召喚。カードを1枚セットし、ターンエンド。」手札4

氷牙「俺のターン。ドロー!カードを4枚セットし、豊穣のアルテミスを攻撃表示で召喚!アルテミスでサイバー・ラーバァを攻撃!セイントレイ!!」

アルテミスが両手を突きだすと、淡い光が光線となってサイバー・ラーバァを貫いた。

亮「サイバー・ラーバァは、攻撃対象になった時、このターンの戦闘によって発生するダメージを0にし、デッキからサイバー・ラーバァ1体を自分の場に特殊召喚出来る。サイバー・ラーバァをデッキから特殊召喚!」

氷牙「流石だな。ターンエンド!」手札1

亮「俺のターン!ドロー!」

氷牙「カウンター罠!強烈なはたき落とし!デッキからカードを手札に加えた時、そのカードを墓地に捨てさせる!」

亮「何!?…くっ!?」

亮が引いたのはサイバー・ドラゴンだった。

氷牙「アルテミスの効果。カウンター罠が発動する度に、デッキから1枚ドローする。」手札2

亮「……俺は、プロト・サイバー・ドラゴンを召喚。更に魔法カード、エヴォリューション・バーストを発動!自分の場に、サイバー・ドラゴンが存在する時、相手の場のカード1枚を破壊する!俺は、一番右の伏せカードを破壊する!」

氷牙「惜しかったな!お前が選んだのはこいつだ!カウンター罠!マジック・ドレイン!こいつは、相手が魔法を発動した時、その効果を無効にして、破壊する効果がある。ただし、相手は手札の魔法を1枚捨てる事で、このカードの効果を無効に出来るがな。どうする?」


三沢「これは、ある意味難しい選択だな…」

翔「え?どうして?どうせ破壊しても意味がないんだから、わざわざ手札を減らす必要は無いんじゃないの?」

三沢「パーミッションで恐ろしいのはその鉄壁だが、カウンターによって相手のカードを無効化する事で、手札から特殊召喚されるモンスターが2種類存在する。」

翔「2種類?」

三沢「1番有名なのは、冥王竜ヴァンダルギオン。相手のカードを無効にした種類によって、別々の効果を発揮するモンスターだ。」

翔「別々の効果?」

三沢「魔法を無効にした場合、1500のダメージを相手に与え、罠を無効にした場合、相手場上のカードを1枚破壊。モンスター効果を無効にした場合、自分の墓地からモンスター1体を特殊召喚するという3種類の効果を持っている。しかも、その攻撃力は2800。レベルは8のドラゴン族。」

翔「強力だね…」

三沢「そして、もう1枚のカードは…裁きを下す者‐ボルテニス。こいつは冥王竜に比べて、扱いづらい点がある。」

翔「どう言う事?」

三沢「ボルテニスは、カウンター罠が発動さえすれば、相手に効果を無効化されても手札から特殊召喚出来るんだ。つまり、罠の効果を無効にするだけの"王宮のお触れ"があっても、条件を満たせる。ただ、ボルテニスはカウンター罠の発動に成功した時、自分の場のモンスターを全て生贄にしなければならない。」

翔「え!?全部!?」

三沢「ああ。だが、その生贄に天使族が居た場合、生贄に捧げた天使族の数まで、相手の場のカードを破壊すると言う恐ろしい効果を持っている。」

翔「つまり、最大5枚破壊!?」

三沢「そういう事だ。そして、マジック・ドレインは、ボルテニスとの相性は抜群に良い。」

翔「え?どうして?手札の魔法を捨てれば無効にできるんじゃ…」

三沢「あくまで、効果を無効にするだけで、発動自体は成功しているんだ。だから、相性はとてつもなく高い。」

翔「な、なるほど…」

三沢「そして…この状況…先生の手札は2枚。もしもボルテニスと冥王竜だった場合…無効にしなければ冥王竜が呼び出され、1500のダメージ。例え無効にしても、発動自体は成功している為、ボルテニスが来る…場にはアルテミスが1体だから、カイザーの場のカードが1枚破壊される。」

翔「お兄さん…」


亮「…俺は魔法を捨てません。」

氷牙「なら、効果により、エヴォリューション・バーストの発動と効果を無効にして破壊するぜ。アルテミスの効果で1枚ドローだが、この効果にチェーンして、神の恵みを発動する。これにより、俺がカードをドローする度に500のLPを回復する」手札3LP4500

亮「(……まだ、手札には来ていないようだな…)手札から魔法カード、光の護封剣を発動して、ターンエンド」手札1


カイザー手札1LP4000
フィールド PSD(プロト・サイバー・ドラゴン)、サイバー・ラーバァが攻
伏せ1枚。
光の護封剣発動中

氷牙手札3LP4500
フィールド アルテミスが攻
伏せ1
永続罠・神の恵み発動中。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.36 )
日時: 2010/11/10 03:01:42
名前: 孝(たか)

氷牙「俺のターン。ドロー!カードをドローした事により、神の恵みの効果で500回復する。」手札4 LP4500→5000

氷牙のLPが少しずつ上昇していく。

氷牙「俺は手札から、永続魔法、カード・トレーダーを発動。このカードがある限り、俺はスタンバイフェイズに手札1枚をデッキに戻す事で、デッキから1枚ドロー出来る。」

亮「なるほど…そうする事で、神の恵みの効果を上乗せ出来る…という訳ですね。」

氷牙「そうだ。そして、俺は天空聖者メルティウスを、攻撃表示で召喚!」

メルティウスATK1600

氷牙「どんどん行くぜ!!フィールド魔法・天空の聖域を発動!!」

港だった場所が、神聖なる聖域へと変わった。


三沢「メルティウスと天空の聖域が揃ってしまったか…まずいな。これでは、カイザーは迂闊にカウンターを発動できない。」

翔「え?どうしてッスか?」

三沢「それは「メルティウスは、カウンター罠が発動する度に、自分のLPを1000回復する効果を持っている…そして、天空の聖域がある時、更に相手のカード1枚を破壊する効果も加わる」……その通りだ」

三沢が説明しようとしていた所を、美海に取られた。


氷牙「行くぞ亮!サイクロンを発動!護封剣を破壊!バトル!アルテミスで、プロトを攻撃!セイントレイ!!」

亮「罠発動!ガード・ブロック!戦闘ダメージを0にして、カードを1枚ドローする!」

氷牙「甘い!カウンター罠発動!トラップ・ジャマー!バトルフェイズ中の罠の発動と効果を無効にして破壊する!よって、戦闘ダメージを受けて貰う!更に、メルティウス、アルテミスの効果を発動!LP1000回復!更に、効果でサイバー・ラーバァを破壊!そしてアルテミスの効果で1枚ドロー!神の恵みの効果で更に500回復だ!!」

流れる様なチェーンの応酬。

氷牙手札1 LP5000→6500

亮LP4000→3400

亮「ぐぅっ!!」

翔「お兄さん!!」

氷牙「まだだ!いけ!メルティウスで、ダイレクトアタック!セイントスピア!!」

メルティウスは光の槍を作り出し、亮に投擲した。

亮「ぐぅぅぅぅ…!!」LP3400→1900


十代「す、すげぇ…ライフがどんどん離されてく…」

ライ「氷牙さんは神の恵みとメルティウスとアルテミスの三連コンボでライフを湯水のように回復していってる…」

アルフ「そしてカウンターで悉くカイザーの手を潰していってる…凄い…」


氷牙「俺はカードを1枚伏せて…ターンエンドだ。さぁ亮!お前のターンだ!!」

亮「はい!俺のターン!ドロー!俺は手札から、強欲な壺を発動!更に2枚ドロー!」手札3

氷牙「流石だな…ここにきてそれを引き当てるとは…」

亮「まだです。天使の施しを発動!3枚ドローし、2枚を捨てる…更に、壺の中の魔術書を発動!互いのプレイヤーは、デッキから3枚ドローする!」手札5

氷牙「この瞬間。神の恵みの効果で、更に500回復。」手札3 LP6500→7000

亮「一気に攻めます!手札から、ハリケーンを発動!フィールド上の魔法・罠を全て持ち主の手札に戻す!」

氷牙「マジック・ドレイン発動!」

亮「魔法は捨てません。」

氷牙「効果で、発動と効果を無効にして破壊。アルテミスの効果で1枚ドロー!恵みの効果とメルティウスの効果で1500回復。破壊対象がない為、メルティウスの二つ目の効果は不発だ。」手札4LP7000→8500


翔「ライフが元々の2倍以上に…!?」

明日香「恐ろしいくらいの回復力ね…」

ヴィオ「パパの回復力はこんなものじゃないよ…本当に調子の良い時は、40000超えるから…」

三沢「どんな回復の仕方か気になるな…」


亮「手札から死者蘇生を発動!墓地からプロト・サイバー・ドラゴンを特殊召喚!更に、地獄の暴走召喚を発動!デッキ、墓地、手札から同名カードを可能な限り攻撃表示で特殊召喚する!相手は自分のモンスターを1体選択して可能な限り特殊召喚する」

氷牙「俺はアルテミスを選択するぜ!」

亮「俺はデッキ、墓地からサイバー・ドラゴンを特殊召喚!!」

これにより、氷牙の場にはアルテミスが3体と、メルティウスが存在し、亮の場にはプロト・サイバー・ドラゴン1体と、サイバー・ドラゴンが3体存在している。

亮「更にサイクロンを発動!天空の聖域を破壊!」

氷牙「ぬお!?やるな!」

亮「これで、戦闘ダメージが発生するようになります。更に手札から、パワー・ボンドを発動!」

氷牙「来るか!」

亮「俺は、場のサイバー・ドラゴンと化したプロト・サイバー・ドラゴンと、サイバー・ドラゴンを融合!来い!サイバー・ツイン・ドラゴン!パワー・ボンドの効果で、元々の攻撃力分攻撃力がアップする!」

サイバー・ツイン・ドラゴンATK2800→5600

亮「バトル!サイバー・ツイン・ドラゴンで、アルテミス2体を攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!!二連打!!」

氷牙「惜しかったな!手札から、モンスター効果発動!クリボー!!戦闘ダメージを0にするぜ!」

亮「ですが、その効果は1度だけ!」

氷牙「残念。2枚目のクリボー!」

亮「くっ…まさか、2度とも防がれるとは…しかし、まだ俺の場にはモンスターが残っている!サイバー・ドラゴン2体で、アルテミスとメルティウスを攻撃!エヴォリューション・バースト!二連打!!」

氷牙「ぐあっ!?」手札2 LP8500→7500

亮「メインフェイズ2で、サイバー・ジラフを召喚。このカードを生贄にする事で、このターンの効果ダメージを0にする。ターンエンドです。」手札0

氷牙「なるほど…ジラフの効果で、パワー・ボンドの効果ダメージを無くしたのか…攻撃力5600と、攻撃力2100が2体か…厳しいな。俺のターン!ドロー!」手札3 LP7500→8000


明日香「亮のあれだけの攻撃を受けて、たったの1000ダメージで終わるなんて…」

ヴィオ「う〜〜ん流石カイザーさん。パパの布陣が一気に崩されちゃった…」


氷牙「そろそろ本腰入れるとしますか…。天空の聖域を発動。更にシャイン・エンジェルを守備表示で召喚。亮…お互い本気で行くぞ!」

亮「勿論です!」

氷牙「魔法カード・天よりの宝札を発動!互いのプレイヤーは、手札が6枚になるまでデッキからドローする!」

二人は互いに手札は0なので、6枚ドローした。

氷牙「恵みの効果で、更に500回復。カードを3枚セットして、ターンエンドだ!!」LP8000→8500
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.37 )
日時: 2010/11/12 04:17:41
名前: 孝(たか)

氷牙手札3 LP8500
フィールド シャイン・エンジェル守
伏せ3
フィールド魔法・天空の聖域 神の恵み カード・トレーダー発動中

亮 手札6 LP1900
フィールド サイバー・ドラゴン×2攻 サイバー・ツイン・ドラゴン攻
伏せ無し

亮「俺のターン。ドロー。手札から、大嵐を発動!フィールド上の魔法・罠を全て破壊する!」

氷牙「カウンター罠発動!マジック・ジャマー!手札1枚をコストに、魔法の発動と効果を無効にして破壊する!そして、手札からモンスター効果発動!現れろ!!我が僕!!!"冥王竜ヴァンダルギオン"!!!!」

『ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!』


三沢「ここにきてヴァンダルギオンが召喚されただと!?」

明日香「しかも、魔法を無効化して現れたと言う事は…」

翔「1500ポイントのダメージ!?」


亮「グウウウウッ!?」LP1900→400

氷牙「因みに、表示形式は守備表示だ。」手札1

亮「まだだ!手札から、魔法発動!魔法石の採掘!手札2枚をコストに、墓地の魔法を回収する!パワー・ボンドを回収し、発動!サイバー・ドラゴン2体を融合!来い!サイバー・ツイン・ドラゴン!」手札3

氷牙「げ…サイバー・ツイン・ドラゴンが二体…しかも、攻撃力は5600…」

亮「1体目のサイバー・ツイン・ドラゴンで、冥王竜とシャイン・エンジェルを攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!二連打!!」

ズドオオオオオオオオオンッ!!

氷牙「くっ…シャイン・エンジェルの効果!戦闘で破壊され、墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下、光属性・天使族モンスターを、攻撃表示で特殊召喚出来る!二体目のシャイン・エンジェルを攻撃表示で特殊召喚!」

亮「ならば、2体目のサイバー・ツイン・ドラゴンで攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!」

氷牙「シャイン・エンジェルの効果、デッキからコーリング・ノヴァを攻撃表示で特殊召喚!」

亮「サイバー・ツイン・ドラゴンで、コーリング・ノヴァを攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」

氷牙「コーリング・ノヴァのモンスター効果!戦闘で破壊され、墓地に送られた時、デッキから攻撃力1500以下、光属性・天使族モンスターを、特殊召喚出来る!更に、天空の聖域がある場合、代わりに天空騎士パーシアスを特殊召喚できる!来い!パーシアス!」

『ハアアアアアアアアアッ!!フンッ!!』

亮「サイバー・ジラフを召喚。効果で生贄にし、このターンの効果ダメージを0にします…」

氷牙「大嵐の前に、ジラフを召喚しておくべきだったな?」

亮「ええ。罠を警戒し過ぎました…」

お互いに苦笑しあう氷牙と亮。


翔「お兄さん…楽しそう…」

三沢「あそこまで追い詰められているのに…流石はカイザー…まだ次の一手があるとでも言うのか?」


亮「カードを1枚伏せ、ターンエンド。」手札1

氷牙「俺のターン。ドロー!……魔法発動!貪欲な壺!墓地のモンスターを5枚選択し、デッキに加えてシャッフルし、2枚ドローする。俺が選択するのは、この5枚だ。」


「アルテミス」×2「ヴァンダルギオン」「コーリング・ノヴァ」「メルティウス」

氷牙「2枚ドロー。……悪いな…このデュエル…俺の勝ちだ!!」

氷牙LP8500→→9000→9500

亮「なに!?」

氷牙「天空騎士パーシアスを生贄に…我が最強の僕よ…此処に顕現せよ!!天空勇士(エンジェルブレイブ)ネオパーシアスを特殊召喚!!」


三沢「これが…氷牙先生、最強の僕…天空勇士…」

翔「あれ?でも、攻撃力2300なら、ヴァンダルギオンの方が強いんじゃ…?」

美海「ネオパーシアスの効果は、パーシアスの時の効果に、更に強化能力が付与されたモンスター。」

翔「強化能力?」

美海「天空の聖域がある時、自分と相手のLP差分、攻撃力が上昇する効果…」

翔「じゃぁ…お兄さんのライフは400…氷牙先生のライフは…」

美海「9500よって…ネオパーシアスの攻撃力は…」

ネオパーシアスATK2300→11400

亮「攻撃力…11400…!?」

氷牙「まだだ…力の代行者マーズを攻撃表示で召喚!」


三沢「力の代行者マーズ…攻守は共に0で、魔法効果を受けないが…天空の聖域がある場合…」

明日香「LPが相手より多ければ、その分攻撃力、守備力が上昇するモンスター。」

マーズATK0→9100 DEF0→9100

翔「こ、攻撃力9100のモンスターと、攻撃力11400のモンスター…そんな…お兄さん…!?」


氷牙「ネオパーシアスで、サイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃!!シャイニング・ソード・ブレイカー!!」

ネオパーシアスは光の大剣を具現化し、大上段からの振り下ろしでサイバー・ツイン・ドラゴンに斬りかかる。

亮「リバースカードオープン!!速攻魔法・神秘の中華なべを発動!サイバー・ツイン・ドラゴンを生贄にし、攻撃力または守備力を選択してライフを回復する!俺は攻撃力を選択!よって、5600回復する!」

亮LP400→6000

氷牙「しまった!?」

ネオパーシアスATK11400→5800

マーズATK9100→3500


翔「サイバー・ツイン・ドラゴンがマーズの攻撃力を上回った!」


氷牙「ちぃ!攻撃力は下がったが、まだネオパーシアスの攻撃力の方が上だ!攻撃続行!いけ!ネオパーシアス!」

亮「ぐあああああああっ!?」LP6000→5800

氷牙「ネオパーシアスの効果で、カードドロー。恵みの効果で、500回復。」LP9500→10000

ネオパーシアスATK5800→6500

マーズATK/DEF4200

氷牙「マーズで、ダイレクトアタック!マーズ・ディザスター!!」

杖から大火球を生み出し、亮へと投げつけた。

亮「ぐうううううううっ!!?」LP5800→1600

ネオパーシアスATK6500→10700

マーズATK/DEF8400


三沢「これで…次のターンで逆転のカードを引かなければ…カイザーの負けだ…!」


亮「流石です…手も足も出ません…でも、まだ俺は諦めません!」

氷牙「……あ〜〜悪い。」

亮「?」

氷牙「次のターンは無い。」

亮「?ですが、モンスターの攻撃は終わって…!!まさか、その伏せカードは…」

氷牙「罠発動。ソーラー・レイ2枚。俺の場の光属性モンスターの数×600ポイントのダメージを与える。2枚だから合計2400ダメージだ。」

亮LP1600→0

亮「……ふぅ…完敗です。」

氷牙「あ〜まぁ最後は俺のせいでしまらなかったが…ガッチャ!白熱したデュエルだったぜ!!」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.38 )
日時: 2010/11/12 08:45:52
名前: ミクニップ

そして少しして・・・



美春「あ、お帰りなさい皆さん!」

カイザー達がデュエルしている間、ずっと食堂にて、二人でデッキの試行錯誤を繰り返していた美春と雪菜。しかもご丁寧にみんなのために料理もやっており、テーブルの上には料理が置いてある。

氷「おう。・・・で、どうだ調子は?」
美春「う〜ん・・・、なかなか難しいですよ此、雪菜さんのお兄さん、ハイスピードファイターだったみたいです。デッキも大型モンスター速攻召喚タイプですし」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.45 )
日時: 2010/11/13 01:29:03
名前: カイナ

パニック状態からアカデミアを去ろうとしていた翔を止めようとした十代による翔身投げ未遂事件、レオがそれを救出しようとして盛大に浅瀬に飛び込み頭を打って逆に波に攫われ、さらに十代VS亮のデュエル等と様々な事が起きた数日後。今日は十代達の廃寮不法侵入に対して彼らの退学を賭けた制裁タッグデュエルの日、メンバーはタッグデュエルが行われるデュエル会場へとやってきた。

女子メンバー『アルフ様ぁー!!!』
翔「なんすかぁ!? ってなんで皆驚かないんすか!?」

彼らがデュエル会場へとやってきた瞬間既に騒音と言ってもいいぐらいの女子メンバーの声が響き、思わず翔は驚きを露にするが逆に十代達は無反応、それに翔が声を上げると氷牙が遠い目をしながら呟いた。

氷牙「いや……慣れちまった」
翔「慣れるんすか!?」
十代「アルフさ、中学時代には空手の大会で俺らの中学の応援席をファンクラブが独占した事があるんだ。おかげで俺やライ達は立ち見だったよ、アルフ優勝までずっと立ちっぱは流石にきつかった……」
翔「そうなんすか!?」

氷牙の呟きに翔がツッコミを入れると十代がまた遠い目で続けて言い、翔はまた声を上げる。

カイ「ちなみに今のアカデミア女子の作ってるファンクラブは大体亮先輩とアルフの二つの派閥に分かれていて亮先輩はあのクールな雰囲気に成績優秀でデュエルも強いと非の打ち所がない存在、アルフはまあ、あの通り人懐っこくて純粋なとこが人気らしい」
翔「……カイ君、どこから出てきたんすか?」
カイ「忍者たるものこの程度の事は出来ないと。んじゃ頑張れよ」

どこからともなく現れたカイの説明に翔がツッコミを入れると彼はさらっとそう言ってどこかに消えていく。その間アルフは純粋な笑顔で「応援ありがとー、頑張るねー」と女子達に向けて手を振りながら言っており、その笑顔にやられた女子が数人倒れていたのは全くの余談である。
ちなみに女子達の手製らしい垂れ幕には[アルフ様頑張れ]や[アルフ様退学反対]等の文字が書かれておりそれ以外のメンバーは彼の親類であるレオやライの名前はしっかりしているがそれ以外、氷牙達はまだいいものの十代や翔の名前は凄いとってつけた感に溢れていた。

氷牙「まあ、名前を書かれてるだけありがたいと思おう」
十代「おう! それよりどんな奴と戦うのか楽しみだぜ!」

クロノス「レディ〜ス、エ〜ンド、ジェントルメ〜ン! ただいまよ〜り、制裁タッグデュエルを始めるノ〜ネ……っていうか、なんでこんなにギャラリーがいるノ〜ネ? 確か関係者以外には言ってなかったはず……」

クロノスが盛大に挨拶した後ぶつぶつと呟く、まあファンの力強しとだけ言っておこう。もう今の時点で「アルフ様の相手わざと負けろ」とか「アルフ様退学にさせたりなんかしたらデモを起こしてやる」とか様々な声が飛び交っている、もはや殺気と怨念が渦巻いていると言っても過言ではない。そしてそんな中平然としている十代達は流石と言おうか、翔なんて殺気と怨念のせいか気分が悪そうな顔色になっている。

クロノス「さあ、このタッグデュエルのために伝説のデュエリストをお呼びしたノ〜ネ! 彼ら全員に勝てれば退学は取り消しなノ〜ネ!」
レオ「普通に考えたらもはや嫌がらせだな……」
クロノス「さあ、伝説のデュエリスト、カモーン!!」

その言葉と共にスモークがたかれ、スモークの中から数人のデュエリストが出てくる。変なところに力入れてんなぁと全員が異口同音に思っているとその中の帽子を被った青年が口を開いた。

竜崎「はっ、ワイらが呼ばれるからどんな奴らかと思ったがガキンチョばっかやないか!」
羽蛾「まあいいさ、とっとと終わらせてあげよう。プロのタクティクスを見せてあげてね」

ライ・アルフ「「あ、あの二人は!!!」」

帽子を被った青年に続けて坊ちゃん刈りに眼鏡をかけた青年もそう言うとライとアルフが声を出し、それに竜崎が得意気な表情を見せる。

竜崎「おっと、ワイらも有名になったもんや」

ライ・アルフ「「……誰?」」

しかしその次の瞬間の言葉に二人はがくんとずっこけ、竜崎は立ちなおしながら怒鳴った。

竜崎「ちょい待てぇ! 知らんのやったらなんやさっきの反応!?」
ライ「いや、そんな偉そうに出てくるんだったら少しは驚いてあげないと失礼かなって」
竜崎「最近のガキは妙なとこに気を使うんやな……ワイはプロデュエリスト、ダイナソー竜崎や!」
羽蛾「同じくプロデュエリスト、インセクター羽蛾さ!」

竜崎の言葉にライは頭をかきながら答え、竜崎はため息をつきながら呟き、名乗る。その後に羽蛾も名乗るものの二人はやはり顔を見合わせて首を傾げていた。というか後ろの十代達まで全員首を傾げている。

ライ「……氷牙先生、知ってます?」
氷牙「いや、俺もプロの名前は一通り知っているつもりだが……よっぽどランク外のマイナープロなんだな」
竜崎「やかましいわい!!」
アルフ「っていうか僕ら、プロデュエリストなんて紅葉さんしか知らないし」

ライの問いに氷牙までもが首を傾げて言い、それに竜崎が怒鳴る。そこにアルフが首を傾げながら呟くと今度は竜崎が首をかしげた。

竜崎「紅葉ぉ? そんなプロおったか?」
羽蛾「あ〜……あ、もしかしてデビューしてたった一年で引退したあいつじゃない?」
竜崎「あぁそういやおったのぉ」
羽蛾「たった一年も持たないんだからよっぽど弱かったんだろうね、ヒョヒョヒョ!」
ラルフ「んだとゴラ」

竜崎の言葉に羽蛾が言うと竜崎は思い出したように頷き、羽蛾は小馬鹿にしたように笑いながら続ける。するとラルフが羽蛾の胸倉を掴んだ。

ラルフ「紅葉師匠を馬鹿にする奴ぁこの俺が許さねえ!」
クロノス「ちょっちょちょシニョールアルフ! この二人の相手は氷牙&ライペアなノーネ、これは決定なノーネ!」

しかしクロノスが間に入り、ラルフはクロノスを一睨みすると舌打ちをして羽蛾を離す。そしてライ、氷牙とすれ違い様にライが口を開いた。

ライ「任せとけ、ラルフ。紅葉さんを馬鹿にされてむかついたのは俺も同じだ……あいつらに見せてやるよ、たかが一年で引退したプロデュエリストの弟子の実力をさ」
ラルフ「おう。任せたぜ」

ライとラルフはそう言いあうと歩いていき、二組のデュエリストは向かい合った。

ライ「さあ、勝負だ!」
竜崎「このデュエルが終わった頃にはダイナソー竜崎の名を一生忘れられんようにしたるわ!」
氷牙「言っておくが、手加減はしない」
羽蛾「ヒョヒョヒョ! プロのタクティクスを見せてあげるよぉ!」

四人『デュエル!!!』

クロノス「……残りメンバー、紹介できなかったノーネ……」

勝手にデュエルが始まってしまい、クロノスは寂しげにそう呟いた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.46 )
日時: 2010/11/13 01:54:44
名前: ミクニップ

・・・って待て!!その前の隼人ストーリーはどうする気だ!?これの後にするのか!?


焔「・・・ふぅ、やっと始まったね父ちゃん?」
雷堂「ん〜?みたいだな」

一方此方は、あれから中々名前思い出してもらえずに凹んでいたHさん・・・美海達の兄である焔と雷堂が特等席で何か寛いでいた。

雷堂「しっかし、嵐で船が難破したとは言え、お前よく泳いで此処まで来たよな?」
焔「まぁ、あの時は必死だったからね」

実を言うとこの子、ある理由で母親のいるアメリカに住んでており、試験の1週間前に船に乗ったのはよかったものの、途中でその船が難破して沈没。その後必死こいてアカデミアまで泳いで来たとか・・・。十代もそうだがこいつもかなり化け物じみた身体能力してました。

焔「・・・にしてもマジで凹んだよ・・・。たった数年以上アメリカ行ってたのに、まさか忘れられるなんてね・・・」
雷堂「ははh,どんまいどんまい・・・。で?彼奴は元気にしてたか?」
焔「うん。母さんは元気だったよ?今度アカデミアに弟達やあっちでの生徒達と一緒に来るらしいし。・・・にしても、誰?あの二人。なんだか見ただけで恐ろしく弱そう・・・というか噛ませ犬に見えるけど?」

『誰が噛ませ犬だ(や)!?』

凄い地獄耳である。

雷堂「ん、アイツら?何でもプロっぽいからとりあえず数会わせとして雇った」
焔「その言い方なら多分アイツら弱いね」

凄い言い草である。

Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.47 )
日時: 2010/11/13 04:34:50
名前:

ライ「俺の先攻!ドロー!切り込み隊長を召喚!効果発動!☆4以下のモンスターを特殊召喚できる。異次元の女戦士を特殊召喚!カード1枚伏せて、ターンエンド!」手札3


羽蛾「ひょひょひょっ!!紅葉ってのがどんな奴かしらねぇが、どうせ弱いんだろ!俺のターン。ドロー!アルティメットインセクトLV3を召喚。更に、レベルアップを発動!LVモンスターのレベルをアップさせるぜ!来な!アルティメットインセクトLV5!」

氷牙「ちっ。厄介な奴が来やがったな。」

ライ「心配ご無用!罠発動!奈落の落とし穴!攻撃力1500以上のモンスターが召喚、反転召喚、特殊召喚されたとき、そのモンスターを破壊し、ゲームから除外するぜ!」

羽蛾「なっ!?くそっ!カードを2枚伏せて、ターンエンドだ!」手札2

氷牙「俺のターン、ドロー!最初のターンは、全員攻撃出来ないんだよなぁ……なら。カードを3枚セット、切り込み隊長を生贄に、光帝クライスを召喚!効果発動!こいつが召喚、特殊召喚された時、場のカードを2枚まで破壊できる。破壊されたカードの持ち主は破壊された数だけ、デッキからドロー出来る。」

羽蛾「げっ!?俺のカードが破壊される!?」

氷牙「貴様の伏せカード2枚を破壊!さぁ、ドローしな。」

羽蛾「くう……ドロー!(ひょ!コイツはいい物を引いたぜ…)」手札4

氷牙「(うわ〜〜アイツ顔に出過ぎ。キモイな。)手札から、魔法発動。手札抹殺。互いのプレイヤーは、手札を全て捨て、同じ枚数ドローする。俺は1枚」

羽蛾「なにぃ!?くっ4枚ドローだ……」

羽蛾は忌々しげに氷牙を睨む。

氷牙「悪いな。本気を出すまでもないが……紅葉を馬鹿にするような無知な野郎に……手加減なんざしてやらねぇぜ?」

羽蛾「この!プロの俺達に向かって減らず口…」

氷牙「黙れ三下。耳が腐る。息もするな。酸素の無駄使いだ。」

酷い言われようである。

羽蛾「ひ、ひょひょひょ…弱い奴程よく吠えるって言うよな?」


十代「………あいつ、終わったな。」

ヴィオ「だね。あんなのがプロだなんて…」

ラルフ「ちっ。反吐が出る。」

観客席の十代達からも避難の言葉を呟かれる。


氷牙「もう1枚伏せて、ターンエンド。」手札0

竜崎「ワイのターンや!ドロー!」

氷牙「カウンター罠。強烈なはたき落とし。デッキからカードを手札に加えたとき、そのカード1枚をそのまま墓地に捨てる。」

竜崎「なんやと!?生意気なカード使いよってからに!」手札5

氷牙「早くしろ。愚図。時間の無駄だ。」

竜崎「ぐぬぬぬ……俊足のギラザウルスを特殊召喚!こいつは特殊召喚扱いで召喚できる。但し、相手の墓地にモンスターが居る場合、相手は墓地のモンスター一体を特殊召喚できる。さぁ、選べや。ちゅーても、切り込み隊長位やろうけどな?」

へへへと笑みを浮かべながら氷牙を指差す竜崎。

氷牙「俺が復活させるのは……コイツだ!冥府より蘇れ!冥王竜ヴァンダルギオン!!」

『グガァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!』

竜崎「な!なんやてぇぇぇ!?いつの間にそないなモンスター…はっ!!手札抹殺の時か!?」

氷牙「あぁ、そうだ。で?ギラザウルスで終わりか?」

竜崎「ちっ。ギラザウルスを生贄に、暗黒のドリケラトプスを召喚や!」

氷牙「カウンター罠。キックバック。召喚、反転召喚したモンスターを持ち主の手札に戻す。」

竜崎「あががが……か、カードを1枚伏せて、ターンエンドや。」手札4

氷牙「リバースカードオープン。サイクロン。伏せカードを破壊。」

竜崎「んがぁぁぁぁぁっ!?なんなんや!?さっきからワイらの戦術を悉く潰しよってからに!?」

氷牙「黙れと言った筈だ三下。」

ギロリと殺気を込めて竜崎を睨む。

竜崎「ひっ!?」

ライ「じゃ、俺のターン。ドロー!強欲な壷を発動!更に2枚ドロー!あ、俺達の勝ちだな」

竜崎「な、なんやと!!ハッタリも大概に…」

ライ「魔法発動!融合!絵札の三騎士を手札融合!現れろ!俺のデッキ最強の用心棒!アルカナ ナイト ジョーカー!!」

竜崎を無視してさっさと進めるライ。

竜崎「アルカナ ナイト ジョーカーやと!?なんでそないな激レアカードを学生如きが!?」

ライ「コイツは、俺達の師匠・響紅葉さんから受け継いだ魂のカードだ!」

ジョーカーATK3800

クライスATK2400

冥王竜ATK2800

竜崎「せ、せやけど、三体だけやったら、ワイか羽蛾のどちらかしか倒せへんで!」

ライ「じゃぁ試してみるか?ジョーカーで、竜崎にダイレクトアタック!ロイヤル・ストレート・フラッシュ!」

竜崎「ぐあああああっ!?」

竜崎LP4000→200

ライ「クライスで、ダイレクトアタック!シャイニング・フィンガー!!!!」

竜崎「ちょっ!なんのネタやねがはぁぁぁぁっ!?」

竜崎LP200→-2200
竜崎lost。

ライ「覚悟しろよ!この虫野郎!」

羽蛾「ひょっ?!」

蘇る武藤遊戯とのデュエル。

ライ「ヴァンダルギオンで、羽蛾にダイレクトアタック!冥王葬送!!」

羽蛾「うわぁぁぁぁぁあぁあっ!?」

羽蛾LP4000→1200

ライ「まだだぁぁぁあっ!!」

羽蛾「ひ、ひょひょひょ…も、もうお前のモンスターは全部攻撃宣言を…」

撲殺フラグ立ちました。

ライ「速攻魔法…融合解除」

羽蛾「ひょーーーーー!?」

ライ「ジョーカーの融合を解除し、墓地の絵札の三騎士を特殊召喚!」

羽蛾「あ、あああ…」

ライ「総・攻・撃!」

羽蛾「うわぁぁぁぁぁあぁあっ!?」

羽蛾LP1200→-3800

ライ「まだ俺のバトルフェイズは終了してない!紅葉さんを馬鹿にした罪は重い!伏せカードオープン!"狂戦士の魂(バーサーカー・ソウル)"!」

羽蛾「あ、あのカードは……」

バーサーカー・ソウルを見てガタガタと震え出す羽蛾。

ライ「手札を全て捨て、効果発動。デッキからモンスターカード以外が出るまで何枚でもドローする。そして、モンスターカードを引く度に…場の攻撃力1500以下のモンスターは追加攻撃出来る。」

羽蛾「あ、あ、ああ、あああ…!?」

ライ「1枚目!ドロー!モンスターカード!2枚目ドロー!モンスターカード!3枚目!モンスターカード!4枚目!モンスターカード!モンスターカード!モンスターカード!モンスターカード!」

羽蛾「うわぁぁぁぁぁぁっ!」

ザシュザシュザシュザシュザシュザシュザシュ!

こうして、ライはまるでデッキと完全に心が通ったかの様に、デッキに残る全モンスター…約19枚?を連続で引き当て、攻撃力1500のクィーンズ・ナイトは鬼神の如き活躍で、羽蛾と竜崎を切り裂きまくった。

氷牙はそれを止めず、他の者達(特に紅葉の事を知る生徒)は、心の中でもっとやれと煽るに違いない。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.50 )
日時: 2010/11/13 10:37:15
名前: ミクニップ

・・・過労死の如くって何よ・・・?鬼神の如くは知ってるが。


羽蛾「ぁ・・・あがが・・・・」LP−32300

バーサーカーソウルの効果によるメッタ刺しで軽く−3万越えた自称プロの羽蛾と竜崎のLP。・・・普段ならドン引きする数値なのに・・・なんだろうこの清々しさ。

クロノス「う、ウィナ〜!!氷牙先生&ライ、ナノーネ!!」

クロノスの勝利宣言と共に上がる歓声。そして・・・

雷堂「ぶっはははははははは!?ざっこぉ!?マジで雑魚じゃんあの2匹ぃ!?(爆笑)」
焔「あっはははは!!?アレでプロぉ!?あんなんじゃ僕等以前に園児や小学生でも勝てるんじゃない!?あっはははは!!?(笑)」

特等席で2匹指さして笑ってる雷堂とその隣で笑い転げている焔さん。そしてそれは空気感染する勢いで他の生徒にも感染し、辺りに笑いが込み上がる。

竜崎「う、五月蝿いわ!!?い、今のは調子が悪かっただけや!?」
羽蛾「そ、そうだ!!俺たちが本気になれば、紅葉とかいう奴なんざ数秒で「黙れ」-ガンッ!!-がぁ!?」

突如ゲートから飛んできた鎖に繋がれた文銅が顔面に直撃して吹っ飛ばされる羽蛾さん。そしてそれを合図に、ゲートから焔と良く似ている顔をして額当てをしたイエロー生徒と・・・何故だか全身に重火器して今でも襲いかかるのでは?という風貌と殺気醸し出してる、ヘッドギアを頭に付けた同じくイエロー生徒が現れる。

???「・・・紅葉殿を侮辱したにも関わらず、己れの力量を知ろうとせぬ愚か者が」
???2「・・・お前達の行為・・・僕達が裁く・・・」

そう言って羽蛾と竜崎の首根っこ掴んで外まで引きずり出す二人。その後、あの2匹の断末魔が聞こえたようなのは気のせいと言うことで。

焔「あっはは・・・、昨日もそうだったけど、相変わらずだね佐助と鉱希の奴」

そう、先ほど現れた二人とは、彼の弟達である佐助と鉱希である。

クロノス「・・・そ、それでは!?次は鏡夜ア〜ンド神鈴のチームナノ〜ネ!!」

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