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異世界遊戯王大戦記GX 第U幕
日時: 2010/10/14 08:45:41
名前: ミクニップ

・・・そろそろ新しいの出したら良いかと思い、勝手に書いて申し訳有りません孝さん。・・・えっと、この小説では、原作である「遊戯王 デュエルモンスターズGX」を元に制作しているリレー小説であり、以下の奴は原作に沿ってやるため、原作キャラのみ使用可能となっております。

サイバー・ドラゴン系

サイバー・ダーク系

サイバー・エンジェル系

古代の機械系

宝玉獣系

ヴォルカニック系

化石(中生代騎士など)系

雲魔物系

青眼の白龍系

三幻神

三幻魔

ブラマジガール

イービルヒーローは不可。

D・HERO系

なお、シンクロモンスターに関しては、暫くしたら出て来ますのでご了承下さい。そしてこの小説では"表側守備表示での通常召喚"が可能となっていますのでそこもご理解お願い致します。

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Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.87 )
日時: 2011/01/14 03:34:23
名前: 孝(たか)

鏡夜「僕のターン!ドロー!スタンバイフェイズにファイヤー・ウォールのコストを支払うよ。」LP3450→2950

鏡夜「行くよ!手札から、『プロミネンス・ドラゴン』を攻撃表示で召喚!更に、死者蘇生を発動!墓地から『プロミネンス・ドラゴン』を特殊召喚!更に、フィールド魔法!『バーニング・ブラッド』発動!」

プロドラATK1500→2000


三沢「プロミネンス・ドラゴンは、自分の場に自分以外の炎族モンスターが存在する時、自身を攻撃対象に出来ないロック系モンスター…」

明日香「それが二体揃ったと言う事は…」

十代「ああ!プロミネンスロック…鏡夜さんお得意の凶悪コンボだぜ!プロミネンス・ドラゴンだけは攻撃対象に出来ず、エンド毎に毎ターンダメージを与える…」

ライ「あのコンボでどれだけの決闘者が苦しめられたことか…」

アルフ「でも、さすがに相手がエリオ君達じゃ分が悪いみたいだね?」

氷牙「あぁ、いつもなら手札に3枚以上の余裕があるはずの鏡夜が、殆ど2枚以下だ。この2年で、随分成長したみたいだな…あの二人…」

レオ「こりゃ、世代交代が近づいてきたって事ですかねぇ?」

氷牙「まだまだ負けてやるつもりは無いけどな?」

レオ「ま、そうっすね。」


鏡夜「カードを1枚伏せて、ターンエンド。この瞬間、二体の『プロミネンス・ドラゴン』の効果で、相手に合計1000ポイントのダメージを与える!」

キャロ「きゃ!?」LP3500→2500

エリオ「キャロ!!くっ…僕のターンです!ドロー!…行きますよ!僕達の、新しい力を!」

神鈴「新しい力!?」

エリオ「行くよ!キャロ!」

キャロ「うん!」

エリオ「手札から、融合を発動!」


氷牙「融合だと!?」

ライ「エリオ達が融合を使う所なんて初めてだぞ!」


エリオ「僕は、場の『白銀竜フリードリヒ』と、『雷槍の見習い騎士』を融合!!」

キャロ「速き雷槍の騎士に、竜の加護を…」

「「融合召喚!来たれ!雷槍の竜騎士!」」

『ライトニング・ドラゴンズナイト!!』

ATK3000

鏡夜「攻撃力…」

神鈴「3000…」

エリオ「これが、僕達の新しい力です!!バトル!竜騎士で…!」

鏡夜「そうはさせない!メインフェイズ終了時に罠発動!針虫の巣窟!僕のデッキの上からカードを5枚墓地に送る!」

ウィーンウィーンウィーンウィーンウィーン。

鏡夜「墓地に送られたカードは、『炎の結界像』、『ヘルフレイムエンペラー』、『メテオ・プロミネンス』、『炎を支配する者』、『死者転生』雷槍の竜騎士の攻撃時に、ファイヤー・ウォールの効果発動!墓地の炎族モンスター、『炎の結界像』をゲームから除外して、相手モンスターの攻撃を無効にする!」

エリオ「く…カードを二枚伏せて、ターンエンドです。」

神鈴「ありがとうございます。鏡夜兄様!」

鏡夜「気にしないで。」

ニッコリと微笑みながら答える鏡夜。

神鈴の後方にいる観客達はその微笑みを見て気絶した。

心なしか、男性陣がことのほか多いのは気にしてはいけない。

神鈴「私のターン!ドロー!スタンバイフェイズに、『ファイヤーウォール』の維持コストを払うわ!私はまず、『プロミネンス・ドラゴン』2体を守備表示に変更。そして、手札から『天使の施し』を発動!3枚ドローして2枚捨てる!更に魔法カード『天よりの宝札』を発動!全てのプレイヤーは手札が6枚になる様にドローする!私は6枚!」LP2050→1550

鏡夜「僕も6枚!」

キャロ「私も6枚です!」

エリオ「僕は5枚です!」

『ドロー!!』

神鈴「エリオ達が切り札を出してきたなら、私も切り札を出してあげるわ!手札1枚を捨てて、速攻魔法『トラップ・ブースター』発動!このターンのエンドフェイズまで、罠カードを1枚発動できる!そして、私は、『ハーピィズペット仔竜』を攻撃表示で召喚!」

仔竜ATK1200

エリオ「仔竜…ハーピィズペット竜の簡易モンスター…」

神鈴「そうよ。そして、場のハーピィの数だけ、能力が強化されていくモンスター…今回はタッグだから、フィールド共有で現在で三体のモンスターが並んでいるから、精々第二効果までしか覚醒できないけどね…手札1枚を捨てて、永続罠『ヒステリック・パーティー』を手札から発動!墓地から、『ハーピィ・レディ』を可能な限り特殊召喚する!私は墓地から、『ハーピィ・レディ1』と『ハーピィ・クィーン』を攻撃表示で特殊召喚!『ハーピィ・レディ1』の効果で、風属性モンスターの攻撃力は300ポイントアップする!」

レディ1ATK1300→1600
クィーンATK1900→2200
仔竜ATK1200→1500
雷槍ATK3000→3300

神鈴「『ハーピィ・クィーン』は、墓地でもハーピィ・レディとして扱うわ!そして、『ハーピィズペット仔竜』の効果!自分フィールド上に存在する「ハーピィズペット仔竜」を除く「ハーピィ」と名のついたモンスターの数により効果を追加する。!私の場には2体のハーピィが居る!よって、二つの能力が覚醒する!」

1体:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手は自分フィールド上に存在する「ハーピィズペット仔竜」を除く「ハーピィ」と名のついたモンスターを攻撃対象に選択できない。

2体:このカードの元々の攻撃力・守備力は倍になる。

神鈴「これにより、仔竜の元々の攻撃力は、倍になり、2400!更にレディ1の効果もあり、攻撃力は2700!」

仔竜ATK1200→2400→2700

神鈴「そして、最後の手札は…装備魔法『進化する人類』仔竜に装備!『進化する人類』は、自分のライフが相手より低い場合、装備モンスターの元々の攻撃力を2400にする!相手より高い場合は、1000になる。これにより、仔竜の元々の攻撃力は2400になり、仔竜の第二効果で、元々の攻撃力は倍になる!よって、仔竜の攻撃力は…」

仔竜ATK2400→4800→5100


十代「すげぇ…プロミネンスロックと、ハーピィロックのダブルロックだ!」

アルフ「これで、エリオ君達が攻撃できるのは、強制的に仔竜だけになる。」

ライ「しかも、仔竜と進化する人類とハーピィコンボで攻撃力はF・G・Dを上回る5100!強力だぜ!!」

クロノス「(ペペロンチーノ…なんて事デスーノ!?シニョーラ神鈴と組ませて、判断ミスを促す作戦でしたノーニ…失敗デスーノ!?)」

クロノスは内心度肝抜かれていた。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.88 )
日時: 2011/02/03 12:45:43
名前: カイナ

神鈴「いけっ! ハーピィズペット仔竜で白銀の幼生竜を攻撃!!」

神鈴の言葉に仔竜は従って口を開けて頭をもたげ、仔竜というには巨大すぎるブレスを幼生竜に放つ。しかしそれを見たエリオが叫んだ。

エリオ「まだ、負けるわけにはいかない! リバースカードオープン[聖なるバリア―ミラーフォース―]!!」
神鈴「嘘っ!?」
エリオ「神鈴さん達の場の攻撃表示モンスター、ハーピィモンスター三体を破壊!!」

エリオの発動した罠の力によってエリオ・キャロコンビの場に聖なる障壁が張られ、仔竜のブレスを跳ね返すと鏡夜・神鈴コンビの場で攻撃態勢を取っていたハーピィ三体を破壊した。

神鈴「あぅぅ……ごめんなさい、鏡夜兄様……」
鏡夜「あちゃー……ま、気にしなくていいよ」
神鈴「あぅ……」

神鈴がしょんぼりとしながら鏡夜に謝ると鏡夜はお約束のようににっこりと微笑んで返し、それを見た神鈴は頬を赤く染め上げた。

氷牙「……そろそろ、催眠もやばくなってきたか?……このデュエルが終わるまで持てばいいが……」

それを見た氷牙が静かにそう呟いたのには誰も気づいていなかった。

神鈴「……エンドフェイズ、二体のプロミネンス・ドラゴンの効果でエリオに1000ポイントのダメージを与える!」
エリオ「くっ!」LP4000→3000

十代「一応プロミネンスロックは健在だから大丈夫、かな?」

神鈴の言葉と共に二体のプロミネンス・ドラゴンが一個ずつ火球を吐いてエリオにダメージを与える。それを見た十代はにかっと笑いながらそう言っていた。

キャロ「私のターン、ドロー! リバースカードオープン[風霊術―雅]、白銀の幼生竜を生贄に捧げ、プロミネンス・ドラゴンを鈴姉さんのデッキの一番下に戻します!」
十代「うえっ!? プロミネンスロックまで一瞬で潰された!?」
レオ「流石、プロ最年少タッグ最強コンビだ」

キャロはさっきのターンにエリオが伏せたカードを発動し、幼生竜は風になるとプロミネンス・ドラゴンを吹き飛ばし神鈴のデッキへと戻した。これでプロミネンスロックも潰された事になり、十代が驚愕の声を上げる横でレオはやけに冷静にそう呟いた。

キャロ「[サファイアドラゴン]を召喚し、仮面竜を攻撃表示に変更、サファイアドラゴンでプロミネンスドラゴンを攻撃して破壊! ダメージが与えられないのは分かってるけど、墓地を少しでも削っておきます。仮面竜でダイレクトアタック!」
神鈴「ファイヤー・ウォールの効果で墓地の炎を支配するものを除外し、直接攻撃を無効!」
キャロ「続けて雷槍の竜騎士でダイレクトアタック!」
神鈴「ヘルフレイムエンペラーを除外して無効!」
キャロ「カードを一枚伏せて、ターンエンドです」

レオ「いい加減まずいな、ボードアドバンテージは取られている上墓地の炎族はプロミネンス・ドラゴンだけだ。次のターンからしのぎ切れるやら……」

キャロの連続攻撃は炎の壁によって防がれるもののレオが呟く通り状況はまずい。しかし鏡夜はさっきの天よりの宝札によって六枚に増えた手札を持ちながらただ笑みを浮かべていた。
――――――――――――――――――――
カイナ「やはりただ押し切るだけじゃつまんない! やばい状況からの逆転勝利こそがデュエルの華よ!」
レオ「だからっつってピンチ過ぎねぇ!? まあ次のターンプレイヤー鏡夜さんはドローカード合わせて手札七枚だけどさ!?」
カイナ「孝さん! 僕に遠慮する事無く次で華麗に終わらせてしまって構いません!」
レオ「ただ単にお前こっから勝てる方法思いついてねえだけだろ!?」
カイナ「ハテサテナンノコトヤラ。ま、それでは!」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U ( No.93 )
日時: 2011/02/05 07:01:33
名前: 孝(たか)

鏡夜「僕のターン。ドロー。ファイヤー・ウォールの維持コスト500ポイントを支払うよ。……手札から魔法カード『深淵の指名者』を発動。1000ライフポイントを払う。種族と属性を1つずつ宣言する。
相手は宣言された種族・属性を両方とも満たすモンスターを手札またはデッキから1枚墓地へ送る。僕が選択するのは…神鈴!種族は炎!属性は炎!」LP2950→2450→1450

神鈴「私のデッキに、条件を満たすモンスターは一体だけ。それは、キャロが戻したプロミネンス・ドラゴン!」

キャロ「折角戻したのに…」

鏡夜「更に手札から魔法カード『ビッグバン』を発動!このターン。墓地に送られたモンスターと同名カードを、デッキ・手札・墓地から可能な限り特殊召喚する!墓地からプロミネンス・ドラゴンを2体特殊召喚!デッキから最後の1体を特殊召喚!」手札5

エリオ「そんな…三体が一気に揃うなんて…」

鏡夜「ただし、この効果で特殊召喚されたモンスターの効果は無効化され、攻撃宣言も行えず、生贄にも出来ず、エンドフェイズにゲームから除外される。…此処まで言えば、判るよね?」

キャロ「まさか…融合!?」

鏡夜「キャロ、正解♪手札から『融合』発動!プロミネンス・ドラゴン3体を融合!灼熱の竜よ…今こそ混じわり、真の姿を割れの前に示せ!汝のマスターが命じる!全てを…焼き尽くせ!!融合召喚!プロミネンス・ギドラ!」

『ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!』

プロミネンス・ギドラATK3300

巨大な翼と、太い足を二本生やした三つ首のプロミネンス・ドラゴンが現れた。

鏡夜「プロミネンス・ギドラの召喚にチェーンして、速攻魔法『異次元からの埋葬』を発動!ゲームから除外されているモンスターを3体まで墓地に戻す!2枚の『炎の結界像』と、『ヘルフレイムエンペラー』を墓地に戻す!『プロミネンス・ギドラ』の効果発動!融合召喚時に、墓地の炎属性・炎族モンスターを5枚までゲームから除外する事が出来る!この効果でゲームから除外した数だけ、このターン。ギドラは攻撃宣言を行える!僕は墓地から、2枚の『炎の結界像』と『ヘルフレイムエンペラー』と2枚の『プロミネンス・ドラゴン』をゲームから除外!よって、このターン、ギドラは5回攻撃が出来る!」

キャロ「攻撃力…3300!?」

鏡夜「違うよ。フィールド魔法『バーニング・ブラッド』の効果で、更に攻撃力が500ポイントアップ!」

ギドラATK3300→3800

エリオ「3800の5回攻撃!?」

鏡夜「魔法カード『ハリケーン』を発動。フィールド上の魔法・罠を全て持ち主の手札に戻す!更にハリケーンにチェーンして、速攻魔法『非常食』を発動!『ハリケーン』とファイヤー・ウォールを墓地に送り、2000ポイントライフを回復!そして再び、フィールド魔法『バーニング・ブラッド』を発動。」LP1450→3450

エリオ「く…完敗です…あと一歩だったのに…」

鏡夜「惜しかったね?でも、僕はいつでも相手になるよ!ギドラで、『雷槍の竜騎士』に攻撃!ファーストブレス!」

キャロ「きゃぁぁぁぁぁっ!?」LP2500→2000

エリオ「キャロ!?」

キャロ「ううう…『雷槍の竜騎士』の効果発動。このカードが相手によって破壊された場合、墓地から融合素材となったモンスター1体を、召喚条件を無視して攻撃表示で特殊召喚します、『白銀竜フリードリヒ』を攻撃表示で特殊召喚!」

鏡夜「ギドラで、フリードリヒを攻撃!セカンドブレス!」

キャロ「ああああああ!?」LP2000→800

鏡夜「ギドラで、仮面竜を攻撃!サードブレス!」

キャロ「うわああああっ!?」LP800→0

キャロ「仮面竜の効果…戦闘で破壊された時、デッキから攻撃力1500以下のドラゴン族モンスターを特殊召喚します。『ランサー・ドラゴニュート』を守備表示で特殊召喚!」

ランサーDEF1800

鏡夜「ギドラで、ランサー・ドラゴニュートを攻撃!フォースブレス!!!」

最後のモンスターも居なくなった。

鏡夜「ギドラで、エリオに攻撃!ラストブレス!!」

エリオ「うわあああああああああっ!!?」LP3000→0


クロノス「う、ウィナー…鏡夜&神鈴ペアナノーネ!!(きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!悔しいノーネ!!!)」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.95 )
日時: 2011/02/05 11:41:45
名前: カイナ

神鈴「やりましたわ〜鏡夜兄様〜♪」
鏡夜「うわああぁぁぁ!?」

するとその瞬間神鈴が鏡夜に抱きつく。どうやらデュエル終了と同時に催眠が解けたらしく完全に油断していた鏡夜もなす術なく抱きつかれ、そのまま神鈴は鏡夜の唇に己のそれを重ねようと……

レオ「はっ!」
神鈴「きゅぅ……」
鏡夜「あ、危なかった……あ、ありがと」

……する前にレオが飛び出て神鈴の首筋に手刀を叩き込み、神鈴をなんとか気絶させる。そしてライとアルフが神鈴を引き剥がして氷牙に引き渡すと鏡夜はほぉっと息を吐いてレオに礼を言う。それにレオはまあなと苦笑しか出来なかった。ちなみに氷牙は再度神鈴に催眠をかけ始めていた。

クロノス「(ま、まさかここまでとは予想してなかったノ〜ネ……で、でも最後はあのドロップアウトコンビナノ〜ネ、ここまで勝ち進んでおいて最後に負ける、そうなったら全員退学。このプレッシャーに耐えられるわけないノ〜ネ、それにあの二人の相手は、ノヒョヒョヒョ…)…そ、それでぇ〜は最後のデュエルを行いたいと思うノ〜ネ、十代&翔ペアVS、迷宮きょうだ〜い!」
レオ「迷宮兄弟だと!?」

クロノスは心の中でそう呟いた後宣言、その言葉を聞いたレオが驚愕の表情を見せるとライとアルフが首を傾げる。そして氷牙もちっと舌打ちをした。

氷牙「迷宮兄弟はな、過去にとある大会であのデュエルキング、武藤遊戯をタッグデュエルで追い詰めた実力の持ち主だ……タッグデュエルという点では最強とまで言われている」
アルフ「そんな……」
鏡夜「そんな相手を最後に持ってくるとは、本当に意地が悪いねクロノス教諭も」

氷牙の言葉にアルフが呟くと鏡夜がため息をついて呟く。するとそれを聞いていた翔が顔を青くした。

翔「そ、そんな……そんな相手とデュエルなんてついてないよ、しかも僕達が負けたらここまで勝ち進んだのが全部パー……」

翔は自信なさげに呟くが対する十代はにぃっと楽しそうな笑みを浮かべており、ぐっと拳を握り締めていた。

十代「すっげぇ! そんな相手とデュエルが出来るなんて、ワクワクするぜ!!」
翔「アニキ!? ま、負けちゃったら退学なんすよ!? 僕達だけじゃない、ライ君もアルフ君も、氷牙先生達だって!」
十代「勝てばいいんだろ? あ〜ワクワクするぜ!!」
翔「うぅ……」

翔の自信なさげな言葉に対して十代は両手を振り上げながらもう楽しみだというのを全身で表現しており、翔はうぅと呟く。と二人の前に互いにそっくりな顔つきと体格の、中国風なそれぞれオレンジの服と緑の服を着た男性が二人現れた。

迷宮兄弟・兄(以下迷)「我ら、流浪の番人」
迷宮兄弟・弟(以下宮)「汝らに恨みは無いが」
迷「我らを倒さねば」
宮「道は開けぬ」
迷・宮「「いざ、勝負!!」」

十代「ああ! 楽しいデュエルをしようぜ!!」
翔「が、頑張らないと、アニキの足手まといにだけはならないように……」

迷宮兄弟は流れるような口上を口にし、最後に声を合わせてそう叫ぶ。それに十代はにっと笑いながらデュエルディスクを構え、翔も震えながらデュエルディスクを構えた。

十代・翔・迷・宮「「「「デュエル!!!!」」」」
――――――――――――――――――――
カイナ「さあ、今回最後のデュエルです! ようやっと原作のデュエルに持ってこれましたね……ところで、迷宮兄弟のデッキってどうします?そりゃ三魔神使用は分かってますけどあんなの普通にメインで使ったら事故原因ですし今の環境で迷宮の魔戦車なんてスチームジャイロイドには勝てますがただのバニラでしょ?原作上パワー・ボンドも使うのは躊躇うべきですし。つかあの二人のデッキで今の環境に使えそうなモンスターなんてキャノン・ソルジャーか地雷蜘蛛を凄い無理矢理言ってギリギリなんですし、何か特別強化でもしてあげないと十代の漫画ヒーローにぼこぼこにされると思うんですが……まあ、その漫画ヒーローもなるべく自重しないとアニメヒーローの出番が無くなりますけどね、これ元々アニメが原作なんですから。いっそ今回アニメヒーローのみって制限入れます?そうすりゃどうにかなりそうですが……。
それと迷宮兄弟の口上ってあれでよかったんでしたっけ?タッグフォースの記憶を元に組み立てたんですが……」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.97 )
日時: 2011/02/05 13:57:35
名前: 孝(たか)

………ただアニメ通りにするのは面白みが無いので、完膚なきまでに叩き潰します。


三沢「デュエルキングを苦しめた彼らに、十代達が勝てるわけがない…」

三沢は迷宮兄弟の実力に戦々恐々とする。

万丈目「(これは見ものだ…精々足掻くが良い、どうする?遊城十代…)」

万丈目は十代達を見てニヤリと口端を歪める。

クロノス「(フフ〜ン。ビビってるーノ。あいつビビってるーノ)」

校長「これはまた随分と思いきった事を…」

クロノス「(むむ?)」

校長「本物だ…本物だぁ♪」

鮫島校長はワクワクしながら舞台袖で眺めている。

この校長、まるで子供の様なまなざしである。

クロノス「しかし校長!彼らにはこれくらいしませーんトネ!だいち他の生徒に示しが尽きませんーノ!」

校長「面白い。やらせてみましょう。」

クロノス「ぬほぉ?」

校長「だいち、彼はもうやる気だよ?」

クロノス「ぬぅ?」

氷牙「まったく…鮫島先輩もよくやる…」

少々肩を落としながらため息をつく。

氷牙「翔!!」

翔「は、はい!」

氷牙「これだけは言っておく!!"俺達の事は気にするな!お前のやりたいようにやれ!"」

鏡夜「君が今できる最高のデュエルをすればいいんだ!」

レオ「お前の覚悟!みんなに見せてやれ!」

ライ「翔!頑張れ!!お前なら出来る!」

アルフ「そうだよ!翔君だって、この日の為に頑張ったじゃないか!」

氷牙「だから…」

『思いっきりぶちかませぇぇぇ!!!』

翔「みんな…うん!僕、やるよ!!行こう!アニキ!」

十代「おう!!やるぜ!翔!!」

クロノス「パートナーへの助言は駄目なノーネ!タッグパートナーのフィールドと墓地も共有ナノーネ。ライフポイントは、共有で8000ポイントナノーネ!」

翔「僕のターン!ドロー!…僕は、『ジャイロイド』を守備表示で召喚!カードを伏せて、ターンエンド。」手札4

迷「私のターンドロー!『地雷蜘蛛』を攻撃表示で召喚。」


三沢「攻撃力2200のデメリットモンスター…強力だ。」

明日香「あの二人…大丈夫かしら…私のせいでこんな事になってしまって…」

ヴィオ「気にする事ないよ。代ちゃん達にとって、この位は日常茶飯事だし、代ちゃんだって、気にしてないどころか…多分忘れてると思うよ?」

明日香「……本当に、大丈夫かしら?」

明日香の不安は消えない。


十代「俺のターン。ドロー!『E・HEROバーストレディ』を守備表示で召喚!カードを1枚伏せて、ターンエンド。」手札4

十代はドローしたカードをそのまま召喚した。

宮「私のターン。ドロー!私は『カイザー・シーホース』を攻撃表示で召喚。」

翔「(最初のターンは、全員攻撃が出来ない。次のターンが勝負だ。)」

宮「手札から魔法カード発動。」

翔「え?」

宮「『生け贄人形』。このカードは、自分フィールド上のモンスターを生贄にして発動する。…」

迷宮弟は兄をちらりとみやり、迷宮兄はうなずく。

宮「『地雷蜘蛛』を生贄に…手札からレベル7のモンスターを特殊召喚する!いでよ!風魔神ヒューガ!!」


三沢「タッグパートナーのモンスターを生贄に、強力なモンスターを呼びだした。」

明日香「1ターン目からこの連携…流石だわ。」

亮「………」


宮「すまない兄者。」

迷「なーに。お前の為なら犠牲にもなろう。」

宮「いや、礼をせねば私の気が済まぬ。魔法カード『闇の指名者』。このカードは、指名したモンスターが相手のデッキにある場合、指名したカードを相手の手札に加える事が出来る。」

翔「え?」

宮「私が指名するのは…兄者の雷魔神サンガ!」

迷「ふふふふ…ありがたい。勿論。我がデッキにサンガはある。」

迷宮兄はデッキからサンガを1枚加える。

翔「さっきの鏡夜先生と同じ事を…」

迷「お前達に!」

宮「タッグデュエルの真髄を!」

『教えて差し上げよう!!』
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.98 )
日時: 2011/02/05 17:55:03
名前: カイナ

宮「私はリバースカードを一枚セットしてターンを終了する」
翔「僕のターンっす、ドロー!」

宮の宣言を聞いた翔は勢いよくカードをドローし、それを見る。

翔「[スチームロイド]を召喚! スチームロイドでカイザー・シーホースに攻撃っす!」
宮「この瞬間リバースカードオープン[攻撃の無力化]! その攻撃を無効にしバトルフェイズを終了する!」
翔「ぐぅっ……ターンエンドっす」

翔が召喚し、その指示を聞いた機関車型ビークロイド――スチームロイドは煙を噴出して勢いよくカイザー・シーホースに向かって行くがその突進が不思議な障壁に阻まれ、戦闘は終了する。それを見た翔は歯噛みをしながらそう呟くように宣言した。

レオ「まずいな」
氷牙「ああ、迷の手札にはさっき呼び込まれた……」
迷「私のターン、ドロー!」

レオの呟きに氷牙が頷いていると迷のターンに移り、彼はカードをドローするとあらかじめ決めていたかのように手札の一枚を取った。

迷「借りるぞ、弟よ! カイザー・シーホースは光属性のモンスターを生贄召喚する時二体分の生贄として使うことが出来る! カイザー・シーホースを生贄に、[雷魔神サンガ]を召喚!」
明日香「最上級モンスターが、あっという間に二体……」
三沢「流石はタッグ最強と呼ばれるコンビ、互いを高めあう見事なプレイングだ……」

たった二ターン目、それで迷宮兄弟の場に二体の最上級モンスターが並び、明日香が驚いたように呟くとその横で観戦していた三沢が腕組みをしながら呟く。そして迷がスチームロイドを指差した。

迷「雷魔神サンガでスチームロイドに攻撃を行う!」
翔「させないっす、リバースカード発動[ドレインシールド]! 攻撃を無効にし、その攻撃力分ライフを回復するっす!」LP8000→10600
十代「ナイスだ、翔!」

迷の指示と共にサンガがスチームロイドに雷を浴びせようとするが、翔の発動したトラップによって現れた不思議な盾がその雷撃を防ぎ、癒しの力に変換して翔のライフを回復した。

迷「風魔神ヒューガでスチームロイドに攻撃!」
翔「くっ、ダメージステップ時にスチームロイドの攻撃力は500下がるっす……くぁっ!!」LP10600→9500

スチームロイド 攻撃力:1800→1300

今度はヒューガが竜巻を噴出してスチームロイドに浴びせ、翔は悔しそうにそう呟くと竜巻をその身に受けた。

迷「リバースカードを一枚セットし、ターンエンドだ」
十代「俺のターン、ドロー!」

迷の言葉を聞いた十代は力強くカードをドローし、それを見るとよしと頷いた。

十代「魔法カード、融合を発動! 手札のクレイマンと場のバーストレディを融合! 現れろ、大地のエレメンタルヒーロー! [E・HERO ガイア]を融合召喚!!」
ライ「来たぁ!」

十代の言葉と共に二人のヒーローが融合し、大地に潜って行く。そして大地がひび割れて岩の槍が突き出るとその中から大地のヒーローが姿を現した。

十代「ガイアの効果発動! 融合召喚に成功した時エンドフェイズまで相手のモンスター一体の攻撃力を半減させ、その攻撃力分ガイアの攻撃力を上昇させる! サンガの攻撃力、吸収させてもらうぜ」

サンガ 攻撃力:2600→1300
ガイア 攻撃力:2200→3500

十代の言葉と共にガイアは地面に両手を叩きつけ、サンガまで岩の槍を伸ばすと相手の力を吸収した。

十代「いっけぇっ! ガイアでサンガに攻撃、コンティネンタル・ハンマー!!」
氷牙「駄目だっ!?」

十代の宣言と共にガイアは一気に跳躍し、サンガ目掛けて両手を叩きつけようと振り上げる。すると氷牙がそう声を出し、ライとアルフがえっと氷牙に顔を向ける。レオも苦々しい表情を見せており、迷はにやりと笑った。

迷「雷魔神サンガの効果発動! このカードが表側表示で存在する時一度だけ、このカードに攻撃するモンスターの攻撃力を0にする、雷神障壁! そして反撃の雷衝弾!!」
十代「何っうわああぁぁぁっ!!」LP9500→8200

ガイア 攻撃力:3500→0

迷の指示と共にサンガは雷撃を発してガイアの攻撃を防ぎ、反撃の雷の弾丸でガイアを貫きさらに十代にまでダメージを与える。

レオ「あっちゃあ……まあ、ガイアのおかげで半減してただけマシか」
十代「だ〜くそっ、悪い翔、せっかく回復したライフが無駄になっちまった……」
翔「気にしないでよ、ドレインシールドはアニキが伏せてくれてたんすから」

レオが額に手を当てながら呟くと十代がすまなそうに翔に言うが翔は笑ってそう返した。すると十代はふっと笑みを浮かべ返してから向きなおす。

十代「[E・HERO フラッシュ]を守備表示で召喚、カードを一枚セットして、ターンエンドだ」

雷魔神サンガ 攻撃力:1300→2600

とりあえず守りを固めておく。そういうように十代はモンスターを召喚してカードを伏せるとターンを終えた。それと共にサンガの攻撃力も元に戻る。

宮「私のターン、ドロー。私は[ヒゲアンコウ]を召喚、さらに兄者の伏せたリバースカード[二重召喚]を発動し、このターンもう一度の通常召喚を行う。ヒゲアンコウは水属性モンスターを生贄召喚する時二体分の生贄に出来る。ヒゲアンコウを生贄に[水魔神スーガ]を召喚!!」
万丈目「たった二ターンで三魔神を全て召喚するとは……ふん、流石はプロというものか」

宮の宣言と共に最後の魔神が姿を現し、それを見た万丈目も流石に口元を緩ませてそう呟いていた。

鏡夜「流石は過去デュエルキングを苦しめたタッグデュエリスト、実力も半端じゃないね」
氷牙「ああ。こいつらから見れば俺らが戦った二人なんざアマチュアもいいところだ」
竜崎・羽賀「「ぶえっくしょい!!!」」

鏡夜の言葉に氷牙が頷いて続けるとどこかで観戦しているのか二人がくしゃみをする。

迷「これぞタッグデュエルの真髄」
宮「我ら二人のコンビネーションに敵うかな?」
十代「くっ……」
翔「まずいっす……」

迷宮兄弟の言葉に十代は苦しげな表情を浮かべ、翔もそう呟いていた。
――――――――――――――――――――
カイナ「とりあえず、完膚なきまでと言われてもいきなりドーンじゃつまらないから三魔神だけは召喚させときます。漫画ヒーローも解禁させますわ、そもそも一書き手である僕に禁止させるような権限もないですし。んで、ここから一気にゲート・ガーディアンを使わせるかの判断は任せますね、なんかGXにはそれから派生するオリカがあるそうですけど僕それがどんなのか知りませんし」
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.99 )
日時: 2011/02/09 04:03:32
名前: 孝(たか)

宮「スーガで、フラッシュを攻撃!流水波!」

十代「ぐあっ!?罠発動!『ヒーロー・シグナル』!自分のモンスターが戦闘で破壊された時、デッキから新たなE・HEROを呼びだすぜ!来い!『E・HEROフォレストマン』!」手札1

森林の名を冠する戦士が守備態勢で出現した。

宮「私はこれでターンを終了する」


氷牙「どう言う事だ?」

鏡夜「確かに…まだサンガとヒューガの攻撃が残っているし、十代君達には伏せカードも無い。なんで攻撃をしなかったんだろう?」

レオ「確かに、少し気になりますね…」


翔「僕のターン!ドロー!……スタンバイフェイズにフォレストマンの効果を発動!デッキ、又は墓地から『融合』を手札に加える!デッキから融合を加えるよ!更に、『強欲な壺』を発動!更に2枚ドローする!」手札8


氷牙「仕掛けるか?」

鏡夜「どうだろう?翔君は焦り過ぎる傾向があるし…」


翔「僕は、魔法カード『死者転生』を発動!手札1枚を捨てて、墓地のモンスター1枚を手札に加える。『スチーム・ロイド』を手札に加える!そして、『融合』を発動!場の『ジャイロイド』と、手札の『スチーム・ロイド』を融合!『スチームジャイロイド』を融合召喚!」

スチームジャイロイドATK2200

翔「三魔神の効果は、場に出ている限り1度しか使えない!よって、サンガはもう効果は使えない!手札から、禁じられた聖槍を発動!エンドフェイズまでモンスター1体の攻撃力を800ポイントダウンさせ、このカード以外の魔法・罠の効果を受け付けない!」

サンガATK2600→1800

宮「なんだと!?」

翔「いけぇ!!スチームジャイロイドで、サンガに攻撃!ハリケーン・スモーク!」

宮「ぐああああああっ!?」LP8000→7600


ライ「やった!迷宮兄弟にダメージを与えた!」

アルフ「翔君凄い!!」


翔「カードを2枚伏せて、ターンエンド!」手札2


迷「中々楽しませてくれる。私のターン!ドロー!ふふふふふ。良いカードを引いた。魔法カード『死者蘇生』!墓地から『雷魔神−サンガ』を特殊召喚!さて、我らが切り札を御覧に入れよう!!サンガ、ヒューガ、スーガを生贄に…」

迷宮『ゲート・ガーディアンを特殊召喚!!』

迷「フハハハハ!!ゲート・ガーディアンが現れた今!!」

宮「我らに敗北は無くなった!!」

迷「更に装備魔法『メテオ・ストライク』!装備モンスターが守備モンスターを攻撃した時、その超過ダメージを相手に与える事が出来る!」

翔「させない!罠発動!『砂塵の大竜巻』!相手の魔法・罠を1枚破壊する!メテオ・ストライクを破壊!そして、砂塵の大竜巻の効果で、カードを1枚セットするよ!」

迷「くっ…やりおるわ…」


迷&宮 手札2&手札0 LP7600

フィールド ゲート・ガーディアン攻
伏せなし。

十代&翔 手札1&手札1 LP8200

フィールド フォレストマン守 スチームジャイロイド攻
伏せ2(ただし片方はこのターン発動できない。)

迷ターン メインフェイズ1の途中。
通常召喚をしていない。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.100 )
日時: 2011/02/13 22:28:48
名前: 孝(たか)

氷牙「………なぁ。」

鏡夜「…何?」

氷牙「あいつら馬鹿だろ?」

鏡夜「そうだね。馬鹿としか言いようがないね。」

ライ「え?なんで?攻撃力3750なんて結構高い方だと思うけど…」

氷牙「確かに、ゲート・ガーディアンは攻撃力は高い。だがな…」

鏡夜「ゲート・ガーディアンには、"三魔神を生贄にして自身を特殊召喚する"効果しかないんだよ」

アルフ「……それって…つまり…」

レオ「ただ攻撃力が高いだけのバニラだ。」

ライ「あれだけ面倒な事しておいて…」

アルフ「効果がそれだけ?合体したのに?」

氷牙「俺なら絶対ゲート・ガーディアン何ぞ使わずに、三魔神で制圧する。」

鏡夜「三魔神の効果を使いきったら、速攻魔法『皆既日蝕の書』で全部裏守備にしてリセットすれば良いだけだしね。」

氷牙「だよなぁ…俺とライが戦ったあの似非プロよりは強いが…」

レオ「エリオとキャロの方が何倍も強い気がしますね」

ライ「……ゲート・ガーディアン事態に特にこれといった効果がないなら…」

アルフ「十代君達が負ける事なんて…」

「「まずないね!!」」

観客席にいる氷牙達には、迷宮兄弟は、十代にとってのカモでしかない様だ。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.102 )
日時: 2011/02/19 14:43:04
名前: カイナ

迷「ふはははは! ゲート・ガーディアンは我らが切り札だがそれだけではない! 魔法カード[壺の中の魔術書]を発動、プレイヤー二人はデッキからカードを三枚ドローでき、私は弟にドロー権を分け与えよう!」
宮「すまぬな、兄者」

氷牙「タッグデュエルの常套手段だな」

迷宮兄弟はそう言いあってカードを三枚ドローし、それを見た氷牙はそう称する。そして迷は三枚のカードをドローするとにやりと笑った。

迷「[創世者の化身]を召喚し、創世者の化身を生贄に[創世神]を守備表示で特殊召喚!」

迷の場に一人の戦士が現れたと思ったらその戦士が光に包まれ、巨大な神の如きモンスターが姿を現す。

迷「創世神の効果発動! 一ターンに一度墓地のモンスターを一体選択し、カードを一枚捨てる事でそのモンスターを特殊召喚する! 私は雷魔神サンガを選択し、手札を一枚捨てる事でサンガを蘇生する!」

創世神の身体が光り輝いたと思うとその隣に雷の魔神が現れる。それにしてもすぐ隣に合体している姿があるのにその一パーツが別に存在するというのもまたシュールな光景だ。

鏡夜「なるほど、ゲート・ガーディアンの生贄に使った三魔神を創世神で使い回すのか。これはちょっとばかり厄介だね」

それを見た鏡夜がわざとらしく笑いながらそう言い、迷は十代達の場を指した。

迷「行けぇ、ゲート・ガーディアンでスチーム・ジャイロイドを攻撃! 魔神衝撃波!!」
翔「うわああぁぁっ!!」LP8200→6650
迷「さらに雷魔神サンガでフォレストマンを攻撃! 雷衝弾!」
翔「ぐぅっ……」

ゲート・ガーディアンが放った衝撃波がスチーム・ジャイロイドを破壊しさらに翔にまで大打撃を与え、サンガの追撃がフォレストマンも破壊する。これで十代達の場ががら空きになってしまった。

迷「ターンエンドだ」
翔「や、やっぱり駄目なのかな……」

迷の言葉に翔は他には聞こえないほどに小さな声でそう呟く。ちなみにそれを見ていた美海は風華にネックロックを仕掛けていたが思わずその力を緩める事を忘れてしまい、風華が青い顔でギブギブギブと唱えているものの全く聞こえていなかった。

十代「すげえ、ワクワクしてきた……絶対に諦めないぜ! 俺のターン!!」

十代は楽しそうに身震いしながらそう呟き、キッと表情を研ぎ澄ませるとそう叫んでデッキに指をかけた。
――――――――――――――――――――
さて、僕なりに調べましたけどこのデュエルは翔の成長のためにもパワーボンドwithユーフォロイド・ファイターで終わらせた方がいいみたいですよね?もうダーク・ガーディアンの召喚は諦めましたからゲート・ガーディアンで代用しましょう、そもそも俺ダーク・ガーディアンの召喚方法や攻撃力守備力、どんな効果か知りませんし。この状況でも原作通りテンペスターとユーフォロイドをパワーボンドで融合して4000の倍である8000、さらにリミッター解除で16000にすりゃキル可能ですし。
というわけで孝さん、十代(と迷宮兄弟)のメッセージやら何やらの部分を書くか最悪どんな会話内容か教えていただけません?流石にそんなピンポイントな部分まで分からなくって……なんとかなりませんかね?
あとこれは提案なんですが現在PLUTOの所持者であるレオは前述した通り元々持たせるつもりなかったんです、あんなタイラント・リヴァイアサンなんて出たせいで予定狂っただけで……つっても今更気づいたんですが別にあれ洗脳―ブレインコントロール―でもよかったんですよね……まーいっか今更。というわけでセブンスターズ編でレオがセブンスターズの何者かに闇討ちされPLUTOを奪われるってのはどうでしょ?んでそれを取り返したものが新たにPLUTOの所持者になるとか。んで、俺が想像しやすい絵としてはテイルズにおける英雄キラーことバルバトスがPLUTOを強奪し本設定ディセンダーであるカイがそれを取り返すためにデュエルを行うってやればどうでしょって思ってるんですが、俺のとこのキャラがプラネット持ちすぎじゃとかの反対意見があるならばどうぞお申し出ください。それでは。
Re: 異世界遊戯王大戦記GX 第U幕 ( No.103 )
日時: 2011/02/19 21:19:04
名前: 孝(たか)

十代「ドロー!来たぜ!手札から魔法カード『強欲な壺』を発動!デッキから2枚ドロー!更に『天使の施し』を発動!3枚ドローし、2枚捨てる。」

十代は手札のネクロ・ガードナーとネクロダークマンを墓地に捨てた。

迷「ほぉ。なんと言うドロー力。」

宮「次々とドローソースを引き当てるとは…。」

十代「まだ終わりじゃないぜ!魔法カード『貪欲な壺』を発動!墓地のモンスターカード5枚をデッキに戻し、その後で2枚ドローする!」

迷「3連続ドローソースだと!?」

十代「俺は墓地から、『バースト・レディ』『クレイマン』『フォレストマン』『ガイア』『フラッシュ』をデッキに戻し、シャッフル。2枚ドロー!更にこいつだ!魔法カード『融合誕生(フュージョン・バース)』!デッキの上から5枚を墓地に送り、その中に融合召喚する事の出来る素材が含まれていた場合、融合召喚出来る!墓地に送られたカードは…『フェザーマン』『スパークマン』『オーシャン』『カードガンナー』『バーストレディ』だ!」

迷「まさか、立った一度のターンドローで4枚まで手札を増やすとは…恐れ入る。」


氷牙「うへぇ…なんでも出来るな。」

鏡夜「そうだね。Zero、ガイア、シャイニング、トルネード。そして…」

氷牙「炎の英雄…『       』だな。」


十代「俺はスパークマンとオーシャンを融合!来い!氷結の英雄!E・HEROアブソルートZero!!」

ZeroATK2500

十代「そして『死者転生』を発動!手札から『フォレストマン』を捨てて、『カード・ガンナー』を手札に加える!そして『カードガンナー』を攻撃表示で召喚!効果発動!デッキから3枚まで墓地に送り、その数かける500ポイント攻撃力がアップするぜ!3枚墓地へ!」

ガンナーATK400→1900

墓地に送られたカードは、バブルマン、フラッシュ、ワイルドマン

十代「そして…最後だ!『ミラクル・フュージョン』を発動!墓地のモンスターをゲームから除外し、その素材からできるE・HEROの融合モンスターを融合召喚する!墓地の『オーシャン』と『フォレストマン』を除外!現れろ!地球の英雄!『E・HEROジ・アース』!!」

迷「なんと…1ターンにこれほどのモンスターを場に出すとは…」

宮「しかし、その攻撃力では、我らを倒す事は出来まい!」

十代「ジ・アースの効果発動!自分以外のE・HEROと名のつくモンスター1体を生贄にして、エンドフェイズまでその攻撃力を吸収する!『地球灼熱(ジ・アース・マグマ)』!!!」

迷「攻撃力」

宮「5000だと!?」

十代「それだけじゃないぜ!Zeroがフィールドから離れた時、相手の場のモンスターを全て破壊するぜ!!いけ!Zero!絶対零度!!」

迷「なんと!?」

宮「そのような強力な効果を持ち合わせているだと!?」

迷宮兄弟の場のモンスターが全て破壊された。

十代「いけ!ジ・アースで直接攻撃!地球灼熱斬(アース・マグナ・スラッシュ)!!」

迷「ぐあああああああああ!?」LP7600→2600

十代「カードガンナーで攻撃!アーム・バルカン!!」

迷「ぬあああああ!?」LP2600→700

十代「エンドフェイズに、二体の攻撃力は元に戻る。ターンエンド」手札0

宮「よくも兄者を…私のターンドロー!」手札4

宮はあるカードを手に取り、発動する。

宮「私は魔法カード『応急処置』を発動!直前の相手ターン中に直接攻撃による戦闘ダメージの半分のライフを回復する!よって、戦闘ダメージ6900の半分…3450回復する!」LP700→4150


ライ「惜しい!半分まで回復された!」

レオ「あの状況で回復系を引き当てる運は相当だな…」


宮「ふふふふふ…ゲート・ガーディアンは破壊されたが…」

迷「我らの切り札はゲート・ガーディアンだけではない!」

宮「とくとみよ!手札から魔法カード『ダーク・エレメント』を発動!自分の墓地に「ゲート・ガーディアン」が存在する場合に発動する事ができる。ライフを半分支払う事で自分のデッキから「闇の守護神−ダーク・ガーディアン」を特殊召喚する。ただし、このターン他のモンスターを召喚・特殊召喚する事はできない。」

迷「いでよ!我らが最強の僕!!」

宮「その脅威を味わうがいい!!」

迷宮『デッキから、闇の守護神−ダーク・ガーディアンを特殊召喚!!!』LP4150→2075

ダーク・ガーディアンATK3800

迷「ダーク・ガーディアンは戦闘では破壊されない無敵の守護神!」

宮「貴様等に、勝ち目は無い!私は装備魔法『デーモンの斧』を2枚ダーク・ガーディアンに装備!」

ガーディアンATK3800→4800→5800

翔「攻撃力5800!?」

宮「ダーク・ガーディアンで、カードガンナーを攻撃!!」


明日香「これが通れば、十代達のライフは風前の灯だわ!?」

三沢「だが、あの二人にはまだ伏せカードがある。」


宮「カードガンナーを破壊!」

十代「甘いぜ!罠発動!『ガード・ブロック』!!相手ターンのダメージ計算時に発動できる。その戦闘によって発生する戦闘ダメージを0にして、デッキからカードを1枚ドローする。更に、カードガンナーは破壊された時デッキからカードを1枚ドローする。よって、2枚ドロー!」

宮「小癪な…ターンエンド!」手札1

翔「ぼ、僕のターン……」

翔はデッキに手をかけるが、手が震えて引けない。

どうする!?




因みに、原作ではゲート・ガーディアンはシールド・クラッシュで破壊されてたりしますwww

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