Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.71 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:05:46
- 名前: 山南(凛華
- 愛している……?
(きょとん、とした表情で土方を見て、合点がいったように困ったように微笑んで) これを愛、と呼ぶのかが、いまいちわからないんです。 ただ、私にとって彼女は太陽で、それ以外の何物でもなくて。 彼女か幸せであるなら、私のほうはどうでもいいんですよ。
なくもないでしょう?(くすくすと笑う) ああ……。 永倉君は、優しいですからねぇ。
(そんな土方をみて、くすり、と笑い) あなたって、本当に素直ですよねぇ。 まぁ……なんですか。 あれは結局、私が私のために、私自身の均衡を保つためにやったこと、というか……。
近藤「そりゃ、あれだ。 だって、面白いだろ?」(にやり、と笑みを浮かべて)
斎藤「……尊敬、しているから、だ。 だからこそ、あの人ならまた前を向いて歩いて行けると、信じていられたんだ」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.72 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:13:15
- 名前: 土方(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- ……うわ。
(信じられないものを見るような目で山南を見返しつつ、数秒後に苦笑して) …だから、山南先生。 それは充分、愛って呼ぶだろうよ?
原田「ぱっつぁんはなァ……感受性が強いっつーか、感情移入しやすいっつーか。 ま、其処がいいトコなんだけど」
素直って最近になって頻繁に言われるようになったな… (ハァと観念したように溜息を吐き) ……それでも。 総司は、哀しんだよ。
(近藤の笑みを見れば呆れたような表情を浮かべ) …アンタもなかなかどうして、極悪人だな。
原田「…(斎藤の言葉に虚を突かれたような顔をするも、すぐに満面の笑顔を浮かべ) そっか、そっか! 流石斎藤一。伊達に土方の腹心なんて呼ばれてないな!」
(屯所付近の木立の中、枝の上に立ち屯所を眺めて) 魅鶴「…あれが誠司さまの言っていた新選組の屯所でござりまするか… さて、 (たん、と枝を蹴って屯所に近づき) そろそろ、参りまする」
原田「……ん? (不意に眉を顰めてあらぬ方向を見て) 一。なんか、妙じゃねぇか」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.73 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:21:39
- 名前: 山南(凛華
- (目を数回瞬いて)
……そうなんでしょうか?
近藤先生とはまた違った意味で、懐が大きいんですよ、彼は。 それも一つの才能であり、個性であり、長所でもあり短所でもある。 平助のことは、本当に大切に思ってくれていたみたいですしねぇ。
そうなんですか? 沖田君には……そうですね。 でも、彼がもしあれからあともあなた方と共に歩みたいと思うなら。 それも、必要なことだと、思いましたから。
斎藤「腹心なんて、そんな大それたものじゃ……」 (ぴくり、と反応して) 「……誰か、来る」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.74 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:27:55
- 名前: 土方(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- …そうだろ?
何だアンタ、そういうことは疎かったのか…
原田「確かにそうかも。 そういうとこが、身を滅ぼさないといいけどなあ。 ……ま、ンなこと俺がさせないけど?」
……アンタは全部そうやって、独りで決めちまったのか。 (僅かに寂しげに微笑んで) 仕方ねぇことで、今更言うことでもないが……寂しいことだな。
(たんたんと木々の狭間を駆け、最後に強く枝を蹴れば屯所の屋根めがけて飛び) 魅鶴「御免ッ!!」 (言って落下しつつ薙刀を振り下ろすと、轟音と共に天井を突き破って中に侵入し)
原田「!! …あっちだ! (瞬間傍にあった槍を掴んで立ち上がり、廊下に出て音のほうへ走り出し)」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.75 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:34:25
- 名前: 山南(凛華
- なんだ、といわれましても……。
何分、経験がありませんから、ねぇ。
そうですねぇ。 永倉君も危なっかしいとは思っていましたけれど、原田君がいれば安心だと思っていましたから。 貴方がそういうのなら、きっと大丈夫です。
……それを、言うのですか、あなたが。 なによりも誰よりも、独りで決め込んで抱え込んでいたのは、いったい誰ですか。 それに。 私がもし仮に、あなたに相談でも持ちかけていたとしたら、あなたはきっと了承しなかったでしょう。 それ以上に、あなたはきっと、それすらも抱え込もうとしてしまう。 傲慢かもしれませんが、私はきっと、あなたという人間をよく知っていますから。
斎藤(刀に手をやり、原田の後に続く)
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.76 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:45:29
- 名前: 土方(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- ……成程な。
原田「おうよ。 俺とぱっつぁんはお互いがいてこそ活きるからな! 安心していいぜ、山南さん」
…そう言われちまうと、反論できやしねぇな。 本当にアンタは聡明な賢者だよ。 其処が俺は疎ましくも、羨ましくもあったんだがな。
さて、また一騒ぎだ。 出陣(い)くとするか、近藤さん、山南先生? (出て行った原田たちに続くように立ち上がり)
(トン、と着地して着物についた砂埃を払い) 魅鶴「少々粗暴すぎたでしょうか… しかし表から入るのも不可能、是非もないことにござりまする。 ……此処は土間ですね」 (ドタドタと走り魅鶴のいる部屋へと入り込み) 原田「何奴だッ!? 覚悟出来て……何、女?」 魅鶴「……(原田を見遣り) 新選組、でござりまするか」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.77 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:51:48
- 名前: 山南(凛華
- あなたほどに、経験のある人も少ないでしょうけどねぇ。
そうですね(にっこり微笑む
私は聡明でも、ましてや賢者でもありませんよ。 ただ他人より少しばかり、頑固なだけです。 (ふ、と表情を崩して) 羨ましい、なんて。 あなたのことだって十分、私は羨ましいと思っていたのですがねぇ。
そのようですね。(す、と立ち上がる) 近藤「ったく、ほんとこっちに来たってゆっくりしてられねぇなぁ」 (といいつつも面白そうに笑みを浮かべ、土方らに続く)
斎藤(原田の後に追いついて) 「……侵入者……。 柳生の者、か?」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.78 ) |
- 日時: 2008/03/05 23:58:25
- 名前: 土方(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- …なんだそれ、嫌味か?(ぁ)
頑固か。 そう、アンタは頑固だったよ。 だから頑固同士で衝突するんだろうな。 …なんて、本人を目の前にして言うのも甚だ可笑しい気もするが。
全くだ。 ――ま、生前の報いってやつかね!
魅鶴「(原田と斎藤を交互に見て) ――逝かぬ光がまた一つ…葬り去るもまた、宿命であれば。 …柳生組が一員、柳生魅鶴にござりまする。どうぞよしなに… (にこりと笑んでから、地面に刺していた薙刀を引き抜いて駆け出し) されど今は、貴方がたの命が目的ではありませぬっ! 退いて下さりませ! (言いながら斎藤に向かって薙刀を振りかぶり)」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.79 ) |
- 日時: 2008/03/06 00:01:57
- 名前: 山南(凛華
- いえいえ、尊敬の念を込めて言っているんですよ?(可笑しそうに笑いながら
それもそうですねぇ。 ほら、あれですよきっと。 お互いに、頑固で不器用ですから。
近藤「違いねぇ(くくく、と笑って」
斎藤「命が目的でないなら」 (すらり、と刀を引き抜いて、構え) 「いったい、何が目的だ!」
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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.80 ) |
- 日時: 2008/03/06 00:07:53
- 名前: 魅鶴(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- 土方「アンタの尊敬は裏を返せば皮肉だろうが…
…相違ないな。
ま、俺らにゃ最早平和な世界なんて似合わないってことかね」
……あの方から受けた命は、唯一つにござりまする。 『新選組の要である土方歳三を捕縛し連れ帰ること』。 鶴めに課せられた使命、果たさねばなりませぬ。 (ガキン、と斎藤の刀に薙刀の柄を打ち付け) 貴方が土方歳三でないのならば、用はないのです! 原田「くっ……一ッ! (魅鶴の背後より槍を構えて)」
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