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全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜
日時: 2007/08/17 18:20:59
名前: 竜崎総久(様代理凛華

いつかは… 独りでもう一度 ここに戻るような そんな気がしてた be back in your eyes
まるでその場所に 思い出の跡に 忘れ物がまだあるようで
未だ見ぬ未来の 帳のどこかで ふいにめぐり逢えるのだろう
懐かしさにただ 立ち尽くす前に お互いの今を愛せるだろう

夏の向こうには 戻れない夢がある
君といた日々は宝物そのもの

――GLAY「SPECIAL THANKS」より一部引用

過去ログに送ってしまいました!(汗
パスは『makoto』です。
(凛華ちゃんありがとう!)

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Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.71 )
日時: 2008/03/05 23:05:46
名前: 山南(凛華

愛している……?
(きょとん、とした表情で土方を見て、合点がいったように困ったように微笑んで)
これを愛、と呼ぶのかが、いまいちわからないんです。
ただ、私にとって彼女は太陽で、それ以外の何物でもなくて。
彼女か幸せであるなら、私のほうはどうでもいいんですよ。

なくもないでしょう?(くすくすと笑う)
ああ……。
永倉君は、優しいですからねぇ。

(そんな土方をみて、くすり、と笑い)
あなたって、本当に素直ですよねぇ。
まぁ……なんですか。
あれは結局、私が私のために、私自身の均衡を保つためにやったこと、というか……。

近藤「そりゃ、あれだ。
   だって、面白いだろ?」(にやり、と笑みを浮かべて)

斎藤「……尊敬、しているから、だ。
   だからこそ、あの人ならまた前を向いて歩いて行けると、信じていられたんだ」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.72 )
日時: 2008/03/05 23:13:15
名前: 土方(沖見あさぎ)
参照: http://tool-4.net/?mysugarcat

……うわ。
(信じられないものを見るような目で山南を見返しつつ、数秒後に苦笑して)
…だから、山南先生。
それは充分、愛って呼ぶだろうよ?

原田「ぱっつぁんはなァ……感受性が強いっつーか、感情移入しやすいっつーか。
   ま、其処がいいトコなんだけど」

素直って最近になって頻繁に言われるようになったな…
(ハァと観念したように溜息を吐き)
……それでも。
総司は、哀しんだよ。

(近藤の笑みを見れば呆れたような表情を浮かべ)
…アンタもなかなかどうして、極悪人だな。

原田「…(斎藤の言葉に虚を突かれたような顔をするも、すぐに満面の笑顔を浮かべ)
   そっか、そっか!
   流石斎藤一。伊達に土方の腹心なんて呼ばれてないな!」


(屯所付近の木立の中、枝の上に立ち屯所を眺めて)
魅鶴「…あれが誠司さまの言っていた新選組の屯所でござりまするか…
   さて、
   (たん、と枝を蹴って屯所に近づき)
   そろそろ、参りまする」

原田「……ん?
   (不意に眉を顰めてあらぬ方向を見て)
   一。なんか、妙じゃねぇか」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.73 )
日時: 2008/03/05 23:21:39
名前: 山南(凛華

(目を数回瞬いて)
……そうなんでしょうか?

近藤先生とはまた違った意味で、懐が大きいんですよ、彼は。
それも一つの才能であり、個性であり、長所でもあり短所でもある。
平助のことは、本当に大切に思ってくれていたみたいですしねぇ。

そうなんですか?
沖田君には……そうですね。
でも、彼がもしあれからあともあなた方と共に歩みたいと思うなら。
それも、必要なことだと、思いましたから。

斎藤「腹心なんて、そんな大それたものじゃ……」
(ぴくり、と反応して)
  「……誰か、来る」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.74 )
日時: 2008/03/05 23:27:55
名前: 土方(沖見あさぎ)
参照: http://tool-4.net/?mysugarcat

…そうだろ?
何だアンタ、そういうことは疎かったのか…

原田「確かにそうかも。
   そういうとこが、身を滅ぼさないといいけどなあ。
   ……ま、ンなこと俺がさせないけど?」

……アンタは全部そうやって、独りで決めちまったのか。
(僅かに寂しげに微笑んで)
仕方ねぇことで、今更言うことでもないが……寂しいことだな。



(たんたんと木々の狭間を駆け、最後に強く枝を蹴れば屯所の屋根めがけて飛び)
魅鶴「御免ッ!!」
(言って落下しつつ薙刀を振り下ろすと、轟音と共に天井を突き破って中に侵入し)

原田「!! …あっちだ!
   (瞬間傍にあった槍を掴んで立ち上がり、廊下に出て音のほうへ走り出し)」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.75 )
日時: 2008/03/05 23:34:25
名前: 山南(凛華

なんだ、といわれましても……。
何分、経験がありませんから、ねぇ。

そうですねぇ。
永倉君も危なっかしいとは思っていましたけれど、原田君がいれば安心だと思っていましたから。
貴方がそういうのなら、きっと大丈夫です。

……それを、言うのですか、あなたが。
なによりも誰よりも、独りで決め込んで抱え込んでいたのは、いったい誰ですか。
それに。
私がもし仮に、あなたに相談でも持ちかけていたとしたら、あなたはきっと了承しなかったでしょう。
それ以上に、あなたはきっと、それすらも抱え込もうとしてしまう。
傲慢かもしれませんが、私はきっと、あなたという人間をよく知っていますから。

斎藤(刀に手をやり、原田の後に続く)
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.76 )
日時: 2008/03/05 23:45:29
名前: 土方(沖見あさぎ)
参照: http://tool-4.net/?mysugarcat

……成程な。

原田「おうよ。
   俺とぱっつぁんはお互いがいてこそ活きるからな!
   安心していいぜ、山南さん」

…そう言われちまうと、反論できやしねぇな。
本当にアンタは聡明な賢者だよ。
其処が俺は疎ましくも、羨ましくもあったんだがな。

さて、また一騒ぎだ。
出陣(い)くとするか、近藤さん、山南先生?
(出て行った原田たちに続くように立ち上がり)


(トン、と着地して着物についた砂埃を払い)
魅鶴「少々粗暴すぎたでしょうか…
   しかし表から入るのも不可能、是非もないことにござりまする。
   ……此処は土間ですね」
(ドタドタと走り魅鶴のいる部屋へと入り込み)
原田「何奴だッ!? 覚悟出来て……何、女?」
魅鶴「……(原田を見遣り)
   新選組、でござりまするか」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.77 )
日時: 2008/03/05 23:51:48
名前: 山南(凛華

あなたほどに、経験のある人も少ないでしょうけどねぇ。

そうですね(にっこり微笑む

私は聡明でも、ましてや賢者でもありませんよ。
ただ他人より少しばかり、頑固なだけです。
(ふ、と表情を崩して)
羨ましい、なんて。
あなたのことだって十分、私は羨ましいと思っていたのですがねぇ。

そのようですね。(す、と立ち上がる)
近藤「ったく、ほんとこっちに来たってゆっくりしてられねぇなぁ」
(といいつつも面白そうに笑みを浮かべ、土方らに続く)

斎藤(原田の後に追いついて)
  「……侵入者……。
   柳生の者、か?」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.78 )
日時: 2008/03/05 23:58:25
名前: 土方(沖見あさぎ)
参照: http://tool-4.net/?mysugarcat

…なんだそれ、嫌味か?(ぁ)

頑固か。
そう、アンタは頑固だったよ。
だから頑固同士で衝突するんだろうな。
…なんて、本人を目の前にして言うのも甚だ可笑しい気もするが。

全くだ。
――ま、生前の報いってやつかね!


魅鶴「(原田と斎藤を交互に見て)
   ――逝かぬ光がまた一つ…葬り去るもまた、宿命であれば。
   …柳生組が一員、柳生魅鶴にござりまする。どうぞよしなに…
   (にこりと笑んでから、地面に刺していた薙刀を引き抜いて駆け出し)
   されど今は、貴方がたの命が目的ではありませぬっ! 退いて下さりませ!
   (言いながら斎藤に向かって薙刀を振りかぶり)」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.79 )
日時: 2008/03/06 00:01:57
名前: 山南(凛華

いえいえ、尊敬の念を込めて言っているんですよ?(可笑しそうに笑いながら

それもそうですねぇ。
ほら、あれですよきっと。
お互いに、頑固で不器用ですから。

近藤「違いねぇ(くくく、と笑って」

斎藤「命が目的でないなら」
(すらり、と刀を引き抜いて、構え)
  「いったい、何が目的だ!」
Re: 全ては、誠の名の下に〜ありがとう〜 ( No.80 )
日時: 2008/03/06 00:07:53
名前: 魅鶴(沖見あさぎ)
参照: http://tool-4.net/?mysugarcat

土方「アンタの尊敬は裏を返せば皮肉だろうが…

   …相違ないな。

   ま、俺らにゃ最早平和な世界なんて似合わないってことかね」

……あの方から受けた命は、唯一つにござりまする。
『新選組の要である土方歳三を捕縛し連れ帰ること』。
鶴めに課せられた使命、果たさねばなりませぬ。
(ガキン、と斎藤の刀に薙刀の柄を打ち付け)
貴方が土方歳三でないのならば、用はないのです!
原田「くっ……一ッ!
   (魅鶴の背後より槍を構えて)」

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