Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.108 ) |
- 日時: 2009/12/03 14:04:00
- 名前: カイナ
- 一方どこぞの平原、レオとメリオル、エルフィは参ったようにそこを歩いていた。
メリオル「あーあ……いきなり道迷うなんて最悪……」 エルフィ「うん……というよりここどこなんだろ?」 レオ「多分デジタルワールドだと思うんだが……」
メリオルの言葉に続いてエルフィが呟くとレオがそう言い、エルフィが知ってるの?というような顔を見せると続けて言った。
レオ「来た事はないけどな。時空界の書物庫にある異世界の情報書で読んでたのをたまたま覚えてただけなんだが……」 メリオル「どうしたの?」
レオは右手首に着けてる腕輪をコンコンと叩きながらそう言い、メリオルが尋ねると返す。
レオ「念のため時空を調べようと思ったのに、ノイズが走ってろくに見えねえ……デジタルワールドって書かれてんのは確かなんだけどもう一個名前があるんだよ」 メリオル「一つの時空に二つの名前!?……そりゃそういう世界もあるけど、デジタルワールドってそうだっけ?」 レオ「違うはずなんだけどもう一個の方にノイズが集中してて読めん……えぇーっと……ムン、ド……ク?……これが精一杯だ」 エルフィ「あぁー!!!」
レオが髪をかきながらそう言っていると突然エルフィが声を上げて前方を指差し、レオ達も前を見る。とその目を見開いた。
レオ「あいつぁこの世界の住民、デジモン!!」
彼らの目の前には大勢の成熟期デジモン達が倒れており、レオ達は大急ぎでその元に走る。すると一体の白い岩の姿のデジモンに意識があるのを見つけた。
インセキモン 完全体 鉱石型デジモン 必殺技はコズモフラッシュ
レオ「おい!何があった!?」 インセキモン「う……」 メリオル「かなり衰弱してる……休ませないと話聞くどころか命が危ないわ」
レオが叫ぶがインセキモンはただそう呟くだけであり、メリオルが診断するとレオは頷いて離れる。それと同時に背後の気配に気がつき振り向く。 そこに立っていたのはバンダナを巻いた少年とその少年に良く似た顔立ちの少年だった。その目はこっちを睨んでおり、何かを察知したレオが先に口を開く。
レオ「おい、先に言っておくが俺達が来た時には既にこうなってた……聞く気なさそうだな」
レオは最後に苦笑を漏らしてそう呟き、二人の少年は小さな機械―ディースキャナを取り出した。バンダナの少年の方にはヒューマンとビースト、二つのスピリットが重なっており、もう一人の方にはビーストスピリットが表示されている。
??「ダブルスピリット・エボリュージョン!!!」 ??「スピリット・エボリューション!!!」
二人の言葉と同時に彼らの身体がデジコードに包まれ、デジコードが消えるとそこには白銀の獣人のような姿をしたデジモンと黒い獣のデジモンが立っていた。
ベオウルフモン ハイブリッド体 必殺技はシューティングスター カイザーレオモン ハイブリッド体 必殺技はシュヴァルツドンナー
ベオウルフモン「悪いが……ちょっと手荒にいかせてもらう!!!」 レオ「上等、元はガキだからってそんなやばそうな状態に二対一だ。あんま手加減しないぞ」 メリオル「二対一?……ちょ、ちょっとレオ!?」
レオの言葉にメリオルが慌てたように口を開くとレオは少し振り向いて言う。
レオ「そいつ他デジモン達の治療任せた」
そう言うと同時にレオは剃を発動して飛び出し、それと同時に光速で向かってきていたベオウルフモンの振るった大剣と自分の片手剣をぶつけ合う。そしてその横から襲い掛かってくるカイザーレオモンの攻撃を軽い蹴りでいなした後ベオウルフモンの大剣を受け流して地面に当てさせてから思いっきりカイザーレオモンを蹴り飛ばし、直後ベオウルフモンに接近して殴り飛ばした。
メリオル「……ま、まあレオなら大丈夫でしょ……治療を始めるわよ、エルフィ」 エルフィ「はーい」 ―――――――――――――――――――― カイナ「質問ですが、闇のスピリットのダブルエボリューション形態ってなんです?知らないんでとりあえずビーストでいかせましたけど。あと、この世界に転移した面子って後誰がいるんでしょう?知ってるのは粗方出た気がするんですが……ネクロス達もこの世界にいるんです?」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.110 ) |
- 日時: 2009/12/03 18:26:07
- 名前: カイナ
- カイナ「んな無茶な……ま、ありがとうございました。姿分かんないし攻撃方法も良く分かんないけど……それ言ったら俺フロンティアのデジモン達の攻撃方法ほぼ全て良く分かってないから今更か、うん」
―――――――――――――――――――― レオ「おらぁっ!!!」 ベオウルフモン「くっ!」
レオの左拳がベオウルフモンを捉え吹き飛ばすがベオウルフモンは受け身を取ると左腕をレオに向け、たくさんのミサイルを一気に放つ。
レオ「おいおい嘘だろ!?……剛・魔神剣!!」
流石に驚いたかレオの動きが一瞬止まるもののミサイルを引きつけてから剣を地面に叩きつけ、巨大な衝撃波を作り出してミサイルを全て破壊する。そしてその衝撃波目掛けて剣を一閃すると金属音が響いた。ミサイルを放った直後肉薄したベオウルフモンの振り下ろした大剣とぶつかったのだ。
ベオウルフモン「くっ……」 レオ「甘い。そしてそこのライオン、背後から狙おうってのは見えてるぞ」
ベオウルフモンの大剣を軽い表情で受け止めながらレオは背後にいるカイザーレオモン向けて言い、カイザーレオモンはくっと表情を歪める。 そしてレオは一歩踏み込むと剣を振りきり、ベオウルフモンを吹き飛ばした。いやそれだけではなく自分も後を追うようにジャンプする。
ベオウルフモン「なっ!?」 レオ「まず一人!気絶に止めるからかんべんな!!」
レオはそう叫びながら剣の柄をベオウルフモンの腹目掛けて振り下ろす。がその直前ベオウルフモンの姿が消え、レオは着地した後辺りを見回し、一つの方向で気づき、声を出す。
レオ「進化ってやつか」
レオの言葉通りカイザーレオモンは進化、いやダブルスピリット・エボリューションを行っていた。その姿は戦士らしく、手には槍を持って背中には大きな翼が生えていた。
ライヒモン ハイブリッド体 必殺技は暗黒定理(シュヴァルツ・レールザッツ)
ライヒモン「危ない……」 ベオウルフモン「悪い」
ライヒモンはそう呟きながらさっき助けたベオウルフモンを降ろし、ベオウルフモンもそう返すと剣を構えなおす。 それを見たレオはため息をつくと小太刀・竜牙を抜きながら呟いた。
レオ「やっぱ面倒だな、とっとと片付けるか……」
そして目を瞑り、身体中に力を溜めるようなイメージと身体中に電気を流すようなイメージを頭に浮かべる。
レオ「雷神憑依・壱!……こいつを使うのは随分久しぶりだ」 ベオウルフモン「がっ!?」
そうレオが呟いたのが最後だった。レオは数メートル離れていたはずの二人にベオウルフモンが反応できないほどの速さで接近、一気に大剣を弾き飛ばすと竜牙の柄を腹に入れて膝をつかせ、ライヒモンを一瞥する。
ライヒモン「シュヴァルツ……」 レオ「遅ぇよ」
ライヒモンは己の必殺技を出そうとしていたがレオはそれよりも早く二刀を振るい、ライヒモンを斬り倒す。そして小太刀を鞘に収め、剣を消すと二人の方を振り返って口を開いた。
レオ「急所は外した。頼むから少し大人しくしてくれ」 ベオウルフモン「く、そっ……」 レオ「いや、だから頼むから話くらい聞いてくれっての」
しかしレオの言葉も通じないのかベオウルフモンは立ち上がり、剣がないならばと拳を構える。それにレオが困ったように言うと別の方から声が聞こえる。
インセキモン「輝二!ちょっと待ってよ!!」 ベオウルフモン「インセキモン?」
ようやく意識を取り戻したらしいデジモン―インセキモンの言葉にベオウルフモンは耳を傾けると戦闘態勢を解き、レオはそれでようやくほっと一息ついた。 ―――――――――――――――――――― カイナ「さてこんなもんか……こっからどうするか」 レオ「考えてないんかい!」 カイナ「うん。せめてこの世界で何者かが暗躍してるって感じにできれば何とかなるんだけど……孝さん、忠タロウさん、そんな予定あります?」 レオ「また他人任せな……」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.111 ) |
- 日時: 2009/12/03 19:07:18
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- 忠「…実は、ヴェルレイド軍の幹部にして八人の精鋭戦士[ネクロム・ナイツ]の一人―[dr.ゴーディラス]による強化改造を施されたうえ洗脳された一部のデジモン達の仕業…というのはいかがでしょう?」
・ ・ ・
一方、[虚圏]では………
???「クフフフ…♪なかなかに面白い事になっているな…。だが、こんなものではあるまい?属性魔王神よ…。」
恐らくは研究室と思われる部屋の中―その薄暗闇の中で一人、モニターに映っている様子を見ている者がいた。 髪は白髪。顔には独特の面紋が刻まれている子鬼を模した白い骨の仮面と、小柄な体型。
???2「ほほう…、やはり我の予想通りだったか。」 ???「おや…、来てらしたのですか?グァルゾディアどの…。」 グァルゾディア「この[融合現象]の起きた世界を見たら、必ず実験をすると思っていたぞ?ゴーディラス…。今回は如何な実験をしているのだ…?」
ゴーディラス「クフフフ…、あの[デジモン]とやらの身体を構成する情報に、ちょちょいと細工を…ね?」 グァルゾディア「…[強制進化]に[洗脳]か…、相変わらずの様だな…?だが、どうやら三人の属性魔王神のうち一人は[魔力の使いずぎ]による熱暴走で動けない…。それでも、他の者達が厄介だな…?」
ゴーディラス「…彼等を中心に半径数百km範囲内に、奴等の味方らしき一団の動きを確認しました。…戦闘が起これば、その音の大元に移動して彼等に加勢する事でしょう。だから、事前に数人ほど…」 グァルゾディア「送り込んだか…。誰をだ?ヴェルレイドか?それとも、十刃(エスパーダ)か?」
ゴーディラス「クッフッフッ…[両方]、と申し上げたら…?」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.112 ) |
- 日時: 2009/12/03 20:26:01
- 名前: シロッコ三世
- 同時刻、崖近くの森
ピチュー「ん〜〜〜、この近くのはずだけど・・・・」 ルイージ「う〜〜〜お腹空いたよ〜〜〜」 リィンU「しっかりしてください!皆だってお腹空いてるんですから!」 チェリク「あるぅ〜〜〜ひ、森のなか〜〜〜〜〜♪」 こちらでは数人、ピチュー、ルイージ、Qちゃん、そしてリィンUとチェリクのAUデバイス、そしてその後ろにはリィンと同じ銀色の髪をした黒服の女性がいた。 ピチュー「それにしても・・・・・まさか貴方が生きてたなんてね」 Qちゃん「そうですね、貴方はたしかなのはさんの世界ではもう11年前に自ら消滅したはずなのに」 ????「私も驚きだ。気がついたときには私はお前たちの前にいたしあの小さくて泣き虫だったお前がこんなにまで成長していたのだからな」 リィンU「ということは貴方も知らないのですね?初代リインフォース」 リィンフォース「ああ、先ほども言ったとおり、私はいつの間にか転生し、いつの間にかお前たちと行動をともにしているのだからな」 ???「ああ!僕を忘れないでください!」 そういってリィンフォースの横を歩いていたイモムシのようなデジモンが叫ぶ。 リィンフォース「ああ、すまなかったなワームモン」
ワームモン 成長期 幼虫型 フリー種
気弱で臆病な性格の幼虫型デジモン。ブイモン等と同じ古代種族の末裔で、特殊なアーマー進化をすることができるが、単体でのワームモンは非力で、大型のデジモンには到底かなわない。しかし、デジメンタルの力でアーマー進化することで、信じられないようなパワーを発揮することができる。また、脆弱な幼虫が力強い成虫に成長するように、ワームモンもいつの日かパワー溢れる成熟期へと進化すると言われている。まさに未来への可能性を秘めているデジモンなのである。必殺技は粘着力の強い網状の糸を吐出し相手の動きを封じこめてしまう「ネバネバネット」と、絹糸のように細いが先端が尖った針の様に硬質な糸を吐出す『シルクスレッド』。
ピピピ!
???『ルイージ。近くで戦闘がおきてる』 ルイージ「え!?本当かいテリアモン」 途端、ルイージは胸ポケットから緑色のデジヴァイスバーストを取り出し、そこから耳の長い緑のラインが入ったデジモンを出現させる。
テリアモン 成長期 獣型 ワクチン ・プチツイスター ・ブレイジングファイア ・ダブルタイフーン 頭部に1本角を生やした、謎に包まれたデジモン。体構造から獣系のデジモンであることは分類できるが、どのような進化形態を経たのかは依然分かっていない。また、稀に双子で誕生するという噂も存在する。非常に可愛らしいタイプのデジモンで、ゆったりとした行動からはとても“戦闘種族”としてのデジモンを実感することができないが、戦闘の際には、その見た目以上のパワーを発揮する。得意技は両耳をプロペラの様にして小型竜巻を起こす『プチツイスター』。必殺技は高熱の熱気弾を吐き出す『ブレイジングファイア』。また、双子の片割れであるといわれるロップモンとの合体技である『ダブルタイフーン』も強力な威力を持つという。 テイマーズのテリアモンとは別の存在。
テリアモン「うん、西にある崖から完全体の反応が4つでてるよ。行く?」 ルイージ「ええ〜〜〜・・・・どうしようピチュー君・・・・」 ピチュー「とりあえず行ってみよう。レナモン!」 そう言ってピチューは裏ポケットから白いデジヴァイスバーストを取り出し、こちらからは狐のような獣人型のデジモンを召還する。 レナモン「・・・・どうした?」 ピチュー「実は西の崖で戦闘が起きてる。ちょっとテリアモンと一緒に見てきてほしい」 レナモン「・・・・承知。行くぞテリアモン」 テリアモン「ああ、待ってよレナモ〜〜〜ン」 そういいながら二体は森の奥へ行く。 ピチュー「僕たちも行こう。チェリク!リィンフォース!ツヴァイ」 リィンU「はいです!」 チェリク「はいは〜〜〜い♪」 リィンフォース「わかった」 ルイージ「ああ!みんな待ってよ〜〜〜〜!」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.113 ) |
- 日時: 2009/12/03 21:27:30
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ズドドドドドドドドッ!!
テリアモン「うわあっ!!?」 レナモン「何っ!!?」
先行していた二匹は、いきなりの攻撃に驚きながらも回避する。そして、レナモンが見たのは………
レナモン「これは…蜂…!?」
レナモン達がさっきまでいた場所に刺さっている数匹の蜂だった。中には二、三本ほどの木の幹に丸い穴を開けてから突き刺さっている蜂もいる。
???1「そう…それは、俺の影武[砕蜂]で撃ち出した弾丸―[苦魔蜂]さ。毒はねえが、その威力はマグナム銃とほぼ同等だ…。」
テリアモン「レナモン!他にもいるよ!?」 レナモン「むっ…!?」
すると、周囲の木々の影から一つ目骸骨の仮面をかぶった異形の集団が現れた。数にして、4・50人ぐらいだろうか。
???1「先に名乗っておくが、俺はデストレイ=ガイス。こいつらは雑兵格の[グローグ]だ。…てめえらを属性魔王神どもの所に加勢に行かせるなと、言われてるんでね?手加減しねえぞ…!?」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.114 ) |
- 日時: 2009/12/03 23:49:08
- 名前: 孝
- ライヒモン
ハイブリット体(究極体級) 戦士型 バリアブル種 レーベモンとカイザーレオモンが融合して誕生した戦士型デジモン。伝説の十闘士「エンシェントスフィンクモン」の力を強く受け継いでいる。“闇の守護帝”と呼ばれており、戦闘の目撃例が一切無い。
必殺技は周囲の物理法則を無力化させる暗黒定理〜シュヴァルツ・レールザッツ〜
ちなみに、ライヒとは、ドイツ語で帝国という意味合いがあるらしい。
ピチュー達やヴィヴィオ達のいる場所から更に離れた山岳地帯。
鏡夜「………はぁ、全く。氷牙ってばまた無茶して…お陰でめんどくさい事になっちゃったよ…」
ため息を吐く鏡夜の周りには…
「はっはぁ!人間!てめぇのデータを食わせろ!?」
七大魔王・暴食のベルゼブモン。(テイマーズとは関係なし)
究極体 魔王型 ウィルス種 七大魔王の一体で七つの大罪の暴食を司る。多くの悪魔系デジモンを統べる能力を持ちながら、群れるのを嫌って常にあえて単独行動する。非常にプライドが高く性格は冷酷無慈悲であるが、弱者を攻撃する事は好まない。大型バイク型マシーンの愛車ベヒーモスを乗りこなし、攻撃の際は二丁のショットガン「ベレンヘーナ」と自身の爪を用いる。
必殺技は、両手のベレンヘーナで敵を蜂の巣にする『ダブルインパクト』。
「ほっほ。お主の欲をみせよ」
七大魔王・強欲のバルバモン。
究極体 魔王型 ウィルス種
長い髭の老人の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王デジモン”の一体である。悪魔の巣窟であるダークエリアの中心部に存在し、堕天使型デジモン達を操って悪の限りを尽くす。ネットワーク内に存在するあらゆる財宝に執着し、物欲のためならば手段を問わず、一欠けらの財宝のためにデジモンを殺す強欲で残忍な性格である。堕天使型デジモンの他に、究極体のデスモンを造作もなく操る七大魔王屈指の狡猾な策略家でもある。
必殺技は生きては戻れない地獄へとデジモンを誘い、邪悪化させる魔杖『デスルアー{死への誘惑/餌の意}』と、ダークエリアの邪悪のエネルギーを一斉解放し、全てを焼き尽す超高熱爆破『パンデモニウムロスト{破滅の意}』。尚、ベリアルヴァンデモンの必殺技『パンデモニウムフレイム』でさえ、このエネルギー量の極一部でしかない。
「うふふ、可愛い坊や。食べちゃいたいくらい」
七大魔王・愛欲のリリスモン。
究極体 魔王型 ウィルス種
女性の姿をした魔王型デジモンで“七大魔王”デジモンの一体でもある。元々はオファニモンと同種族だったと考えられており、堕天して “暗黒の女神”と呼ばれるようになった。妖しくも美しい容姿で相手を惑わし、その誘いに乗ったものは必ず死が与えられるといわれる。“暗黒の女神”の名に相応しく、悪に対しては寛大であるが善に対しては冷酷非道の施しをする。右腕の魔爪「ナザルネイル」は触れるもの全てを腐食させる。
必殺技は暗黒の吐息で相手の体を蝕む『ファントムペイン』。この呪い受けると体の末端からデータが消失し、死してなお、その痛みに苦しむといわれている。
「お前…強い力…感じる…その力…欲しい」
七大魔王・嫉妬のリヴァイアモン。
究極体 魔王型 ウィルス種
その怪物の持つ余りにも強大な力への恐怖から“悪魔獣”と呼ばれ、“七大魔王デジモン”の一体に数えられているデジタルワールド最強の怪物が存在する。デジタルワールドすら呑みこむという巨大な顎を持つその長大な怪物は、ダークエリア付近のネットの海底に眠っていると伝えられ、一度目覚めさせれば、頂点に位置する如何なるデジモンをも見下し、他の魔王型デジモンはおろか天使型デジモンでさえ恐れ逃げ出すと言われている。しかし、デジモンとしてデコード(解読)できる限界の存在で、姿を現すことは皆無に等しく、デジタルワールドに巣食う根元的な悪の存在だとも言われている。
必殺技は、巨大な顎『ロストルム{羅:くちばしの意}』で全てを破壊し、長大な尾『カウダ{羅:尾の意}』で全てを薙ぎ払う。
「グルルルルル…」
七大魔王・憤怒のデーモン。
究極体 魔王型 ウィルス種
多くの悪魔型デジモンや堕天使型デジモンを率いる魔王型デジモン。デーモンは元々はデビモン等と同じく天使型デジモンであり、その中でも特にレベルの高い存在であった。しかし、デジタルワールドの善の存在(恐らくはデジタルワールドを構築した人間)に対して、反逆あるいは猛威を振るったためダークエリア(消去されたデータの墓場)へとデリートされてしまった。彼等は、いつの日かデジタルワールドを征服し、善の存在への復讐を誓っている。また、その反逆戦争の時に彼等を率いた、究極体の中でも最強だった「超究極体デジモン」を密かに復活させようと企てている。
必殺技は、超高熱の地獄の業火『フレイムインフェルノ』。この技を受けると、跡形も無く燃やし尽くされてしまう。
「………グガアアアアアアアアアアッ!!!!…」
七大魔王・怠惰のベルフェモン・レイジモード。
究極体 魔王型 ウィルス種
千年に一度の周期で眠りから覚める“怠惰”な魔王型デジモン。七大魔王の1体で、「スリープモード」から本来の姿である、怒りの形態「レイジモード」へと覚醒した状態である。“怒りの権化”であるこのデジモンは、視界に入るもの全てを破壊し、葬られたデジモンのデータはデジタマに還元されることなくダークエリアの中心に送られ、魔王デジモンの餌となる。その咆哮ひとつで、完全体以下のデジモンは跡形もなくデータ分解され即死し、たとえ究極体デジモンであっても致命的なダメージを受ける事になるだろう……。
必殺技は体に巻きついた鎖から発する黒い炎で攻撃するランプランツス。 地獄の炎をまとった爪から繰り出すギフトオブダークネス。
そして……
「君のプライドをズタズタに引き裂いてあげましょう。」
七大魔王・傲慢のルーチェモン・フォールダウンモード。(フロンティアとは関係なし)
完全体 魔王型 ウィルス種
聖と魔を併せ持つ究極の魔王型デジモンで“七大魔王デジモン”最強の存在。超古代に反逆戦争を起こし、多くの魔王型デジモンと共にダークエリアに封印されていた。その力は他の究極体をも超え、“神”と呼ばれる存在に匹敵すると言われている。全てのものを慈しむ神のような一面も持ちながら、この世界全体を破壊せんとする悪魔の様な相反する存在である。そのためこの世界を一度破壊し、新たなる新世界を創造することを目論んでいた。
必殺技は打撃の乱舞で敵を空高く舞い上げたあとに、敵の四肢を固定して地面に叩きつける破壊技『パラダイスロスト』 聖と魔の光球で立体魔方陣を作り出し敵を封じ込める『デッド・オア・アライブ』。この魔方陣に閉じ込められると完全に消滅するか、大ダメージを負うか1/2で決まってしまう。
鏡夜「………はぁ〜〜〜…御託はいいから…かかってきなよ?魔王型デジモン君達…10…ううん、4分で片づけてあげるから♪」
ニッコリ…
ゆっくりと微笑む鏡夜。
同時に…
ゾクリ!
七大魔王デジモン達は今更ながらに鏡夜に恐怖を覚えた
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.115 ) |
- 日時: 2009/12/04 16:54:01
- 名前: シロッコ三世
- ピチュー「しゃらくさい!!アイスミサイル!!!」
バシュシュ!!!ボキュン!!!ビキビキィ!!
グローグ『ぎゃあああああああああ!!!!!』 ガイス「ちょえええ!?何突然攻撃してくるのあんたら!!」 突然氷のミサイルで攻撃してきたピチューに突っ込むガイス。 ピチュー「だってメンドイんですよ。あんた達みたいな雑魚相手にするの」 ガイス「いやいやいや!!それでも戦えよ!!一応あんたもメンバーの一人なんだから!!でなきゃ俺らが出て来た意味無いじゃねぇかよ!!」 リィンフォース「そうだぞピチュー。腐ってもあいつはおそらく戦士だ。秒殺でもいいから戦ってやったらどうだ?」 ピチュー「へぇへぇ、わかりましたよ。戦えばいいんでしょ?戦えば。チェリク〜〜。ユニゾンしてあいつら秒殺するよ〜〜」 チェリク「はいは〜い、わかりました〜〜〜〜♪」 ガイス「・・・・なんで俺が担当する相手はこんな奴等ばっかなんだ・・・?前の任務だってそうだよ・・・・何で人が好きで酔っ払いの暗殺なんかしなきゃならないんだよ・・・・・ゴーディラスの野郎・・・・ぜってぇアイツの胴体から上吹き飛ばして俺が幹部の座に居座ってやる・・・・・・」 ルイージ「何か下っ端のサラリーマンみたいなこと言ってるね、あの人・・・」 リィンU「聞かなかったことにしましょう」
ピチュー「さて、いくよチェリク、キュアロック」 キュアロック『準備OKです、マイマスター』 チェリク「おっけーですよ〜マスターピチュー」 準備が整い、専用デバイスを構えるピチュー。
ピチュー「いっちょ暴れますか!!キュアロック!!セットアップ!!」
『セットアップ!』
瞬間、ピチューの周りを黒と白銀の光が包み込み、そして中からはさっきまでしていた白衣とは対照的な、黒く長いマントにベルトを数本巻きつけたような黒い上着と長ズボン、そして黒いサングラスと腰に黒の鞘に入った銀の大太刀が取り付けられた姿になっていた。 ピチュー「さぁ、お前の最後を語らせてやろう」
ピチュー・トラクションフォーム・・・・マイデバイスであるキュアロックによって変身した最初のフォーム。主に大太刀に変形したキュアロックによる斬撃や氷属性魔法でのバインドおよび攻撃を得意としている。
ピチュー・ストラクションフォーム・・・・トラクションフォームから変身したピチュー最強フォーム。本来ピチューは二刀流を主流としており、そのためにキュアロックも双剣に変形している。姿もがらりと変わり、マントとサングラスが外され、バリアジャケットの色も黒から銀に変わり、スピードも極端に上昇する。
氷華十字一閃(ひょうかじゅうじいっせん)・・・・ピチュー専用秘奥義。双剣の片方を頭上に放り投げ、油断して近づいてきた相手に隠していたかあるいは鞘を変形させたもう一方の剣を相手の腹に突き刺し横へ一閃。そして最後は投げた刀を掴みカートリッジリロードして氷の魔力を注ぎ込んだキュアロックで縦に一閃する。そしてその後ピチューが後ろを向くと、相手は切り口から無数の氷の華が咲き、そのまま破片となって爆発する。
セルシウスキャリバー・・・・ピチュー専用秘奥義。氷と雷の力を注いだ双剣で相手を切りまくり、最後に巨大な剣で相手を一掃する技。
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.116 ) |
- 日時: 2009/12/04 21:20:25
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ガイス「…なっ…(おいおい、データとかなりかけ離れてるじゃねえか!?…ゴーディラスの野郎…絶対ぇぶっ殺してやる…)」
???2「ヒヒヒ…そうは問屋がおろさねえぞ?俺の技で、同士討ちでもしてな!?」
すると突然、デストレイ以外の声が周囲に響き渡る。 ガイス「…ちっ、ゼブル…援護が遅過ぎるんだよっ!!?」
ギシッ!!
そして、ピチューは自らの身体に違和感を感じた。まるで、糸を巻きつけられた様な…そんな感覚を…。
ピチュー「!?…何これ…?」 ゼブル「ヒヒヒヒィ〜♪これこそ俺の[影武]、[黒影糸]!!てめえの影はすでに俺の支配下さ…。つまり、影と繋がってる本体のお前は俺の操り人形と言う訳だ♪てめえは、影と同じ動きしかできなくなる…。その証拠に、そぉれっ!」
グイッ!
ピチュー「おっ?」 ゼブル「ヒヒヒィ〜♪これで分かっただろう?…さあ、その自慢の剣で味方を斬るなり突くなりして、同士討ちしやがれぇ〜!?」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.117 ) |
- 日時: 2009/12/04 21:39:46
- 名前: シロッコ三世
- ピチュー「ホイ」
ばきぃ!!
ゼブル「あげふ!?」 突然、ゼブルの影から拳が飛び出し、ゼブルを殴る。 ゼブル「??」 ピチュー「あ、ごめんね〜〜〜、実は僕この手の技に対して粗方対策とってるんですよ。ほい忍法[影剣山]!!」
ズガガガガガガガガガ!!!!!!!!
ゼブル「あsdfghjkl;:!!!!!???????」 途端、ピチューが持ち前の馬鹿力で無理やり印を結び、影の剣山でゼブルを串刺しにする。 ガイス「ぜ、ゼブル!?(馬鹿な!!あの影使いのゼブルが秒殺されるなんて・・・・)」 ピチュー「さらに付けくわえとく、僕は昔はやてさんの所でお世話になってた時にシグナムさんとの修行でこういう影属性の技や眠り以外の症状は効かないようになったんだよ。僕達と戦うならそこら辺調べとけボケ」
|
Re: 異世界大戦記〜その4〜 ( No.118 ) |
- 日時: 2009/12/04 23:15:47
- 名前: 忠タロウ+その他の皆様
- ガイス「くっ……くっくっくっ、あんたさっき何て言った?[眠り以外]とかなんとか…」
ピチュー「…ん?言ったけど…何?」
ガイス「[毒蜂・蒼雀]!!」
ドドドンッ!!
すぐさま、デストレイは砕蜂から数匹の蒼い蜂を連射する。しかし、ピチューは身体を少し動かすだけで全て回避した。
ピチュー「そんなの当たらないって…」 ガイス「弾けろっ!!」
だが、それこそがデストレイの狙いだった。彼の声に蜂達は炸裂し、蒼い煙をまき散らした。
ボボボォンッ!!!
ピチュー「うっ!?(クラッ…!)…し、しまっ…」
ガイス「ふふふ、自分から弱点バラすとはな…ボケはあんたの方だぜ?それは睡眠毒を持つ蜂だ。一度喰らえば…やがててめえは、夢の世界に…。そして…おら、グローグども!!もっと来いやぁっ!?」
ズズズズ…!!!
すると、その声に従い周囲から先ほどの倍の数のグローグ達が出現した。軽く百以上はいるだろう。
ルイージ「うわわわっ!!まだこんなにいるのぉ〜!?」 ガイス「はははは♪俺の作戦勝ちだな?ここでまとめて葬ってやるぜ!?(…それに、他の奴等の方にも俺らの様なヴェルレイド達や…グァルゾディア様と同盟を結んだ、[奴]の配下…[十刃]の一人も、共に来てるしな♪)」
|