Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.8 ) |
- 日時: 2008/04/18 00:39:15
- 名前: ねね(凛華
- 絢魅(清世の言葉に、はっと我に返ったように眼を見開き)
「い、いえ、別に……。 ただ、なんとなく、ちょっと……。 (困ったように眉を寄せて、途中で言い淀む)
片倉「……そういえば、政宗様」 (政宗に向きなおると、すいと眼を細めて) 「毎度毎度、目的と違った戦を仕掛けるのはやめて下され。 別の何者かに、もとよりあるはずもなかった隙を突かれるとも限りません」
あら半兵衛! (今気づいた、と言わんばかりにわざとらしく驚いて見せるが、すぐにくすり、と笑い) お気づかいどうも。 でも貴方がいたからと言って、あたしと秀吉様の間に水なんてさされなくてよ? (悪戯っぽく目もとを細めて見せる)
望月……清世……。 (秀吉の言葉を反復して、考えるように眉を寄せ) この乱世の世で、戦を葬ろうなどと考える輩がいるなんて……。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.9 ) |
- 日時: 2008/04/18 01:50:44
- 名前: 半兵衛(沖見あさぎ)
- 参照: http://tool-4.net/?mysugarcat
- 清世「ちょっと?
…どしたー。何かあるなら俺に言ってみろ、俺に! (どんと自分の胸を叩いて笑い)」
伊達「(一瞬ぎくっと肩を強張らせ、しかしすぐ取り繕うように笑って) ……Ha-ha,なんのことだ小十郎? 俺がそんじょそこらの奴等に遅れ取るわけねーだろ?」
何を言うんだ、秀吉。 君には頭脳などでは及ばない才……力があるじゃないか。 僕はそちらのほうが羨ましい気もするけどね? ……でも、君が僕を必要としてくれるというのなら。 どこまでもついていくよ、秀吉。 ――――そう、命続く限り……ね。 (一瞬ふっと表情を曇らせるが、すぐに平素通りに戻って)
確かに。 またいつ魔王殿に呼び出されるかわからない……。 あの方は気まぐれだからね(呆れたように肩を竦め)
ああ、ご帰還致しました、奥方様。 (恭しすぎるくらいの動作で頭を下げ、顔を上げれば笑って) あれ、そうだったかい? じゃあ本当に野暮なことをしてしまったかな。 秀吉も言っていたけれど……留守中に変わったことはなかった? 戦などでなく、内政方面で。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.10 ) |
- 日時: 2008/04/18 18:58:07
- 名前: 秀吉(栞
- 参照: http://www.geocities.jp/akatukiquartet
- 緻密な知略の前には、力も無力に等しい時もある。
だからお前には豊臣の頭脳として、存分に活躍して貰わねばな。 (訝しげな表情になるが、すぐに口を開いて) 必要としているに決まっているだろう。 だがな…我より先に逝くなど許さんぞ、半兵衛。 無論、寧もだ。心しておけ。
本当に、な。 だがあの気まぐれが、いずれ戦局を動かすことになるのだろうな…。 つくづく恐ろしい魔王様、だ。
………。 無駄な戦をしろとは俺も言わん。 優秀な人材が減ってゆくばかりだからな。 …案外根本は同じ思想なのかもしれん。…いずれ俺が、戦を無くそうと思うのと同じで。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.11 ) |
- 日時: 2008/04/18 21:18:58
- 名前: ねね(凛華
- 絢魅「……清世さん。
なんだかものすごく、頼りがいないですって、それ」 (呆れたように息をついてから、少し眉間に皺を寄せて) 「別に、なんでもないんです。 ただちょっとだけ、羨ましいなぁ、と思わなくもないな、と」
片倉(そんな政宗の素振りに目を細めて) 「どうやら自覚がおありのようでなによりです」 (はぁ、と溜息をついて) 「そんじょそこらの奴らだけを相手なさる気なら結構ですが。 残念なことに貴方が戦に夢中になる相手はそんじょそこらの奴ら、の域を越えている者が多いでしょう。 そんな者たちとの戦に興じるあまり、その他大勢に隙を突かれないとは限らない、と申しているのです」
まあ、奥方様だなんて! 名前で呼んで欲しいわよ、どうせなら。 (人差し指を立てて、唇に当てて見せ、にっこりと笑顔を半兵衛に向ける) それに、ね。 半兵衛、あなたがいたところで今更、なんの障害にもならなくてよ? ずっと昔から、一緒にいたんだもの。 いなくなるなんて、考えられないでしょう? 内政面……。 (少し考えるような素振りを見せて) 別に……特に変わりはないと思うけど? あたしの把握している以内では、だけれどもね。 心配なら、貴方のその瞳で確かめてみてはいかがかしら? (またもいたずらっぽく目じりを細めて)
(秀吉の言葉に、仄かに笑い返して) その言葉、そのままそっくりお返しいたしますわ。 秀吉様こそ、このねねより先に死ぬことなど、許しませぬ。
(秀吉と半兵衛の会話を聞きながら、可笑しそうに笑って) あら、信長様のことを気まぐれだなんて。 あたしは好きですわよ。 あの方はなんだかとても愉快ですもの。
そうですね……。 戦をなくさんとするその思想は、本当に素晴らしいものだと思います。 でも、この乱世に仲介で戦を無しくてしまおうなんて。 ……なんだかとても、面白い人たちですね。
(少しの逡巡の後、す、と真面目な顔になって) ……秀吉様。 ねねから秀吉様に、お願いがございます。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.12 ) |
- 日時: 2008/04/18 23:30:45
- 名前: 秀吉(栞
- 参照: http://www.geocities.jp/akatukiquartet
- 俺は喪う事を恐れる奴だ。
だから自分より先に近しい者が逝くのは見ていられん。 だが…寧、俺はお前に看取られて逝くのなら本望だ。
愉快、か。 酔狂ではあるな、確かに。
…そうだな。 いつか最強の軍を作り、国を統一して大安をもたらしたいという気持ちは皆同じであろう。 あの男…いや、あの軍も、そのような思想であるような気はするが。 何にせよ…邪魔立てするのならば容赦はしないが。
…何だ? 申してみよ、寧。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.13 ) |
- 日時: 2008/04/18 23:54:05
- 名前: ねね(凛華
- 秀吉様!
(怒ったように声を上げ) 人はいつかは死に逝くものです。 それは人の性、どうしようもありません。 ありませんが、しかし、本望などと……! そんな縁起でもないこと、ねねは望みませぬ!
ええ、本当に。 まことに、面白き方ですわ。
太平の為、と皆が犠牲を踏み越える中、その軍はその犠牲すらも拒むのですね……。 秀吉様とも、正面から対立する日も遠くはないのでしょう。
はい。 ……次なる御出陣の際は、どうかこのねねも、ご一緒させてくださいませ。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.14 ) |
- 日時: 2008/04/19 00:37:22
- 名前: 秀吉(栞
- 参照: http://www.geocities.jp/akatukiquartet
- (苦笑しながら)
それも俺とて同じこと。 寧がそれを望まぬように、俺だって望んではいない。 …そうだな、寧。 大事な事を忘れていたようだ。 人は死にゆくもの。…ならば、別れの際には悔い無きよう送り出すのが道理というもの、か。 死にはしないさ。 天下を取り、夢を実現させる為にもな。
…そうだな。 女子供もいると聞くが…何にせよ、あちらが犠牲を望まぬと言うのなら、いっそ有望な人材を我が軍に入れても良いのやもしれん。
(僅かに瞠目) …寧。 ……本気で言っておると、思って良いのだな?
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.15 ) |
- 日時: 2008/04/19 15:58:14
- 名前: ねね(凛華
- (にっこりとほほ笑んで)
秀吉様が生き続けるのなら、ねねも死にません。 ねねは秀吉様と常に共にある為に生きているのですから。
しかし、それだけの志を持つ者たちです。 そう簡単には、行くことはないでしょう。
……濃姫様は、先の戦でも見事に信長様と共に御出陣を果たし、見事にお働きになられたとか。 本陣を守ることがいかに大切かはわかっております。 しかしねねは、秀吉様と共に戦場に出たいのです。 足手纏いにも、ましてや死ぬようなへまもいたしません。 どうか、次なる戦の折はこのねねも共に……!
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.16 ) |
- 日時: 2008/04/19 17:51:34
- 名前: 秀吉(栞
- 参照: http://www.geocities.jp/akatukiquartet
- …そうか。
ならば寧よ、俺が死ぬまで共に生きろ。 それなら良いだろう?
…そうであろうな。 志操の高さでは、この豊臣軍にも引けを取らないかもしれん。
(珍しく迷いのあるような表情になり) …寧の実力は十分に理解している。だが…。 ………必ず、必ず無事で共に帰ると、約束しろ。
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Re: 戦葬 -ikusasou- // 06 ( No.17 ) |
- 日時: 2008/04/19 21:48:12
- 名前: ねね(凛華
- (和やかに目元を細めて微笑み)
もちろんです。 秀吉様も、そうしてくださるのなら。
そういう輩は、何かと手ごわいものです。 もしかしたら我が豊臣軍の、最大の障壁になるやもしれません。
ご安心くださいませ。 ねねは必ずや、何処へ行こうとも秀吉様のお傍へ帰ってまいります。
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