トップページ > 過去ログ > 記事閲覧
スマブラメンバーの旅館ぶらり旅
日時: 2009/04/13 12:17:01
名前: ミクトラン二世

どもぉ〜ミク二でぇ〜す
シュウ「この作品は大乱闘スマッシュブラザーズIMPACTOの外伝のようなものだ。」
ココではバトルよりギャグ中心でお願いいたします。

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |

Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.45 )
日時: 2009/06/18 02:08:42
名前: ていと

ライナス「・・・んで、なんで、あたっちまうんだ?訳がわからねェ・・・。」

そう、旅行券があたってしまったのである。
そして、ライナスには温泉なぞ興味はない。

ライナス「(しょうがねェ・・・。カイとカノンノに押し付けるか)」
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.46 )
日時: 2009/06/18 22:30:55
名前: カイナ

ゼロス「んあ? ライナス君じゃねえの。こんなとこで何やってんの?」

するとそこに現れたのはアドリビトムのメンバーの一人―ゼロス・ワイルダー。ライナスはその姿を見ると明らかな程に表情を歪めながら返す。

ライナス「ちっ、テメエこそ何でんなとこにいやがる?」
ゼロス「俺様? ああ俺様はハニーとのデートの帰り♪ ところでライナス君、何持ってんの?」
ライナス「ああ? 温泉の旅行券だよ。俺ぁいらねえからカイとカノンノにでも押し付けるつもりだ」
ゼロス「ほぉ〜う?」

ライナスの言葉を聞いたゼロスは悪戯を考え付いた子供のような笑みを浮かべており、ゼロスはその笑みを浮かべたまま言う。

ゼロス「ライナス君。その券、俺からカイ君とカノンノちゃんに渡しとくからさ、ちょうだい」
ライナス「あぁ? んなの信用できるわけ……ちっ、分かったよ」

ライナスは断ろうとするもののゼロスから微妙な殺気を感じると渋々券を手渡す。それを受け取るとゼロスはにやっと笑いながら言った。

ゼロス「サンキュッ。んじゃ俺様はこれで、そいじゃね〜」

ゼロスはそう言うと去っていき、あまりの展開の速さにライナスを除く全員が唖然としていた。

ゼロス「(とりあえずこの券にちっと細工してからカイ君達に渡さないとな。いや〜、考えただけで面白そうだぜ〜)」

ゼロスはアドリビトムへの帰り道を歩きながら券を見てにやにやと笑い、何かを考えていた。
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.47 )
日時: 2009/06/18 23:33:41
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ベラル「(ちょいと、見た?あの赤髪ロン毛のお兄さん…。何か怪しい事企んでる顔してるよ?)」
ゴラル「(うんうん、もしや…券の表記に何か細工施そうとでもしてるっぽいよねぇ〜?)」

その様子を見た悪魔コンビは、営業場所の台の下にしゃがみ込みながらひそひそと話しこむ。

ベラル「(恐らく、カイとカノンノの二人に…そりゃもう、vvvとかvvvvvvvvvvとかな展開に進めるためじゃね!?)」
ゴラル「(…麻帆良学園の女子は意外と進んでるし…カノンノちゃんだって女の子だし、そっちの知識はなくはないよねぇ〜?♪)」
ベラル「(まあ、ルイギみたいとは言わんが、あれに券渡したライナスにも多少なりと…)」
ゴラル「うんうん。責任があるんじゃないかな?まあ、その券を渡した俺らも俺らだけど…商品をどうするかはお客様次第だしー?)」
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.48 )
日時: 2009/06/19 23:50:07
名前: ていと

ライナスはというと・・・。

ライナス「(おい、ゼロス・・・。妙なまね一つでもしてみろ、細切れにしてやる)」

かなりの殺気を放ちながら、ゼロスを尾行していた
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.49 )
日時: 2009/06/21 18:11:19
名前: 忠タロウ+その他の皆様

ゼロス「うおっ!?(ゾクゾクッ)…何だ?この背筋の悪寒は…!?」





ベラル「さて…まだいっぱい宿泊券がある訳だが…」
ゴラル「悪役の皆さんがたくさん来てくれたおかげで、大分減ったんだけどね…?あと、数枚ってトコかな。」

ベラル「むっ…!あそこにいるのは…四聖獣騎士に時空の勇者の片割れ!!」

勇輝「あ…、ベラルにゴラル!こんな所で何してるの…?」
章悟「大方、ネクロス・グループ主催の福引の仕事請け負ってるからだろ?」
絵美里「あー!見てあれっ!?テレビやエアコンがあるよ〜?」
修治「いや、それだけじゃねえぞ!?一等賞が旅館四泊五日宿泊券だってよ〜♪」

メイル「わあー!すごいね〜、勇輝くん!?」
勇輝「…う、うん。そうだね(///)」

ベラル「 (ギュピーン♪)見たトコだと、ここで何か買い物してたんだろ?なら、福引一回やる権利がある訳だ♪」
ゴラル「どうぞ、どうぞ♪あと言ってなかったけど、この温泉旅館には[混浴湯]があるんだよね?」

勇輝「…こ、こんよく〜っ!!?(///)」
メイル「…はわわ…っ!(///)」

章悟「…お前ら、何でそんな事先に言わなかったんだよ…!?」
修治「…こ、混浴…!!それこそ、カップルとなった男女らが入れる二人だけの世界ってか!?」

章悟「イロモノは黙ってろ。」
スパーン!!

修治「いてーっ!!!」

ベラル「まあまあ、そんな事言わずに〜?…特に勇輝くん。ちょっと、耳貸して?」
勇輝「え?」

「「こしょこしょこしょ…」」
勇輝「ええ…っ!!?(///)」(ボンッ!!)

「「こしょこしょこしょこしょこしょ…♪」」
勇輝「あ…ああ…(//////)」(シュウウ…!!)

「「(止めッ♪)こしょこしょのこしょっ♪」」
勇輝「(ピ―――ッ!!!)…はうう…。(/////////)」

バタッ!

メイル「きゃああっ!?勇輝くん、しっかり〜!!」
絵美里「ありゃりゃ…。顔真っ赤だね〜?まるで、ゆでダコだ〜…」
章悟「…一体何吹きこんだんだ、あんたらは〜!?」

ベラル「ふふふ…。」
ゴラル「企業秘密…。言ったら発禁物だから、それをヒントに思い浮かべてみな♪?」
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.50 )
日時: 2009/06/24 18:14:00
名前: カイナ

スティル「で、やってみる?」
メイル「せっかくだし、やってみようよ?」
勇輝「う……うん」

勇輝はまだ赤い顔のままそう言ってガラガラを回す。と例によってと言うかその中からは一等賞を示す玉が転がり出てきた。

スティル「お、一等賞!」
ベラル「嘘っ!?」
ゴラル「どうして三人連続で一等賞が出るんだよ!?」

スティルが驚いたような声を上げ、ベラルとゴラルは納得いかねぇと言わんばかりに大声を上げていた。ちなみにメイルは微笑んで喜んでおり、勇輝はまだ顔を赤くしたままだった。

その頃、アドリビトム本部。カイとカノンノはここしばらく仕事が無いため、暇を持て余していた。

ゼロス「たっだいま〜」
カノンノ「あ、ゼロス。お帰り〜」

そこにゼロスが入り、カノンノが微笑みながら出迎える。とゼロスは二人を見ながら少しにやっという笑みを浮かべて口を開く。

ゼロス「カイ君とカノンノちゃん一緒か。こりゃ話が早ぇ」
カイ「ん? どういう意味だ?」

ゼロスの言葉にカイが若干警戒しながらそう尋ね返すと、ゼロスはさっきライナスから貰った券を取り出し、カノンノに手渡しながら説明する。

ゼロス「ライナス君から二人にプレゼントだとよ。温泉旅館の無料招待券だ」
カイ「へぇ?……ライナスは?」
ゼロス「急用っつってどっかに行っちまってよ。渡しといてくれって頼まれたんだ」
カイ「ふ〜ん……だが、そんな券一枚じゃ二つの部屋なんて取れないだろ?」

流石に同じ部屋で二人っきりの宿泊というシチューションはいくら相手が彼女とはいえ気恥ずかしさから避けたいのだろうか?するとゼロスは券を見せながらそれに返す。

ゼロス「だーいじょうぶだって。ほら、ここんとこちゃんと二人でもちゃんと個別の部屋を用意しますってあるじゃん」
カノンノ「んーっと、あ、ほんとだ。ほらここ」
カイ「……確かに……?」

カイはその字に何か違和感を感じ取るが何も言えず、カノンノは券を受け取るとにこにこと微笑みながら言った。

カノンノ「ありがとね、ゼロス。お土産買ってくるから」
ゼロス「サンキュー。二人でしっかり楽しんで来いよ。んじゃ俺様はこれで」

ゼロスはそう言うと歩いていく。ちなみにその表情は悪戯どころかどこか腹黒さまで漂わせる笑みだったが、それに気づいたものは誰もいない。

ちなみに、その頃のライナス。

ライナス「むぐぐぐむごー! むっむーむっぐぐぐ!!」(訳:ゼロスの野郎! ぜってえぶっ殺す!!)

ライナスは殺気のあまりゼロスに気づかれ、しかも気づかれた事に気づかずに尾行を続けていると、突然ゼロスがディバイン・ジャッジメントをかましてライナスに攻撃、その隙に距離を詰めて腹に拳を入れて気絶させ、その間にゼロスはライナスを頑丈な鎖でがんじがらめにした挙句猿轡をかませて魔術も使わせないようにし、止めに闇の力を封じる特殊な符をありったけライナスに貼り付けていたため、正に手も足も出ない状態になっていた。
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.51 )
日時: 2009/06/27 21:12:41
名前: ていと

ライナス「(くそ・・・不覚だ・・・。ゼロスくゥ〜〜〜〜〜ん?覚悟、できてんよなァ〜〜〜?)」

そう思った、次の瞬間。

ライナス「アアアアアアアアアアアアッ!!!!」

拘束を、文字通り粉砕した。

ライナス「(ッたく、詰めが甘いんだよ・・・。さて、ゼロスを殺すか)」

にやりと死神の微笑を浮かべると、ライナスは歩き去っていった。
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.52 )
日時: 2009/06/28 18:21:31
名前: 忠タロウ+その他の皆様

そして………その日の夜、一人の男の断末魔の叫びが街に響き渡った事は、次の日の朝刊の一面に出る事となる………。

ちなみに、その被害者の身体は酷いケガをしておりすぐに病院に搬送され、何とか一命をとりとめたという。入院中は何かうわ言で[死神が…]と呟きつつ魘されていた様だが…あえて誰も(アドリビトムメンバーのみ)、追及はしなかったらしい…。





勇輝「…よし、宿泊の準備オッケー。…で、でも…(///)」

先日の福引で、宿泊券を当てた勇輝は章悟達とメイル、エルゼットや父親の正義と剛泉寺総一郎・菊代夫妻の計9名で旅館宿泊の準備を終えていた。後は出発するだけだが…

勇輝「…ベラル達の言葉がまだ…頭から離れないよ…。(///)う〜…」
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.53 )
日時: 2009/06/28 19:56:53
名前: ていと

さて、その事件の張本人は。

ライナス「(さて、どうする・・・。ゼロスのやろう、何をたくらんでんのかわからねェ。ついていくか?めんどくせえし、また券当てんのめんどくさいなァ・・・。さて・・・)」

考えていた。
Re: スマブラメンバーの旅館ぶらり旅 ( No.54 )
日時: 2009/06/28 20:41:47
名前: カイナ

一方、アドリビトムの一室。カイとカノンノもその日たまたま、他のメンバーが全員用があるらしく、二人だけで旅行の準備をしていた。

カノンノ「えーっと、着替えを入れて、お土産買うお金を入れて、入浴道具と……」
カイ「……ま、こんなところだろ」

カノンノが荷物の確認をし、カイも自分の荷物を確認しながら言う。後はもう出発するのみ。しかしカイの心には一つ疑問が残っていた。

カイ「カノンノが持ってる招待券、何か違和感があった気がするんだが……ま、気のせいだろ」

しかし少し考えるとそう結論付けた。

Page: 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |