Re: 世界を彩る物語。 ( No.57 )
日時: 2007/05/12 16:07:10
名前: 阿是羅◆T/m6vOA2DTM

【 恋 幸 時 間 】


その優しさで、温もりで、私を抱き締めて?
不安なの
この幸せが偽物なんじゃないか、って
この幸せがいつか脆く簡単に崩れ落ちるんじゃないか、って

今があるということを実感したいの
何度も「愛してる」って私に言ってほしい
二人で一つの私たちだから


幸せまでの長い長い道を思い出して
涙が頬を優しく撫でる

今まで何回も涙を流した
傷ついて、汚れて、そして哀しくて
だけどこれは、哀しい涙じゃないのよ
私の想いが、夢が叶って嬉しくて嬉しくて
涙に濡れた顔で微笑んだ


一人じゃ「恋」は出来ない
一人じゃ「恋」は「愛」にはならない

誰かがこんなこと言ってた
まるで、私たちのようだね
二人で一つの私たちだもの


いつの間にか、私は貴方に抱き締められていた
「とくんっ」「とくんっ」
貴方の心の音が、生きてる証が
優しく動く

私だけじゃなかったんだね?
貴方も、私と同じ想いだったんだね?

「私たち、なんでこんなに同じなんだろうね?」
「それは・・・」


「二人で一つの俺たちだから」