Re: 世界を彩る物語。 ( No.22 ) |
- 日時: 2007/05/10 18:33:23
- 名前: 深月鈴花
- 参照: http://ameblo.jp/rinka0703/
- 「世界の必然」
まるで心はガラスの箱に閉じ込められていたかのように閉ざしてた。 座り込んで空だけを見上げていた。 地面を見れば鮮やかな華に彩られた春の大地があったのに。 ある日雨が降った。 ポツポツと落ちる様子が面白くて 地面を見た。 そこには枯れた華だけが 世界に広がっていた。
何故こうなる前に気付けなかったのだろうと 涙を流した。 流した涙は頬を伝い地面に落ちる。
また、私の心は閉じたまま。 そんなときに聞こえた君の声。 「地面を見て」 と君はそう言った。 ガラス越しの外には 鮮やかな世界が広がっていた。
君は言う。 「冬を越えると春が来る。冬がないと春はない。
華が咲くには雨が必要。雨がないと華は咲かない。
本当の涙がないと本当の笑顔もない。
本当の涙は華を咲かせる1番の栄養分。
本当の笑顔は華を長持ちさせる最高の太陽なんだ―・・・」
私は確かに聞いた。 もう君がいなくても大丈夫。 私は一人で歩き出す。
また、あなたが生まれ変わって
また、出会えることを信じて―・・・
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