能天気な神サマ ( No.3 )
日時: 2008/04/19 21:59:17
名前: 神凪由華
参照: http://mbbs.tv/u/read.php?id=illustsuki&tid=63

「・・・・。」
ありえないだろ、うん。
つーかありえてたまるものか・・・・。
目覚めると、目の前には、2つの門がった。
【地獄行き】 【天国行き】
いやいやまじで、まじで。俺、何?とうとうサンズノカワって奴を渡っちまったのかよ!?うっそー・・・まじで?それ激ヤバじゃん・・・。
・・・とか俺が錯乱しながら(いや、してるのか?意外と冷静な気がするぜ・・・?)門の前でうなっていると、黒いコートを着た男が出てきた。
「あー・・・今回の奴〜。え〜と・・・名前なんだっけ?まぁいっか。君。」
「・・・俺デスカ?」
「キミ以外ここにいないだろ?」
一見。その男は・・・なんつーか・・・そう・・・。
『死神』・・・・「じゃないから安心して。」
「なにげ俺の心の声読むなよっ!!」
「いや、だってなんか口にしてるよ?君。無意識?」
「えーと無意識で・・・じゃ、なくて!!!じゃあお前は一体何なんだよ!」
「神様。」
・・・即答ですか。
あ〜・・・え〜と・・・とりあえず・・・。
「頭大丈夫デスカー病院行ったらどうデスカー?」
「なんで『ですか』だけがカタカナなんだよ。活字じゃないとツッコめないだろ。」
おお。喋りのいんとねーしょんだけでツッコミしてきやがった。
なかなかやるな・・・・。
「つーかひどくない?正常だよ、俺。」
「だって・・・全然神様っぽくないし・・・黒いし?俺と同じくらいの年だし?」
そうだ。うん。
なんか話しやすいしサ。うん。ぜってー神様じゃねー・・・って言える・・・様な気がする。うん。あくまでも気がするだけだけど。
「そんなに信じないなら・・・う〜ん・・・あ。そだ。」
自称神様は、ぽんっと手を打つと、掌にペンで文字を書き始めた。
・・・マッ●ーペン・・・で。
「おいおいずいぶん所帯じみてるなァ・・・神様。」
「ま、いじゃん。●ッキーペンでも。」
「おおおいっ!!●の位置ちげーよ!!意味ねェよ!●の意味ゼロだよ!!」
もう商品名言っちゃったようなものだ。
・・・ってか言ってるよな?うん。
あれだ・・・なぜマッ●ーペンかっつーと作者がよくベタ塗面倒な時使ってるからだ。
おいおい。筆ペンあるならそれで塗れよってんだが金がもったいないらしい。広い面積は全部それで塗ってるなぁ・・・作者。
「ってか話脱線してるよ?君。」
自称神様は、そう言うと掌に描いた魔方陣のようなものを俺に見せた。
「おおっ!?]
するとそこが光り、自称神様の掌には魔方陣の代わりに、飴玉が・・・二つ。
「・・・なんつーか・・・わざわざ大がかりな魔方陣描かなくてもいーよな。」
神様自らぶっちゃけた。
「まあ・・・せいぜい1個30円くらいだしな・・・。」
「・・・それより、聞いていいか?自称神様。」
「うっわ、自称ってひど・・・。」
「まあまあ・・・で。俺、死んだの?」
「うん。」
わお・・・・。まじかよ?まじで??あー・・・・。いつ死んだんだろ。う〜む。思い出せないっ!!
「車にこう・・・・轢かれて。ご愁傷様〜。」
「・・・で、ここは死後の世界、だと。」
そうだ、本題はそこだよ。
「そう。」
「俺は・・・天国?地獄?」
できれば天国いきてえなあ、うん。まじで。つーか逝かせてください。
「さあ?どっちでもいいんじゃない?」
「・・・はあ?」









つづく