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今の君は・・。〜それでも生きていく。この人と。〜
なぜこんなにも脆い約束なのに

信じてしまうのだろう?

それはきっとまだ彼が恋しく感じるから・・・

棗のあの紙切れの約束を待つ私は
おかしいのだろうか?

「棗・・っ。」

呟く声は部屋に虚しく響いた。

そのとき家のベルが鳴る。

玄関を開けると愛しの棗。

「迎えに来た。・・覚悟できてんだろ?」

「うん・・」

私はずっとこの人と生きていきたい。

優しい棗と共に・・・

荷物を持ち玄関の鍵を閉めた。

「もう戻ってこないんだからな?忘れ物はないか?」

「うん、平気だよ。」

「なら行くぞ。」

「どこまで行くの?」

「行けるとこまで。」

なんともアバウトな返事。

その返答に小さく溜息を漏らす。

「・・怖いか?」

棗の返答に首を横にふる。

それを横目で確認すると棗は続けた。

「俺とおまえは共犯者だ。」

「うん。」


きっとこれからもあたしと彼の旅は

ずっと続くだろう。

行けるとこまでなんて棗は言ったけど

きっと行けるとこなんてないんだ。

たくさんの人を裏切り、傷つけた私たちには

もう行くところなんかない。

それでも一緒に生きていく。

もがき苦しみながら、たくさんの欲を抱えて

生きていくよ・・・。


                            END


−あとがき−

急に終わりにさせちゃいましたが

大丈夫だったでしょうか?(汗)

なつみかんではありますが、あえての中途半端な終わりを

させていただきました。

いつか短編かなにかで続編をかけたらいいなと思ってます。

いつまでも、棗と蜜柑が幸せであったらと願いますね(笑)

では、続編の時まで・・・               里香
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