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| 家庭教師ヒットマンREBORN! お前は此処に生きている? 1/2 |
| 深い深い水の底にいた。 吐き出す泡は水面に消えていく。 ・・・それでお終い。 今生まれて、今死ぬ。 それは存在意義が無いから。 きっと誰かが思った。 これはきっと必要だ。 でも違う誰かが思った。 いいや、これは要らないよ。 存在する意味を見つけた。 でもその意味を否定された。 だから終わった。 ・・・俺も今日はお終いかな・・・。 俺が思った。 俺は今、此処にいるべきだと。 俺が思った。 俺は今、此処にいるべきではない。 だからこの世界での俺は死ぬ。 「この世界」は俺の見ている夢。 だから俺の支配下にあるって・・・言えばいいのかな? だから俺が望めば生まれるし 俺が拒めば消える。 そんなもの。 体がゆっくりと浮かんでいくのが分かる。 水面に近づいて近づいて・・・ お終い。 白い天井が見えた。 寝起きのためにぼやけて見えているのだろうが、一面白いのでは意味が無い。 手首を締め付ける時計をのっそりと確認。 綱吉「うわ・・・ちょっと寝すぎた・・・。」 本当に、本当に仮眠のつもりだった。 最近仕事が詰まっていて眠れなかったから。 起きてからやればいいだろうと・・・。 しかし、起きればこの有様。 嗚呼、あのおっかない家庭教師に殺される・・・。 彼には十年たった今でも頭が上がらない。 しかし彼は感謝の対象でもあり、恐怖の対象でもある。 まあ、頭は上がらないわけで。 そのとき、何かの気配を感じた。 薄々感ずいてはいた。 ボンゴレボス特有の超直感。 なかなか役に立つ能力である。 綱吉「・・・骸、いるんだろ。」 あえて疑問系では無く、肯定した言い方をする。 ほら、当たった。 骸「クフフ・・・良く寝ていらっしゃいましたね。」 部屋の片隅の幸福の木の傍で霧が出る。 徐々に晴れていくとそこには濃紺の長い髪。 赤と蒼のオッドアイ。 変わったかみg・・・あえて触れないでおく。 あまりいいセンスとは言い難い服を格好よく着る彼は常人離れした感じがする。 うん、確かに常人ではないだろう。 綱吉「・・・起こしてくれれば良かったのに・・・。」 骸「いえ・・・最近仕事を溜めて、休めていないのでしょう?人の安眠を邪魔するほど僕は人でなしではありません。」 綱吉「それ、お前が言っちゃうの。」 骸「・・・・・・何か・・・文句でも・・・?」 いつの間にか三叉槍を握っている。 流石にやばいかな・・・と思い話題を変える。 綱吉「そういえば・・・何か用でも?」 骸「ああ、そうでしたね。報告書を出しに着ました。」 綱吉「あ、そう。ありがと。」 骸「・・・・・・・・・。」 そう言うと彼は黙り込んでしまう。 ただ俺をその左右非対称の眼で見ている。 綱吉「・・・?な・・・何だよ・・・。」 骸「次。」 次。の意味が分からず戸惑う。 しかし十年という歳月は人を変えた。 それは俺自身も該当している。 綱吉「・・・・・・ああ、なるほど。次の任務ね。」 やっと理解したというように言う。 骸は尚も俺を見続けている。 目尻が少し下がっているせいかその眼は一見、優しそうにも見える。 ・・・が、その血のような赤の瞳には燃えるような怒りと憎しみが。 深海の如く蒼い蒼の瞳には鋭い光が灯っており、しかし何処か儚い感じが。 もっと笑って欲しいと思った。 顔立ちや容姿は文句の言い様がない。 きっと笑えばもっと綺麗だろう。 そう思って以前骸に言ってみたことがある。 すると確かに彼は笑った。 勿論、綺麗な綺麗な作り笑いを。 彼の心からの笑み。 ただそれが見たいと思った。 冗談の一つや二つで彼は笑うだろうか? 綱吉「ん〜・・・じゃあさ、例えばね・・・マフィア殲滅・・・とか。」 これまた自分でも笑えない冗談を言ったものだと、少し後悔する。 だが彼も冗談と分かっているだろう。 骸「いいですよ。」 静かな声は、確かにそう答えた。 冷や汗が流れ落ちる。 このまま放置したら危険だと思い、すぐさま任務変更を告げる。 綱吉「うっ・・・嘘嘘!!冗談だよ!!」 慌てて言う。 すると骸はまた答える。 骸「分かりました。」 それだけ。 それ以上でもなければそれ以下でもない。 最も分かりやすい答え。 分かってくれたなら、それはそれでいい。 綱吉「じゃあ、この任務お願いしていい?」 今ある任務の中で最も危険な任務だった。 今迄もそうだった。 危険な任務は骸行き。 別に骸を殺したいとかそういうのではない。 これまで嫌な顔一つせずに受け持ってくれたのでこれが自然の流れとも言う。 そして骸はいつもどおりに言う。 骸「分かりました。」 あとがき 友達にバレちゃった黒紫(こくし)だよ!! うん、バレちゃったんだ・・・。 クヘヘ・・・。 ちなみに、今回あまりにも長くなったので二分割しました。 もし宜しければ、そちらの方もご覧くださいませ。 |
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