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絶対可憐☆レボリューション! 番外編 〜女王、皇帝、そして歌姫〜
10年後のあの予知・・・

そう、伊号のあの予知は、僕が薫を撃ってしまうという予知だった。

エスパーとノーマルの戦争を止めることが出来なかった・・・。

要するにバットエンドってところだ。

けど・・・

未来は変わってしまったのだ。

あの5人がエスパーとなったあの日から・・・。



その日、僕は悪夢を見た。

あの予知よりも恐ろしい・・・夢だった。


雲一つない青空、その下は、あちこちに倒壊した街だった。煙もあちこちに漂ってる。



皆本「動くな!!破壊の女王(クイーン・オブ・カタストロフィー)!!いや・・・薫!!」

薫と呼ばれた女性はゆっくり振り向く・・・。

そう、ここまでは伊号の予知と同じだ。

そうだ・・・この未来は変えられるんだ・・・

だから・・・

薫「ブラスターか・・・。この距離なら確実に殺れるね。撃てよ皆本・・・でも・・・あたしがいなくなっても何も変わらない。他の大勢のエスパー達は戦いをやめないよ・・・。」


「そうだ。やめるわけないだろ?」


あれ?向こうの隣の倒壊したビルから誰か姿を現してる。

誰だ・・・この黒髪の美青年は・・・どこかで見たような・・・。

皆本「消滅の皇帝(エンペラー・オブ・エクスティンクション)・・・いや・・・」

まさか・・・まさか・・・

皆本「宙人・・・!!」

その男は黒いコートに黒いダメージジーンズを身につけていた。

皇帝(エンペラー)・・・?

薫「宙人!お前、きらりのとこにいたんじゃねぇのかよ!」

宙人「もちろん・・・でも、俺は・・・」

完全に声変わりをしてしまった宙人。

夢から覚めれば現実の宙人に会える。

今の宙人と、10年後の悪夢の中の宙人は、外見しか面影がない。

どうして・・・

宙人「俺は、きらりのためなら、どんなことしても護ってやる。」

薫「じゃあ早く行けよ!もしかしたら殺されてるかもしれねぇじゃん!」

宙人「でも今はきらりだけじゃない。薫も紫穂も葵も・・・星司ものえるもこべにも、全てのエスパーを護りたいんだ。」

薫「・・・」

まるで、相思相愛の二人みたいだった。

でも・・・今の会話からして、宙人ときらりは結ばれてるのか?

そんな事はいい。とにかく・・・。

皆本「薫!宙人!何をしてる!大人しくこっちに来るんだ!!早く!!」

宙人「うるさい!!」

皆本「宙人・・・?」

薫「宙人、やめてよ・・・」

皆本「頼む!!皆を止めてくれ!!こんな事したって何もならない!お前達だって分かってるはずだ!!」

薫「ゴメン皆本・・・何もかも遅かった・・・」

薫はスッと手を伸ばして・・・そこから光が現れた。

薫「知ってる?皆本・・・あたしさ―――」

宙人「!!バカ!!よせ薫!!!」

皆本「やめろ薫――――!!!!!」

そう、サイコキネシスでブラスターを操って・・・

―――大好きだった。愛してる。

その言葉を残して・・・その時だった。



「だめ薫!!!」

ドンッッッ・・・・・――――

続いてもう一発・・・。

ドンッッッ・・・・・――――

え、今のは・・・・!?


その場でゆっくり倒れる薫。しかし、皆本と薫の距離の間から、一人の女性が倒れていた。

薫「・・・き・・・らり・・・?」

皆本「・・・破滅の歌姫(ディーヴァ・オブ・ルイン)・・・きらり・・・?どうして・・・?」

きらり「ごめん・・・ね、薫を・・・助けたかったのに・・・護れなくて・・・死なせちゃったよ・・・。」

皆本「・・・・・っ」

きらり「本当・・・情けない・・・な・・・。宙人くん・・・大好き・・・だった・・・。愛してるよ・・・・最後に・・・会えるなんて・・・あたし・・・」

薫「・・・・・・」


そのまま二人は、再び目を覚ますことはなかった。



宙人「・・・いつもそうだった・・・」

突然宙人は口を開いた。

宙人「未来を変えるといいながら実際は変えられなかった。兵部少佐の言うとおりだ。ノーマルは皆俺らのようなエスパーを嫌う。化け物扱いするんだ。」

皆本「宙人・・・」

宙人「口ばっかのノーマル、所詮エスパーの気持ちなんかこれっぽっちも分かってねぇじゃねぇかよ!!」

皆本「宙人!!」

宙人「皆本さんだけは信じてたのに!!どうして銃なんか薫に突き出すんだ!!あんなのさえなければ・・・あの予知通りには!!」

皆本「僕だってあの予知は信じたくなかった!!変えたかった!!」

宙人「過去形ばっかで「絶対」の言葉なんか何もなかった!!予知はほとんど防げなかった!」

すると突然・・・体が熱くなった。

宙人「薫の能力のせいとは言え予知を防げなかった罰だ!!」

どんどん熱くなる・・・これは・・・


ボォォォォ・・・・―――――

宙人「愛する女・・・薫の所に逝かせてやるよ・・・!」

もう・・・あの悪夢の中の宙人は宙人じゃなかった。

まるで・・・・・

アイツ(兵部京介)だ・・・・。





ここで夢から目覚めた。この悪夢は、幻か、忠告か・・・。


冷や汗だらけだった。時刻はAM4時23分。まだ3人は寝てる時間だ。


やけに喉が渇く。原因は悪夢か、それとも――――



そんなことをさせてたまるもんか・・・。


こうなったら、あの悪夢が新しい予知だとしても


悪夢の中の3人のようにさせてたまるもんか


僕は意地でもエスパー達を護ってみせる。








=あとがき=

やたらとキャラが違いますね(汗)しかも10年後ってことは宙人ときらりは25歳です。
おぉ。なかなかの年齢だ(え)
絶チルのコラボ小説でこんなにきらレボのキャラ(特に宙人)が恐ろしくなるのでしょうかね?書いてて思ったのですが・・・。

エスパーとノーマルの戦争は芸能人であろうと関係ないだろうなぁ。そう思うと少し悲しいですが皆本さんなら、8人を護ってくれるでしょう。後、また別バージョンで番外編あるかも。
ちなみに何故宙人が皇帝できらりが歌姫なのかは単なる思いつきです。
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